〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第21章 再会 友……よ?

第175話

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 テーブルの上にチョコンと立つ約三十センチほどの小さな存在に、注目していた俺(と大輔)以外の全員の目が、今日何度目かの驚きに見開かれる。

「え…っ?ゴ、ゴーレムが喋っ……た⁉︎ 」
「なっ!何コレ!何っ⁉︎ か、か、か、可愛い!ヒロトこの子は何っ⁉︎ 」

 いや~、クローレシアはブレないな~。他の皆んなとは"驚き"の方向が違う。

 他の皆んなは"アングリ"と口を開けるとかして、ただただ驚いている。
 クローレシアの『ルクスヴィータ』は別として、普通ゴーレムは喋りはしない。その特別製であるルクスヴィータでさえ、人間と比べればどこかイントネーションがおかしいなど、今みたいに流暢な話し方は出来ないのだ。たった今即席で《創造クリエイト》されたようなゴーレムならば尚更のこと。

「紹介するよ、こいつは『アイ』。大輔とは違うもうひとりの俺の相棒だが、ご覧の通りコレは《ミニチュアクリエイト》で作った仮の身体にすぎない。アイの"本体"は… 」

 人差し指でトントンと頭を叩く。が、その説明は当然ながら皆んなの混乱を収めるどころか、ますます困惑度合いを深めるだけになる。

「は?頭…の中?………何言ってんだ教官………?」
「ヒロトさん?私達は真面目にお聞きしているのですが……?」

 ゼルドのようにさっぱり訳の分からない者、イラヤ学院長みたいに俺が揶揄っていると思っている者とその反応は様々だが、その中でただひとり平然としている少年に気付いたティーリちゃんが、怪訝な顔でその少年に尋ねた。

「ねえダイ、アンタえらく平然としてるわね?ちっとも驚いてるようには見えないんだけど?」
「あー、まあなー。ヒロトの奴が義体のままだってんなら、そりゃあアイだって居るよなーってさー 」
「え…っ⁉︎ アンタもあの小ちゃなゴーレムのこと知ってるの!」
「んん~~~~~~~~~~~~~~~ンんっ⁉︎ ゴーレムってーかなぁ?……何て説明すりゃいいんだー、ヒロト~?」

 何とか説明しようと試みたものの、上手い説明を思い付かなかったのか、結局俺に話を振る大す…いや、ダイ。

「あ~まぁ、その辺りも含めて説明するよ 」

 俺はセイリアとソニアを見詰め、もう一度だけ心の中で意を決してから口を開く。

「まず、ここに居る皆んな…、特にセイリアとソニアに謝らなきゃいけないことがある 」
「謝る…ですか?いったい何についてでしょうか?私はヒロト様に感謝こそありはすれ、謝られることなど何ひとつ無いと思うのですが?」
「そうだよ兄貴、姐さんの言う通り、アタイらが謝ることはあったとしても、兄貴が謝ることなんてありゃあしないよ?」

 二人は、キョトンとした顔で、俺が謝ることはまったく無いと言ってくれるが……。そんな風に俺に好意を持ってくれているからこそ、俺はしっかりと秘密にしていたことを伝えて謝らなきゃいけない。

 ………たとえ、その結果が二人に嫌われることになったとしても………。

「いや、そんな二人だからこそ、打ち明けなけりゃいけないんだ。"義体"ってのは"作り物の身体"って意味だ。つまり俺の身体は……、信じられないかもしれないが、俺の身体はその約八割近くが生身じゃない、錬金術で言う魔道具のようなモノで作られた、躯体からだだ、ってことなんだ… 」


『『『『『 っ‼︎‼︎⁇⁇ 』』』』』


「………え、…嘘?…じ、冗談ですよね、ヒロト様?」
「そ、そうだよ兄貴!兄貴の体の何処が"作り物"だってんだい?も、もう!アタイらをなんて、人が悪いよ!」

「いや、本当だ。この皮膚も、その皮下にある筋肉も…、脳と脊髄、それと内臓器官の一部以外は全部人工的に造られたモノだ。その証拠に、 」

「「………っ!」」

 それから俺は、地球では魔素が極めて希薄な為、魔術・魔法とは現実には存在せず、物語などの空想の中にしか存在していないこと、魔法に代わり、錬金術から発展した科学という技術によって文明が進歩した世界であることを説明して行く。

「まさか…、魔法が存在していない世界があるなんて…⁉︎ 」
「俺達からすると、『まさか本当に魔法が存在するなんて!』なんだけどな?」

 それから俺は俺の義体からだのこと、科学についてなどを理解し易いように、こちらの世界の物に置き換えたりしながら簡単に説明していった。

「なるほど…、魔法という力の恩恵が無いからこそ、知恵と技術のみで発展した学問なのですね…… 」
「ああ。『なぜ火は燃えるのか?』『なぜ鳥は空を飛べるのか?』そんな疑問を丁寧にひとつずつ、長い長い時間をかけて突き詰め解き明かし、多くの知恵を結集していったんだ。結果、"音よりも速く空を飛ぶ乗り物"や、この王都を"丸ごとを持った兵器"なんて物すらあったよ 」
「………っ⁉︎ とても…、とても信じられませんが……。なるほど、そうした数々の技術の蓄積によってヒロトさんの身体も造られている…と?」
「そうだ。俺の義体からだは、《強化魔法》なんて使えない地球で常人以上の力を発揮する為に調整された"戦闘用"の身体なんだ。そしてアイは、ゴーレムを制御する魔晶石のように、俺の機械で出来た躯体を制御、補助する為に内蔵された人工知能。 」

 この場に集まる人間の目が、もう何度驚きに見開かれたことだろう。ただ"作り物の身体"というだけでも衝撃的なことであったろうが、その身体が"戦闘用"ということに皆んなはショックを受けたようだった。

「ヒロト…、戦闘用ってこたぁ、お前ェは軍属だった、って事か?」
「そうだな。おっさん陛下の言う通り、俺も大輔も治安を目的とした部隊の一員だったよ。もっとも主任務は治安を乱そうとする奴等のだったけどな 」
「お前が妙に訓練教導が上手かった訳の合点がいったぜ。まあ、おかげで近衛騎士団の連中、なっちまったがな! わはははっ!」

 どうしても雰囲気が重たくなってしまうのを気遣ってか、陛下がワザと話題を変えて場の空気を軽くしてくれた。こういうところは流石だな。

「なーなー大翔ー。そういえば思ったんだけどさー、アイの様子がな気がするんだけどさー、もうなってるんだー? 」
「そりゃそうさ。さっきアイがいったろ?アイは今や?」
「いや、そんなドヤ顔で言われてもー、全然訳がわからんってーの…… 」
「ああ、そうか!元々のアイがどういった存在か知ってるだけに、逆にお前の方が訳が分からん状況になってるのか…。え~~とな……?」

 ダイの中にある"大輔"の記憶の中では、アイはあくまで〈補助電脳AI〉に過ぎない。
 
 感情プログラムをインストールしてはいたものの、それは所詮に過ぎないのだ。………あの時点では。

 ダイの疑問に対して、俺はなぜアイが生命へと至ることが出来たか?という経緯を、電脳空間でのアフィーとの対話を掻い摘んで説明していった。

 当然、話がややこしくなるのを防ぐ為と、一応アフィーの名誉の為に"アダルト風冒頭インタビュー"の部分は割愛しながら、だが。

「そんなことが…⁉︎ "気"の正体が"魔力"だってのは薄々気付いちゃあいたけどー、………。大翔の"願い"とー、それが影響して『アイ』が本物の生命になってー、そのお陰でこちらに"転移"出来たってのかー…。奇跡中の奇跡だなぁー……… 」
「何だ?『気=魔力』ってのには気付いてたのか?」
「まあなー。【玖珂流闘気術】のを使ったらー、魔力がめちゃくちゃ溜まったからなー 」
「あ、そうか!身体は違っても記憶はあるんだから、玖珂流の呼吸法は使えたのか 」
「そのお陰で、ロクに戦闘訓練も積んでいなかった十歳のガキの身で、オークの群れを潰せたんだけどな?」

 存在の"核"となる魂が〈転生者〉である以上、俺と同じようにダイの基本スペックは当初からLv20相当はあったはずだ。

 たが、それはあくまでが高いだけで、訓練しなければ宝の持ち腐れ、前にも言った通りF1ことは出来ないからだ。

 しかし、ダイ少年には"大輔の戦闘経験"という、他には有り得ない武器があった。
 結果、大輔の記憶を取り戻したダイ少年はその高い基本スペックを十全に使いこなしてオークの群れを殲滅し、「泣き虫ダイ」から一躍街のヒーローと成った訳か。
 ちなみに、レベルはオークを倒すうちにどんどん上がっていったらしい。

「…っかしー、人工知能が生命であることを主張するなんてー、どー考えてもSFだろー?ジャンル間違えてんじゃねー?」
「うるせーよ、いいだろ別に。俺にとっちゃ喜ぶべきことだったんだよ!」

 ダイがやれやれと言った感じで見てくるが、アイのことに関しては本当に望むべくもないことだったんだ。

 と、そんな俺達の会話に新たに入って来た者がいた。ゴウナムだ。

「で、でもよ兄貴、アイ…だっけ?肉体からだが無いのに、"生きてる"って言えるのか?」
「愚問だな小僧。"肉体が無ければ生きておらぬ"と言うならば、我等はどうするのだ?」

 そんなゴウナムの問いに答えたのはノアだった。ノアはセイリアの膝上に乗ったまま小さな前脚でクッキーを持ち、ポリポリと美味しそうに齧っている。

「「ね、猫が喋った⁉︎ 」」

「おお、これはダイ殿失礼致した。お初にお目にかかる。我はヒロト様に契約して頂いた〈上級闇精霊〉のノアと申す者。以後お見知り置きを。さて…小僧、我等精霊は基本魔力体であり肉体は持っておらぬ。今こうして顕現している姿も我が主より頂いた魔力でを構築しているに過ぎぬのだが…、我は生きてはおらぬのか?まさか死霊共と同じとでも?」
「い、いえ!そそ、そんな訳では…っ⁉︎ 」

 ニタリ、とゴウナムへと意地悪気に笑いかけるノア。凄みのある笑みを向けられたゴウナムはタジタジだ。

「で、あろう?"生命"と呼ぶに重要なのは肉体の有無では無い。その心、そして"力ある意思"の有りや無しやが大事なのだ。況してやアイ様は生命へと至ったその時に、祝福と加護を贈られた御方、その存在は我等〈上級精霊〉を超え、〈最上級精霊〉の皆様方にも匹敵すると言っても過言では無いのだぞ?そして、そんなアイ様を形作られたヒロト様もまた、"神の座"にも届く"至高の御方"であると言えるのだ!」

『『『『『最上級精霊…っ⁉︎ 神の座……っ‼︎⁉︎ 』』』』』

 いやいや、過言です。何だか物凄く"ドヤ顔"をしてるノアだが、必要以上に話を大きくするなよなぁ……。

 ほら見ろ~~!皆んなが俺達の方をチラチラ見ながらわちゃわちゃし出したじゃないか⁉︎
 俺とアイは気儘に生きて行きたいだけなんだぞ?変に堅っ苦しい肩書きを引っ付けるなっつーの!

 まあいいか……。は付けなきゃいけないし、結果はどうなろうともこの際しっかりとセイリア達には伝えておこう。

「まあ、………そんな訳でな?最初にセイリアとの婚約を渋ったのは、俺の身体が"作り物"のニセモノであった事、それから既に大事な存在…、アイが居たからなんだ。俺の…いや、目的のひとつが『アイの身体を手に入れること』なんだ…。黙っていて…、すまない…… 」

 セイリアは眉根を寄せて困ったような、難しい顔で俯いたまま、俺と目を合わせようとしない。今、彼女は俺のことを得体の知れない"異様な何か"にでも感じて、気味が悪いとか思われているんだろうか?覚悟はしていたつもりだったが………、なかなかにキツいな。

「ヒロト殿……… 」
「ランドさん、騙したような形になってしまって申し訳ありませんでした。こうなった以上、婚約は解消して頂いて構いませんので……… 」

 ランドさんも、何とも言えないような難しい表情を浮かべている。爺さんが面白がって進めただけで、元々ランドさんは婚約には反対だった。大事な娘のことなんだから、今のような話しを聞かされれば余計に心配だろう。

「クッ!……クククッ、ククッ……!」

「な、何だよ爺さん。何が可笑しいんだ? ………いや、作り物の身体なんて、薄気味悪くて笑いたくもなるか…。色々してくれたのに悪かったな 」
「ふん!卑屈になるでないわ馬鹿者が。お主らしくも無い。そのようなでは無いわ。儂が笑ったのはな、お主が柄にもなくビクビクと怯えておったからよ。そしてな、儂等を、見くびるでない、ということじゃわ。ほぅれ! 」
「………?」

 孫を叱る祖父のような顔から、最後にいつもの悪戯っ子のような表情てでニカッと笑う爺さん。"瑣末なこと"…。そうか、そう言ってくれるのか爺さん。………しかし、セイリアは………。

 爺さんに促されてセイリアの方を見れば、やっと顔を上げたセイリアが、その美貌を不安で曇らせ、酷く思い詰めたような表情になって、それでも意を決したように俺に問いかけて来た………!
 

「………ヒ、ヒロト様!あ、あの、ひとつだけお聞かせ下さいっ!」
「…何だ?何でも聞いてくれ 」

 セイリアはスゥッと息を吸いこみ、部屋中に響くほどの大きな声で言い放った。

「わ、わ、わ、わたしぇは、ヒ、ヒロト様の御子を、しゃ、授かれるのでしょうかぁ………っ‼︎ 」





「………………………えっ?」





~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 更新が遅くなって申し訳ありませんでした。
 物凄く難産でした。自分の回りくどさが恨めしい………!







 
 

 
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