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二番 鶚鷹(みさご)飛ぶ時 ~大坂夏の陣、岡山口の戦い~
前編
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羽を斬れるか。
柳生宗矩は、横を騎行する立花宗茂からそう問われた時、考え込んでしまった。
羽というものは鳥の翼に生えているあれで、宙に浮くと、ふわふわと漂う。
それを斬れと言っているのだろうか。
俊速なる抜刀で斬れるかもしれないが、下手をするとその刀風を受け、ふわりと避けるかもしれない。
「…………」
友人である禅僧、沢庵宗彭であれば、これを禅の公案として取り組むだろう。
「何人だ」
立花宗茂が、鎧の草摺りを揺らす。
馬を止めたのだ。
脇の木々の間から来る、敵に備えるために。
……時は、慶長二十年五月。
大坂夏の陣、岡山口の戦いの真っ最中である。
*
柳生宗矩は徳川家兵法指南役として、大坂の陣の従軍、ならびに将軍・徳川秀忠の案内役を命じられた。
元々、大和国柳生庄を領地とする宗矩であるから、土地に明るいとうこともあって、案内役も期待されていたため、宗矩は先発して江戸を出た。
しかし、自分がいない間、誰が将軍を守るのか。
それを危惧していた宗矩だが、追って立花宗茂の参陣を聞いて、胸をなで下ろした。
「まさか『九州の鶚鷹』が警固役を務めてくれるとは」
少し悔しい思いはあるが、生ける伝説と言えるこの武将が、同じ秀忠の部隊にいるというのは、実に有難いというしかない。
立花宗茂。
九州、大友家の一族に生まれ、数々の激戦を潜り抜けた男である。特に島津家の九州征服への抗戦は有名で、五万を率いる島津家を相手に三つも城を取り返し、さらに島津家を撤退に追いやったことは、豊臣秀吉から「九州の鶚鷹」と賞されている。
その後、関ヶ原の戦いで西軍についたため、領地を取り上げられて牢人として過ごしていたが、徳川家康に見出されて、陸奥棚倉に領地を得た。
棚倉の領地は一万石であり、宗茂は大名として復帰を遂げたわけだが、これは徳川家が大坂の陣で豊臣家を倒すことを見据えて、のためと思われる。
「ぜひ、将軍のことを助けて欲しい」
家康はそう言って宗茂を息子の秀忠の軍師、警固役として抜擢した。
こうすることにより、義理堅い宗茂が豊臣家に走らないようにしたと言われている。
実際、徳川軍を指揮統率するのは家康であり、秀忠ではない。
つまり、宗茂は秀忠のそばに封印されたかたちとなる。
それでも宗茂は腐らずに、戦いについて、たびたび秀忠に献言したが、それらはことごとく受け入れられなかった。
「立花侯の言うこと、もっともである」
と言いながら、それにはしたがわず、己の意思を押し通した。
*
ちょうど大坂の夏の陣の、極みも極み、天王寺・岡山の戦いのことである。
物見から「天王寺口から銃声がする」との言上があり、秀忠は色めきだった。
秀忠は関ヶ原の戦いで、信州上田の真田家相手に戦いをしかけ、結果遅参するという醜態をさらした。それゆえ、家康相手にいいところを見せようと必死だった。
天王寺口は、まさにその家康が陣している場所だ。
「しかも、六文銭の旗印が見えただと?」
六文銭──地獄への死出の渡り銭は、真田幸村の紋だ。
秀忠はぎらつく肉食獣の笑みを浮かべて、進軍を命じた。
「お待ちあれ」
ここで立花宗茂が異を唱えた。
確かに家康の危機だが、徳川の──諸大名の大将は飽くまで秀忠である。
その秀忠が突出しては、敵の思う壺。
もし破られでもしたら、全軍は破綻する。
「黙れ!」
これには秀忠に近侍していた柳生宗矩の方が驚いた。
常に周りを気にして曖昧な笑みを浮かべている秀忠だが、ここに来て、おのれの内に潜む烈しさをさらけ出したようだ。
「もはやこの大坂の陣こそが、この国の、おのれの、いや、父・家康最後のいくさぞ! そこに何の勲も無しとは!」
こうなっては秀忠を止められない。同じく近侍していた本多正信は首を振った。
こうして秀忠軍は進軍、いや、突進した。
当代一流のいくさ人、立花宗茂の言葉を無視して。
*
その時、徳川秀忠とその軍は。
