傷ついた心は元にもどりますか?

ミュリウム

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4章

再び高校生活START

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あー、こういうのってあんまり好きじゃないんだけどなぁ。
いずらいし。
ましてや今から復讐する相手のいる教室なんて。

「おーい?」
圭が、なかなか来ない私を心配して教室から声をかけてくる。

えぇい!グダグダしてても仕方ない。入るか。

ガラッ

私は勢いよく扉を開ける。
クラスのみんなの視線が一気に私にあつまる。

カッカッカッ
私は、とりあえず黒板に自分の名前を書く。
偽名なんだけどね。


「瀬戸未来です。アメリカから最近帰国したのでこの時期に編入になりました。これからよろしくお願いします。」

私は丁寧にお辞儀をする。
みんなはパチパチと拍手をしてくれた。
でも、私はあなたたちとよろしくするつもりは本当はありません(笑)
えっと、私の席はどこだろ?青龍の近くだといいなぁ。

「じゃあ、瀬戸はそこの空いている1番後ろの席に座ってね。」

圭がさした方の空席をみる。
そこは、窓際の1番後ろの席だった。
さすが!これで授業中も寝れる!

そして私はその空席に座った。
私の席の周りは何故か5人分ほど空席になっていた。
他の席が全部埋まってるって事は、そこは青龍の幹部たちの席か。
ちょうど幹部は5人だしちょうどいい。

「じゃあ、そろそろ時間だからHRはここまでにするっス!じゃあ、委員長。号令を…」

ガラッ

圭がHRをおわらせようとした時、教室のドアが空いた。
はぁ。やっとおわると思ったのにな。
ドアの方を見ると、ぞろぞろと入ってくる人たちがいた。

「キャー!」
急にクラスの女子が騒ぎだした。
うるせぇなぁ。
とりあえず、気になりはしたのでそっちの方をみてみる。
その顔には見覚えがあった。

あの頃、私を裏切り者と決めつけて追い出した青龍の幹部たちだ。
幹部たちが近づいてくる。
1…2…3…4…5人か。
そこで幹部の1人が私に気づいた。

「あれぇ?こんな女の子クラスにいたっけ?」

どうやら私とは気づかれてないらしい。いや、まだ気づかれても困るけどね。
私は覚えている。
この子は来栖 亮(くるす りょう)。甘えっ子の幹部キャラでは可愛いキャラだった子だ。

「いや、いませんでしたね。誰でしょう?」

亮の言葉にそう返しながら、眼鏡をクイっと持ち上げる男子。
こいつは森 和也(もり かずや)。昔はハッキングとか得意だったみたいで教えてもらってたなぁ。
まぁ、今では私の方が上だけどね?世界NO.1だし?

「ねぇねぇ!もしかして君新入りさん?よろしくね!僕は椎名 渚(しいな なぎさ)。そこにいる長身の無愛想な雷(らい)と双子なんだ~♪よろしくね!」

いや、知ってるし。
てか、長身って2人とも確か175cmあったよね?あの頃よりまた伸びてね?

しかも、後ろにいる雷はすごい不機嫌だし。

「渚。女に余計な事いうな。反吐がでる。」
そう言って渚。あぁ、そういえば雷は女嫌いだったっけ。そりゃ、そうなるよね。

「ごめんね?悪い奴じゃないから仲良くしてあげて?えっと、君の名前は?」

さりげなくフォローを入れる渚。さすが兄弟。慣れてるなぁ。

「瀬戸 未来です。よろしく。」

いや、本当はよろしくなんてしたくないんですけどね。

「よろしく!」

あーあ、なんか渚のペースに巻き込まれてるし。

前を見ると、私の前の席ですでに寝ている奴がいた。さっきまで空席だったその席には、青龍の総長の樹がいた。
相変わらず、授業でも構わず寝るのね。
まぁ、前が見やすくなっていいわ。

「よしっ。じゃあ本当にHRおわるっスよ!委員長よろしくっす!」

そう言って圭が号令を促した。

「はい。起立。例。着席。」

委員長と思われる、いかにも真面目そうな女子が号令をかけた。

「おわったー!ねーねー!南。私のメイクやってー!いつもみたいにこれでお願い!」

HRが終わった途端に、委員長と思われる生徒が前の席の南というらしい女の子にこえをかけていた。

全然真面目じゃないじゃん…

そういえばこの教室、めちゃくちゃ香水くさいし。
気分悪くなりそ。
とりあえず、情報聞き出すために秋斗のとこ行こうっと。確か理事長室だよね。前と場所変わってなければわかるから、誰かに聞く必要もないし行くか。

そうして私は教室を後にした。
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