BLゲームの悪役サイドとか普通に無理

どくりんご

文字の大きさ
21 / 25
1年A組の皆と仲良くしよう!

人生で1、いや、2番目ぐらいの感動

しおりを挟む

 ケリーって影薄いよね。ヒーローなはずなのに。(´・ω・`)
【改稿版】婚約破棄は私から、を投稿しました。よかったらそちらもお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんで分かるんですか…?」 
「んー、魔法のおかげかな」

 警戒した様子のイズミ君にウィル様は笑顔で答える。イズミ君が若干怯んでいるため、可愛い男の娘が虐められてるようにしか見えない。 
 イズミ君になんで「魔力の色」のこと言わないんだろう?って思ったけどそういえばイズミ君は男爵子息?令嬢?だった。
 忘れてたわ。

「…バレましたか…」

 え、本当に女の子なの!?私って魔力の色についての話は聞いたけど見れないから本当かどうか分かんなかったけど本当なんだ!魔力の色は制約的なものがあるから私が公爵夫人になるまで見れないらしい。早く見たい。

 スッと、イズミ君がおもむろに席を立って教室の教卓側に行く。どうしたんだろ、逃げるのかな。ウィル様は多分逃してくれないよ。ヤンデレだから。三人の視線がイズミ君の方に向く。

「騙してて、すいませんでした!」

 土下座した。すっごく綺麗な土下座だった。この世界には土下座の文化がないからこの子は転生者でほぼ確定になった。思わぬ収穫である。土下座文化がないことを彼女は知らないのだろう。土下座慣れしてないウィル様とケリーは顔がポカンとしてる。思わぬ行動すぎるのだ。

「と、とりあえず立ったら?」
「あ、はい」

 手を差し伸べると手を取ってくれたおずおずしててとっても可愛い。顔が真っ青で可愛そうだけど。

「貴女って転生者なの?」
「えっ!リリス様も転生者なの!?」

 ビンゴー!貴女ですよ!これは転生者確定ですね!目をまんまるにして驚いてる。ウィル様もケリーもここでカミングアウト!?みたいに驚いてる。私は一刻も早くイズミ君と仲良くなりたいのだ。早めにします。

「なんで男子の制服を着てるの?」
「騙す気はなかったんですけど、父さんと母さんが「イズミは可愛いから誘拐されるかもっ!」って言って男の制服を頼んだんです…」
「それは…」

 見事な親バカだ。何かを悟った目をしてる。
 うちの親も同じようなこと言っていたから私たちの家族は気が合うのではないかと思う。私は流石にオシャレしたいし嫌だと言って断ったけどイズミ君は断りきれなかったのだろう。
 ズボンのほうが布面積広いから~みたいなこと言われた。
 同じ転生者だからか口調が崩れてきている。そのあとも、男子の制服着てるから女子と仲良くできないし、友達を騙してるみたいで胸が傷んだと言われた。

「あ、私のことは呼び捨てでいいけどイズミ君のことはなんて呼べば良い?」
「あ、同じく呼び捨てで」

 もうほとんどタメ口で話せるぐらいに仲良くなったので本命を聞き出す。本当は言いたくない、言いたくないけど。

「あのさ、この世界がさ、…ゲームの世界って、知ってる…?」

 これで下手に知らないんだったらただの腐女子になっちゃう。それは避けたいからBLだけを小声で言ってイズミ君に問う。ここが分かれめ…さぁ、腐女子か?腐女子じゃないか?どっちだ!

「はい!貴女もあのゲームを…?」

 イズミ君の目がキラキラしてる。コレは……まるで同士を見つけたみたいに。私の目も多分キラめいてる。私って身近に腐女子仲間がいなかったの!人生で1番、いや、(BLに出会ったのが一番だから)2番目に感動したかも!

「「面白いですよね!あの……」」














 
「BLゲーム!」
「乙女ゲーム!」

しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?

水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。 私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。

生徒会の期間限定雑用係~麗しい生徒会メンバーに囲まれていますが、早く解任されたいです~

piyo
恋愛
フォボロス学園へ転校してきたばかりの平民少女、クィアシーナ・ベック。 彼女は初日からいきなり、生徒会会長にして王家の第二王子・ダンテ殿下から生徒会加入を勧誘される。 高位貴族のみで構成される生徒会に、なぜド平民である自分が?彼の勧誘に疑問を抱くクィアシーナだったが、その裏にはある事件が隠されていた。 実は、彼女の転校前に、ダンテの婚約者候補と噂されていた生徒会庶務・アリーチェが、何者かによって害されていた。そしてダンテは、犯人を炙り出すための“おとり”として、クィアシーナを迎えようとしていたのだ。 事件解決の暁には褒美を与える、と告げられ、彼女はアリーチェの代理として生徒会庶務を務めることを決意する。 単純明快と思っていた犯人探しだが、事態はそう簡単ではなかった。複雑に絡み合う思惑に、果たしてクィアシーナは、褒美を手にすることができるのか。 そんな平凡に見えて、ちょっと普通でない女の子が頑張るお話です。 ※12話くらいまで導入編、13話以降、話が進み始めます。 ※「私にキスしたのは誰ですか?」と同じ世界感ですが、単品で読めます。 ※アルファポリス先行で他サイトにも掲載中

なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた

いに。
恋愛
"佐久良 麗" これが私の名前。 名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。 両親は他界 好きなものも特にない 将来の夢なんてない 好きな人なんてもっといない 本当になにも持っていない。 0(れい)な人間。 これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。 そんな人生だったはずだ。 「ここ、、どこ?」 瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。 _______________.... 「レイ、何をしている早くいくぞ」 「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」 「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」 「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」 えっと……? なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう? ※ただ主人公が愛でられる物語です ※シリアスたまにあり ※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です ※ど素人作品です、温かい目で見てください どうぞよろしくお願いします。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

冗談のつもりでいたら本気だったらしい

下菊みこと
恋愛
やばいタイプのヤンデレに捕まってしまったお話。 めちゃくちゃご都合主義のSS。 小説家になろう様でも投稿しています。

折角転生したのに、婚約者が好きすぎて困ります!

たぬきち25番
恋愛
ある日私は乙女ゲームのヒロインのライバル令嬢キャメロンとして転生していた。 なんと私は最推しのディラン王子の婚約者として転生したのだ!! 幸せすぎる~~~♡ たとえ振られる運命だとしてもディラン様の笑顔のためにライバル令嬢頑張ります!! ※主人公は婚約者が好きすぎる残念女子です。 ※気分転換に笑って頂けたら嬉しく思います。 短めのお話なので毎日更新 ※糖度高めなので胸やけにご注意下さい。 ※少しだけ塩分も含まれる箇所がございます。 《大変イチャイチャラブラブしてます!! 激甘、溺愛です!! お気を付け下さい!!》 ※他サイト様にも公開始めました!

【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした

果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。 そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、 あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。 じゃあ、気楽にいきますか。 *『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。

ストーカーから逃げ切ったつもりが、今度はヤンデレ騎士団に追われています。

由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。 さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった! しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って? いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

処理中です...