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序章(プロローグ)
第47話 クーデターの結末を聞いたにゃ
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■グリス
「どうやら街の雰囲気も落ち着いたようですね」
ヤライ「街の中で騎士を見かけるようになった」
「ええ、ですが気づいていますか? 彼らの紋章は、この街の、ワッツローヴ家のものではありません。あれは…隣町の領主、エイケ侯爵家の紋章です……お、アマリも戻ってきましたね」
アマリ「何があったか街の住民に聞いてきたぞ。どうやら、話題の獣人の英雄が騎士団を斃した事で獣人達が勢いに乗って、領主家を襲撃したそうだ。クーデターだな」
「そして…失敗した?」
アマリ「ああ。一度は成功し、領主の屋敷は占拠されたようだが、しかしすぐに隣町から援軍が来て、結局、獣人達は皆殺しにされてしまったそうだ」
ヤライ「噂の獣人の英雄はどうしたんだ?」
アマリ「それが、クーデターの前に街を出て、そのまま戻ってきていないそうだ」
「どうやら彼は…たまにしか街に来ないらしいですね」
ヤライ「グリスは商業ギルドのグランドマスターに会うと言ってたな? 会えたのか?」
「ええ、会えました。まぁやはり肝心な部分についてははぐらかされてしまいましたが…」
「ただ、分かった事もたくさんあります。件の猫獣人は月に1~2度、商業ギルドに魔物の素材を売りに来るようです。そして、彼が卸す素材はいつも高ランクの魔物ばかり。オークションでとんでもない値段がつくようなモノばかりのようで。つまり…」
アマリ「つまり?」
「彼の実力は本物という事になります。ただし…
…彼は売りに来ているだけで、狩っているのは別の人間という可能性もあります。
商業ギルドのグランドマスターはなかなか読めない人物でね、はっきりしないのですよ」
ヤライ「それじゃぁ、その、背後にいる人間が賢者?!」
「猫獣人の彼は、森の中に住んでいるらしいです。高ランクの魔物を狩れる実力のある者なら、この近辺に現れる魔物程度では相手にならないのかも知れませんが……普通なら、壁もなしに魔物の彷徨く森で一人で生活するなど、ありえない話ですね…」
アマリ「その獣人を表に立たせて、その背後に実力者が居る、と?」
「あるいは集団かも知れませんが。その可能性も視野に入れて、もう少しその猫獣人を探ってみましょう」
+ + + +
■カイト
久々に街へ来て、【青空亭】向かう路地を歩いていたら、突然、石が飛んできた。
だが大丈夫。用心深い俺は常に魔法障壁で身を張っているのだ。
本当は街の中くらい警戒せずに居たいところだが、思った以上にアウェーだったので、結局中でも外と変わらず警戒している。平民はフレンドリーなのだが、貴族にはすぐ攻撃されるからな。
石は、俺が張っていた魔法障壁に当たり、飛んできた方向へ跳ね返っていった。
この障壁は魔法を反射する魔鏡障壁の応用・進化型で、物理的な攻撃も同威力で同方向に反射してしまう。
例えば俺に向かって矢を放てば、矢を放った者にその矢が返ってくるというわけである。(前世の日本で見たアニメをヒントにしてみた。)
「痛っ」
声がした方向を見ると、少年が頭を押さえている。
跳ね返った石が当たったようだが、元々石は元々大した勢いで飛んできたわけではないので、少年もコブができた程度だろう。
押さえる手の横からケモミミが見える。獣人のようだ。
少年は頭を押さえながら俺を睨みつけてきた……おや、その顔は、スラム街で見た事がある気がするな。
ただ、妙にボロボロの格好をしていたのが気になった。俺が支援するようになって、衣食に関してはかなり改善されているはずなのだが…?
