愚かな王太子に味方はいない

遥彼方

文字の大きさ
8 / 8

悪女の真実と覚悟

しおりを挟む
 嫌い。嫌い。大嫌い。
 大人も子どもも。男も女も。父も母も。
 あたしは人が嫌い。怖い。気持ち悪い。

 だけど誰よりも、誰よりも。
 あたしは、あたしが大嫌い。


 あたしはマノン。ただのマノン。
 日雇い労働の父さんと、元娼婦の母さんの子ども。平民の中でも、あんまりお金のない家に生まれた。体の弱い弟がいたから、余計にお金がなかった。だけど父さんも母さんも、あたしを愛してくれていて、弟は可愛かった。
 よく覚えてないけど、貧乏でも、それなりに幸せだったんじゃないかなと思う。

 ううん。それはあたしの願望で、本当は生まれた時から歪んでたのかも。
 だってあたしは悪魔の子。魅了の魔法を持ってたから。

 魔力があるとか魔法が使えるとか、魔道具を使うか魔法使いに見てもらわなきゃ分かんない。どっちにしてもお金がいるし。だから普通の平民、とりわけうちみたいに貧乏な平民は、魔力があって魔法が使えるかどうかなんて知ることができない。

 だからあたしも両親も、周りの人も、誰も意味分かんなかった。

 どうして誰もがあたしをちやほやしようとするのか。
 どうして誰もがあたしに気に入られようとするのか。
 どうして誰もがあたしを‥‥‥。

 熱っぽい目で見るのか。
 触ろうとするのか。

 自分のものにしたがるのか。

 大きくなっていくにつれ、あたしに向けられる周りの感情が、変になっていった。

 道を歩くと、やたらと誘拐されそうになる。母さんとしっかり手を繋いでいるのに、隙を見て引っ張られたり。通行人のおじさん、露天商のおじさん、若い男の人も、やけに変な目であたしを見てくる。
 同年代の男の子だって、あたしと手を繋ぎたがって、触りたがる。

 嫌い。怖い。気持ち悪い。

 嫌なのにお前が誘ったんだと言われる。違うと言っても信じてくれない。

 あたしは外を歩くのが怖くなった。父さんと母さんは仕事があるから、家で弟と二人で過ごすようになった。
 だけどある日、家に近所のおじさんがやってきた。熱っぽい目であたしを見て、手を伸ばして、触ってきた。

「やだぁぁぁああ!」

 あたしは泣き叫んだ。弟も大声で泣いた。そこへたまたま父さんが早く帰ってきて、おじさんをあたしから引き剥がして殴った。血が出るまで殴った。

 近所の人たちが騒ぎを聞きつけて集まった。おじさんは言う。

「あいつが悪い!」

 近所の人たちも言った。

「あの子といると変になる。あれは魔女だ!」

 あたしたち家族は、そこに住めなくなった。

 逃げるように家を出て、別の家に落ち着いて。また騒ぎになって、家を出る。
 弟は前より熱を出すようになった。お金は前よりなくなった。どこにも落ち着けない。父さんと母さんはとても疲れて、よく喧嘩をするようになった。

 ごめんなさい。あたしが悪魔だから。魔女だから。ごめんなさい。

 そんな時、ちょび髭の貴族がやってきた。父さんと母さんの生活と、弟の薬代を出してあげるから、あたしを養子にしたい、と。
 あたしは、ちょび髭の貴族――トリュフォー男爵の養女になった。

 そしてあたしは、はじめて知った。あたしは魅了魔法を使えることを。
 周りの人を変にしていたのは、無意識に魅了魔法を使っていたからだということを。

 男爵はあたしにいい服を着せ、礼儀作法を習わせ、魔法の練習をさせた。特に魅了魔法の制御の練習は厳しかった。できなければ鞭で打たれた。言葉遣いも仕草も、もっと男を誘うようにと。服は胸を強調するもの。宝石は派手に。化粧は濃いものを。

 ある程度こなせるようになったら、あたしを社交界に連れ出した。
 パーティーであたしは、男爵の命令通り、練習した魅了魔法を色んな貴族令息にかけた。あたしの魅了魔法はとても強い。貴族令息たちはあたしの操り人形になった。

