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第23章 クレイジージャーニー in 【獣王闘国】
第195話
しおりを挟む「うわぁ~~~~っ!綺麗~~~~っ⁉︎ 」
「本当ね、青い湖にお日様の光がキラキラと反射してとっても綺麗…… 」
鬱蒼とした森を抜け、目に飛び込んで来た景色を前に、つい感嘆の声を漏らすアーニャとマーニャ。
だが、それも仕方ないだろう、これは確かに……見事だ。
森を抜けた先に広がっていたのは、雄大な山々と森に囲まれた広大な湖、そしてその湖を中心にして栄える【獣王闘国】の王都「アニマポリス」の姿だった。
この風景を例えるなら、スイスのレマン湖や東欧の湖水地方だろうか?自然と調和した美しい街並みに、漁船なのだろうか?白い帆を掛けた小舟が何十艘と青く輝く湖の上を走っている。さらにその向こうの沖合いには、なんと三本のマストを持った大型の帆船の姿までが見えた。
「ヒロト様、あちらの、あの湖の中に築かれた巨大な砦こそが、【獣王城】でございます 」
そして、驚くべきはこの国の象徴である王城である。
ヤヒッティが指差したその先に見える王城は、湖岸から離れた沖合いに浮かぶ小島に作られていた。ただし、小島と言っても二キロくらいはあるだろうか?
その小島に築かれた王城は、周りを取り囲む景色と相まって、一際幻想的な雰囲気を醸し出していた。
「王城へは、飛竜などを使うなどの特殊な手段以外は、手前にある街の港から出る物資や人員を運ぶ定期船で行くしか方法はありません 」
「ほお…、防護や警備は相当堅そうだな……?」
「そうですね、まず王城に近付く為に湖を渡らなければなりませんし、水面上だけでなく、実は水面下にも多数の魚人族や人魚族の警備兵が巡回しています。更に付け加えるなら、警備に当たる者達も夜目が効き、ヒト族の何十倍もの聴力を有する獣人族です。例え闇夜の晩であろうと、あの王城に近付く事はまず不可能でしょう 」
「なるほどなぁ…… 」
この【獣王闘国】、建国…というか、国の成り立ちはおおよそ四百年程前らしい。
"らしい"、というのは、一応"国家"として形を取ったのがそのくらい、ということだが、初めは戦火や差別、または逃げ出した獣人族奴隷達が、噂を聞きつけたりして次第に人が集り、その結果として出来た国であるため、正式な建国がいつ、とははっきりとしないからだそうだ。
そうした歴史がある為、国家としてはどの勢力にも加担すること無く基本的に"中立"。自分達の国は自分達で守る代わり、ヒト族国家の諍いには一切関与しない。というのが方針なんだそうだ。
しかし、そうした経緯からもこの【獣王闘国】は、ロードベルクを除く他国では、今はもう殆んどその姿すら見ることが出来なくなった希少種や絶滅種までも含む獣人族の"最後の楽園"である。
当然各国からは、『獣共が勝手に創った国など、国家とは認めない。世界に害をもたらす危険な集団である』とかなんとか、訳の分からない自分勝手な名目の大義名分をでっち上げ、奴隷狩り目的の討伐や侵略はこれまで何度もあったらしいが、ここまで俺達も通って来た深い森や峻厳な山々が自然の要害となり、大軍を持っての進撃は不可能。そうなれば自然を味方に付けた獣人族には勝てる筈もなく、深い森の中でのゲリラ戦で各個撃破や長々と伸びた兵站を分断されたりで、一度としてこの王都まですら辿り着けないまま撤退していったそうだ。
「ではヒロト様、私は先に城下へと先触れとして赴きますので、ヒロト様達は風景などを楽しみながら、ごゆるりとおいでになって下さい。ご逗留に良い宿は先に予約を入れ、目印を付けておきますのでご安心下さい 」
「そうか、すまないなヤヒッティ 」
「何を仰います。この程度、わがバカ甥めが仕出かした事に比べれば償いにもなりませぬ。何より先代様よりの命も承っておりますれば。それでは失礼致します 」
胸に手を当てて礼の姿勢を取った後、クルリと踵を返して走り去って行くヤヒッティ。その背中を見送りながら、俺は先日の出来事を思い返していた。
『『『『『大変申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼︎ 』』』』』
ズラッと並んで、俺達に向かって土下座をかます九人の男女。言わずと知れた【ナインゼ・ロゼイロ】の面々だ。
で、その前に仁王立ちになって非常にお冠なのが「秀真の國」の優秀な隠密である狼人族のヤヒッティさん。
「まったくこの馬鹿者共がっ!こちらの方々はこの村の窮状に駆け付けて下さった大恩人なのだぞっ?状況判断すら満足に出来んのかっ!」
「で、ですが叔父上…!」
