14 / 22
幕間幕間
しおりを挟む
さて、ここにきて一つ分かりかけてきた事があった、この店はたぶん傑作を作る梁山泊を目指してないんだ、って事。
プラモデル素人の店長、とプラモデルは結構作りそうだけど腕自慢君のプラモデルの話を取り合わない従業員、店内の雰囲気もアトリエとか工房というよりはどちらかと言うと雰囲気は学校の部室か公民館みたいな感じで、かと思えばプラモデルのプの字も分からないややもすると少しオタクを一まとめに見てしまうようなヒオタサラリーマンの僕には嬉しそうに世話を焼く
ぼーっとしながらそんなことを考えていたら
「不思議でしたかか?変な店でしょう?最後はちょっといろいろやなとこを見せてしまいすいませんでした。また明日是非続きをしに遊びにお越し下さいね。」と店長に送り出された。
お店を出る前にかんこちゅんに挨拶をして出掛けようかと思ったけど、閉店作業でもしているのか二階には姿が見えなかったので
「店員さんにも宜しくお伝え下さいね」と言ってお店を後にした。
ふと携帯を見るとメッセージアプリに通知が来ていて、どうせ連休に会えない事への不満だろうと空けるのがめんどくさい気がしたけど開いてみると『お疲れさま、部長を見返せるようなもん作れるように頑張ってね』と気を使われて逆にビックリして落ち着かなくて、通知時間を見るとほんの数分前になってたので、まだ起きてる時間だと電話をかけてみた
「……………」
しかし、応答は無かったのでとりあえず返信を打っておいた『ありがとう、明日明後日で終わらせて連休の最終日は一緒にすごせるように頑張るよ』
しかし、色々あったたった数時間の出来事なのにまるで何日もたったようなそんな錯覚におちいりながらも、家の近く駅におりててくてくと歩いているとメッセージアプリに通知が彼女からで『お風呂に入ってたよ、用があった電話しても大丈夫だけど、無ければそろそろ寝るよ』いつも通りかなり素っ気なく簡潔な文章に殺気は感じられないのでほっとしながら『ありがとう、大丈夫ゆっくり寝てね。』お休みのスタンプを押した頃には自宅の鍵を開けてベッドに大の字になっていた。
うとうと二三時間していると、電話がなった目を閉じたままで「はい、もしもし…二宮です」と出ると陽気な声で「おれだけど髙橋だけど今大丈夫か?もしかして彼女といっしょか」と完全に酔っ払いのゲスの勘繰りでたずねてきたので「一人です、大丈夫ですよ」と答えると「あのプラモ大丈夫そうか?来週の木曜日に客先に行くことにしたから、それまでに用意しとけよ?あと三連休の最終日、ゴルフ行くぞいいな?超名門コースだからお前の歳でまわれるなんて光栄だからな、当日はレンタカー借りて朝迎えに来てくれ、頼むぞ」と一気に言うと最後に「こんな遅い時間に起きてないで早く寝て早起きしてオモチャ作っとけよじゃぁな」ぷっつん切れたのは電話で僕の堪忍袋の尾はとっくに切れてるからもうこれ以上は切れることは無く、とにかく眠いから寝よう、とそのまま眠りについた。
プラモデル素人の店長、とプラモデルは結構作りそうだけど腕自慢君のプラモデルの話を取り合わない従業員、店内の雰囲気もアトリエとか工房というよりはどちらかと言うと雰囲気は学校の部室か公民館みたいな感じで、かと思えばプラモデルのプの字も分からないややもすると少しオタクを一まとめに見てしまうようなヒオタサラリーマンの僕には嬉しそうに世話を焼く
ぼーっとしながらそんなことを考えていたら
「不思議でしたかか?変な店でしょう?最後はちょっといろいろやなとこを見せてしまいすいませんでした。また明日是非続きをしに遊びにお越し下さいね。」と店長に送り出された。
お店を出る前にかんこちゅんに挨拶をして出掛けようかと思ったけど、閉店作業でもしているのか二階には姿が見えなかったので
「店員さんにも宜しくお伝え下さいね」と言ってお店を後にした。
ふと携帯を見るとメッセージアプリに通知が来ていて、どうせ連休に会えない事への不満だろうと空けるのがめんどくさい気がしたけど開いてみると『お疲れさま、部長を見返せるようなもん作れるように頑張ってね』と気を使われて逆にビックリして落ち着かなくて、通知時間を見るとほんの数分前になってたので、まだ起きてる時間だと電話をかけてみた
「……………」
しかし、応答は無かったのでとりあえず返信を打っておいた『ありがとう、明日明後日で終わらせて連休の最終日は一緒にすごせるように頑張るよ』
しかし、色々あったたった数時間の出来事なのにまるで何日もたったようなそんな錯覚におちいりながらも、家の近く駅におりててくてくと歩いているとメッセージアプリに通知が彼女からで『お風呂に入ってたよ、用があった電話しても大丈夫だけど、無ければそろそろ寝るよ』いつも通りかなり素っ気なく簡潔な文章に殺気は感じられないのでほっとしながら『ありがとう、大丈夫ゆっくり寝てね。』お休みのスタンプを押した頃には自宅の鍵を開けてベッドに大の字になっていた。
うとうと二三時間していると、電話がなった目を閉じたままで「はい、もしもし…二宮です」と出ると陽気な声で「おれだけど髙橋だけど今大丈夫か?もしかして彼女といっしょか」と完全に酔っ払いのゲスの勘繰りでたずねてきたので「一人です、大丈夫ですよ」と答えると「あのプラモ大丈夫そうか?来週の木曜日に客先に行くことにしたから、それまでに用意しとけよ?あと三連休の最終日、ゴルフ行くぞいいな?超名門コースだからお前の歳でまわれるなんて光栄だからな、当日はレンタカー借りて朝迎えに来てくれ、頼むぞ」と一気に言うと最後に「こんな遅い時間に起きてないで早く寝て早起きしてオモチャ作っとけよじゃぁな」ぷっつん切れたのは電話で僕の堪忍袋の尾はとっくに切れてるからもうこれ以上は切れることは無く、とにかく眠いから寝よう、とそのまま眠りについた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる