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高校時代①
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青い空、白い雲、太陽が燦燦と降り注いでいる広い校庭、遊びに興じる生徒たち。
サッカーやドッジボールをする者、土草をいじっている者、特に何をしているわけでもなく隅で話をしている者等、思い思いの休み時間を堪能している生徒たちを、俺は教室の窓からのぞき見ている。
「でさ、この時のコンボがやばくて!」
「おう」
「別の奴と挟み撃ちして見事にはまらせたの!」
「やべぇ」
貴重な休み時間を友人のゲームの話を聞くのに費やしている俺は生返事もいいとこの相槌をうち、ひたすらに顔を左側の窓ガラスへと向けていた。
視線のその先には校庭でサッカーをしている一際きらきらと輝いて見える一人の少年ーーー会津隆志の姿があった。
日々のサッカーの練習で日に焼けた健康的な小麦色の肌と二カっと笑うと見える白い歯が妙に目に焼きつく。
こういうのなんていうだろう。刺激的なコントラスト?倒錯的な光景?いや、なんか…違うか…?
捉えようによっては不健康な表現に聞こえるじゃないか、そんなんじゃないんだとかぶりを振った。
「まじキセキのプレイ!高槻にもみせたかったーーーってなんだよお前頭振って」
昨日のゲームのキセキのプレイとやらの話を熱く語り聞かせていた友人の羽柴祐が、ようやっと心ここにあらずの俺に気づいて少しむくれた。
「いや、悪い。なんでもない」
「ーーーまた会津のことみてたわけ?」
ここ最近ずっとそれだよと羽柴が続ける。
「いや、なんとなく外見たら…居るから。 なんとなく目で追ってただけで……」
「熱心すぎるくらいな! 友達の話もまともに聞いてくんねーのかよ」
「ごめん。ちゃんと聞こうとは思うんだけど、いつも途中でどうでもよくなってくんだよな……大体話す内容ゲームの話ばっかだし。俺ゲームしないし」
「ひでぇ!」
心底傷ついたという顔をして羽柴が泣きそうになる。そのままがたっと机に顔を伏せたかと思えば、大声で叫んだ。
「俺と!会津と!どっちが大事なの!」
教室に残っていた数人の生徒が驚いた様子でこちらに視線を向けた。
驚いたのは俺も同じだ。
「何を言ってるんだお前は」
「幼稚園の頃からの長い付き合いの俺と!たまたまクラスメイトになった碌に会話もしたことない会津と!どっちが大事だって言うんだ!……俺はないがしろにされて悲しい!」
録に会話をしたことないってそんなことはない。挨拶は毎日の習慣だ。おはよう、さよならくらいちゃんと話している。さすがにおやすみまでとはいかないが。
しかしそんなにゲームの話を聞いてもらえなかったことがショックだったのかと、俺は心底羽柴に同情してしまった。きっと他にお前の熱すぎるゲーム話に付き合ってくれる奴が居ないんだろうな。
「悪かったよ羽柴。聞いてやる、いくらでも聞いてやるから。落ち着け」
うつむく羽柴の肩を摩りながら、スンスンいっている友人を慰める。
「じゃあ今日は一緒にゲームしようぜ…?そしたら少しは興味持てるかもしれないだろ」
「んーあー……いいけど、俺、ゲーム下手だからな?」
「そんなの知ってる! 上手くなるように教えてやるよ!」
羽柴はとたんに俯かせていた顔を上げて明るく笑った。単純な奴だ。
快活な熱さを取り戻した羽柴は、またぺらぺらとゲーム談義へと戻って話している。羽柴の二言目くらいからもう置いてけぼりにされているが、俺は必死に聞いてるフリを装った。
先ほどのやり取りを見守っていた生徒たちも、なんとか落ち着いた様子を見せる羽柴に安心したのか、各々の作業へ戻っていく。
だんだんとどうでも良くなってきた話を聞きながら、少しだけ、とチラリと目線を会津のほうへ向けた。
やつは相変わらず光を浴びて楽しそうに笑いながら、サッカーを続けている……と思っていたのだが、いつの間にか姿が見えなくなっている。周りを見れば校庭の生徒たちは数を減らし、ぽつぽつと残る者も、みな校舎へと向かい歩いているようだった。
もうすぐ休み時間が終わるのかーーーそう思った瞬間次の授業を知らせる鐘がなった。
「あっやべ」
違うクラスの羽柴は、次は移動教室だったと慌てて席を立った。
「じゃあ放課後はスマフラの特訓な!」
「わかった」
そういって手を振りながら教室を慌しく出て行く羽柴はまるで嵐のような男だ。
そんな羽柴と入れ違うようにして、サッカーをしていた数人と会津が教室へ戻ってきた。
この間の席替えで窓際の一番後ろの席ーーーつまり俺の後ろの席になった会津が机に戻ってくるその姿を思わず見つめてしまう。
会津はスラリと背が高い。高校1年にして身長が180センチ近くあるらしい。同じ男として羨ましい体格はその整った堀の深い顔立ちによく似合っていると思う。スポーツマンらしく短く整えた黒髪、程よく締まった体、どこをとっても魅力的だった。そんな会津に目を奪われていると、ふいに彼と目が合った。
「高槻、今日スマフラすんの?」
「え、ああ、そうみたいだな」
突然話しかけられて心臓が飛び跳ねた。
とっさに答えた声は妙に上ずっていたりしなかっただろうか。
それよりもーーー俺の名前、覚えててくれたんだ。
会津に名前を呼ばれただけなのに、じわじわと嬉しさがこみ上げる。
「いいな、俺も混ぜて。今日部活休みで暇してたんだ」
まじかよ。
一瞬真っ白になった頭を巡ったのはその言葉だった。
毎日挨拶程度はするが、一緒に遊んだことなど皆無だ。むしろこんな会話を会津と交わすのは今日が初めてなくらいなのに、そんなやつとよく一緒に遊ぼうだなんて思えたな……。
会津の物怖じしない人懐っこさと距離感は俺には理解しがたい。
しかしそこが会津を会津たらしめているのだ。
いつでも周りに人が集まり、有望の眼差しを一身に浴びる、誰とでも気安く接する彼に憧れているのは何も俺だけじゃない。
「いいけど、羽柴に聞いてみなきゃ」
「じゃあ高槻からも頼んどいてくれよ。俺、一緒に遊んでみたかったんだよな」
そういって会津が白い歯を見せてニカリと笑った。
その瞬間胸がズキュンと高鳴った。思わず力が抜けそうになるのを腹筋に力を入れて何とか保つ。
「あいつ、羽柴だっけ?面白そうな奴だよな」
さっきまでの高鳴りが嘘のように、さっと血の気が引いた。
……羽柴?なんで羽柴?クラスも違うのに?挨拶すらしたことないのに?
妙に胸がざわつく俺の心を見透かしたように、会津は首をかしげた。
「どうした?」
「ごめん、やっぱり駄目だ」
どうしてと聞く会津に俺はしっかりと相手の目を見つめて言った。
「俺ゲーム壊滅的に下手なんだ。今日はあいつとみっちり練習するつもりだから、混じる隙ないかも」
そう言うと会津は少し残念そうにしながらも、そうかと頷いて俺の肩をパンと叩いた。
「じゃあ上手くなったら教えろよ、そん時は一緒にやろうぜ」
いつもの笑顔を向けたあと自分の席へ行く会津の気配を感じ取りながら、俺は叩かれた肩の衝撃を一人かみ締めていた。会津に触れられた。それだけで俺の胸はまた呆気なく高鳴る。
こんなにも一喜一憂が激しく苦しいものかと、己の行き過ぎた憧れに呆れてしまう。
動悸と息切れ、軽い下半身の疼きすら覚えて頭を抱えそうだ。
なんだこれは……これは、過剰な興奮による血圧上昇が原因、その他は付随する副次的効果。
なぜか焦るような気持ちで己の状態を分析する。
これは憧れ、だよな? 他にぴったりと来る言葉も思いいたらない。
それと同時に先ほど感じた胸のざわめきが頭をよぎる。
違う違う。あれは勘違いだ。
ただクラスメイトの俺を差し置いて羽柴に興味を持つだなんて、少し不本意だっただけだ。
まさか羽柴に嫉妬したなんてそんなこと、あるわけない。
サッカーやドッジボールをする者、土草をいじっている者、特に何をしているわけでもなく隅で話をしている者等、思い思いの休み時間を堪能している生徒たちを、俺は教室の窓からのぞき見ている。
「でさ、この時のコンボがやばくて!」
「おう」
「別の奴と挟み撃ちして見事にはまらせたの!」
「やべぇ」
貴重な休み時間を友人のゲームの話を聞くのに費やしている俺は生返事もいいとこの相槌をうち、ひたすらに顔を左側の窓ガラスへと向けていた。
視線のその先には校庭でサッカーをしている一際きらきらと輝いて見える一人の少年ーーー会津隆志の姿があった。
日々のサッカーの練習で日に焼けた健康的な小麦色の肌と二カっと笑うと見える白い歯が妙に目に焼きつく。
こういうのなんていうだろう。刺激的なコントラスト?倒錯的な光景?いや、なんか…違うか…?
捉えようによっては不健康な表現に聞こえるじゃないか、そんなんじゃないんだとかぶりを振った。
「まじキセキのプレイ!高槻にもみせたかったーーーってなんだよお前頭振って」
昨日のゲームのキセキのプレイとやらの話を熱く語り聞かせていた友人の羽柴祐が、ようやっと心ここにあらずの俺に気づいて少しむくれた。
「いや、悪い。なんでもない」
「ーーーまた会津のことみてたわけ?」
ここ最近ずっとそれだよと羽柴が続ける。
「いや、なんとなく外見たら…居るから。 なんとなく目で追ってただけで……」
「熱心すぎるくらいな! 友達の話もまともに聞いてくんねーのかよ」
「ごめん。ちゃんと聞こうとは思うんだけど、いつも途中でどうでもよくなってくんだよな……大体話す内容ゲームの話ばっかだし。俺ゲームしないし」
「ひでぇ!」
心底傷ついたという顔をして羽柴が泣きそうになる。そのままがたっと机に顔を伏せたかと思えば、大声で叫んだ。
「俺と!会津と!どっちが大事なの!」
教室に残っていた数人の生徒が驚いた様子でこちらに視線を向けた。
驚いたのは俺も同じだ。
「何を言ってるんだお前は」
「幼稚園の頃からの長い付き合いの俺と!たまたまクラスメイトになった碌に会話もしたことない会津と!どっちが大事だって言うんだ!……俺はないがしろにされて悲しい!」
録に会話をしたことないってそんなことはない。挨拶は毎日の習慣だ。おはよう、さよならくらいちゃんと話している。さすがにおやすみまでとはいかないが。
しかしそんなにゲームの話を聞いてもらえなかったことがショックだったのかと、俺は心底羽柴に同情してしまった。きっと他にお前の熱すぎるゲーム話に付き合ってくれる奴が居ないんだろうな。
「悪かったよ羽柴。聞いてやる、いくらでも聞いてやるから。落ち着け」
うつむく羽柴の肩を摩りながら、スンスンいっている友人を慰める。
「じゃあ今日は一緒にゲームしようぜ…?そしたら少しは興味持てるかもしれないだろ」
「んーあー……いいけど、俺、ゲーム下手だからな?」
「そんなの知ってる! 上手くなるように教えてやるよ!」
羽柴はとたんに俯かせていた顔を上げて明るく笑った。単純な奴だ。
快活な熱さを取り戻した羽柴は、またぺらぺらとゲーム談義へと戻って話している。羽柴の二言目くらいからもう置いてけぼりにされているが、俺は必死に聞いてるフリを装った。
先ほどのやり取りを見守っていた生徒たちも、なんとか落ち着いた様子を見せる羽柴に安心したのか、各々の作業へ戻っていく。
だんだんとどうでも良くなってきた話を聞きながら、少しだけ、とチラリと目線を会津のほうへ向けた。
やつは相変わらず光を浴びて楽しそうに笑いながら、サッカーを続けている……と思っていたのだが、いつの間にか姿が見えなくなっている。周りを見れば校庭の生徒たちは数を減らし、ぽつぽつと残る者も、みな校舎へと向かい歩いているようだった。
もうすぐ休み時間が終わるのかーーーそう思った瞬間次の授業を知らせる鐘がなった。
「あっやべ」
違うクラスの羽柴は、次は移動教室だったと慌てて席を立った。
「じゃあ放課後はスマフラの特訓な!」
「わかった」
そういって手を振りながら教室を慌しく出て行く羽柴はまるで嵐のような男だ。
そんな羽柴と入れ違うようにして、サッカーをしていた数人と会津が教室へ戻ってきた。
この間の席替えで窓際の一番後ろの席ーーーつまり俺の後ろの席になった会津が机に戻ってくるその姿を思わず見つめてしまう。
会津はスラリと背が高い。高校1年にして身長が180センチ近くあるらしい。同じ男として羨ましい体格はその整った堀の深い顔立ちによく似合っていると思う。スポーツマンらしく短く整えた黒髪、程よく締まった体、どこをとっても魅力的だった。そんな会津に目を奪われていると、ふいに彼と目が合った。
「高槻、今日スマフラすんの?」
「え、ああ、そうみたいだな」
突然話しかけられて心臓が飛び跳ねた。
とっさに答えた声は妙に上ずっていたりしなかっただろうか。
それよりもーーー俺の名前、覚えててくれたんだ。
会津に名前を呼ばれただけなのに、じわじわと嬉しさがこみ上げる。
「いいな、俺も混ぜて。今日部活休みで暇してたんだ」
まじかよ。
一瞬真っ白になった頭を巡ったのはその言葉だった。
毎日挨拶程度はするが、一緒に遊んだことなど皆無だ。むしろこんな会話を会津と交わすのは今日が初めてなくらいなのに、そんなやつとよく一緒に遊ぼうだなんて思えたな……。
会津の物怖じしない人懐っこさと距離感は俺には理解しがたい。
しかしそこが会津を会津たらしめているのだ。
いつでも周りに人が集まり、有望の眼差しを一身に浴びる、誰とでも気安く接する彼に憧れているのは何も俺だけじゃない。
「いいけど、羽柴に聞いてみなきゃ」
「じゃあ高槻からも頼んどいてくれよ。俺、一緒に遊んでみたかったんだよな」
そういって会津が白い歯を見せてニカリと笑った。
その瞬間胸がズキュンと高鳴った。思わず力が抜けそうになるのを腹筋に力を入れて何とか保つ。
「あいつ、羽柴だっけ?面白そうな奴だよな」
さっきまでの高鳴りが嘘のように、さっと血の気が引いた。
……羽柴?なんで羽柴?クラスも違うのに?挨拶すらしたことないのに?
妙に胸がざわつく俺の心を見透かしたように、会津は首をかしげた。
「どうした?」
「ごめん、やっぱり駄目だ」
どうしてと聞く会津に俺はしっかりと相手の目を見つめて言った。
「俺ゲーム壊滅的に下手なんだ。今日はあいつとみっちり練習するつもりだから、混じる隙ないかも」
そう言うと会津は少し残念そうにしながらも、そうかと頷いて俺の肩をパンと叩いた。
「じゃあ上手くなったら教えろよ、そん時は一緒にやろうぜ」
いつもの笑顔を向けたあと自分の席へ行く会津の気配を感じ取りながら、俺は叩かれた肩の衝撃を一人かみ締めていた。会津に触れられた。それだけで俺の胸はまた呆気なく高鳴る。
こんなにも一喜一憂が激しく苦しいものかと、己の行き過ぎた憧れに呆れてしまう。
動悸と息切れ、軽い下半身の疼きすら覚えて頭を抱えそうだ。
なんだこれは……これは、過剰な興奮による血圧上昇が原因、その他は付随する副次的効果。
なぜか焦るような気持ちで己の状態を分析する。
これは憧れ、だよな? 他にぴったりと来る言葉も思いいたらない。
それと同時に先ほど感じた胸のざわめきが頭をよぎる。
違う違う。あれは勘違いだ。
ただクラスメイトの俺を差し置いて羽柴に興味を持つだなんて、少し不本意だっただけだ。
まさか羽柴に嫉妬したなんてそんなこと、あるわけない。
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