叔父上…?ちょっと待て、まさかの身内なのか⁉︎ 」
「ヤヒッティさん、もしかしてそっちの彼とはお身内なのか?」
「は!…恥ずかしながら、わが不肖の甥にございます。この度のこと、誠に我が一族の不徳と致すところ。ヒロト様の御立腹は当然なれど、此奴等はまだまだ未熟者にございます。何卒我が首ひとつでご寛恕のほど賜りたく…… 」
俺の前に跪き、自分の得物である小太刀を鞘ごと引き抜いて、捧げ持つようにして俺に差し出してくるヤヒッティさん。
「そんな大袈裟な!いいよ、そこまで気にしなくても。間違いは誰にでもあるし、おまけに俺はヒト族だ。村の惨状を見て、つい頭に血が上ったんだろうさ 」
「なんと…⁉︎ 本来ならば全員手討ちでも文句を申せぬ失態であるにも関わらず、斯様に寛大なるお言葉……!このヤヒッティ、心よりヒロト様の御厚情に感謝致します…!」
堅い!堅いよヤヒッティさん⁉︎ 確かに彼等は勘違いで一方的に攻め掛かってきたものの、こちらの損害はまったく無し。精々ティーリちゃんが少々手古摺ったくらいだ。
「ま、まあまあ、ヤヒッティさんもそんなに堅く考えないで、お互いちょ~っと不幸なすれ違いをしただけだよ 」
「あの、叔父上。叔父上がそのような態度を取られるとは、こちらの方々はいったい……?」
あまりにヤヒッティさんが俺に対して謙った態度を取っていたために気になったのだろう。恐る恐るジョウ君が尋ねてきた。
「この馬鹿者が!こちらに座すヒロト様は、かの大英雄【黒き武神】様のお身内だ。しかも今回は同じく英雄であらせられる【炎禍の魔女】様の名代として、獣王陛下に親書を携えて来られた謂わば"国賓"にも相当される方なのだぞっ?それだけでは無い!こちらのヒロト様は【黒き武神】様にも比肩しうるほどの兵であらせられるのだ!もしヒロト様方が本気であったならば、未熟な貴様等なぞとっくの昔に粉微塵だったのだぞ!それを貴様等は、彼我の実力差の見極めすらも出来ずに………………!」
『『『『『 ひぃぃぃぃっ⁉︎ ご、御勘弁下さいぃぃ~~~~~~っ‼︎‼︎ 』』』』』
あ~~あ、またクドクドとヤヒッティさんのお説教が始まってしまった……⁉︎
ですがヤヒッティさん、忘れていませんか?さっきからジョウ青年の事を迂闊だとか何だかんだと叱ってますが、あなたも俺と初めて会った時は、まったく同じ反応でしたからね~~?
その後、取り敢えずジョウ君達【ナインゼ・ロゼイロ】はヤヒッティさんに任し、俺達は〈隷属の首輪〉の解除など荒らされた村の復旧を手伝っていたのだが、その間も身内であるだけにその不始末がよほど腹にすえかねるのか、ヤヒッティさんのお説教は延々夜中まで続いたのだった……。
また、首魁のモグリを含み数名を残した"獣人狩り"の連中であるが、暴れたり命令に逆らえないよう、アイがハッキングしてプログラムを上書きした〈隷属の首輪〉を着けてやると、モグリだけは喚き散らしていたのだが、あとの連中は観念したのか完全に抵抗を諦め、素直に情報を喋りだした。
それによると、まだ集めた獣人達は国境付近の拠点に集めたままになっているらしく、ジョウ君達【ナインゼ・ロゼイロ】は急遽そちらの救出に向かうことが決定し、頻りに俺達にぺこぺこと頭を下げながら、慌てて村を出て行った。
思わぬ寄り道をしてしまったが、俺達も一晩だけ村で炊き出しなどを手伝いながら宿を借り、翌朝王都に向けて再出発した。
「おにいちゃんたち、ありがとう!ばいば~~い、ぜったいにまたきてね~~~~!」
翌日、俺達が出発する時には村の人達が総出で見送りをしてくれ、俺達の姿が見えなくなるまで手を振ってくれていた。コロちゃん、可愛かったなぁ。
と、まあ、そんなこんなで村を出て二日目となる今日、漸くこうして王都へと到着した訳だ。
さて、ただでさえヒト族の俺やティーリちゃんのいる一行だから、ヘタにこの国の警備の人達を刺激するのも拙いので、移動用の車輌ゴーレムはアイテムボックスにしまい込み、ここからは徒歩だ。
しかし、美しい街並みだ。ロードベルク王国の王都であるグランベルクも美しい街並みだったが、こちらはまた趣きの違う美しさがある。
そうだなぁ、例えるならグランベルクは地中海沿岸の都市のようだが、こちらはフィンランドなんかの東欧諸国っぽい雰囲気って感じかな?
自然と調和した、実に素晴らしい景色だ。
"人類"と呼べるのは神の似姿を与えられたヒト族のみで、あとの獣人族や他の種族は紛い物の「亜人」である。従って、その感性や文化的創造力はヒト族に比べて著しく劣る。
とかなんとか獣人族などを差別する国の連中は言っているらしいが、そいつ等はこの美しい都市の風景を見た事があるんだろうか?
行ったことが無い為伝聞でしか知らないが、ロードベルク王国以外の都市は場所によって酷く臭うという。
何故かと言えば、魔法技術が発展している為、些か歪ではあるが、基本的な文明レベルは地球の中世辺り。その為、衛生面での考え方や、下水関係の技術がまだまだ発達していないのだ。
散策でもするかのように風景を楽しみながら、アニマポリスの防護壁まで辿り着き、門を守備する衛兵に身分証代わりのギルドカードを提示して都市内に入る。
俺のグランベルクでの悪評はともかく、一応は俺も高ランク冒険者。"いい意味"での弱肉強食主義である【獣王闘国】は強者を尊ぶ傾向が強いため、ただでさえ丁寧だった衛兵達の態度が ーー『おおっ⁉︎ 高ランク冒険者の方でしたか!我が【獣王闘国】にようこそおいで下さいました。長旅でお疲れでしょう、よろしければお茶でもお出し致しますので、詰め所で御休憩されていかれますか?』ーー と、下にも置かぬ対応にまでランクアップしてしまった。
まあ、これから都市内に入るばっかりなので丁重に辞退させてもらったが、なんだか非常に残念そうだったのが申し訳ない反面、少し面白かったな。
【獣王闘国】は"獣人族の国"とは呼ばれているが、さすがに住んでいるのは獣人族ばかりでは無い。確かに街に入り、すれ違う人の割合は獣人族が多いようだが、ロードベルクの王都グランベルクのように、エルフ族などをはじめとした種々雑多な種族の人々が通りを行き交い、当然その中には俺のような(厳密には違うが)ヒト族の姿もあって、大変な賑わいを見せている。
俺にとってはロードベルク王国以外には【ロゼルダ商国家連合】に続いて二国めの他国ではあるが、王都であるだけに共に遜色ないほど賑わっている。だが、ロゼルダとの明らかな違いは行き交う人々の表情はどれも明るく、何より奴隷らしき姿が全く無い。
それだけじゃない、さっきの話じゃないが、街の中を流れてくる風の中に、嫌な臭いが混じっていない。ロゼルダに行った時は、最も賑わっていた表通りすら風向きによっては饐えたような悪臭が微かに臭っていた。
あれはきっと貧民街から漂って来ていたのだろう。ロゼルダは貧富の差が激しく金持ち以上に貧困者が多い。だが、そういった弱者に対して『貧乏なのが悪い』と言わんばかりに、手を差し伸べることなどまったくしないのだ。だから一歩裏路地に入れば通りには汚物が溢れて不衛生極まりない。
だが、この街はそんな臭いはまったくしない。同族を大事にする獣人族主体の国とあって、そうした弱者に対する対応が手厚いのだろう。だからこそ、街の皆の表情が明るいんだろうな。
「綺麗な街だね兄貴。街の皆んなも明るい顔の人ばっかりだし、アタイこの街が気に入ったよ。早くセイリアの姐さんを呼んであげたいな 」
辺りを見回しながらどこかウキウキとした雰囲気でソニアが言う。
そうだな、本当に活気があっていい街だ。俺もセイリアに見せてやりたいよ。
「それはそうと兄貴、今夜の宿はどこなんだ?ヤヒッティさんがお勧めの宿屋を探しておいてくれるって言ってたけどよ?」
「ああ、なんか目印を出しておくって言ってたけどなぁ?」
そうなのだ。何だかエラく張り切って、ーー 「お任せ下さい!必ずヒロト様なら一発で分かる目印を、選んだ宿屋に出しておきますので!」 ーー と言っていたんだが、"俺になら分かる目印"ってのは、いったい何なんだろう?
……って、あっ!もしかして"アレ"かっ⁉︎
そんなことを考えながら通りを歩いていると、不意に宿屋らしき看板にそれが刺さっているのを発見する。
いや、まあ確かに"俺なら分かる"よ?なんてったって、俺が教えたんだし。みょ~~に張り切ってると思ったら、コレがやりたかったのかよヤヒッティさん……。
宿屋の看板に刺さり、風を受けてクルクルと回っていたのは"赤い風車"。目印とは、この赤い風車だったのだ。
実はヤヒッティさん、ジョウ君のお父さんでもあるお兄さんが病気で若くして急逝した後、本当ならヤヒッティさんが【ナインゼ・ロゼイロ】のリーダーを受け継ぐはずだったらしい。
だがヤヒッティさんはリーダーの役目はジョウ君に譲り、自分は国すらも出奔して紆余曲折の末に爺さんに仕えることになったらしいのだが?
疑問に思い、なぜ継がなかったのか?と聞いてみれば ーー「内緒ですが、あの戦闘前の口上やポーズが恥ずかしくて、リーダーなんてとても耐えられなかったのです…! 」ーー と言っていた。
ああ、まあ確かに某戦隊モノ的なノリを現実でやったら恥ずかしいよね~~、なんて思っていたのに、方向性が違うだけじゃん!ヒーローは恥ずかしくてもNINJAはいいのか⁉︎
カラカラと回る風車を見上げながら、やっぱ血は争えないな………、としみじみ思う俺なのだった………。
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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