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「…………へぇ…。
これは僕に対するあてつけかな?
それとも、挑発のつもりだったりして」
何の事を言っているのかわからなかった。
てっきりそのまま高梨さんに身体を晒しちゃうのだと思っていたから、目も閉じて覚悟していた。
だけど高梨さんはその手を止めて、何かに気付いたみたいだったのだ。
「僕が思ってたよりも、随分やり手な彼氏なんだね。
所有物…とでも、言いたかったのかな?」
高梨さんは私の晒された鎖骨部分に指でスーッと撫でた。
…あ、まさか。
私は頭を上げて、自分の晒された肌を見てみた。
「ぁ……//」
高梨さんが気付いて指でなぞった部分には、勇さんが付けたキスマークがあった。
それは以前仕事のお昼休みに、アパートに帰って勇さんとエッチした時のものだ///
今まさに襲われようとしている時なんだけど、恋人に付けられたキスマークを見られるのは、それはそれで恥ずかしい。
2人だけの愛の証みたいなので付けられるのは嬉しいけど、誰かに見せるものじゃないもんね。
「……そう。いいよ別に。
それならそれで、こっちにも考えがある」
そう言うと、高梨さんは今指でなぞった私の肌にキスをした。
唇の優しい刺激にゾクっとしたかと思うと、今度はチクッとした痛みが走る。
「なっ、何で…っ」
キスマークを付けてるんだ!
高梨さんは1つだけじゃない、2つ3つと、どんどん私の肌にキスマークをつけていった。
どうして、そんな事…?
「……できた。
僕の方が数が多いよ。
これを優の彼氏が見たら…何て言うだろうね」
「…………………っ!」
高梨さんは乱れた襟のボタンをとめ、晒された肌を元のように戻した。
それから乗っていた私の身体から下りて、優しく私を起こしてくれた。
「ちょっと取り乱しちゃったね。
名残惜しいけど、今日はこれでおしまいにするよ」
「………………っ」
「車で送っていくね。
また駅まででいいのかな?」
高梨さんは私の身体にキスマークを付けただけで、それ以上は何もしなかった。
だけど…
こんな身体、勇さんには絶対見せられない……っ!!
「またいつでも僕に会いたくなったら連絡して。
待ちきれなくて、僕からしちゃうかもしれないかな。
さぁ、行こうか」
「……………………」
手を引かれ、私は高梨さんの家を出た。
…返すハズのシュシュを、髪に結わえたまま。
これは僕に対するあてつけかな?
それとも、挑発のつもりだったりして」
何の事を言っているのかわからなかった。
てっきりそのまま高梨さんに身体を晒しちゃうのだと思っていたから、目も閉じて覚悟していた。
だけど高梨さんはその手を止めて、何かに気付いたみたいだったのだ。
「僕が思ってたよりも、随分やり手な彼氏なんだね。
所有物…とでも、言いたかったのかな?」
高梨さんは私の晒された鎖骨部分に指でスーッと撫でた。
…あ、まさか。
私は頭を上げて、自分の晒された肌を見てみた。
「ぁ……//」
高梨さんが気付いて指でなぞった部分には、勇さんが付けたキスマークがあった。
それは以前仕事のお昼休みに、アパートに帰って勇さんとエッチした時のものだ///
今まさに襲われようとしている時なんだけど、恋人に付けられたキスマークを見られるのは、それはそれで恥ずかしい。
2人だけの愛の証みたいなので付けられるのは嬉しいけど、誰かに見せるものじゃないもんね。
「……そう。いいよ別に。
それならそれで、こっちにも考えがある」
そう言うと、高梨さんは今指でなぞった私の肌にキスをした。
唇の優しい刺激にゾクっとしたかと思うと、今度はチクッとした痛みが走る。
「なっ、何で…っ」
キスマークを付けてるんだ!
高梨さんは1つだけじゃない、2つ3つと、どんどん私の肌にキスマークをつけていった。
どうして、そんな事…?
「……できた。
僕の方が数が多いよ。
これを優の彼氏が見たら…何て言うだろうね」
「…………………っ!」
高梨さんは乱れた襟のボタンをとめ、晒された肌を元のように戻した。
それから乗っていた私の身体から下りて、優しく私を起こしてくれた。
「ちょっと取り乱しちゃったね。
名残惜しいけど、今日はこれでおしまいにするよ」
「………………っ」
「車で送っていくね。
また駅まででいいのかな?」
高梨さんは私の身体にキスマークを付けただけで、それ以上は何もしなかった。
だけど…
こんな身体、勇さんには絶対見せられない……っ!!
「またいつでも僕に会いたくなったら連絡して。
待ちきれなくて、僕からしちゃうかもしれないかな。
さぁ、行こうか」
「……………………」
手を引かれ、私は高梨さんの家を出た。
…返すハズのシュシュを、髪に結わえたまま。
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