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第一部 転生編
第50話 ダンジョンの中へGO
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クレイ 「一緒に入るのはいいが、子供達を守りながらダンジョンの中を進むとなると神経を使うな…」
アレン 「ああ、大丈夫だ、コイツラは十分強い、ゴブリン程度なら勝てる。だから、浅層階だけ付き合って、あとは勝手に帰っていくんだよ」
クレイ 「子供達だけで帰すのか?」
パピ 「1~2階層からなら俺たちだけでも帰れるから大丈夫だよ」
アレン 「それに、ここは人気のダンジョンだからな、冒険者はひっきりなしに入ってくるからな、魔物は冒険者達が退治してしまうから子供達が戦う必要はほとんどないんだ」
クレイ 「ああ、なるほどね」
ダンジョン “ペイトティクバ” に子供が入る事は禁止されている。
ただ、例外として冒険者の大人と一緒であれば入れる。そのため、ダンジョンの入口の村で暮らす子供達は冒険者に声を掛けて一緒に入ってもらい入口を通過するのだ。そして、冒険者たちが捨てていった低級な素材を拾い集めて売るわけである。
ゴブリンの魔石など中上級の冒険者はわざわざ回収などせず捨てていくが、ゴブリンの魔石でも何個か集めて売れば安パン一個分くらいの値段にはなるのだ。
子供を荷物運びに雇う冒険者も稀に居るが、それはよほど気に入った見込みのある子供が居た場合だけ、慈善事業みたいなものである。子供を守りながら戦うのは大変なので、見習いとして連れていくにしても一人だけ。命がけで深層に向かうようなパーティは子供は雇わない。
なので、子供達はダンジョンの入口を通過したら、1階層、良くても2階層目までで冒険者の後を尾いてまわり、おこぼれを拾い、帰っていくのである。
アレン 「…どうした? 魔物にでもやられたか?」
ふと見ると、パピの顔に殴られたような腫れがあるのにアレンが気づいた。
パピ 「いや、魔物じゃなくて冒険者に殴られた」
アレン 「殴られた?!」
パピ 「さっきちょっとね。見かけない冒険者がダンジョンに入ろうとしてるから声を掛けてみたんだけど、ゴミ漁り風情が気安く話しかけるなって言われて、いきなり殴られたんだ…」
アレン 「…どいつだ!?」
アレンの声に怒気が籠もる。
パピ 「ガミオラとか呼ばれてたけど。もうダンジョンに入ったんじゃないかな」
アレン 「ガミオラか、覚えておこう。(ダンジョンの)中で遭遇するかもしれないしな。あとで冒険者ギルドにも報告しておく」
パピ 「いや、報告とかいいよ。俺達がチクったって恨みを買っても困る」
アレン 「…そうか。まぁ冒険者には血の気の多い奴も多いから気をつけろよ…」
そして、入口で手続きをしてダンジョンに入るアレン達【黄金の風】。
※入ったまま出て来ない=中で死亡する冒険者がたまに居るので、誰がいつ入ったか、何日くらいの予定かを申告する必要があるのだ。
クレイ 「登山届ならぬ、ダンジョン届けか」
一階層目はほぼ完全な洞窟型フィールドで、魔物はゴブリンしか出ない。二階層目からはいきなり草原フィールドとなり、コボルトが出てくる。三階層目はオークが主体となる。そして、四~六階層では魔狼などの四足系の魔物が出始める。初級冒険者はだいたい三階層から六階層までで魔物を狩っては素材を持ち帰るのである。
上級パーティであるアレン達【黄金の風】は当然さらに下層へと降りていく。いつもなら持って帰れる量に限界があるため、狩る魔物は厳選するのだが、今回はクレイのおかげで持ち運び容量に制限がないため、高く売れる素材が採れる魔物はどんどん狩っていく。
パティ 「…暇ね」
アレン 「クレイが居れば、近接戦闘担当の俺達はあまり必要ないもんなぁ」
クレイも慣れてきて、接近する前に魔物はほとんど魔導銃で倒してしまうのだ。魔物をより遠方で発見する斥候役と、射撃手を守る盾士が居れば、近接戦闘担当は万が一の備えで居るだけであまり仕事はなくなってしまうのだ。
普段なら素材の剥ぎ取りなどもその場で行うため、中々前に進めないのだが、今回はクレイのマジックバッグに倒した魔物をそのまま収納してしまうのでどんどん進める。
こうしてそこそこの深さまで潜り、獲物を大量に収穫したアレン達は再び地上を目指す事にした。
ダンジョンによっては階層のボスモンスターを倒すと帰還用の転移魔法陣が出る場合もあるのだが、このペイトティクバにはそれが出ないのである。つまり、帰りは再びもと来た道のりを戻るしかない。
(※実はダンジョンの転移魔法陣の解析もクレイの将来的な目的の一つなのだが、このダンジョンには転移魔法陣は出ないと聞いたため、クレイは他のダンジョンを、どうせなら古代遺物がたくさん出るダンジョンを目指す事にしたのだ。)
やがて、二階層目まで登ってきたところで、何人か倒れているのを発見した。魔物にやられた冒険者かと駆け寄ってみると……
アレン 「ああ、大丈夫だ、コイツラは十分強い、ゴブリン程度なら勝てる。だから、浅層階だけ付き合って、あとは勝手に帰っていくんだよ」
クレイ 「子供達だけで帰すのか?」
パピ 「1~2階層からなら俺たちだけでも帰れるから大丈夫だよ」
アレン 「それに、ここは人気のダンジョンだからな、冒険者はひっきりなしに入ってくるからな、魔物は冒険者達が退治してしまうから子供達が戦う必要はほとんどないんだ」
クレイ 「ああ、なるほどね」
ダンジョン “ペイトティクバ” に子供が入る事は禁止されている。
ただ、例外として冒険者の大人と一緒であれば入れる。そのため、ダンジョンの入口の村で暮らす子供達は冒険者に声を掛けて一緒に入ってもらい入口を通過するのだ。そして、冒険者たちが捨てていった低級な素材を拾い集めて売るわけである。
ゴブリンの魔石など中上級の冒険者はわざわざ回収などせず捨てていくが、ゴブリンの魔石でも何個か集めて売れば安パン一個分くらいの値段にはなるのだ。
子供を荷物運びに雇う冒険者も稀に居るが、それはよほど気に入った見込みのある子供が居た場合だけ、慈善事業みたいなものである。子供を守りながら戦うのは大変なので、見習いとして連れていくにしても一人だけ。命がけで深層に向かうようなパーティは子供は雇わない。
なので、子供達はダンジョンの入口を通過したら、1階層、良くても2階層目までで冒険者の後を尾いてまわり、おこぼれを拾い、帰っていくのである。
アレン 「…どうした? 魔物にでもやられたか?」
ふと見ると、パピの顔に殴られたような腫れがあるのにアレンが気づいた。
パピ 「いや、魔物じゃなくて冒険者に殴られた」
アレン 「殴られた?!」
パピ 「さっきちょっとね。見かけない冒険者がダンジョンに入ろうとしてるから声を掛けてみたんだけど、ゴミ漁り風情が気安く話しかけるなって言われて、いきなり殴られたんだ…」
アレン 「…どいつだ!?」
アレンの声に怒気が籠もる。
パピ 「ガミオラとか呼ばれてたけど。もうダンジョンに入ったんじゃないかな」
アレン 「ガミオラか、覚えておこう。(ダンジョンの)中で遭遇するかもしれないしな。あとで冒険者ギルドにも報告しておく」
パピ 「いや、報告とかいいよ。俺達がチクったって恨みを買っても困る」
アレン 「…そうか。まぁ冒険者には血の気の多い奴も多いから気をつけろよ…」
そして、入口で手続きをしてダンジョンに入るアレン達【黄金の風】。
※入ったまま出て来ない=中で死亡する冒険者がたまに居るので、誰がいつ入ったか、何日くらいの予定かを申告する必要があるのだ。
クレイ 「登山届ならぬ、ダンジョン届けか」
一階層目はほぼ完全な洞窟型フィールドで、魔物はゴブリンしか出ない。二階層目からはいきなり草原フィールドとなり、コボルトが出てくる。三階層目はオークが主体となる。そして、四~六階層では魔狼などの四足系の魔物が出始める。初級冒険者はだいたい三階層から六階層までで魔物を狩っては素材を持ち帰るのである。
上級パーティであるアレン達【黄金の風】は当然さらに下層へと降りていく。いつもなら持って帰れる量に限界があるため、狩る魔物は厳選するのだが、今回はクレイのおかげで持ち運び容量に制限がないため、高く売れる素材が採れる魔物はどんどん狩っていく。
パティ 「…暇ね」
アレン 「クレイが居れば、近接戦闘担当の俺達はあまり必要ないもんなぁ」
クレイも慣れてきて、接近する前に魔物はほとんど魔導銃で倒してしまうのだ。魔物をより遠方で発見する斥候役と、射撃手を守る盾士が居れば、近接戦闘担当は万が一の備えで居るだけであまり仕事はなくなってしまうのだ。
普段なら素材の剥ぎ取りなどもその場で行うため、中々前に進めないのだが、今回はクレイのマジックバッグに倒した魔物をそのまま収納してしまうのでどんどん進める。
こうしてそこそこの深さまで潜り、獲物を大量に収穫したアレン達は再び地上を目指す事にした。
ダンジョンによっては階層のボスモンスターを倒すと帰還用の転移魔法陣が出る場合もあるのだが、このペイトティクバにはそれが出ないのである。つまり、帰りは再びもと来た道のりを戻るしかない。
(※実はダンジョンの転移魔法陣の解析もクレイの将来的な目的の一つなのだが、このダンジョンには転移魔法陣は出ないと聞いたため、クレイは他のダンジョンを、どうせなら古代遺物がたくさん出るダンジョンを目指す事にしたのだ。)
やがて、二階層目まで登ってきたところで、何人か倒れているのを発見した。魔物にやられた冒険者かと駆け寄ってみると……
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