6 / 42
第一章
5.写真
しおりを挟む
もう一度誘われるかなんてわからないのに、俺はもっと気持ち良くなりたくて、バイブを買ってきて自分でならした。
口の方も棒アイスやバナナとかで練習した。下手って言われたくなかったから。
家族がいないとわかった日には一応洗浄もした。
生でやることはなかったけど、1週間後くらいにまた誘われた。
茄治はこの前よりいいって褒めてくれたから、すごくうれしかった。
その後も何度も誘われた。
2週間に1回か、多くても週1回程度。
途中でそのペースじゃ我慢できなくて、茄治をおかずにした。寝てるときにこっそり写真を撮ったんだ。
「何やってんの?」
まだ茄治が帰って来ないと思って布団でナニってたら、茄治が部屋に入ってきて慌ててスマホを隠した。
「今なんか隠した」
「してない」
「嘘言うな」
隠し通せなくて見られてしまった。
「俺の写真? いつ撮ったんだよ」
「寝てるとき」
「キモっ」
バレてしまった。なんとか取り繕おうと必死だった。
「違うんだ」
「何が?」
言い方が悪かったと気付いたときには遅かった。
「もしかして、おかずにしてんの?」
答えられない。
「没収」
スマホを取り上げられる。
「待って。消さないで」
「何あんた。俺に命令できる立場じゃないだろ」
俺は押し黙る。
「お仕置きしてあげる」
顎を掴まれて唇を奪われる。
「兄さんは変態で淫乱」
思いっきりベルトで背中をはたかれた。
痛いのに、それが何故か快感で、変な声がもれてしまう。
「何感じてんの?」
俺だってはじめて知った。痛いのも快感だなんて。
「もう大きくなってる」
「や、やめ」
服の上から触られただけでわかるほど、俺のはやばくなっていた。
今度は乳首をいじってくる。やばい。気持ち良すぎてそれだけでいきそうだ。
「ま、待って茄治」
「茄治様って言えよ」
「茄治様?」
変なことを言い出した茄治に驚く。
「ちゃんとお願いしな」
一体何がしたいのか。
「茄治様気持ち良くさせてくださいって」
「茄治様、気持ち良くさせてください」
「ばっかじゃないの?」
茄治はケラケラ笑って俺を足蹴にしてくる。
本気じゃなかったんだろうけど、もっとって心の中で思った。俺はおかしいかもしれない。
「腕上げて」
言うとおりにしたら、前で腕を縛られる。あんまりきつく縛られたわけじゃないけど、動かすのはやめた。
「何これ」
ローションを入れていた引き出しにあったバイブが見つかってしまう。
「それはその」
「これでナニってんの?」
否定できるわけない。
「やっぱ変態だね」
茄治はローションを塗ったそれを後ろの孔に入れてくる。
「ああっ。やめっ。やば」
前から液が洩れる。
何度も後ろをいじられて、イく。前でもいきたいのに、手が不自由で何もできない。
「イかして」
茄治にお願いしたら、また「茄治様だろ」と言われた。
「茄治様イかせてください」
「いやだね」
何だよそれ。前を少し扱いてくれたけど、イくって言った瞬間に止められた。
俺は身もだえながらお願いする。
「あ、止めないで」
「簡単にイかしてあげない」
イきそうになる度何度も奇声をあげたけど、許してくれなかった。
バイブを外され、茄治のが入れられた時はもうやばくて、中はぐちょぐちょだった。
「やばくない。これ」
茄治が喜んでくれるならそれでも良かった。
でも、感度が高過ぎていきまくって、どうしようもなかった。
茄治がイくときにやっと前でイかせてくれたときは本当にやばくて、声があふれるぐらいに出た。
「近所迷惑だからやめて」
慌てて口をつぐむ。
「変な噂になったら兄さんのせいだから」
「ご、ごめん」
「そんなによかった?」
顔を正面に寄せてきて、ペロッと舌で唇を舐めてくる。
「もっとしてあげようか?」
「な、茄治」
「その顔が気に入らないから、やっぱりおあずけ」
俺は不満な顔を隠せなかった。
