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中間試験 ~chu‐kan shiken ➀
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10月。
初日から生徒会選挙、その2週間後に総会…と、いきなり行事に追われる羽目になったとしても、この時期になると中間試験はどうしてもある。
日時的には総会の前なので、役員であるわたしたち5人ははっきり言って勉強する時間が他の生徒よりもグッと短い。
総会までには、新しい校則とその説明の発表と、改めて執行部に選抜された挨拶も考えないといけない。
ま、それは適当でいいんだけど。
それから生徒に配布する広報の創刊号の構成とか…
しばらくは本当に毎日生徒会室に残って仕事するって生活になりそうだった。
帰りが遅くなるとママに怒られるので生徒会の仕事でって言うと、すんなり認めてくれた。
でもそれは、寄り道も出来ないでまっすぐ家に帰るという淡泊な放課後を考えると、むしろ今のわたしには刺激的で良いのかもしれないな。
「恋愛の自由…か…」
自室のデスクに着いて、シャーペン片手に頬杖をつきながら参考書を読んでいた、深夜11時。
生徒会の仕事はもちろんだけど、試験の勉強だって怠らない。だけど、この度の生徒会に関与してから、何か考え事が増えてしまったような気がする。
でもその全ての原因はわかってる。
桐生珪、何もかもアイツのせいなのよ!
とりあえず校内でなければ恋愛はしていいって事になる予定みたいだけど…。
でもどうして桐生珪はそんなつまらない校則なんて提案したのかな。
やっぱり選挙に当選する為に、一般生徒たちにウケの良い事を言っただけ?
或いは、あの容姿を武器に堂々と女子の人気を取ろうって魂胆?
可決されれば総会の翌日から施行されるこの校則。
一応それまではまだ禁止……
「ぁ…」
わたしは桐生珪に生徒会室でされた事を思い出した。
触れられた唇に指をあてる。
「……………っ」
あの時の記憶が蘇り、再び胸がドキドキとしてきた。
アイツ、あんなふざけた真似なんかして、結局わたしを校則違反って脅す為にやったんだ!
結局、選挙もマニフェストもペースもアイツの方が一枚上手だった。
なのにキスまでして、わたしを脅すなんて…!
ずっと桐生珪の事が頭から離れない。
試験勉強の為に広げた参考書も、1時間以上経った今も未だ1ページもめくらないままになっていた。
アイツの上に立つには、後は試験の結果しかない。
そうよ、わたしにはわたしの目標ってものがあるのよ。
内申の為の生徒会執行部にはちゃんと入れた。
後は進学の為の勉強さえ頑張ればいい。
生徒会の仕事だって前年度を参考に、同じようにこなせばいいのよ。
…そう、思っていた。
__翌日の放課後。
「…ふぁ…」
つい出てしまった小さなあくびを手で覆う。
この頃試験勉強なのもあるけど、夜なかなか眠れない。
「副会長、大丈夫か?」
向かいの長机に座る書記の更科がわたしのあくびに気付いたのか、声をかけた。
コイツも一応先輩なんだけど、尊敬の眼差しは一切ない。
あくまでも、ただの書記。
呼ぶ時だけは、先輩。
「大丈夫です」
時計を見ると、既に18時を回っている。
「テストも近いし、後は帰ってやる事にしよう。
じゃあみんな、また明日」
桐生珪の一声で、みんな机の上を片付けて帰る支度を始めた。
試験週間には入っている。
広報はある程度進めて、試験が終わった後に仕上げればいい。
わたしも帰る支度をした。
初日から生徒会選挙、その2週間後に総会…と、いきなり行事に追われる羽目になったとしても、この時期になると中間試験はどうしてもある。
日時的には総会の前なので、役員であるわたしたち5人ははっきり言って勉強する時間が他の生徒よりもグッと短い。
総会までには、新しい校則とその説明の発表と、改めて執行部に選抜された挨拶も考えないといけない。
ま、それは適当でいいんだけど。
それから生徒に配布する広報の創刊号の構成とか…
しばらくは本当に毎日生徒会室に残って仕事するって生活になりそうだった。
帰りが遅くなるとママに怒られるので生徒会の仕事でって言うと、すんなり認めてくれた。
でもそれは、寄り道も出来ないでまっすぐ家に帰るという淡泊な放課後を考えると、むしろ今のわたしには刺激的で良いのかもしれないな。
「恋愛の自由…か…」
自室のデスクに着いて、シャーペン片手に頬杖をつきながら参考書を読んでいた、深夜11時。
生徒会の仕事はもちろんだけど、試験の勉強だって怠らない。だけど、この度の生徒会に関与してから、何か考え事が増えてしまったような気がする。
でもその全ての原因はわかってる。
桐生珪、何もかもアイツのせいなのよ!
とりあえず校内でなければ恋愛はしていいって事になる予定みたいだけど…。
でもどうして桐生珪はそんなつまらない校則なんて提案したのかな。
やっぱり選挙に当選する為に、一般生徒たちにウケの良い事を言っただけ?
或いは、あの容姿を武器に堂々と女子の人気を取ろうって魂胆?
可決されれば総会の翌日から施行されるこの校則。
一応それまではまだ禁止……
「ぁ…」
わたしは桐生珪に生徒会室でされた事を思い出した。
触れられた唇に指をあてる。
「……………っ」
あの時の記憶が蘇り、再び胸がドキドキとしてきた。
アイツ、あんなふざけた真似なんかして、結局わたしを校則違反って脅す為にやったんだ!
結局、選挙もマニフェストもペースもアイツの方が一枚上手だった。
なのにキスまでして、わたしを脅すなんて…!
ずっと桐生珪の事が頭から離れない。
試験勉強の為に広げた参考書も、1時間以上経った今も未だ1ページもめくらないままになっていた。
アイツの上に立つには、後は試験の結果しかない。
そうよ、わたしにはわたしの目標ってものがあるのよ。
内申の為の生徒会執行部にはちゃんと入れた。
後は進学の為の勉強さえ頑張ればいい。
生徒会の仕事だって前年度を参考に、同じようにこなせばいいのよ。
…そう、思っていた。
__翌日の放課後。
「…ふぁ…」
つい出てしまった小さなあくびを手で覆う。
この頃試験勉強なのもあるけど、夜なかなか眠れない。
「副会長、大丈夫か?」
向かいの長机に座る書記の更科がわたしのあくびに気付いたのか、声をかけた。
コイツも一応先輩なんだけど、尊敬の眼差しは一切ない。
あくまでも、ただの書記。
呼ぶ時だけは、先輩。
「大丈夫です」
時計を見ると、既に18時を回っている。
「テストも近いし、後は帰ってやる事にしよう。
じゃあみんな、また明日」
桐生珪の一声で、みんな机の上を片付けて帰る支度を始めた。
試験週間には入っている。
広報はある程度進めて、試験が終わった後に仕上げればいい。
わたしも帰る支度をした。
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