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第二章 街へ
第16話 新人へのお約束
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「それが、あなたの奥の手ということなのね・・・」
リエがニヤッと笑った。全力ではなかったとはいえ、腹に木刀がめり込んだはずなのに、平気なようだ。
この世界の人間、どうなってるの???
この試合を通じて、コジローは少し認識が甘かったかかも知れないと思うのだった・・・。
この世界は、思った以上に超人───超地球人―――が多いのかも知れない。地球の感覚で居ると、判断を誤る事があるかもしれない。
その瞬間、脳内にカランと鐘の鳴る音がした。ゼフトが改良したオーブのペンダントの機能だ。コジローの魔法のレベルが上がると音が鳴る。
後で確認したところ、加速が4倍速にレベルアップしていた。
リエとの試合は、良い経験になったようであった。
リエはもっと続けたそうだったが、コジローは、自分はテイマーでもある、従魔込みの実力なのだから従魔も見てくれと必死で訴え、なんとかリエとの模擬戦を終了することに成功。
その後マロの実力も見てもらう事に。
マロの実力試験の結果:
魔力の量=多すぎて測定不能
攻撃魔法=破壊力が強すぎて、手加減しても訓練場の壁を破壊してしまう
戦闘=動きが速すぎ。リエですらまったくついて行けず、首に食いつかれる。
まだ幼いが、それでもさすがSランクモンスター、フェンリルである。
リエはただただ驚愕するのであった。
────────────────
試験は終了、ギルドカードを受け取るため、コジローは受付前で待っていた。
夕方になったため、受付には依頼終了の報告の列ができており、エイラはの手が離せないので、ギルドマスターであるリエが自らカードを作って持ってきてくれた。
「おめでとう、ランクはE認定よ。本当はDにしたいくらいだけど、さすがに未経験者をいきなりDにはできないからね。でもあなたならすぐに昇格できると思うから、がんばってね。」
受付の列から「ほう」という空気が少し生まれた。未経験の若者がいきなりランクE、それも、Dに近いEというのは、なかなか有望株という事になるらしい。
しかし、リエの次の言葉でギルド内はさらにざわめく。
「魔法の腕はともかくとして、剣技で私に勝ったんだから大したものよ、自信を持ちなさい!しかし全力でなかったとは言え悔しいわね、また今度手合わせしてね、次は私が勝つわ。」
『リエに剣で勝った?!』
これは冒険者達には衝撃的なニュースだった。
実はリエはこの町で唯一のランクA冒険者であり、その高速の連撃から暴風剣女という二つ名まで付けられている有名な剣士だったのだ。剣の実力では、リエはこの世界でもトップクラスなのである。
そのリエに勝ったとなると、剣技だけならランクA超級ということになるのだ。
しかし、リエとの手合わせで、当のコジローは少し落ち込んでいた。
多少は日本の剣道の知識があるので───実際にやった経験はないのだが───人間相手なら、加速や転移の魔法を使えばそこそこ渡り合えるんじゃないかと思っていたのだ。
しかし結果は、魔法を使ってさえ、まったく歯が立たなかった。
魔法を使わず、素の実力だけでやりあったら瞬殺だろう。
勝ったとリエは言うが、加速でドーピング+転移魔法の不意打ちの結果なので、ラッキーだったという程度にしかコジローは思えない。
おそらく、転移という手があると分かっていれば、もはやそれもリエには通用しないような気がする。それほど、リエの動きは圧倒的だったのだ。
冷静に考えれば、コジローは剣のド素人でしかないのだ。調子に乗って剣で戦おうなどと思ったら、この世界では簡単に死んでしまうかも知れない。
うん、そうだ、自分にはマロが居る。
マロは頼りになる、リエだって敵わないくらいだ。
「剣が使えます」などと格好つけて言わないで、自分はテイマーだと言い張って、今後は自分で戦うのはやめよう・・・
そう心に決めるコジローだった。
リエがニヤッと笑った。全力ではなかったとはいえ、腹に木刀がめり込んだはずなのに、平気なようだ。
この世界の人間、どうなってるの???
この試合を通じて、コジローは少し認識が甘かったかかも知れないと思うのだった・・・。
この世界は、思った以上に超人───超地球人―――が多いのかも知れない。地球の感覚で居ると、判断を誤る事があるかもしれない。
その瞬間、脳内にカランと鐘の鳴る音がした。ゼフトが改良したオーブのペンダントの機能だ。コジローの魔法のレベルが上がると音が鳴る。
後で確認したところ、加速が4倍速にレベルアップしていた。
リエとの試合は、良い経験になったようであった。
リエはもっと続けたそうだったが、コジローは、自分はテイマーでもある、従魔込みの実力なのだから従魔も見てくれと必死で訴え、なんとかリエとの模擬戦を終了することに成功。
その後マロの実力も見てもらう事に。
マロの実力試験の結果:
魔力の量=多すぎて測定不能
攻撃魔法=破壊力が強すぎて、手加減しても訓練場の壁を破壊してしまう
戦闘=動きが速すぎ。リエですらまったくついて行けず、首に食いつかれる。
まだ幼いが、それでもさすがSランクモンスター、フェンリルである。
リエはただただ驚愕するのであった。
────────────────
試験は終了、ギルドカードを受け取るため、コジローは受付前で待っていた。
夕方になったため、受付には依頼終了の報告の列ができており、エイラはの手が離せないので、ギルドマスターであるリエが自らカードを作って持ってきてくれた。
「おめでとう、ランクはE認定よ。本当はDにしたいくらいだけど、さすがに未経験者をいきなりDにはできないからね。でもあなたならすぐに昇格できると思うから、がんばってね。」
受付の列から「ほう」という空気が少し生まれた。未経験の若者がいきなりランクE、それも、Dに近いEというのは、なかなか有望株という事になるらしい。
しかし、リエの次の言葉でギルド内はさらにざわめく。
「魔法の腕はともかくとして、剣技で私に勝ったんだから大したものよ、自信を持ちなさい!しかし全力でなかったとは言え悔しいわね、また今度手合わせしてね、次は私が勝つわ。」
『リエに剣で勝った?!』
これは冒険者達には衝撃的なニュースだった。
実はリエはこの町で唯一のランクA冒険者であり、その高速の連撃から暴風剣女という二つ名まで付けられている有名な剣士だったのだ。剣の実力では、リエはこの世界でもトップクラスなのである。
そのリエに勝ったとなると、剣技だけならランクA超級ということになるのだ。
しかし、リエとの手合わせで、当のコジローは少し落ち込んでいた。
多少は日本の剣道の知識があるので───実際にやった経験はないのだが───人間相手なら、加速や転移の魔法を使えばそこそこ渡り合えるんじゃないかと思っていたのだ。
しかし結果は、魔法を使ってさえ、まったく歯が立たなかった。
魔法を使わず、素の実力だけでやりあったら瞬殺だろう。
勝ったとリエは言うが、加速でドーピング+転移魔法の不意打ちの結果なので、ラッキーだったという程度にしかコジローは思えない。
おそらく、転移という手があると分かっていれば、もはやそれもリエには通用しないような気がする。それほど、リエの動きは圧倒的だったのだ。
冷静に考えれば、コジローは剣のド素人でしかないのだ。調子に乗って剣で戦おうなどと思ったら、この世界では簡単に死んでしまうかも知れない。
うん、そうだ、自分にはマロが居る。
マロは頼りになる、リエだって敵わないくらいだ。
「剣が使えます」などと格好つけて言わないで、自分はテイマーだと言い張って、今後は自分で戦うのはやめよう・・・
そう心に決めるコジローだった。
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