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「告白しようにも、恋愛を禁止されてるんじゃあそれも出来ない。
だから生徒会長になって、その禁止令を解除しようと思ったんだ」
まっすぐに向けられた桐生珪の眼差し。
目と目が合ったまま、離せない。
「だけど、恋愛禁止令を解除するという事は、オレだけじゃない他の生徒も自由になるという事だ。
そうなると、オレや榊に声をかけてくる奴だって出てくる。
…それって結構面倒くさいよな」
実際、禁止令解除を待ちわびて告白をした女子がいた。
それが面倒で、禁止令をそのままにしたってのはわかった。
「そしたら都合よく、榊も執行部に入ったじゃん?
この誰も入って来れない生徒会室なら、そんな校則あってないようなものだ」
「でも、生徒会はアンタとわたしだけじゃ…」
「カギを持ってるのは、オレと榊だけだよ」
「あ…」
桐生珪の考えてる事が、ようやくわかった。
わたしとここで、秘密の恋愛をしようって事だったんだ…!
わたしの事が、好き…?
異性に告白された事自体は初めてじゃない。だけど全く魅力も感じる事が出来ず、だいたいすぐに断りを入れて、はいおしまい。
だけど、今回は…不思議な気持ちだった。
嫌いなのに、ムカつく奴なのに、すぐに断る言葉が出て来ない。
「榊はどう思ってる?
オレの事」
「…き、嫌いに…決まってるじゃないっ」
今までライバル視してた奴なのに、急にそんな目で見れるわけないじゃないの!
好き…
桐生珪がわたしを好き…
そもそも、そんなの信じられるわけないでしょ!!
「…素直じゃないなぁ。
ここじゃあ本音を言っていいんだって」
「本音を言ってるじゃない!」
胸がドキドキして騒がしい。顔も何だか熱を帯びてきた気がする。
わたし、どうしちゃったのっ
身体もソワソワして落ち着かないの。なんでこんなに動揺しちゃうのよっ
なんでこんなにドキドキしちゃうの!?
目を伏せて桐生珪から視線を反らした。
わたしは恋愛を禁止されてるから断ったわけじゃない。本当に嫌なら、誰かに言いふらして桐生珪を校則違反にする事だって出来る。
でも、そんな事をつもりもない。
その理由も…自分ではわからない。
「いいよ、オレ待つから」
「えっ」
「榊が素直に、オレに本音を言ってくれるまで待つから」
「だから本音って…っ」
「ずっと待ってる」
「………………っ」
変な気持ち。
嫌なんだけど嫌じゃない。
何なんだろう。
「でもさ」
そう言ってイスから立ち上がった桐生珪は、わたしの手も引いて立ち上がらせた。
そして…ギュッとわたしの身体を抱きしめたんだ。
「ちょ…っ」
「せめてこれぐらいは、させてくれよな」
「………………っ」
嫌なのに、嫌じゃない。
密着する身体から桐生珪のぬくもりが伝わり、すごく…心地よかった。
「榊……好きだよ」
(桐生 君…っ)
__家に帰ってからは教師選択システムの具体案を早く文書化しないといけない為、すぐに部屋に閉じこもって始めた。
…教師を選択出来るって事は、人気の教師に生徒が片寄るわけだから…教室に入れる席の数も限りがあるし……
考えながら、あの時あった後の事を頭の中で思い出した。
_『待ってる』
そう言ってわたしを抱きしめた桐生珪。
そのぬくもりが心地よくて、抗う事もせず身を任せていた。
そして抱きしめた腕を解いた桐生珪は、わたしの肩に手を触れ、唇を…
「…………っ」
胸の奥が再びドキドキと高鳴り身体がソワソワとし始めた。
わたしをからかってあんな事をしたんだと思った、最初のキス。
だけど今日は…わたしを好きだなんて言ってのキス。
桐生珪が、わたしを好きだなんて…
でも一体いつから、好きになってくれたんだろ。
わたしは、試験で抜かれた時からようやく桐生珪を知り始めたぐらいなのに…。
だから生徒会長になって、その禁止令を解除しようと思ったんだ」
まっすぐに向けられた桐生珪の眼差し。
目と目が合ったまま、離せない。
「だけど、恋愛禁止令を解除するという事は、オレだけじゃない他の生徒も自由になるという事だ。
そうなると、オレや榊に声をかけてくる奴だって出てくる。
…それって結構面倒くさいよな」
実際、禁止令解除を待ちわびて告白をした女子がいた。
それが面倒で、禁止令をそのままにしたってのはわかった。
「そしたら都合よく、榊も執行部に入ったじゃん?
