Rule〜最強殺し屋のハーレム婚約サバイバル〜

桐壺

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巻1*5人の美人殺し屋たち

Mission.2 ハートを撃て!

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バディのカメリアが俺の話を聞いて

俺の肩を揺らした。


「おい、照準がずれる。やめろ。」

「どうしてマゼンダのすぐ横にいる私が
嫁候補に選ばれてないのよ!!」


そして俺が狙っていた敵の足元に
ライフルの引き金をひき、弾を当てる。


「カメリア、
狙うならちゃんと殺せ」


俺は頭を狙い直し、命中させる。

対象は膝をつき倒れ、
その様子を伺うために出てきた男も
頭を撃ち抜く。


「マゼンダ!!説明しなさい!」

「説明はボスに求めろ。
俺は命令に従うだけだ。

ボスが候補に挙げた女の中から一人選ぶ。」

「だからっ!!
なんで私が候補にいないのよ!!」


ビルに侵入し、
手持ちのグロック19を構え、

出てきた男の心臓を狙い撃つ。


反対側に来た男を
カメリアが撃つが、腕に当たった。

大声を出される前に俺は頭を撃ち抜く。


「カメリア、何度も言わせるな。
撃つなら殺せ。殺せないなら撃つな。」

「銃は苦手なのよ!」


迫ってきた男にカメリアは蹴りを入れた。
足先の鉄板が頬をかすめて、血が飛ぶ。

カメリアを殴ろうとしたそいつを
持っていたナイフで刺し殺した。


「殺せないなら攻撃するな。」

「肉弾戦、嫌いなのよ!


私はサイバーテロとスパイ専門で
殺しはそもそも嫌いなのぉー!」


カメリアの打った弾が
ようやく部屋の男に当たる。

カメリアは眼鏡をかけ直し
俺の殺した、もう片方の警備の男のポッケから
USBを奪い、しゃがんでノートPCに繋ぐ。


「今どきUSB管理なんて、古いことしてるのがおじさんよねぇ。
ま、こちらとしてはクラウドの方がハッキングしやすいから助かるんだけどさ。

マゼンダ、30秒ちょーだい」


部屋の入り口で構え、
入ってくる男を片っ端から殺す。

24秒経った時。


カメリアの撃ったはずの男が起き上がり、

カメリアの後頭部に銃口を向ける。


俺がすかさずその男に銃口を向けたのと
ほぼ同時のタイミングで

男の頭が打ち抜かれ、膝から崩れた。


音のした方を銃を向けて振り返ると


深い藍色のショートカットで肌の黒い女が
白いシャツにサスペンダーのショートパンツを着て

グロック17を構えている。


そして少しだけ微笑むと
そのまま腕を右に向け一撃、
そして左に向け一撃し、

二人殺した。


「誰だ。仲間か。」

「敵じゃないことは証明したつもり。

話は後でゆっくりね。
お姉さん、30秒経ったよ」


カメリアはノートパソコンをリュックにしまい
立ち上がって俺の後ろにつく。


ショートカットの女に先導される形で
俺たちは建物を出て、
外に止まっていた車に乗り込んだ。


運転席のメイドは時計と俺を見比べて
小さく頷いた。


「マゼンダ様、10秒遅刻です。」

「すまん。」


ショートカットの女は俺の隣に座る。

カメリアは助手席でノートパソコンを触りながら
小さく舌打ちした。


「あんた何なのよ!
マゼンダの隣に座らないでちょーだい!」

「殺し損ねるお姉さんに
文句言われる筋合いないなあ。

伝説の殺し屋マゼンダのバディが
こんなにポンコツな女とは拍子抜けだ。

なんで殺されないの?
最強殺し屋組織のモーンガータって
こんなに生ぬるいんだね。」


俺は小刀を女の首元につきつけた。

女は怯むことなく
俺のことを見て少し笑う。


運転席のメイドがクラシックを流し

小さく無機質な声で話し始める。


「マゼンダ様、刀をお仕舞いください。」

「姿を見られ、正体が認識されている。
殺す理由しかない。刀は仕舞わない。」


「彼女はマゼンダ様の嫁候補です。」


俺が刀を仕舞うのと入れ替わるように

カメリアが銃を女に向けた。


そしてカメリアが銃を向けるのとほぼ同時に
女もカメリアに銃を向ける。


「カメリア、銃を降ろせ。」

「嫁候補同士は殺し合って良いんでしょ?」

「お前は嫁候補じゃない。」


俺の言葉を聞いた刹那、

カメリアが一瞬俺の方を見た隙に


女は足でカメリアが向けた銃を落とし

銃口をしっかり眉間に向けた。


「お姉さんはマゼンダの嫁候補じゃないんだ?
それって私より弱いってことだよね?


このまま引き金を引けば
お姉さんは死ぬわけだけど。」


カメリアは舌打ちをした。

メイドがクラシックの音量を上げる。


車内にはチャイコフスキーの『スラブ行進曲』が響き渡った。


「カメリアは殺すな。
こんなでも、俺のバディだ。

俺の居る場で殺すと
俺のペナルティになる。」


女は静かに銃を下げた。

メイドも音楽の音量を下げる。


カメリアは諦めたように前を向き
ノートパソコンの作業に戻る。


「彼女はミズヒメ様。
某国海上隊の専属殺し屋でした。

前回の某国の依頼の報酬の女性です。」


ミズヒメと呼ばれた女は
ヘラヘラと笑いながら俺に敬礼した。


国専属の殺し屋は何人か殺したことがあるが

女性は初めて見た。


「…国専属とゆうことは
お前は出生不明か。」

「スラム街の出身。戸籍はもちろん、
存在すら認められない。

ミズヒメ、って名前は
国王の娘が名付けてくれた。

良い響きだから嫌いじゃないけど
どこの国の言葉なのかは分からない。」


「俺も家族はいない。

気が合いそうだ。」


同調するというのは
女に愛されるために必要な作業だ。

俺の言葉にミズヒメは少し笑ってから
メイドとカメリアを手で指し示す。


「家族がいない、なんて
仲間の前で言っちゃうタイプなんだ。


気が合わなそう。残念。」


そして俺の肩に腕を回す。
カメリアがノートパソコンを閉じて
ミズヒメのことを睨んだ。


「お前に同調するために嘘をついた。
俺には家族がいる。生みの親もいる。」

「薄い同調はいらない。


落とすのは私で、あんたじゃない。

あんたを落とすくらい、
簡単にこなしてみせる。」


そして唇を唇に重ねてきた。

カメリアが前の席で絶叫する。


メイドはスラブ行進曲の音量を上げた。


「キスの相性は良さそう。安心した」

「そうか。良かった。


出来るだけ、ミズヒメも
俺のことを愛せるように努める。


それがルールだ。」


ミズヒメは少しだけ笑って

もう一度俺に唇を重ねた。






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