口の方も棒アイスやバナナとかで練習した。下手って言われたくなかったから。
家族がいないとわかった日には一応洗浄もした。
生でやることはなかったけど、1週間後くらいにまた誘われた。
茄治はこの前よりいいって褒めてくれたから、すごくうれしかった。
その後も何度も誘われた。
2週間に1回か、多くても週1回程度。
途中でそのペースじゃ我慢できなくて、茄治をおかずにした。寝てるときにこっそり写真を撮ったんだ。
「何やってんの?」
まだ茄治が帰って来ないと思って布団でナニってたら、茄治が部屋に入ってきて慌ててスマホを隠した。
「今なんか隠した」
「してない」
「嘘言うな」
隠し通せなくて見られてしまった。
「俺の写真? いつ撮ったんだよ」
「寝てるとき」
「キモっ」
バレてしまった。なんとか取り繕おうと必死だった。
「違うんだ」
「何が?」
言い方が悪かったと気付いたときには遅かった。
「もしかして、おかずにしてんの?」
答えられない。
「没収」
スマホを取り上げられる。
「待って。消さないで」
「何あんた。俺に命令できる立場じゃないだろ」
俺は押し黙る。
「お仕置きしてあげる」
顎を掴まれて唇を奪われる。
「兄さんは変態で淫乱」
思いっきりベルトで背中をはたかれた。
痛いのに、それが何故か快感で、変な声がもれてしまう。
「何感じてんの?」
俺だってはじめて知った。痛いのも快感だなんて。
「もう大きくなってる」
「や、やめ」
服の上から触られただけでわかるほど、俺のはやばくなっていた。
今度は乳首をいじってくる。やばい。気持ち良すぎてそれだけでいきそうだ。
「ま、待って茄治」
「茄治様って言えよ」
「茄治様?」
変なことを言い出した茄治に驚く。
「ちゃんとお願いしな」
一体何がしたいのか。
「茄治様気持ち良くさせてくださいって」
「茄治様、気持ち良くさせてください」
「ばっかじゃないの?」
茄治はケラケラ笑って俺を足蹴にしてくる。
本気じゃなかったんだろうけど、もっとって心の中で思った。俺はおかしいかもしれない。
「腕上げて」
言うとおりにしたら、前で腕を縛られる。あんまりきつく縛られたわけじゃないけど、動かすのはやめた。
「何これ」
ローションを入れていた引き出しにあったバイブが見つかってしまう。
「それはその」
「これでナニってんの?」
否定できるわけない。
「やっぱ変態だね」
茄治はローションを塗ったそれを後ろの孔に入れてくる。
「ああっ。やめっ。やば」
前から液が洩れる。
何度も後ろをいじられて、イく。前でもいきたいのに、手が不自由で何もできない。
「イかして」
茄治にお願いしたら、また「茄治様だろ」と言われた。
「茄治様イかせてください」
「いやだね」
何だよそれ。前を少し扱いてくれたけど、イくって言った瞬間に止められた。
俺は身もだえながらお願いする。
「あ、止めないで」
「簡単にイかしてあげない」
イきそうになる度何度も奇声をあげたけど、許してくれなかった。
バイブを外され、茄治のが入れられた時はもうやばくて、中はぐちょぐちょだった。
「やばくない。これ」
茄治が喜んでくれるならそれでも良かった。
でも、感度が高過ぎていきまくって、どうしようもなかった。
茄治がイくときにやっと前でイかせてくれたときは本当にやばくて、声があふれるぐらいに出た。
「近所迷惑だからやめて」
慌てて口をつぐむ。
「変な噂になったら兄さんのせいだから」
「ご、ごめん」
「そんなによかった?」
顔を正面に寄せてきて、ペロッと舌で唇を舐めてくる。
「もっとしてあげようか?」
「な、茄治」
「その顔が気に入らないから、やっぱりおあずけ」
俺は不満な顔を隠せなかった。
0
あなたにおすすめの小説
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる