210 / 284
第24章 混沌の序曲
第207話
しおりを挟む「おおっ、ヒロト、無事だったか!」
ヴェルデが操る"生体式"強化外殻【スカラベ】との戦闘を終え、獣王城へと帰還した俺の下に、レオさんが駆けて来た。
ちなみに、あまり騒ぎが大きくなり過ぎてもいけないだろうから、【プリシード・アペックス】の合体は解除して、〈ホバーバイク形態〉にしてから戻って来た。
ただでさえ"魔獣テロ"によって住民達はナーバスになっている。そんなところに、見慣れない"巨大ロボ"の姿があっては落ち着かないだろうし、これ以上不安がらせる必要は無いしな。
…一応、国家機密でもあるし。見せちゃったけども。
まあ、アイツ等の言う「我が君」とやらの組織の規模は分からないが、"〈生体式強化外殻〉"を持っているくらいだから、相当なモノではあると予想できる。それに対しての牽制にはなるだろう。
…と、いう言い訳で自分を納得させておこう。
「ただいま、レオさん。レオさんこそ体は大丈夫だったのか?」
「うっ!…無様な姿を見せてスマなかったな、不意打ちの衝撃で暫くは動けなかったが、もう問題ない。…して、彼奴等は?」
「スマン、後から来た奴の方が退き際が良くてな、逃げられた。もうひとり、あのロッソって奴もドサクサ紛れに逃げたみたいだ 」
そう、ヴェルデに湖に投げ捨てられたロッソだが、あの後アイに〈索敵〉で付近を捜してもらったものの、探知範囲内にはアイツに着けたマーカーの反応は見つける事は出来なかった。
あれで死んだとは到底思えないし、どうやら俺とヴェルデが戦っているうちに、上手く逃げ果せたようだ。本当にシブとい奴だったようだ。
「そうか……。この手で始末出来なかったのは口惜しい限りだが、あの様なモノまで出て来ては致し方無いか… 。せめてどういった者達なのかの情報だけでも手に入れたかったが……」
レオさんは悔しそうに表情を歪め、ギリッと歯を軋らせる。
「その事なんだがな、アイツ等との会話や、使っていた言葉から分かった情報がいくつかある。ティーさん達が戻って来てから、そこら辺の情報の擦り合わせがしたいんだが、いいかな?」
「何っ!それは本当かヒロト!」
「ああ。もしかすると、思っていた以上に厄介な相手かもしれないぜ…?」
「陛下ぁーーーーっ!よく御無事で!
ティゲイル、只今帰参致しました。陛下の一大事に遅参仕り、大変申し訳ございません!」
暫くして、壁が崩れ、まだ瓦礫が転がる玉座の間に、ティーさんが駆け込んで来た。ティーさんは、走り寄るなり跪いて頭を下げ、遅参を詫びる。
そんなティーさんに向かって、レオさんは穏やかな声で返事を返した。
「良い。予想外の相手だったが、ヒロトのお陰で窮を凌ぐことが出来た。大事は無い。それに、お前は私の命により街に赴いていたのだ。報告に参った者より状況は聞いている。お勤め御苦労であった 」
「はっ!……クーガ殿、陛下を守ってくれたこと、【獣王闘国】全ての民に成り代わり、心より礼を言う。本当にありがとう 」
う~~ん?瓦礫を撤去している兵士とか、他の人達がいるからか、レオさんもティーさんも王様と戦士団長モードになっている。さっきの模擬戦の後だと違和感がハンパないな……!
「いえ、微力ながら陛下の御力になれたことを光栄に存じます。………それで、陛下、ティゲイル戦士団長も戻られたことですし、ご相談したいことがあるのですが… 」
「分かった。では、先程の応接室に場所を変えよう。いいな、ヴェモット?」
「承知致しました。では皆様、応接室へと御移動下さい 」
そうして応接室に移動したのは、俺、レオさん、ティーさんにヴェモット宰相さん。後はティーさんと一緒に戻って来ていたソニア達四人に加え、ダイにティーリちゃんの計十人だった。
「………そうか…、街はそれほどの被害を………!」
ソファーへと腰掛け、人数分の紅茶をメイドさん達が用意して退出した後、街の惨状をティーさんから聞いたレオさんの声に圧し殺した怒りが滲む。
「ああ、酷いもんだ。街の復興はいずれは成る。だが、失われた命はもう戻ってこない……。クソっ!聖国の奴らめ‼︎ レオ、今すぐ俺に出陣を命じてくれ。俺が聖国を滅ぼして、連中の息の根を止めてやるっ‼︎ 」
人払いをして周囲に俺達以外居ない為か、戦士団長モードから相棒モードに戻ったティーさんが、その怒りを隠そうともせずに ダンッ!とテーブルを叩いてレオさんに訴える。
…気持ちは分かる。分かるんだが………。
「ちょっと待てよティーさん。それは一旦置いておくはずだったろ?」
「何を言うヒロト!ここまでの事をされて、黙っていられる訳がないだろうっ‼︎ 」
ギロリと俺を睨みつけて、吼えるティーさん。
「怒り心頭なのは分かるよ。だがな、なぜ"聖国"の仕業だと決め付ける?今回の事は、あの謎の二人組が、黒い魔獣を使ってレオさんを暗殺する為に引き起こした事だぞ?」
「そんなモノは聖国が裏で糸を引いているに決まっている!」
ダメだ。ティーさんはすっかり頭に血が昇っているのか、俺の言葉に耳を貸そうともしない。
「ヒロトよ、物見の報告では、あのバケモノは聖国方面へ飛び去ったそうだ。これまでの歴史、そして状況から鑑みるに、俺もティーガと同じ、黒幕は"聖国"に間違いないと思うんだが?」
「正直に言えば、それは俺にも分からない。だが、俺には今回の事件を引き起こした連中の狙いは、レオさん達にそう思わせるコトが目的だったような気がしてならないんだ… 」
ヴェルデは言っていた。「体制を破壊する」と。では、奴らの狙いは……。
「"そう思わせるコト"が目的?さっぱり意味が分からんが…?そう言えばヒロト。何やら情報を掴んだと言っていたな?」
「ああ。だが、この情報の意味を知るには、ちょっとばかり俺達の事情やら秘密やらが関係してくるんでね、その辺の事情をよく知ってる人達も加えて相談したいんだが、いいかな?」
「事情?秘密?事は早急に対策を取らねばならんのだ。お前が誰を呼びたいのかは知らんが、悠長に時間をかけているヒマはないぞ?それに、これでも一応は王だ。信用の置けない者といきなり会うことは出来ないぞ?」
「あ~、心配は要らないよ、もう話しは通してあるし、すぐにここに呼べる。それに、その人達はレオさんやティーさんもよく知ってる人だから、そこも問題無いはずだ。…じゃあ、呼ぶぞ? 」
不審気な表情のレオさん達をひと先ず説得して、ノアに呼び掛ける。
『ノア、聞こえるか?そっちの準備はどうだ 』
『はっ!万事抜かりなく。既に皆ひと所に集まっております 』
『よし、じゃあこっちに連れて来てくれ 』
『御意 』
ノアとの念話を終了して数秒、部屋の中に大きく広がった俺の影が闇色に染まり、浮かび上がるように数人の男女が現れた。
現れたその人物の中のひとりを見たレオさんとティーさんは………。
「「しっ!しししししししっ!師匠ぉぉおっ⁉︎ 」」
ガタンッ!と真っ青になってソファーから飛び上がり、すかさずその人物…婆さんの前に二人揃って土下座を決めた。
「「ご、ごごご、ごぶ!ごぶ…っ!御無沙汰しておりますセイレン師匠っ‼︎ 」」
そこにはさっきまでの怒れる猛虎も、猛き獅子王もいなかった。いるのは後脚の間に尻尾を挟み、ブルブルと震える哀れな子猫………。実にこの二人と婆さんとの修業時代の関係性を窺わせる場面である。
しかし、"ごぶ…っ!"って、いったいどこのゴブリンですかアンタ等?よっぽど怖いんだな、婆さんが……。
「どうしたんだい、獣王陛下に王国戦士団長様?そ~んなに青い顔して縮こまっちまって。何か後ろめたいことでもあるのかい?ん?ん?んん~~?」
うゎあ……。小さくなってる二人とは対照的に、めちゃくちゃ楽しそうだな婆さん…!
「あっ!いえっ⁉︎ その……!」
「けけけ、決してそのような事は…っ!」
土下座する二人の目線に合うようにわざわざしゃがみ込んで、ニタニタと笑いながら顔を覗き込む婆さん。
実は、婆さん達はノア経由の念話で、事の成り行きや顚末はほぼ知っていたりする。知っててやっているのだから、ホンッとに意地悪だな婆さん…!
「話が進まないから、レオさん達をイジメるのはその辺にしておいてくれよ婆さん。 結構大事な話なんだ 」
「おや、仕方ないねぇ。積もる話は後回しだとさ、助かったねバカ弟子共 」
「「あ、ありがとうございますっ‼︎ 」」
ノアに連れて来てもらったのは、爺さんと婆さん。それと、ジオン陛下だ。
「はっはっはっ!勇猛で知られる獣王陛下も、レンの叔母御には形無しだな? 」
「お久し振りです、ジオン国王殿。いえ、まあ、こればっかりは…… 」
オッさんとレオさんが国王トークを交わしているが、取り敢えず話しを進めよう。
レオさんがメイドさん達に紅茶を入れ直させ、一旦仕切り直した後で、俺は全員の情報の共有の為にも、今回の事件の経緯を簡潔に説明していく。
そして、この場に居る皆んなに、一番話さなければならない今回判った最も重要な情報を告げる。
「さて、今話した一連の"黒い魔獣"騒動や、今回の【獣王闘国】への襲撃、並びにレオさんの暗殺についてだが、恐らく"聖国"とやらは関係ない。いや?"隠れ蓑"くらいにはしているかもしれないがな?」
「ふむ…。ヒロトよ、こうして儂等まで呼び寄せ、そこまで断言するからには何か確たる根拠があるのじゃな?」
ズズッと紅茶を啜りながら、問い掛けてくる爺さん。さすがの爺さんも、今はいつもの悪戯っ子のような笑みを引っ込めていた。
「ああ、そうだ爺さん。とびきり重要で一際厄介な根拠がな 」
「ほう……?それで、どんな話しなんじゃ?勿体振らずに早う話さんか 」
爺さんの言葉に、部屋の中に居る者達の顔をゆっくりと見回して、ダイの奴に視線を止める。
「ん?何だー、ヒロト。俺に何か用でもあるのかー?」
「ああそうだ。この情報の本当の意味は、俺とお前にしか分からない。レオさんを襲った刺客はな、自分の事を『ロッソ・ウーノ』と名乗った。その後に現れた奴の仲間は『ヴェルデ』だとよ 」
「…っ⁉︎ おまっ!それって……っ⁉︎ 」
「ちょっと、どうしたのよダイ?そんな驚いた顔をしちゃって?」
それまでのお気楽な表情から一転、驚愕の表情を浮かべて固まってしまったダイに、ティーリが吃驚して声をかける。
すると、その俺とダイのやり取りを見ていた爺さんが、おもむろに声を発した。
「ふむ……?お主と小僧にしか分からない情報。ならばそれは"地球"とやらの言葉なのかの?」
「さすが、察しが良いな爺さん。そうだ、「ロッソ」とは"赤"、「ウーノ」は"一"。「ヴェルデ」とは"緑"…。俺達の元居た世界の、イタリアという国の言葉さ。ひとりだけなら"よく似た響きの言葉…と偶然の一致になるかもしれないが、二人続けてだ。おまけにな爺さん。二人目…「ヴェルデ」が乗って現れたのは、巨獣の甲殻や筋組織を使った"生体式【強化外殻】"だったよ 」
「何と……っ‼︎ それはっ⁉︎ …いや、うむ。確かにとびきり厄介な情報じゃの、儂等を呼び寄せただけはある 」
俺と爺さんの会話に、ザワリッと、部屋の空気が変わる。そのあまりの変わり様に、事情の分からないレオさん、ティーさんはキョロキョロと周りを見回して困惑している。
「な、何だ⁉︎ なぜ皆んな急に険しい顔に…⁉︎ 」
「ジ、ジオン国王、これはいったい…?」
「ああ、お二人は知らなかったな。実はな、そこに居るヒロトは〈女神の客人〉なのさ 」
「「〈女神の客人〉…っ⁉︎」」
「で、そっちの小僧、ダイはヒロトの元同僚で、あちらで一度死亡して、こちらの世界に生まれ変わった〈転生者〉で、まだ覚醒前らしいが【勇者】だそうだ 」
「「〈転生者〉…っ?【勇者】ぁっ⁉︎ 」」
仕方なくオッさんに説明を求めてみれば、返ってきたとんでもない答えに、二人共目を白黒させて、吃驚した顔で、俺とダイのことを何度も往復してガン見している。
厳ついおっさん二人がやたらと揃ってキョロキョロしてるのは面白いが、今はそのことは置いておくとして。
「そういう事だ。黙ってて悪かったな、レオさん達。で、だ。それを踏まえた上で改めて言うが、今まで、そして今回の事件の黒幕は、"聖国"ではなく、あのロッソ達が属している組織だろう。そして、その組織には彼奴らに命令を下している首魁が居る。『我が君』とか言っていたしな。だが、その我が君とやらが俺達と同じような〈女神の客人〉なのか、他の奴がそうなのかは今のところは分からない。が、そいつらは間違いなく異世界の知識を持っている。今回の"獣王闘国襲撃"や、"巨獣素材の人型兵器"何かが当にそれだな 」
「なるほどのう……。"異世界の知識"か…。ヒロトを観ていて分かったが、その発想や、其れ等に基づく技術、戦術は厄介極まりないの…… 」
「ああ、これまでの常識がまったく通用しない事が多くなるだろうな 」
オッさんや爺さんが、さらに眉間のシワを深くして呟く。そこで、やっと理解が追いついたのか、レオさんが口を挟んできた。
「それではヒロト、奴等は何が目的なのだ?どうして我が【獣王闘国】を襲ったのだ?」
「ヴェルデは、『今ある世界、体制を破壊する』って言っていたよ。ここからは俺の考えで悪いが、この国が襲われたのは、いわば"火種"にする為だ。このままレオさん達が報復として"聖国"に戦争を仕掛ければ、表面上は無関係な"聖国"は『獣人族が言い掛かりをつけて攻めて来た』と大義名分を得るだろう。そして、『やはり獣人族は野蛮で危険な種族だ!』と、世界中に喧伝する筈だ。今度はそれをまたロッソ達の組織が煽れば、各国で不安に駆られた人々によって獣人族は弾圧され、国内は乱れるだろう。ロードベルクのように、種族関係無く重用している国は特にな。恐らく用意周到な奴等の事だ、もう既に色々な国の"反体制勢力"と繋がりを持っていると見て間違い無い 」
『『『『『 ………っ‼︎⁉︎ 』』』』』
俺の考えを聞いたダイ以外の全員が、絶句し、ソニア達に至っては真っ青になっていた。
「なるほど…な、聞けば理に適っているが、そんな巧妙にして遠大な謀など聞いた事も無い。正に常識外の発想だ……⁉︎ 」
「我が国は竃の付け火かっ?ふざけやがって………っ‼︎ 」
レオさん、ティーさんが唸り、ギリッと歯を軋らせる。
「そういう訳だから、口惜しいとは思うが、今は自重してくれ。何、心配しなくていいさ、奴等はまた、必ずレオさん達の前に現れる。レオさんに片腕を落とされたロッソ何かは特にな。アイツ、とんでもなく粘着質っぽかったし 」
「なるほど、そうか、そうだな…。この怒り、この無念を糧として、奴等に再び見えるその日まで、この牙を磨き上げるとしよう…!」
「ヴェモット、国民への発表もある。この件について後ほど会議だ。重鎮達に漏れなく伝えておけ 」
「御命、受け賜わりました。必ず 」
「武神の叔父貴、さっきヒロトが言ってた"反体制勢力"なんだがな… 」
「分かっておる。彼奴等の事じゃな?儂の方でも王都の"影疾"に命じて、一層監視の目を厳しくさせておこう。それでじゃな……… 」
俺の話しを聞いて、二国の重鎮同士が対策や方針について話し始めた。が?一番元気だったはずの婆さんが、なんだか話の途中からずっと難しい顔をして黙り込んだままだ。
「どうした婆さん、何か不審な点でもあったか?」
席を立ち、婆さんのそばまで行って話しかけると、婆さんは真剣な…いや、焦りの滲む目で俺の方を見て来た。
「ヒロト…、さっきの巨獣素材の人型兵器ってアンタの話し、あれは本当かい?どんな姿をしてたのか聞かせてくれないかい?」
「どんな…か?そうだなあ、手足は太く三本爪で、ズングリむっくりな体型の、立ち上がった赤黒い甲虫………、って感じかな?」
「………っ⁉︎ …やっぱりかい…!」
俺の説明を聞いた婆さんは目を見開いて、今やはっきりと焦りの色を浮かべた顔で俺に告げた。
「調査に出していたトーレスから、調査中に正体不明の巨獣らしき存在に遭遇して、調査隊が壊滅したとの報告が入った。ヒロト、アンタ達【青い疾風】には御苦労だが、このまま"帝国"へと転進、トーレス等調査隊の生き残りを保護して来てもらいたい。遭遇した"巨獣らしき存在"とは、どうやら話で聞く限り、その〈生体式【強化外殻】〉のようだ 」
「……っ⁉︎ 」
婆さんからの新たなる指令。その内容に驚きを隠せない俺達だった… 」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
さようなら竜生、こんにちは人生
永島ひろあき
ファンタジー
最強最古の竜が、あまりにも長く生き過ぎた為に生きる事に飽き、自分を討伐しに来た勇者たちに討たれて死んだ。
竜はそのまま冥府で永劫の眠りにつくはずであったが、気づいた時、人間の赤子へと生まれ変わっていた。
竜から人間に生まれ変わり、生きる事への活力を取り戻した竜は、人間として生きてゆくことを選ぶ。
辺境の農民の子供として生を受けた竜は、魂の有する莫大な力を隠して生きてきたが、のちにラミアの少女、黒薔薇の妖精との出会いを経て魔法の力を見いだされて魔法学院へと入学する。
かつて竜であったその人間は、魔法学院で過ごす日々の中、美しく強い学友達やかつての友である大地母神や吸血鬼の女王、龍の女皇達との出会いを経て生きる事の喜びと幸福を知ってゆく。
※お陰様をもちまして2015年3月に書籍化いたしました。書籍化該当箇所はダイジェストと差し替えております。
このダイジェスト化は書籍の出版をしてくださっているアルファポリスさんとの契約に基づくものです。ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
※2016年9月より、ハーメルン様でも合わせて投稿させていただいております。
※2019年10月28日、完結いたしました。ありがとうございました!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる