目指せ婚約破棄!〜地味で馬鹿のフリをしているのに、周りがほっといてくれません〜

六花

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エルフォリーナ、あっさり受け入れられる

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あれ?バレた?
私、そんなに不自然な行動してた?
それとも、この世界ではこういうことよくあったりするの?
色々な考えが頭をよぎり、動きは完全にフリーズ状態。
そんな私を見たメイは納得したようにひとつ頷いた。

「やっぱりそうですか。どうりで変だと思っていました。」

完全に確信したようなメイに、もはや誤魔化しは不可能!と思った私は恐る恐る言った。

「えーっと、確かに私、この体の持ち主さんじゃないです。気付いたらこうなってて…」

さて、ここで問題です。
どうして私は私がこの体の持ち主でないことを隠そうとしていたのでしょうか?
答えは簡単!
この体の持ち主さん、見るからに権力者のお嬢様みたいだから。
そんな人がある日突然別人になってしまったら、大騒ぎ間違いなし!
そういうわけで面倒ごとが嫌いな私は隠そうとしていたんだけど…

「そうですか。それでは、今日から私の主人はあなたになるのですね。よろしくお願いします。」

こんなあっさり受け入れられるとは思ってなかった!

「え!?ちょ、そんなあっさり切り替えちゃうんですか!?」

唖然としてメイを見ると、彼女は無表情の中にキョトンとしたような色を浮かべて、

「では、どんな反応をお望みで?」

「え、どんな反応?そりゃあ、じゃあ本当のお嬢様はどちらに行ってしまわれたんですか!?とか、この泥棒猫め!とか…」

「じゃあ本当のお嬢様はどちらに行ってしまわれたんですか!?この泥棒猫め!」

「あ、やっぱりいいです!ごめんなさい!」

なんだろ、この人、ひょっとして天然はいってる?

「とにかく、私の仕事はあなたの体を守ることです。あなたの体がそのままなら、精神が別人になろうとどうだっていいのです。」

この体を守ること…?
つまり、メイの仕事は私のボディーガードみたいなもので、その職務はこの体を守ること。
精神がどうなろうが、体さえ無事ならメイは気にしないということか。
…なんか冷たい気がするけど、今の私にとっては好都合、なのかな?

「えっと、メイさん、お願いがあるんですけど…」

「さん付けは結構です。それから敬語もやめてください。それで、お願いとは?」

シャキン!と背筋を伸ばす。
これは多分、私の状況的にメイにしか頼めないことだ。

「2つあります。1つ目は…」


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