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久しぶりのアリス嬢
「本日はお招きいただきありがとうございます。先日はお店の選択を間違えてしまいました。もっと気楽に食事ができるところを探しましたのでまた是非」
高級レストランに行った時のこと、知り合いとちょっと食事するには値段が張る。
「いいえ。それなら先に言ってくださればちゃんとしたドレスで行きましたのに。アーネスト様は最近お忙しいようですがわざわざお呼び立てしてしまい申し訳ありません」
これは何か嫌味が含まれていいるとか? まさかアリス嬢の友人シーラ嬢が何かよからぬことを……っていやいや彼女はそんなことを言いふらすような人物には見えなかったぞ。
「とんでもありません。お誘いいただき嬉しいですよ。これはあなたに」
箱を渡した。
「お気遣いありがとうございます。開けてみてもよろしいですか」
もちろんです。と返事をした。何を手土産にしようかと頭を悩ませ、他国で修行してきたというフラワーショップに行き着いた。花というのは花束で渡すのが普通だと思っていたがこの花は箱にびっしりと詰められた色とりどりの花が見るものを虜にする。
「素敵ですわ! こんなアレンジ初めてみました」
ほっとした。最近できたばかりで店自体は宣伝をしていないようだった。放っておいても人気のショップになるだろう。なんせ世話がしやすく花持ちがよくそのまま飾れるのだから。
「喜んでいただけて良かったです。令嬢に何をプレゼントすれば喜んでもらえるのか私にはわかりませんので」
今まで女性にプレゼントなどしたことがなかったな……情けない。
「ふふ、お気遣いいただきありがとうございます。本日はアーネスト様にお話ししたいことがありますの。聞いていただけますか?」
「もちろんです! 何か困ったことでもありましたか? 私にできることがあればなんでも言ってください」
話とは外出を控えている理由なのだろうか。
「天気がいいのでテラスでお茶をしませんか? 少し気温が高いのでさっぱりとしたものがいいかもしれませんね」
テラスに案内されるとアリス嬢は飲み物の準備をはじめた。とても手際がいい。
「お待たせしましたレモネードですわ」
カランと氷の音と共にグラスを置かれた。見た目にも爽やかだ。
「ミントに蜂蜜が入っているのですね。さっぱりとしていて喉越しがいいですね」
暑い季節にちょうどいい。
「それでお話というのは」
焦りすぎかもしれないが本題に入る。それにしてもこのドリンクはとてもうまい。アリス嬢が作ってくれたから尚更おいしいと感じてしまうのだろうか。
「……実は、先日脅迫状のようなものが届いて────」
は?
質問したいことはあるのだがアリス嬢の説明が終わるまで話を聞いた。
「なるほど。外出を控えていた理由はそういうことですか。その後調査はしたのですか?」
「はい。お父様が密かに調べているそうです。愉快犯という可能性もありますが何があるかわかりませんし」
「その手紙を見せていただくことはできますか?」
アリス嬢のメイドが手紙を持ってきた。手袋をはめて手紙を受け取る。指紋が残っているわけではないのか。
「この文章を作成した人物は、雑な人物ですね。加えて左利き」
定規を使うくらいだからきっちりしているのかと思いきや、最後の方は文字がずれたりスペルが違っていても気にしない人物。字が右下がりになっている。
「お父様もそう言っていました。見ただけで分かるなんてすごいです」
文章や字を見てどういう人物かというのが大体わかる。手紙はヒントになる事が多い。
「アリス嬢、誰かにその、恨まれる事があったりしますか? っといや、言い方が悪いですね。アリス嬢はとても素晴らしい女性ですし、人の前に立つ際などにも非常に気を使っていると思いますが念のため」
「思えばあるようなないような……一般的に王子の婚約者ってだけで羨ましいとか言われていたので一般貴族じゃできないような経験もさせてもらっていました。気に食わない方もいたかもしれませんね」
噂で聞いたのだが○○伯爵家なんかはいまだに根に持っていて、うちの娘だったらこうはならなかったはずとか言っているみたいだ。婚約者を選ぶお茶会で他の令嬢に嫌がらせをしていたのがバレて婚約者候補から外れたから単なる逆恨みだろう。
「この手紙の差出人はアリス嬢に思いを寄せている人物なのでしょうね。だから私が邪魔なのでしょう」
「え! 私はアーネスト様のことを好いている家の方からだと思っていました」
「え? それはないでしょう」
「だってアーネスト様忙しい理由の一つに婚活をされていると……」
な! なんだって!
「していません! 誓って! 確かに令嬢とは会いましたよ。というか紹介されましたが私にはその気がないのですから。シーラ嬢から何か聞いていませんか? 忙しかったのは父の代わりに会議に出たりだとか騎士団の練習に参加したりだとかで……シーラ嬢の父上と雑談をしていたときに語学が堪能な人がいたら紹介してください。などと言ったらなぜかシーラ嬢を紹介されたのです」
「そうでしたの。それは私の勘違いですね」
「単なる噂ですから。もう令嬢を紹介するのはやめてほしいと言ってあります。十三歳の少女まで紹介されて困っているのですから」
十五歳で嫁ぐことも珍しくないのだが、子供にしか見えない。それなのに十三歳……そんな趣味はない。やはり耳に入っていたか。恥ずかしい!