 誰かに魅了魔法をかけて、誰かの心を壊すたび。あたしの中で何かが壊れた。大切な何かが死んだ。
 だけどあたしに拒否権はない。嫌だと言ったら、家族は‥‥‥。

 父さんと母さんの生活を壊したのはあたし。弟の体を壊したのはあたし。
 だからあたしの心が壊れるくらいどうってことない。悪いのはあたし。

「次のターゲットはこの男だ」

 シモン・オベール・ド・ゴール。この国の王太子。
 あたしは震えた。王太子は今までのターゲットとはわけが違う。破滅の音がする。

 ああ、でも、今さらか。
 どうせあたしは壊れてる。心が死んでる。

「分かりました。その代わり、両親と弟に一生困らないお金をあげて、どこか遠くで暮らさせてください」
「いいだろう。十分な金を持たせて隣国に移住させてやる」

 そしてあたしは、次のパーティーで王太子に魅了魔法をかけた。

**

 容姿も剣も頭も凡庸で、愚直で陰気な王太子。それが世間一般の王太子の評価。
 だけどあたしの第一印象は違った。

 強くて怖くて優しい人だと思った。静かな灰色の目が全てを見透かしていて、だけどあたしと同じ匂いがした。

 なんとなくこの人に魅了魔法はかけたくないと思った。でも家族のためにかけなくちゃいけない。
 距離が近い方がかかりやすいから、あたしは挨拶を装って、王太子に近寄った。

「‥‥‥っ」

 魅了魔法をかけると、灰色の目を微かに見開いて、あたしに視線を合わせた。失敗した!
 慌ててもう一度、今度はもっと強く魔法をかけた。王太子は無表情のままあたしから視線を外して、何事もなかったように他の貴族と談笑を交わした。
 ちゃんとかかったら目や表情が少しぼんやりするし、あたしの命令を待ってからじゃないと動かない。また失敗した。

 嘘でしょ。これでもきかないなんて。

 魔法抵抗は感じなかったから、魔法耐性や魔道具で防いだんじゃない。自分の意思だけで跳ね返したんだ。なんて強い人なんだろう。

 終わった。
 あたしは血の気のひいた顔をなんとか取り繕って、そっとパーティー会場を抜け出した。中庭に出たところで。

「待て。マノン・トリュフォー男爵令嬢。俺と取引をしないか」

 王太子に呼び止められた。

「何のことでしょお?」

 男爵に仕込まれた甘ったるい声で、あたしはすっとぼけた。

 どうしよう。どうしたらいい?
 取引って何? 何を考えてんの?

 どうやったら、家族が危なくなくなる?

 父さんと母さんと弟の顔が浮かんだ。
 あたしがドジを踏んだら、男爵は家族をどうするだろう。
 男爵に逆らった人たちがどういう道を辿ったか、あたしは知ってる。男爵が見せたから。嫌だと目をそらしても、あたしの髪を掴んで無理矢理見せたから。

 ひどい暴力を。ひどい破滅を。ひどい絶望を。
 逆らったらお前も、お前の家族もこうなるんだぞ、と言って。

 男爵に壊されて、ぴくりとも動かなくなった人の虚ろな目を見て、あたしは思った。
 あたしとおんなじ目をしてるって。

「君の家族は必ず助ける。価値のない俺の命ではなく、弟の名にかけて」

 今。あたしの前に立つ王太子の目を見て思った。
 この人も一緒だ、って。

 だからあたしは王太子の手を取った。


**

 ごめんね、シモン様。
 あの時あたしと同じだって思っちゃって。
 あたしの破滅に付き合わせちゃって。

 あんたはあたしとは違う。
 あんたはまだ、壊れてない。死んでない。

 だってあんた、分かってる?
 あんたが婚約者を見ている時。あんたが弟を見ている時。従者と言い合ってる時。
 あんたの目には、希望の光があって、優しさがあって、決意があるんだよ。

 だからあんたは壊れなくていい。破滅するのは、あたしだけだ。あんたとの取引は成立しない。
 あんたを共犯者にはさせない。罪を犯すのはあたしだけだ。

「隣国に向かう男爵の馬車が、ヴァスール公爵令嬢によって襲撃された。君の家族は無事に保護されたぞ」

 シモン様から報告を受けた後。

「ごめんね」

 あたしはシモン様の隙をついて、今までにないくらい強い魅了魔法をかけた。

 シモン様はあたしと浮気してるふりをして、婚約者に冷たくして、弟と他人みたいに接して、従者を遠ざけて。ものすごくすり減ってる。
 それでも誰か他の人がいたら絶対に油断しないけど。共犯者だったからかな。あたしと二人きりの時はほんのちょっとだけ、気を抜く瞬間があるんだ。

 魅了魔法は意思の強い人にはかかりにくい。
 でもあたしはずっと訓練を受けてたから、どんなに意思の強い人だって操れた。男爵のひどい拷問に耐えた人でさえ、あたしの魅了魔法には逆らえなかった。
 悔しくて恨めしいことに、一番かけたい男爵本人は魔道具を肌身離さず持っているから、操れなかったけど。