この誰も入って来れない生徒会室なら、そんな校則あってないようなものだ」
「でも、生徒会はアンタとわたしだけじゃ…」
「カギを持ってるのは、オレと榊だけだよ」
「あ…」
桐生珪の考えてる事が、ようやくわかった。
わたしとここで、秘密の恋愛をしようって事だったんだ…!
わたしの事が、好き…?
異性に告白された事自体は初めてじゃない。だけど全く魅力も感じる事が出来ず、だいたいすぐに断りを入れて、はいおしまい。
だけど、今回は…不思議な気持ちだった。
嫌いなのに、ムカつく奴なのに、すぐに断る言葉が出て来ない。
「榊はどう思ってる?
オレの事」
「…き、嫌いに…決まってるじゃないっ」
今までライバル視してた奴なのに、急にそんな目で見れるわけないじゃないの!
好き…
桐生珪がわたしを好き…
そもそも、そんなの信じられるわけないでしょ!!
「…素直じゃないなぁ。
ここじゃあ本音を言っていいんだって」
「本音を言ってるじゃない!」
胸がドキドキして騒がしい。顔も何だか熱を帯びてきた気がする。
わたし、どうしちゃったのっ
身体もソワソワして落ち着かないの。なんでこんなに動揺しちゃうのよっ
なんでこんなにドキドキしちゃうの!?
目を伏せて桐生珪から視線を反らした。
わたしは恋愛を禁止されてるから断ったわけじゃない。本当に嫌なら、誰かに言いふらして桐生珪を校則違反にする事だって出来る。
でも、そんな事をつもりもない。
その理由も…自分ではわからない。
「いいよ、オレ待つから」
「えっ」
「榊が素直に、オレに本音を言ってくれるまで待つから」
「だから本音って…っ」
「ずっと待ってる」
「………………っ」
変な気持ち。
嫌なんだけど嫌じゃない。
何なんだろう。
「でもさ」
そう言ってイスから立ち上がった桐生珪は、わたしの手も引いて立ち上がらせた。
そして…ギュッとわたしの身体を抱きしめたんだ。
「ちょ…っ」
「せめてこれぐらいは、させてくれよな」
「………………っ」
嫌なのに、嫌じゃない。
密着する身体から桐生珪のぬくもりが伝わり、すごく…心地よかった。
「榊……好きだよ」
(桐生 君…っ)
__家に帰ってからは教師選択システムの具体案を早く文書化しないといけない為、すぐに部屋に閉じこもって始めた。
…教師を選択出来るって事は、人気の教師に生徒が片寄るわけだから…教室に入れる席の数も限りがあるし……
考えながら、あの時あった後の事を頭の中で思い出した。
_『待ってる』
そう言ってわたしを抱きしめた桐生珪。
そのぬくもりが心地よくて、抗う事もせず身を任せていた。
そして抱きしめた腕を解いた桐生珪は、わたしの肩に手を触れ、唇を…
「…………っ」
胸の奥が再びドキドキと高鳴り身体がソワソワとし始めた。
わたしをからかってあんな事をしたんだと思った、最初のキス。
だけど今日は…わたしを好きだなんて言ってのキス。
桐生珪が、わたしを好きだなんて…
でも一体いつから、好きになってくれたんだろ。
わたしは、試験で抜かれた時からようやく桐生珪を知り始めたぐらいなのに…。
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