どうしたのか気になって、その少年に歩を向けた瞬間、少年は走って逃げ出してしまった。
気になったので、俺は商業ギルドに行って話を聞いてみることにした。(※商業ギルドにはスラムの支援業務を委託している。)
ギルマスのヨニールもグランドマスターのロデスも居なかったが、サブギルドマスターのリアンナが対応してくれた。そこで、俺は獣人達のクーデターがあり、それが失敗したという話を聞かされた…。
そうか、失敗したのか…。
でもそれは俺には関係ない事。
協力する気はないと言っておいたはず。それでも自分達の判断で決行したのだから、自己責任だろう。
人間が獣人を支配しようが、獣人が人間を支配しようが、そういう争いには俺は関わる気はない。
リアンナ「クーデターは一度は成功したのです…いえ、成功と言っていいのか分かりませんが。屋敷はもぬけの殻で、戦闘は一切なく…そのまま獣人達は領主邸を占拠しました」
「領主は死んだが息子が居たのでは…?」
リアンナ「え、どうしてそれを? 確かにワッツローヴ伯爵は死亡し、そのご子息であるガスト様があとを引き継いだと発表がありましたが、カイト様はどこでその情報を?」
「いや、その、その発表を聞いたにゃ」
リアンナ「正式発表があったのは今朝、それも、主要機関に通達されたのみで、一般公開になるのはこの後の予定なのですが…?」
「うにゃ? いや、まぁ、噂話というのはどこからか漏れて流れるものにゃ」
リアンナ「…そうですね、前領主様が亡くなられたと言う噂はクーデターの日には流れていましたからね」
「それで、クーデターはどうなったにゃ?」
リアンナ「現領主であるガスト様は、どうやらクーデターの情報を察知していたようで、獣人達が屋敷に到達するまえに脱出し、隣街のエイケ侯爵を頼ったようです」
「にゃるほど」
リアンナ「獣人達は翌日から徐々に街の体制を立て直しいくつもりだったようで、城門の封鎖もしていなかったので…。そのため、エイケ侯爵領の騎士を引き連れて街に戻ったガスト様はそのまま街に入り、屋敷を攻撃。そして…
…占拠していた獣人達は全滅したそうです……」
リアンナは目を伏せた。
「……実はさっき、獣人の子供に石を投げつけられたにゃ」
リアンナ「そんな事が…?!」
驚いて顔をあげるリアンナ。
リアンナ「…そうですか……。きっとその子は、クーデターを起こして殺された獣人の子供かも知れませんね」
「でも何故俺に石を投げるにゃ? 大人だったら殺してたところにゃよ」
リアンナ「ころ…! ……あ、あの…」
「?」
リアンナ「カイト様は…クーデターには関わっていらっしゃらないんですよね?」
「どうやら街の雰囲気も落ち着いたようですね」
ヤライ「街の中で騎士を見かけるようになった」
「ええ、ですが気づいていますか? 彼らの紋章は、この街の、ワッツローヴ家のものではありません。あれは…隣町の領主、エイケ侯爵家の紋章です……お、アマリも戻ってきましたね」
アマリ「何があったか街の住民に聞いてきたぞ。どうやら、話題の獣人の英雄が騎士団を斃した事で獣人達が勢いに乗って、領主家を襲撃したそうだ。クーデターだな」
「そして…失敗した?」
アマリ「ああ。一度は成功し、領主の屋敷は占拠されたようだが、しかしすぐに隣町から援軍が来て、結局、獣人達は皆殺しにされてしまったそうだ」
ヤライ「噂の獣人の英雄はどうしたんだ?」
アマリ「それが、クーデターの前に街を出て、そのまま戻ってきていないそうだ」
「どうやら彼は…たまにしか街に来ないらしいですね」
ヤライ「グリスは商業ギルドのグランドマスターに会うと言ってたな? 会えたのか?」
「ええ、会えました。まぁやはり肝心な部分についてははぐらかされてしまいましたが…」
「ただ、分かった事もたくさんあります。件の猫獣人は月に1~2度、商業ギルドに魔物の素材を売りに来るようです。そして、彼が卸す素材はいつも高ランクの魔物ばかり。オークションでとんでもない値段がつくようなモノばかりのようで。つまり…」
アマリ「つまり?」
「彼の実力は本物という事になります。ただし…
…彼は売りに来ているだけで、狩っているのは別の人間という可能性もあります。
商業ギルドのグランドマスターはなかなか読めない人物でね、はっきりしないのですよ」
ヤライ「それじゃぁ、その、背後にいる人間が賢者?!」