 執務机に向かって、ぼうっと動きを止めたシモン様にあたしは囁いた。

「キスして」

 シモン様の豆で硬くなった両手があたしの頬を優しく掴んで、少し冷たい柔らかい唇がおでこに触れた。

 ――成功、した。

 正気のシモン様なら絶対にこんなことしない。二人だけの時、シモン様はあたしに指一本触れない。
 それはシモン様の真面目さでもあるし、婚約者への一途な愛でもあるし、本当は男嫌いのあたしへの配慮でもある。

「‥‥‥っ、仕事に戻って」

 色んなものが溢れそうになったあたしは、シモン様から離れた。気持ち悪い男たちにキスはたくさんされたけど、こんなに優しいキスは知らない。

 しっかりして。あたしに泣く資格はない。

 ぎゅっと目をつぶって、あたしはおでこに手を当てた。この優しさと冷たさを忘れたくなかった。今だけは許してよ。

 どれくらいそうしていただろう。
 ずっと心地よく響いていたシモン様のペンの音がぴたりと止んだ。

「どうしましたぁ? シモン様」

 まさかと思うけど、魅了魔法が弱まったのかとシモン様の様子を探る。

「いや。何でもない」

 シモン様はぼんやりとした顔と目で、再びペンを走らせた。

 難しいところでもあったのかな?

 しばらく注意深く様子を見ていたけど、不審なところはなさそうだった。もう大丈夫。

「シモン様ぁ。私飽きちゃったから帰りますね」
「ああ。政務があるから送れないが」
「大丈夫ですぅ」

 あたしはシモン様を残して執務室を出て、離宮に向かった。

「マノン・トリュフォー男爵令嬢」
「あら。ベネディクト様。ごきげんよう」

 良かった。声をかけてくれた。
 あたしはほっとした。あたしはシモン様みたいに人の動きを予測するとか、狙い通りに動かすとかできないから。会えますようにって祈りながら来ただけだった。

「君に名を呼ばれるいわれはない」

 シモン様の弟は、硬い声と冷たい表情で、あっという間に近くまで来た。
 怖いくらいに整った美貌。どっしりと根を張った大木のシモン様と違って、弟は極限まで研ぎ澄まされて光る刃物みたいだ。

「兄上に何をした?」

 長くて綺麗な手があたしの手首を掴んだ。空気が重くなる。
 怖い。

 今まで感じてきたものとは違う恐怖にあたしは動揺してしまった。すぐに剥がれそうになった張りぼてをかぶり直す。

 あたしはマノン・トリュフォー男爵令嬢。男をたぶらかす悪女。破滅させる悪魔。
 救いはいらない。

 シモン様は言ってた。弟はシモン様より賢くて何でもできるんだって。何でもできるのに努力もするんだって。魔法もすごいんだって。
 シモン様より魔法耐性があるはずだし、シモン様みたいに努力家だったら意思も強いはず。それにさっきかけた魅了魔法はシモン様より弱いから。簡単に跳ね返せる。
 跳ね返して気付いてくれるはず。あたしがシモン様に魅了魔法をかけたって。

「‥‥‥」
「嫌だわ。何もしてませんよぉ」

 ほら。評判通りの悪女でしょう?
 だからお願い。悪い魔女からシモン様を救って。

「失礼。呼び止めて悪かった」

 手首から、シモン様の弟の手が離れた。シモン様と同じ、豆で硬くなった手だった。


**

 断罪のあの日は心が痛かった。

 ごめんね。ごめんね。ごめんね。

 辛い言葉を言わせて。誰よりも大切な人を傷つけさせて。

 でもここはあたしの晴れ舞台だから。
 魔女の断頭台だから。
 もう少ししたら、めでたしめでたしだから。

「触らないで!」

 伸ばされたシモン様の手を、あたしは力いっぱい跳ねのけた。

 あたしなんかに触っちゃ駄目。あんたは綺麗なんだから。
 あんたは何にも悪くない。関係ない。
 全部全部、騙して魅了した魔女のせいなんだから。

「この間抜け! あんたなんて最初から好きでも何でもない。男爵に言われたから構ってやっただけなんだから!」
「そうか」

 そう。それでいいの。
 あとはシモン様の弟が、あたしの魅了魔法を暴いて、あたしを断罪すれば。

 それでみんな、ハッピーエンドなんだから。

**

 それなのに、なんで。

「マノン!!」
「マノンッ!!」
「姉ちゃん!」

 どうして。

「父さん母さん、クロード!!」

 あたしにまで、ハッピーエンドが用意されたんだろう。

 ああ、シモン様。あんたは本当に評判通りの馬鹿だね。あんたの弟も、婚約者も、みんなみんな馬鹿だ。
 ごめんね。ごめんね。ごめんね。
 今までいっぱいごめんね。



 ありがとう‥‥‥っ。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

逆行した悪女は婚約破棄を待ち望む~他の令嬢に夢中だったはずの婚約者の距離感がおかしいのですか!?