「失礼しました。それならこの脅迫状は……」
「犯人が二人で会っているのを見たら逆上するかもしれませんね。ふむ、それも悪くありませんね」
「どういうことですか?」
「なぜ犯人の思惑通りにしなくてはならないのですか。とっととこの件、片付けてしまいませんか?」
犯人はあいつだろうからとっ捕まえてやろう。こんな脅しに屈するわけにはいかない。陛下が令嬢を紹介すると言っていたが保留にしてもらおう。紹介された後だと相手が可哀想すぎる。
「どうやって片付けるのですか?」
「私に考えがあるのですがアリス嬢にも協力してもらわなければなりません」
協力なくして作戦はうまくいかないから。
高級レストランに行った時のこと、知り合いとちょっと食事するには値段が張る。
「いいえ。それなら先に言ってくださればちゃんとしたドレスで行きましたのに。アーネスト様は最近お忙しいようですがわざわざお呼び立てしてしまい申し訳ありません」
これは何か嫌味が含まれていいるとか? まさかアリス嬢の友人シーラ嬢が何かよからぬことを……っていやいや彼女はそんなことを言いふらすような人物には見えなかったぞ。
「とんでもありません。お誘いいただき嬉しいですよ。これはあなたに」
箱を渡した。
「お気遣いありがとうございます。開けてみてもよろしいですか」
もちろんです。と返事をした。何を手土産にしようかと頭を悩ませ、他国で修行してきたというフラワーショップに行き着いた。花というのは花束で渡すのが普通だと思っていたがこの花は箱にびっしりと詰められた色とりどりの花が見るものを虜にする。
「素敵ですわ! こんなアレンジ初めてみました」
ほっとした。最近できたばかりで店自体は宣伝をしていないようだった。放っておいても人気のショップになるだろう。なんせ世話がしやすく花持ちがよくそのまま飾れるのだから。
「喜んでいただけて良かったです。令嬢に何をプレゼントすれば喜んでもらえるのか私にはわかりませんので」
今まで女性にプレゼントなどしたことがなかったな……情けない。
「ふふ、お気遣いいただきありがとうございます。本日はアーネスト様にお話ししたいことがありますの。聞いていただけますか?」
「もちろんです! 何か困ったことでもありましたか? 私にできることがあればなんでも言ってください」
話とは外出を控えている理由なのだろうか。
「天気がいいのでテラスでお茶をしませんか? 少し気温が高いのでさっぱりとしたものがいいかもしれませんね」
テラスに案内されるとアリス嬢は飲み物の準備をはじめた。とても手際がいい。
「お待たせしましたレモネードですわ」
カランと氷の音と共にグラスを置かれた。見た目にも爽やかだ。
「ミントに蜂蜜が入っているのですね。さっぱりとしていて喉越しがいいですね」
暑い季節にちょうどいい。
「それでお話というのは」
焦りすぎかもしれないが本題に入る。それにしてもこのドリンクはとてもうまい。アリス嬢が作ってくれたから尚更おいしいと感じてしまうのだろうか。
「……実は、先日脅迫状のようなものが届いて────」
は?
質問したいことはあるのだがアリス嬢の説明が終わるまで話を聞いた。
「なるほど。外出を控えていた理由はそういうことですか。その後調査はしたのですか?」
「はい。お父様が密かに調べているそうです。愉快犯という可能性もありますが何があるかわかりませんし」
「その手紙を見せていただくことはできますか?」
アリス嬢のメイドが手紙を持ってきた。手袋をはめて手紙を受け取る。指紋が残っているわけではないのか。
「この文章を作成した人物は、雑な人物ですね。加えて左利き」
定規を使うくらいだからきっちりしているのかと思いきや、最後の方は文字がずれたりスペルが違っていても気にしない人物。字が右下がりになっている。
「お父様もそう言っていました。見ただけで分かるなんてすごいです」
文章や字を見てどういう人物かというのが大体わかる。手紙はヒントになる事が多い。
「アリス嬢、誰かにその、恨まれる事があったりしますか? っといや、言い方が悪いですね。アリス嬢はとても素晴らしい女性ですし、人の前に立つ際などにも非常に気を使っていると思いますが念のため」
「思えばあるようなないような……一般的に王子の婚約者ってだけで羨ましいとか言われていたので一般貴族じゃできないような経験もさせてもらっていました。気に食わない方もいたかもしれませんね」
噂で聞いたのだが○○伯爵家なんかはいまだに根に持っていて、うちの娘だったらこうはならなかったはずとか言っているみたいだ。婚約者を選ぶお茶会で他の令嬢に嫌がらせをしていたのがバレて婚約者候補から外れたから単なる逆恨みだろう。
「この手紙の差出人はアリス嬢に思いを寄せている人物なのでしょうね。だから私が邪魔なのでしょう」
「え! 私はアーネスト様のことを好いている家の方からだと思っていました」
「え? それはないでしょう」
「だってアーネスト様忙しい理由の一つに婚活をされていると……」
な! なんだって!
「していません! 誓って! 確かに令嬢とは会いましたよ。というか紹介されましたが私にはその気がないのですから。シーラ嬢から何か聞いていませんか? 忙しかったのは父の代わりに会議に出たりだとか騎士団の練習に参加したりだとかで……シーラ嬢の父上と雑談をしていたときに語学が堪能な人がいたら紹介してください。などと言ったらなぜかシーラ嬢を紹介されたのです」
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「単なる噂ですから。もう令嬢を紹介するのはやめてほしいと言ってあります。十三歳の少女まで紹介されて困っているのですから」
十五歳で嫁ぐことも珍しくないのだが、子供にしか見えない。それなのに十三歳……そんな趣味はない。やはり耳に入っていたか。恥ずかしい!
「失礼しました。それならこの脅迫状は……」
「犯人が二人で会っているのを見たら逆上するかもしれませんね。ふむ、それも悪くありませんね」
「どういうことですか?」
「なぜ犯人の思惑通りにしなくてはならないのですか。とっととこの件、片付けてしまいませんか?」
犯人はあいつだろうからとっ捕まえてやろう。こんな脅しに屈するわけにはいかない。陛下が令嬢を紹介すると言っていたが保留にしてもらおう。紹介された後だと相手が可哀想すぎる。
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