モンキー アドバタイジング エージェンシー 

morituna

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モンキー アドバタイジング エージェンシー  第2話

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 「童女の森」のパブリック・リレーションズを作成するに辺り、先ず、明応 3 年(1494)の6月に起きた、童女の森事案の一部始終を、MAEの時空間撮影部門に撮影させることにした。
 撮影オペレータは、3D VR動画撮影機材

を、時空間撮影システムが設置されている大部屋の時空間プラットフォームの近傍に搬入し、撮影機材を包囲する様に亜空間を作り、この亜空間を、明応 3 年(1494)の6月1日の、氏神の境内に連結させた。
 そして、亜空間の時間を現在に向かって進ませた。
 以前の時空間撮影システムでは、過去の世界から得られる情報は、映像だけで音は取得できなかったが、改良により過去の世界の音も取得できる様になった。

 村人達が水害を避けられるのかと、氏神

の境内で対策案を相談している時点が判明したので、3D VR動画撮影機材で、音声付きで動画撮影を開始した。
 京から来た陰陽師(おんみょうじ)が、「水神様の怒りを静めるためには、15 才になる娘を生けにえとして水神様に捧げなさい。」と、村人に告げている状況も撮影できた。

 つぎに、15 才になる娘を持つ村人達が、氏神の境内で、くじを引いて、庄屋の矢野家に当たった場面も撮影できた。さらに、6月29日に、庄屋の娘が白木の箱

に入れられ、生き埋めにされる場面も撮影できた。

 後は、箱内で娘が鐘を鳴らす場面を撮影するだけとなった。
 なぜか、箱の中で、娘が既に死んでしまっているのか、村人達が立ち去っても、鐘の音が一向に聞こえない。
 しかし、夕方になって辺りが暗くなると、箱を蹴りやぶって、娘が地上に出てきた。
 そして、娘は、3D VR動画撮影機材が稼働している亜空間に入ってしまった。 
 亜空間の時間を現在に戻すと、生き埋めにされて餓死するはずの15歳の娘が現在に来てしまった。
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