魚谷
恋愛
目が覚めると公爵令嬢オリヴィエは学生時代に逆行していた。 彼女は婚約者である王太子カリストに近づく伯爵令嬢ミリエルを妬み、毒殺を図るも失敗。 国外追放の系に処された。 そこで老商人に拾われ、世界中を見て回り、いかにそれまで自分の世界が狭かったのかを痛感する。 新しい人生がこのまま謳歌しようと思いきや、偶然滞在していた某国の動乱に巻き込まれて命を落としてしまう。 しかし次の瞬間、まるで夢から目覚めるように、オリヴィエは5年前──ミリエルの毒殺を図った学生時代まで時を遡っていた。 夢ではないことを確信したオリヴィエはやり直しを決意する。 ミリエルはもちろん、王太子カリストとも距離を取り、静かに生きる。 そして学校を卒業したら大陸中を巡る! そう胸に誓ったのも束の間、次々と押し寄せる問題に回帰前に習得した知識で対応していたら、 鬼のように恐ろしかったはずの王妃に気に入られ、回帰前はオリヴィエを疎ましく思っていたはずのカリストが少しずつ距離をつめてきて……? 「君を愛している」 一体なにがどうなってるの!?

婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。

風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。 ※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。

すれ違う思い、私と貴方の恋の行方…

アズやっこ
恋愛
私には婚約者がいる。 婚約者には役目がある。 例え、私との時間が取れなくても、 例え、一人で夜会に行く事になっても、 例え、貴方が彼女を愛していても、 私は貴方を愛してる。  ❈ 作者独自の世界観です。  ❈ 女性視点、男性視点があります。  ❈ ふんわりとした設定なので温かい目でお願いします。

親切なミザリー

みるみる
恋愛
第一王子アポロの婚約者ミザリーは、「親切なミザリー」としてまわりから慕われていました。 ところが、子爵家令嬢のアリスと偶然出会ってしまったアポロはアリスを好きになってしまい、ミザリーを蔑ろにするようになりました。アポロだけでなく、アポロのまわりの友人達もアリスを慕うようになりました。 ミザリーはアリスに嫉妬し、様々な嫌がらせをアリスにする様になりました。 こうしてミザリーは、いつしか親切なミザリーから悪女ミザリーへと変貌したのでした。 ‥ですが、ミザリーの突然の死後、何故か再びミザリーの評価は上がり、「親切なミザリー」として人々に慕われるようになり、ミザリーが死後海に投げ落とされたという崖の上には沢山の花が、毎日絶やされる事なく人々により捧げられ続けるのでした。 ※不定期更新です。

お望み通り、消えてさしあげますわ

梨丸
恋愛
一国の次期王妃と言われていた子爵令嬢アマリリス。 王太子との結婚前夜、彼女は自ら火を放ち、死んだ。 国民達は彼女の死を特に気にもしなかった。それどころか、彼女の死を喜ぶ者もいた。彼女の有していた聖女の力は大したものではなかったし、優れているのは外見だけの「性悪女」だと噂されるほどだったから。 彼女の死後、すぐさま後釜として皆に好かれていた聖女が次期王妃に召し上げられた。 この国はより豊かになる、皆はそう確信した。 だが、“役立たずの聖女”アマリリスの死後──着実に崩壊は始まっていた。 ※投稿してから、誤字脱字などの修正やわかりにくい部分の補足をすることがあります。(話の筋は変わらないのでご安心ください。)

どうぞ添い遂げてください

あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。 ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。

最愛の婚約者に婚約破棄されたある侯爵令嬢はその想いを大切にするために自主的に修道院へ入ります。

ひよこ麺
恋愛
ある国で、あるひとりの侯爵令嬢ヨハンナが婚約破棄された。 ヨハンナは他の誰よりも婚約者のパーシヴァルを愛していた。だから彼女はその想いを抱えたまま修道院へ入ってしまうが、元婚約者を誑かした女は悲惨な末路を辿り、元婚約者も…… ※この作品には残酷な表現とホラーっぽい遠回しなヤンデレが多分に含まれます。苦手な方はご注意ください。 また、一応転生者も出ます。

処理中です...