岡山口。
と言われる場所にいた。
実際に「岡山」という山があり、それに至る奈良街道の平野川を反対側に、秀忠軍二万三千はいた。
「岡山」は、高みということで軍事上の要所であり、そこは前田利常、片桐且元の二万、井伊直孝、藤堂高虎の七千五百、その他、細川忠興、黒田長政といった歴戦の勇将が固めており、秀忠は後方で督戦する位置にあった。
それを。
「突っ込め」
というのである。
これには柳生宗矩も無理があると思う。
案の定、「押される」かたちとなった前田家が大坂方・大野治房の突撃を、もろに食らう破目になった。
この大野治房というのは、大野治長の弟で、また、過激で知られた大野道犬の兄である。目立たないが、かなりの采配を誇り、冬の陣では蜂須賀家を夜襲して勝利をもぎ取っている。さらに、夏の陣でも大和郡山を焼き払い、また、紀伊・和泉では一揆を扇動して、浅野家の和歌山城を狙うという大胆な策を実行している(ただし、別動隊が樫井で浅野家と戦闘になった為、城攻めはできなかった)。
この治房が「押された」前田家を見るや、すぐさま攻めかかった。
「機也」
大野治房麾下四千六百は、弾丸のように前田、片桐の二万に攻めかかった。
この時点で、前述のとおり真田幸村が徳川家康に攻めかかっている。治房もまた、決死の覚悟で吶喊していた。
「あの大野治房とやら、こちらにやって来ますぞ」
多勢に無勢とその治房を笑い飛ばしていた秀忠に、立花宗茂は冷や水を浴びせた。
「何を言う」
秀忠は、目を剥いた。そしてそのまま宗茂をにらんだ。
「立花侯、侯は用兵巧者と聞くが、今、予は二万三千を率いている。前田侯は二万、井伊らは七万五千。あの大野治房は五千も無い」
数は此方が上だ、と怒鳴りつけるところを抑えていると言わんばかりである。
柳生宗矩は眉をひそめたが、宗茂は「出過ぎ申した」と素直に詫びを入れた。
「…………」
悩んでも仕方ない。
宗矩は心の中に剣をかまえた。
名将・立花宗茂の言は聞くべきものがある。
秀忠と、押さえ役の本多正信がそれを聞かない、あるいは聞かないふりをするというならば。
「上様」
「何だ、宗矩」
「手前、案内役として、先手の土井利勝さまの道を案内いたしたく」
「許す。行け」
秀忠はそうやって、いかにも名将らしくうなずく自分に、陶酔した。
*
……実際に柳生宗矩が土井利勝の陣に急ぎおもむいてしたことは、先ほどの立花宗茂の言を伝えることである。
「それは上様がそうしろと仰せなのか」
「……いや」
利勝は吏僚としては有能だが、武将としては芳しくない。あの秀忠の信州上田攻めに従軍していたが、何もできなかったようだ。
それに、何より秩序を重んじる性格だ。
その利勝が秀忠の指示かどうかを聞いてきた時点で、否められることが目に見えた。
ところが。
「前田が崩れた!」
「井伊が出た! 藤堂が出た!」
利勝と宗矩の眼前で、大野利房により前田家の軍勢が突き崩された。
それを見て、井伊直孝と藤堂高虎が支えに向かった。
足軽らがわらわらと転び出る前田家。
その、人の流れはまるで奔流のよう。
その奔流の中を。
行けと叱咤する井伊直孝。
地道に進んでいく藤堂高虎。
これが徳川家だけの陣勢だったら、まだ何とかなったかもしれない。
しかしこれは大坂の陣、諸大名の混成部隊だ。
当然ながら、連携ができない部分がある。
隙がある。
穴がある。
そこを。
「おう、あれに見ゆるは三つ葉葵!」
大野治房は吶喊した。
井伊と藤堂の間を衝いた。
三つ葉葵の旗。
そこは――徳川秀忠の本陣。
より具体的に言うと、土井利勝率いる旗本の部隊だった。
「ば、ばかな」
利勝は狼狽えた。
繰り返すが、利勝は吏僚としては有能だが、武将としては芳しくない。
この場合、その欠点がもろに出たかたちとなった。
宗矩は、この場にとどまって利勝を掩護すべきかとも思ったが、ふと立花宗茂の顔を思い浮かべ、本陣に戻ることした。
「拙者、このことを上様に伝え申す! 御免!」
利勝は「そんな」と言いたげな表情をしていたが、かまっている暇はなかった。
何やら不穏な気配を感じる。
それは、宗矩の剣客としての感覚知なのかもしれない。
あるいは、人としての――動物としての第六感か。
とにかく、何かが告げるのだ。
宗矩に。
「来る」
と。
柳生宗矩は、横を騎行する立花宗茂からそう問われた時、考え込んでしまった。
羽というものは鳥の翼に生えているあれで、宙に浮くと、ふわふわと漂う。
それを斬れと言っているのだろうか。
俊速なる抜刀で斬れるかもしれないが、下手をするとその刀風を受け、ふわりと避けるかもしれない。
「…………」
友人である禅僧、沢庵宗彭であれば、これを禅の公案として取り組むだろう。
「何人だ」
立花宗茂が、鎧の草摺りを揺らす。
馬を止めたのだ。
脇の木々の間から来る、敵に備えるために。
……時は、慶長二十年五月。
大坂夏の陣、岡山口の戦いの真っ最中である。
*
柳生宗矩は徳川家兵法指南役として、大坂の陣の従軍、ならびに将軍・徳川秀忠の案内役を命じられた。
元々、大和国柳生庄を領地とする宗矩であるから、土地に明るいとうこともあって、案内役も期待されていたため、宗矩は先発して江戸を出た。
しかし、自分がいない間、誰が将軍を守るのか。
それを危惧していた宗矩だが、追って立花宗茂の参陣を聞いて、胸をなで下ろした。
「まさか『九州の鶚鷹』が警固役を務めてくれるとは」
少し悔しい思いはあるが、生ける伝説と言えるこの武将が、同じ秀忠の部隊にいるというのは、実に有難いというしかない。
立花宗茂。
九州、大友家の一族に生まれ、数々の激戦を潜り抜けた男である。特に島津家の九州征服への抗戦は有名で、五万を率いる島津家を相手に三つも城を取り返し、さらに島津家を撤退に追いやったことは、豊臣秀吉から「九州の鶚鷹」と賞されている。
その後、関ヶ原の戦いで西軍についたため、領地を取り上げられて牢人として過ごしていたが、徳川家康に見出されて、陸奥棚倉に領地を得た。
棚倉の領地は一万石であり、宗茂は大名として復帰を遂げたわけだが、これは徳川家が大坂の陣で豊臣家を倒すことを見据えて、のためと思われる。
「ぜひ、将軍のことを助けて欲しい」
家康はそう言って宗茂を息子の秀忠の軍師、警固役として抜擢した。
こうすることにより、義理堅い宗茂が豊臣家に走らないようにしたと言われている。
実際、徳川軍を指揮統率するのは家康であり、秀忠ではない。
つまり、宗茂は秀忠のそばに封印されたかたちとなる。
それでも宗茂は腐らずに、戦いについて、たびたび秀忠に献言したが、それらはことごとく受け入れられなかった。
「立花侯の言うこと、もっともである」
と言いながら、それにはしたがわず、己の意思を押し通した。
*
ちょうど大坂の夏の陣の、極みも極み、天王寺・岡山の戦いのことである。
物見から「天王寺口から銃声がする」との言上があり、秀忠は色めきだった。
秀忠は関ヶ原の戦いで、信州上田の真田家相手に戦いをしかけ、結果遅参するという醜態をさらした。それゆえ、家康相手にいいところを見せようと必死だった。
天王寺口は、まさにその家康が陣している場所だ。
「しかも、六文銭の旗印が見えただと?」
六文銭──地獄への死出の渡り銭は、真田幸村の紋だ。
秀忠はぎらつく肉食獣の笑みを浮かべて、進軍を命じた。
「お待ちあれ」
ここで立花宗茂が異を唱えた。
確かに家康の危機だが、徳川の──諸大名の大将は飽くまで秀忠である。
その秀忠が突出しては、敵の思う壺。
もし破られでもしたら、全軍は破綻する。
「黙れ!」
これには秀忠に近侍していた柳生宗矩の方が驚いた。
常に周りを気にして曖昧な笑みを浮かべている秀忠だが、ここに来て、おのれの内に潜む烈しさをさらけ出したようだ。
「もはやこの大坂の陣こそが、この国の、おのれの、いや、父・家康最後のいくさぞ! そこに何の勲も無しとは!」
こうなっては秀忠を止められない。同じく近侍していた本多正信は首を振った。
こうして秀忠軍は進軍、いや、突進した。
当代一流のいくさ人、立花宗茂の言葉を無視して。
*
その時、徳川秀忠とその軍は。
岡山口。
と言われる場所にいた。
実際に「岡山」という山があり、それに至る奈良街道の平野川を反対側に、秀忠軍二万三千はいた。
「岡山」は、高みということで軍事上の要所であり、そこは前田利常、片桐且元の二万、井伊直孝、藤堂高虎の七千五百、その他、細川忠興、黒田長政といった歴戦の勇将が固めており、秀忠は後方で督戦する位置にあった。
それを。
「突っ込め」
というのである。
これには柳生宗矩も無理があると思う。
案の定、「押される」かたちとなった前田家が大坂方・大野治房の突撃を、もろに食らう破目になった。
この大野治房というのは、大野治長の弟で、また、過激で知られた大野道犬の兄である。目立たないが、かなりの采配を誇り、冬の陣では蜂須賀家を夜襲して勝利をもぎ取っている。さらに、夏の陣でも大和郡山を焼き払い、また、紀伊・和泉では一揆を扇動して、浅野家の和歌山城を狙うという大胆な策を実行している(ただし、別動隊が樫井で浅野家と戦闘になった為、城攻めはできなかった)。
この治房が「押された」前田家を見るや、すぐさま攻めかかった。
「機也」
大野治房麾下四千六百は、弾丸のように前田、片桐の二万に攻めかかった。
この時点で、前述のとおり真田幸村が徳川家康に攻めかかっている。治房もまた、決死の覚悟で吶喊していた。
「あの大野治房とやら、こちらにやって来ますぞ」
多勢に無勢とその治房を笑い飛ばしていた秀忠に、立花宗茂は冷や水を浴びせた。
「何を言う」
秀忠は、目を剥いた。そしてそのまま宗茂をにらんだ。
「立花侯、侯は用兵巧者と聞くが、今、予は二万三千を率いている。前田侯は二万、井伊らは七万五千。あの大野治房は五千も無い」
数は此方が上だ、と怒鳴りつけるところを抑えていると言わんばかりである。
柳生宗矩は眉をひそめたが、宗茂は「出過ぎ申した」と素直に詫びを入れた。
「…………」
悩んでも仕方ない。
宗矩は心の中に剣をかまえた。
名将・立花宗茂の言は聞くべきものがある。
秀忠と、押さえ役の本多正信がそれを聞かない、あるいは聞かないふりをするというならば。
「上様」
「何だ、宗矩」
「手前、案内役として、先手の土井利勝さまの道を案内いたしたく」
「許す。行け」
秀忠はそうやって、いかにも名将らしくうなずく自分に、陶酔した。
*
……実際に柳生宗矩が土井利勝の陣に急ぎおもむいてしたことは、先ほどの立花宗茂の言を伝えることである。
「それは上様がそうしろと仰せなのか」
「……いや」
利勝は吏僚としては有能だが、武将としては芳しくない。あの秀忠の信州上田攻めに従軍していたが、何もできなかったようだ。
それに、何より秩序を重んじる性格だ。
その利勝が秀忠の指示かどうかを聞いてきた時点で、否められることが目に見えた。
ところが。
「前田が崩れた!」
「井伊が出た! 藤堂が出た!」
利勝と宗矩の眼前で、大野利房により前田家の軍勢が突き崩された。
それを見て、井伊直孝と藤堂高虎が支えに向かった。
足軽らがわらわらと転び出る前田家。
その、人の流れはまるで奔流のよう。
その奔流の中を。
行けと叱咤する井伊直孝。
地道に進んでいく藤堂高虎。
これが徳川家だけの陣勢だったら、まだ何とかなったかもしれない。
しかしこれは大坂の陣、諸大名の混成部隊だ。
当然ながら、連携ができない部分がある。
隙がある。
穴がある。
そこを。
「おう、あれに見ゆるは三つ葉葵!」
大野治房は吶喊した。
井伊と藤堂の間を衝いた。
三つ葉葵の旗。
そこは――徳川秀忠の本陣。
より具体的に言うと、土井利勝率いる旗本の部隊だった。
「ば、ばかな」
利勝は狼狽えた。
繰り返すが、利勝は吏僚としては有能だが、武将としては芳しくない。
この場合、その欠点がもろに出たかたちとなった。
宗矩は、この場にとどまって利勝を掩護すべきかとも思ったが、ふと立花宗茂の顔を思い浮かべ、本陣に戻ることした。
「拙者、このことを上様に伝え申す! 御免!」
利勝は「そんな」と言いたげな表情をしていたが、かまっている暇はなかった。
何やら不穏な気配を感じる。
それは、宗矩の剣客としての感覚知なのかもしれない。
あるいは、人としての――動物としての第六感か。
とにかく、何かが告げるのだ。
宗矩に。
「来る」
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