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リージュに掴まれたままの手を動かし、目の前の何かに手を当てる。その隣にリージュの手が並び、二人同時にぐっと力を入れて動かそうとする。
すると、光が少しずつ見えてきて案外簡単に動いたかのように見えた。順調に見えたそのとき、勢いよく動き出していく。
そのまま二人は思い切り前によろけるように倒れていった。
「キャッ!」
「うっ!」
同時に、すぐ横から女性のような高い声が短く聞こえた。しかし、あまりの衝撃に二人はその姿を確認できないでいた。
「大丈夫……? その格好……ハイト国から来たのかしら?」
「! ハイト国を、シムカのことを知っているのか!? ここはどこなんだ!?」
聞き慣れた単語を耳にしたリージュは、声のする方を向いて矢継ぎ早に問う。
そこには、ラフな格好をした黒髪の長髪の女性がやや困った表情で二人を見ている。
すると、光が少しずつ見えてきて案外簡単に動いたかのように見えた。順調に見えたそのとき、勢いよく動き出していく。
そのまま二人は思い切り前によろけるように倒れていった。
「キャッ!」
「うっ!」
同時に、すぐ横から女性のような高い声が短く聞こえた。しかし、あまりの衝撃に二人はその姿を確認できないでいた。
「大丈夫……? その格好……ハイト国から来たのかしら?」
「! ハイト国を、シムカのことを知っているのか!? ここはどこなんだ!?」
聞き慣れた単語を耳にしたリージュは、声のする方を向いて矢継ぎ早に問う。
そこには、ラフな格好をした黒髪の長髪の女性がやや困った表情で二人を見ている。
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