2 / 3
宇宙エレベーター 第2話 宇宙エレベーター(本物)内覧会
しおりを挟む
俺と、千春は、非常口のドアを開けて、避難通路に入った。
避難通路の奥には、非常用エレベーターがあった。
非常用エレベーターの乗場位置表示器は、非常用電源で点灯していた。
乗場ボタンの行先下向き三角ボタン▼ を押すと、ドアが開いた。
かごへ2人で乗り込み、かご室内のかご操作盤の下向き三角ボタン▼ を押すと、非常用エレベーターのかごが、ゆっくり、下降し始めた。
下降中に、さっき割れた何かが弾ける音がして、かご室内が、1瞬、瞬いた様に感じた。しかし、無事に、かごは、アース・ポートに着いた。
アース・ポートには、マスコミ関係者や協会会員が集まっていた。
小林組の技術者らしい人がブリーフィング、「手短な状況説明」を始めるところであった。
何故か、英語の同時通訳が行われていた。
『25年間の建設工期で作られた、この宇宙エレベーターの全長は96,000kmです。』
『今、皆さんがいる場所が、地球上の、宇宙への発着点でアース・ポートです。』
『このアース・ポートは、ここ、グベ島の赤道上に、陸上部分と海上部分に分けて建設されています。』
『宇宙エレベーターの管理施設がある陸上部分は、順次、空港やホテル、宇宙開発に関係する企業の研究所が誘致され、大きな街になります。』
『海中トンネルで結んだ海上部分には、宇宙エレベーターのクライマー発着場、出発・到着ロビー、管理施設のほか、格納庫、修理工場、倉庫、研究開発センターなど、アース・ポートの要(かなめ)となる施設があります。』
『海上施設は、直径約400mで、最下部に造られた中空のコンクリートの浮力で、海に浮かんでいます。宇宙へと延びるケーブルを固定している部分では、海水を利用したバラスト調整システムによって、ケーブルにかかるテンションを制御しています。 』
『静止軌道上には、最大規模の駅、静止軌道ステーションがあります。』
『静止軌道ステーションでは、大規模な宇宙太陽光発電や宇宙環境を活かした研究開発などが行なえるほか、地上からの観光地としても利用できます。』
『これらの施設のほかにも、高さの特性を活かした施設があります。
『火星と同じ重力になる火星重力センター、月と同じ重力になる月重力センターでは、それぞれの重力環境を利用した実験や研究を行うことができます。』
『低軌道衛星投入ゲートでは、地球から運んだ人工衛星を高度300kmの低軌道に投入できます。』
『静止軌道ステーションは、大規模な宇宙太陽光発電システムが設置され、静止軌道を周回する静止衛星の投下入が出来ます。』
『静止軌道より宇宙側には、太陽系の惑星探査や資源採掘のための施設が有ります。』
『この高度から宇宙船を放出すると、周回速度を利用して地球の重力圏から脱出させ、地球からよりもはるかに容易にほかの惑星の軌道に入れることができます。 』
ここまで聞いて、俺は、世界対応のソーラー電波腕時計を見た。
ソーラー電波腕時計は、高高度電磁パルス(HEMP)を受けて狂ったのか、なんと、2050年を表示していた。
非常用エレベーターで降下中に、西暦2023年の、愛知県の鯱(シャチホコ)市から、
西暦2050年の赤道のグベ島
のアース・ポートに着いた可能性が高いと確信した。
小林組の技術者らしい人は、『質疑応答しますと。』言った。
マスコミ関係者A 『宇宙エレベーターのアース・ポートを、何故、赤道のグベ島へ建設したのですか?』
技術者 『静止衛星は、赤道の上空で、周回するので、赤道直下のグベ島へ建設しました。』
マスコミ関係者B 『宇宙エレベーターのクライマー内に、トイレは、有りますか?』
技術者 『低~無重力対応のトイレが有ります。』
マスコミ関係者C 『静止軌道ステーション迄の、往復料金は幾らですか?』
技術者 『100万円を予定しています。』
マスコミ関係者D 『宇宙エレベーターの模型施設内覧会の時に、行方不明になった2人は、見つかりましたか?』
技術者 『まだ、行方しれずだと、聞いています。 』
マスコミ関係者E 『宇宙エレベーターのクライマーが登るワイヤーは何を使っていますか?』
技術者 『カーボンナノチューブ製の「テザー」です。』
技術者 『アース・ポート及びクライマーの内外は、撮影可能です。ガラポン抽選機
で当たった幸運の1組が、火星重力センター迄、搭乗体験が出来ます。』
ここまで、聞いて、俺は、千春に、『俺たちは、宇宙エレベーターの模型施設内覧会の時に行方不明になったらしい。』と、耳元でささやいた。
マスコミ関係者や協会会員らが、ハンドルを回すと、ガラポン抽選機は、はずれの、白玉ばかり吐き出した。
俺が、ガラポン抽選機のハンドルを回すと、当たりの金玉が出た。
避難通路の奥には、非常用エレベーターがあった。
非常用エレベーターの乗場位置表示器は、非常用電源で点灯していた。
乗場ボタンの行先下向き三角ボタン▼ を押すと、ドアが開いた。
かごへ2人で乗り込み、かご室内のかご操作盤の下向き三角ボタン▼ を押すと、非常用エレベーターのかごが、ゆっくり、下降し始めた。
下降中に、さっき割れた何かが弾ける音がして、かご室内が、1瞬、瞬いた様に感じた。しかし、無事に、かごは、アース・ポートに着いた。
アース・ポートには、マスコミ関係者や協会会員が集まっていた。
小林組の技術者らしい人がブリーフィング、「手短な状況説明」を始めるところであった。
何故か、英語の同時通訳が行われていた。
『25年間の建設工期で作られた、この宇宙エレベーターの全長は96,000kmです。』
『今、皆さんがいる場所が、地球上の、宇宙への発着点でアース・ポートです。』
『このアース・ポートは、ここ、グベ島の赤道上に、陸上部分と海上部分に分けて建設されています。』
『宇宙エレベーターの管理施設がある陸上部分は、順次、空港やホテル、宇宙開発に関係する企業の研究所が誘致され、大きな街になります。』
『海中トンネルで結んだ海上部分には、宇宙エレベーターのクライマー発着場、出発・到着ロビー、管理施設のほか、格納庫、修理工場、倉庫、研究開発センターなど、アース・ポートの要(かなめ)となる施設があります。』
『海上施設は、直径約400mで、最下部に造られた中空のコンクリートの浮力で、海に浮かんでいます。宇宙へと延びるケーブルを固定している部分では、海水を利用したバラスト調整システムによって、ケーブルにかかるテンションを制御しています。 』
『静止軌道上には、最大規模の駅、静止軌道ステーションがあります。』
『静止軌道ステーションでは、大規模な宇宙太陽光発電や宇宙環境を活かした研究開発などが行なえるほか、地上からの観光地としても利用できます。』
『これらの施設のほかにも、高さの特性を活かした施設があります。
『火星と同じ重力になる火星重力センター、月と同じ重力になる月重力センターでは、それぞれの重力環境を利用した実験や研究を行うことができます。』
『低軌道衛星投入ゲートでは、地球から運んだ人工衛星を高度300kmの低軌道に投入できます。』
『静止軌道ステーションは、大規模な宇宙太陽光発電システムが設置され、静止軌道を周回する静止衛星の投下入が出来ます。』
『静止軌道より宇宙側には、太陽系の惑星探査や資源採掘のための施設が有ります。』
『この高度から宇宙船を放出すると、周回速度を利用して地球の重力圏から脱出させ、地球からよりもはるかに容易にほかの惑星の軌道に入れることができます。 』
ここまで聞いて、俺は、世界対応のソーラー電波腕時計を見た。
ソーラー電波腕時計は、高高度電磁パルス(HEMP)を受けて狂ったのか、なんと、2050年を表示していた。
非常用エレベーターで降下中に、西暦2023年の、愛知県の鯱(シャチホコ)市から、
西暦2050年の赤道のグベ島
のアース・ポートに着いた可能性が高いと確信した。
小林組の技術者らしい人は、『質疑応答しますと。』言った。
マスコミ関係者A 『宇宙エレベーターのアース・ポートを、何故、赤道のグベ島へ建設したのですか?』
技術者 『静止衛星は、赤道の上空で、周回するので、赤道直下のグベ島へ建設しました。』
マスコミ関係者B 『宇宙エレベーターのクライマー内に、トイレは、有りますか?』
技術者 『低~無重力対応のトイレが有ります。』
マスコミ関係者C 『静止軌道ステーション迄の、往復料金は幾らですか?』
技術者 『100万円を予定しています。』
マスコミ関係者D 『宇宙エレベーターの模型施設内覧会の時に、行方不明になった2人は、見つかりましたか?』
技術者 『まだ、行方しれずだと、聞いています。 』
マスコミ関係者E 『宇宙エレベーターのクライマーが登るワイヤーは何を使っていますか?』
技術者 『カーボンナノチューブ製の「テザー」です。』
技術者 『アース・ポート及びクライマーの内外は、撮影可能です。ガラポン抽選機
で当たった幸運の1組が、火星重力センター迄、搭乗体験が出来ます。』
ここまで、聞いて、俺は、千春に、『俺たちは、宇宙エレベーターの模型施設内覧会の時に行方不明になったらしい。』と、耳元でささやいた。
マスコミ関係者や協会会員らが、ハンドルを回すと、ガラポン抽選機は、はずれの、白玉ばかり吐き出した。
俺が、ガラポン抽選機のハンドルを回すと、当たりの金玉が出た。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる




