妹は、悪いモノに取り憑かれたようです。

仙道佳帆

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第七章/認めるようです。

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 腕の中に、小さくて柔らかな身体がある。愛おしくてたまらなかった。
「っ……お、お兄ちゃん、苦しいよ……」
「あ、ご、ごめん」
 謝って、力を緩める。すぐ近くにずみの、少し呆れたような、優しい笑顔があった。
 吸い寄せられるようにもういちど、唇を重ねる。
 こんどは口を少し開けて、舌を差し出す。唇を舐めると、泉澄はぴくん、と肩を弾ませた。でもすぐに唇を開き、おずおずと舌を絡めてくる。
「んむ……ちゅ、ちゅぷ、はむ……ちゅ、んちゅ、ちゅっ……♡」
 ぬらりとした舌の感触と、泉澄の甘い唾液の味で、口の中が満たされる。涎が顎に滴るのも構わず、夢中でお互いの舌を貪りあった。
 だが、だんだん2人とも呼吸が荒くなってくる。遂に、申し合わせたわけでもないのに、同時に顔を離していた。
「……い、息するの……忘れちゃった……」
「俺も……」
 額を寄せ合い、一緒に照れ笑いを浮かべる。
「……ね、お兄ちゃん。泉澄……きのう、初めて抱かれたときも、ずっと……キスして欲しかったんだよ……?」
「…………実は、俺も……ずっと、したかった……」
 いまにして思えば、きのう、身体を重ねたとき、ずっともどかしさを覚えていた。
 もしかしたら、唇を重ねることを、契約のように捉えていたのかも知れない。だから、小さくて艶やかな唇に惹き寄せられていたのに、どうしてもその一線を越えられなかった
「最初のキスって、やっぱり大事だろ? 処女を奪っておいて、なんだけど……それだけは、本当に好きになる奴のために、とってお、むっ……?!」
 弁解している途中で、泉澄のキスが俺の唇を塞ぐ。こんどは泉澄のほうから舌を絡めてきた。情熱的な舌遣いに少し気圧されながら、俺も応える。
「ちゅ、む……ホントに、もう……いまさらだよ。エッチの初めて、あげたのに……そんなお兄ちゃん以上に、好きになれるひとなんか、いないもん……」
 唇を離すと、泉澄は上目遣いに俺を睨んだ。
 腰の辺りに、泉澄の細いけれど柔らかな腰が押しつけられている。いじらしい仕草に興奮している俺には刺激的すぎた。
 泉澄も、感触で俺の変化に気づいたらしい。
「……お兄ちゃん、ゆうべより大きくなってる……?」
「うん。そうかも」
「見ても、いい?」
「――うん」
 ここまで来て、遠慮や躊躇は無意味だった。
 泉澄はその場にひざまずくと、俺がベルトを外すのを待ちきれないみたいに、ファスナーを下ろしてくれる。パンツをずらすと、まるでバネ仕掛けみたいな勢いで、俺の肉棒が飛び出した。
「わ……スゴい、ゆうべより、赤くて……血管が浮き出してる……」
「やっぱり、俺も取り憑かれてるのかもな……いつもより、興奮してる気がする……」
「……じゃあ、泉澄が“お祓い”、してあげる……」
 囁くと、泉澄は俺の男根の茎に手を添えると、亀頭の割れ目に、ちゅ、と接吻する。
「ちゅ……れろ、ちゅっ、んむ……ちゅ、ふちゅ、ふぇろ、れろぉ……♡」
 両手で愛おしそうに包みながら、泉澄は陰茎に舌を這わせ、何度もキスした。甘い痺れが迸って、腰の芯を蕩かすような感覚に溺れてしまう。
「んむぁ、おにい、ひゃん……ゆいちゃんに、ここに、キスされて……気持ちよかった……?」
「え? あ……ええと、その……キスされた、って言っても、ちょっとだけで……なんて言うか、最後に、飲んでもらっただけで……」
「……はむっ」
 敏感な粘膜を、突然生ぬるい感触が包み込んだ。
「ぢゅる、ぶちゅ、んちゅ、ずぢゅ、ぷちゅっ、ぢゅるるる、ちゅっ、んぢゅっ……!」
「うぉあっ、ああっ、うぁ、ああぁっ、いず、泉澄っ……うああっ……!」
 中程まで咥えた肉棒に、泉澄は丹念に舌を這わせる。荒い呼吸に合わせて唾の音が艶めかしく響いた。
「ふむん、ぢゅ、ちゅ……ぷふぁ、あは、先っぽから、苦いのがこぼれてきた……れろ、ちゅ、ぷちゅ、ん、んむっ、ちゅぷ、ぢゅっ、ちゅうう……♡」
 先走りの味を感じ取ったのか、嬉しそうに呟くと、泉澄は極太のストローみたいにペニスを頬張り、吸い上げる。そんなはずはないのに、尿道まで舌が侵入してきたような感覚に、腰が持って行かれそうになった。
「ふは、あ、い、いずみ、待ってっ……うぁぁっ?! このままじゃ、すぐ、出る、だから、うぁぁっ……!!」
「んぢゅ、ちゅぷ、ん、いふぃよぉ、ほむ、ぢゅっ、ちゅ……いふみむぉ、お口に、ぢゅる、ちゅっ、らひて……んぢゅ、ちゅ、ぢゅぷ、ぢゅる、のんれ、あげる……のみたいむぉ、ぢゅる、ぢゅっ、ちゅううう……♡」
 嬉しすぎる提案をして、泉澄はなおも熱心に俺の男根をしゃぶる。強烈な快感に危機感を覚え、俺は懸命に訴えた。
「イくならっ、泉澄と一緒に、イきたい、うぁっ……泉澄と繋がって、出したいっ、だから、うぁぁっ……!」
 泉澄が動きを止める。唇から肉棒を抜くと、俺をまじまじと見上げた。
「……泉澄と、一緒に……イきたいの?」
「……うん。だって……そうじゃないと……たぶん、治まらない気がする……」
 泉澄は俯く。でも、その表情は嬉しそうに綻んでいた。
 もういちど俺の肉棒を両手で捧げ持つと、泉澄は鼻先を近づけ、くんくん、と匂いを嗅ぐ。
「……ん。これで惟花ちゃんの匂い、取れたかな」
 納得の面持ちで頷く姿に、ようやく俺も、納得がいった。
「……それがイヤで、舐めて……その、飲む……って言ってくれたのか……?」
「……イヤ、って言うか……惟花ちゃんは本当に、友達として心配してくれて、してたみたいだけど……だって、やっぱり……悔しいもん……」
 つい、と目を逸らして、唇を尖らせる。
 もう、辛抱たまらなかった。
 ひざまずき、泉澄を抱きしめる。頬をすり寄せ、耳に、うなじに、首筋に、雨のようにキスを降らせた。
「はきゃ?! あ、やっ、ん、あ、んんっ♡ ふぁ、おにいちゃ――ひゃ、やんっ……!」
 片腕で背中を支えながら、スカートをめくり、ショーツに手を挿し込む。慎ましやかな茂みを越えると、そこは既に指が熱くなるほど蒸れていた。
「すごい……無茶苦茶濡れてる……」
「い、泉澄が、濡れやすいの……もう、知ってるでしょ? 意地悪……」
「意地悪じゃない……嬉しいんだ。泉澄も、俺のチ○ポをしゃぶって、こんなに興奮してくれたんだ、って……」
「う……」
 咄嗟に出てしまった卑猥な単語に、泉澄はちょっとたじろぐような表情を見せる。
「あ……ごめん。こういう言い方、好きじゃなかったか?」
「……ううん。ちょっとビックリして……恥ずかしいけど、い、イヤじゃないから……あの、でも、待って……」
 俺の胸許を押すと、泉澄は少し距離を取って、それから身を翻しながら腰を浮かせた。
 俺に背中を見せた泉澄は自らスカートをまくると、ショーツを太腿まで引き下げる。ぷりんとしたお尻の下から、ショーツの中心に向かって、細く粘っこい糸が引くのが見えた。
 きっと泉澄はただ、愛液で濡れる前に下着を脱いでおきたかっただけだと思う。でも、羞じらいながら脱ぐ仕草と、柔らかで張りのあるお尻が揺れるさまを見せつけられて、いまの俺に、我慢が出来るわけがなかった。
「きゃっ?!」
 背後から泉澄の腰を抱え込む。泉澄が壁に手を突いた拍子に、天井からパラパラと埃が舞った。片手で肉棒の位置を調整し、蜜を溢れさせた秘裂にあてがうと、一気に腰を送る。充分すぎるくらい潤った膣は、俺の陰茎を根元まで、あっという間に呑みこんだ。



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