「猫獣人の彼は、森の中に住んでいるらしいです。高ランクの魔物を狩れる実力のある者なら、この近辺に現れる魔物程度では相手にならないのかも知れませんが……普通なら、壁もなしに魔物の彷徨く森で一人で生活するなど、ありえない話ですね…」
アマリ「その獣人を表に立たせて、その背後に実力者が居る、と?」
「あるいは集団かも知れませんが。その可能性も視野に入れて、もう少しその猫獣人を探ってみましょう」
+ + + +
■カイト
久々に街へ来て、【青空亭】向かう路地を歩いていたら、突然、石が飛んできた。
だが大丈夫。用心深い俺は常に魔法障壁で身を張っているのだ。
本当は街の中くらい警戒せずに居たいところだが、思った以上にアウェーだったので、結局中でも外と変わらず警戒している。平民はフレンドリーなのだが、貴族にはすぐ攻撃されるからな。
石は、俺が張っていた魔法障壁に当たり、飛んできた方向へ跳ね返っていった。
この障壁は魔法を反射する魔鏡障壁の応用・進化型で、物理的な攻撃も同威力で同方向に反射してしまう。
例えば俺に向かって矢を放てば、矢を放った者にその矢が返ってくるというわけである。(前世の日本で見たアニメをヒントにしてみた。)
「痛っ」
声がした方向を見ると、少年が頭を押さえている。
跳ね返った石が当たったようだが、元々石は元々大した勢いで飛んできたわけではないので、少年もコブができた程度だろう。
押さえる手の横からケモミミが見える。獣人のようだ。
少年は頭を押さえながら俺を睨みつけてきた……おや、その顔は、スラム街で見た事がある気がするな。
ただ、妙にボロボロの格好をしていたのが気になった。俺が支援するようになって、衣食に関してはかなり改善されているはずなのだが…?
どうしたのか気になって、その少年に歩を向けた瞬間、少年は走って逃げ出してしまった。
気になったので、俺は商業ギルドに行って話を聞いてみることにした。(※商業ギルドにはスラムの支援業務を委託している。)
ギルマスのヨニールもグランドマスターのロデスも居なかったが、サブギルドマスターのリアンナが対応してくれた。そこで、俺は獣人達のクーデターがあり、それが失敗したという話を聞かされた…。
そうか、失敗したのか…。
でもそれは俺には関係ない事。
協力する気はないと言っておいたはず。それでも自分達の判断で決行したのだから、自己責任だろう。
人間が獣人を支配しようが、獣人が人間を支配しようが、そういう争いには俺は関わる気はない。
リアンナ「クーデターは一度は成功したのです…いえ、成功と言っていいのか分かりませんが。屋敷はもぬけの殻で、戦闘は一切なく…そのまま獣人達は領主邸を占拠しました」
「領主は死んだが息子が居たのでは…?」
リアンナ「え、どうしてそれを? 確かにワッツローヴ伯爵は死亡し、そのご子息であるガスト様があとを引き継いだと発表がありましたが、カイト様はどこでその情報を?」
「いや、その、その発表を聞いたにゃ」
リアンナ「正式発表があったのは今朝、それも、主要機関に通達されたのみで、一般公開になるのはこの後の予定なのですが…?」
「うにゃ? いや、まぁ、噂話というのはどこからか漏れて流れるものにゃ」
リアンナ「…そうですね、前領主様が亡くなられたと言う噂はクーデターの日には流れていましたからね」
「それで、クーデターはどうなったにゃ?」
リアンナ「現領主であるガスト様は、どうやらクーデターの情報を察知していたようで、獣人達が屋敷に到達するまえに脱出し、隣街のエイケ侯爵を頼ったようです」
「にゃるほど」
リアンナ「獣人達は翌日から徐々に街の体制を立て直しいくつもりだったようで、城門の封鎖もしていなかったので…。そのため、エイケ侯爵領の騎士を引き連れて街に戻ったガスト様はそのまま街に入り、屋敷を攻撃。そして…
…占拠していた獣人達は全滅したそうです……」
リアンナは目を伏せた。
「……実はさっき、獣人の子供に石を投げつけられたにゃ」
リアンナ「そんな事が…?!」
驚いて顔をあげるリアンナ。
リアンナ「…そうですか……。きっとその子は、クーデターを起こして殺された獣人の子供かも知れませんね」
「でも何故俺に石を投げるにゃ? 大人だったら殺してたところにゃよ」
リアンナ「ころ…! ……あ、あの…」
「?」
リアンナ「カイト様は…クーデターには関わっていらっしゃらないんですよね?」
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