発達障害の長男と母としての私

遥彼方

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長男がくれた宝物

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こんにちは。
2018年10月現在の遥彼方です。
このエッセイをお読み下さり、また投票してくださった方々、本当にありがとうございます。
正直、大賞には参加いたしましたが上位にいくなんて思ってもみず、びっくりしております。


現在の長男は中学三年生。来年は高校生です。

田舎ですから幼稚園から中学校まで全く同じメンバーでやってきました。ですが、高校でははじめて誰も知り合いのいない状態になります。
正直、ドキドキしてます。大丈夫、きっとそれなりに上手くやる、という思いと、ぼっちだったらどうしよう?という思いとがあります。まあ、ぼっちでも本人が苦しくなければ問題ないのですが。

まあそれは、なってみなければ分かりません。今から私が心配してもどうしようもないこと。そもそも高校生ともなれば親がどうこう言うことでもありませんから、そっと見守ろうと思っています。

さて、久しぶりの更新ですが。
下さった感想とレビューを見て、私、このエッセイにマイナス面ばっかり書きすぎたかな、とちょっと反省。

だってですね。
プラスのものだって沢山もらってるんです。

長男と散歩した帰り道の夕陽は、普段よりもとても綺麗でした。

「あれ何? これ何? なんで、どうしてこうなの?」
って聞かれるたびに、そういえばこれって何だろう、どうしてだろうって考えました。

空が曇ってきたら雨が降る。
お天気のいい日はたんぽぽの綿毛はふわふわなのに、お天気の悪い日は寝てる。

子供ならではの素朴な疑問。一緒になって考えたら、世界が変わって見えた。
当たり前の日常がとてもキラキラしていて、不思議に満ち溢れていて、ワクワクする世界に変わりました。

小さなことにも感動しました。

私が風邪をひいたとき、「大丈夫?」の一言にめちゃくちゃ感動しました。
なにせ小さい頃は風邪で寝込んでいると、私の上によじ登って遊ぶわ、頭を叩いて痛いとうなる反応を楽しむわ、遊べと言って起こすわ、散々だったんです。
そんな長男が心配してくれるなんて!!

普段は次男に冷たい長男でしたが、他所の子が次男に意地悪をすると怒りました。
それも嬉しかった。この子はちゃんと次男のことが好きなんだなってほっとしました。

今現在、苦しい、大変だ。これからどうなるのかが見えない。
そんなあなた。

努力が全部報われるとは限りません。思いが全て通じるとは限りません。

でも、私が長男に向き合った努力と、長男へ向けた思いは、全部ではないけど届いた。
届いていい方向へ進めた。

一生懸命の思いは、ちゃんと届いた。
努力は無駄じゃなかった。

だからきっと、あなたの努力や思いも、届きます。

目に見える変化でなくても。反応が返ってこなくても。
何か月か先、何年か先、小さな変化や反応として返ってくる。

そう思っています。

気休めの言葉かもしれないけど。単なる綺麗ごとかもしれないけど。

きっと届く。
そう信じています。

頂いたご感想に、私のことを凄いとか、眩しいとか、立派だとかありますけど。

違いますよ!!

頭にきて手を上げたこともあるし、長男の前で感情剥き出しで大泣きしたこともあるし、殺意さえ持ったことさえありますよ!
上手く出来たことばかりじゃないです。うまく長男の感情を処理してやれなくて、頭ごなしで叱ったり、力で封じ込めてしまったり、ほったらかしたことだってあります。

当たり前でしょ? 人間なんですから。

そんな私でも、今現在、長男と良好な関係を築けています。
もしかしたら、長男が折れてくれてるだけかもしれないけれど(笑)

発達障害の子供でも、そうでない子でも、子育ての基本は同じ。皆、子育てには四苦八苦して、大変な思いをしてる。
けど、それと同じくらいの宝物をもらっています。

私は長男の母親で本当によかったと思ってますし、他の子だって同じ。この子たちの母親でよかった。夫と出会ってよかった。姑と舅と一緒でよかった。

長男と全力で向き合った日々は、確実に私の宝です。
私は長男の母親で本当に良かったです。
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