〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第4章 闇の聖獣 クーガ

第23話

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 細く蒼い月が照らし出す庭先、縁側に腰掛けながら、先代当主、ジェイーネ・ラル・キサラギは、手酌で注いだ酒に満たされた盃に月を浮かべ、暫くその様を愉しむと、堪えきれぬ愉悦に笑みの形に弧を描く唇へと盃を運ぶ。

「ふふっ…!」
「おやおや、これはまた上機嫌で御座いますな、先代様? 」

 その場に現れたのは筆頭家老にして、現在は王都の学院に通う孫娘の為に、護衛兼家令(内緒だがお目付役も)の役職にと就けたレイナルド・ゴーロゥである。

「来たか、レイよ 」

 傍らにあった膳の上に予め用意してあった盃をレイナルドへと渡し、先代当主自らが酌をして酒を注ぐ。 ひと息で飲み干したレイナルドの盃へと、再び酒を注ぎながら、その口からは楽しそうな忍笑いが漏れる。

「うむ、楽しいな。あれ程本気で”遊んだ”のは何時振りであったかのう? 」
「ははっ!それは良う御座いましたな、ジェイ・・・様。………しかし、賊共を一蹴にした手並みといい、デキるとは思っておりましたが…。いやはや、あれ程までの腕前とは。正直、驚いて居りまする 」

 共に月を眺めて盃を傾ける。端から見れば美少年と美男子だが、二人合わせれば約二千歳。若い頃には武者修行を兼ねて、置き手紙だけを残して里を飛び出し、冒険者として色々な経験をした。
 
 二人の容姿に釣られて襲って来た違法奴隷商人の類いを片付けたのは数知れず。護衛や討伐の依頼を(ジェイーネの)気の向く侭に受け、気付けばAランクの冒険者となっていた。

 まだ当時は継承順位が低く、二人の様に気侭な冒険者稼業をやっていた、後のロードベルク国王となる第三王子と一悶着の末に意気投合して、三人でパーティを組んだのもこの頃だ。

 一国の騎士団や軍団を以ってしか止められない巨獣や”上位竜”すら、たった三人で討伐した事すらもある。
 
 後少しでSランクに達するという時に、すぐ隣りにあった小国へと更にその向こうにあった軍事国家が侵攻を始め、大分世の中がキナ臭くなって来た。

 彼の軍事国家は鉱物資源に恵まれ強大ではあったが、山々に囲まれて雪深く、あまり豊かな土地ではなかった。

 案の定、彼の国の目的は最初から肥沃で豊かな大地を持つロードベルクであり、隣りの小国など、その橋頭堡に過ぎなかった。

 小国を呑み込み、津波の様に押し寄せる彼の軍事国家に対抗する為、第三王子は王城へと戻り、ジェイーネとレイナルドもまた、豊かな森を狙って侵攻して来た軍勢を撃退する為に里へと帰還した。

 その後は歴史の語る通り、この戦乱で兄達が倒れ継承順位が上がってしまった第三王子はロードベルク国王となり、義兄弟の契りを守る為に、ダークエルフ達を纏め上げて参戦したジェイーネは獅子奮迅の戦働きから【黒き武神】と二つ名で呼ばれる様になり、やがて「辺境伯」を叙勲された。

 血湧き肉躍る冒険の数々も今は昔………。あれから幾星霜、かって友とも義兄弟とも呼び合った当時のロードベルク国王も既に亡い。 二人にしても、互いに家督を継ぎ、家族も増え、既に次の世代へと家督を譲って百年以上にもなる。

 重くなった立場の所為で隠居したからといっても気軽に里の外へと行く訳にもいかず、このままゆるゆると朽ちていくのか、と何処かで気持ちが膿んでいたのかもしれない。

 そんな心の奥に閉じ込めていた鬱屈した物を、一人の男が、自分達の崇める聖獣と同じ名を持つ男が、清々しい一陣の風と共に吹き飛ばしてくれた。

 何も語らずとも、互いの思いは通じているのだろう、月に照らされた庭を眺めながら、また一献、二人は酒を酌み交わす。笑みを浮かべながら………。



 だが、久方振りに気分良く飲んでいた主従の酒盛りも、たった一人の男の狂気に依って事態は急変し終わりを迎える事となる。

「御頭様!お寛ぎのところ申し訳ありません。火急の用事があり、御無礼申し上げます!!」

 音も無く、だが慌ただしく現れた一人の女性。黒装束に身を包んでいるが、ダークエルフではない。顔を匿すように口元を覆っているが、その頭には黒くネコ科を思わせる耳が生えている。

 よく見ると、その耳からして、その正体が朝に湯呑みを落として割ってしまった獣人の侍女だと分かるだろう。彼女は里の者達でさえその存在を知る者は殆どいないが、隠居したジェイーネ自らが頭領となり組織した諜報機関【影疾かげばしり】の一人であったのだ。

「如何した?見張りを命じた”くだんの男”を取り逃がしたか? 」
「はっ!申し訳ありません、一瞬の隙を突かれ取り逃がして御座います 」
「まあ良い、直ぐに追っ手は差し向けたのであろう? 」

 任務の失敗の報告に対して、鷹揚に頷くが、彼女にとって”重要な報告”はここからであった。

「そちらは抜かり無く。然し「火急」なのはそちらでは無く…。”コレ”をご覧下さい 」

 そう言って跪いたまま前に進み出て、両手で捧げ持ったモノをジェイーネへと差し出した。

「む、何じゃ?………っ!?コレはまさかっ!? 」

 ジェイーネの顔が驚愕の後に怒りの色に染まる。その様子を見ていたレイナルドが、横から疑問の声を投げかけてきたが、其れには応えず無言のまま手の中のモノをレイナルドの方へと差し出した。

「…?  ………コレは《邪釣餌イビルベイト》!? これを何処で手に入れたのだっ!! 」

 レイナルドは慌てて立ち上がって庭に下り、女を問い詰める。その顔には先程の笑みなどまるで無く、表情は強張りただ焦りの色が浮き出していた。

「《邪釣餌イビルベイト》かって彼の軍事国家【帝国】が生み出した負の遺産。その匂いは遠く離れた所までも一気に拡がり、匂いに釣られた魔獣共を呼び寄せる。狂暴化というおまけ付きでな…。あの男の仕業か? 」
「はい、我等の目と鼻を誤魔化す為に、複数の使用人に〈幻惑の香〉を使い、里の至る所に蒔いたようです。気付いた手の者が慌てて回収に動きましたが、その隙に壁を乗り越え逃亡したようです。申し訳ありません 」

 ジェイーネは ふむ、とひとつ頷くと、新たな命を影疾りの女に下す。

「まあ良い、済んだ事じゃ。じゃが、事は一刻を争う。里の民の避難はどうなっておる? 」
「はっ、既に配下の影疾が里の各村に伝令に走っております。程なく全ての住人が、ここ秀真の街に集まって来ると思います 」
「うむ、ならば引き続き逃げ遅れた者はいないか、里の隅々まで探すのじゃ。誰一人犠牲を出す事は許さん!ゆけっ!! 」

「はっ!! 」

ジェイーネの命を受け、来た時と同じく音も無く闇に消える影疾。ジェイーネは険しい表情を弛める事なくレイナルドの方へと向き直り今後の行動をレイナルドへと告げた。

「レイよ、お前は直ちに武士団を招集、迎え討つ準備じゃ!儂はこの事をランドに伝え、防備の準備を進めさせる。良いな?では行けっ!! 」
「御意っ!!」

 僅かの躊躇も無くレイナルドが部屋を飛び出して行く。それを目だけで見送りながら、大声で使用人達に命令を下すジェイーネ。

「誰ぞある!緊急事態じゃ!ランドや家人の皆を此処に呼べ!大至急じゃっ!! 」


 やがて秀真の街中が篝火に依って赤く浮かび上がる。先日と同じ様に多くの者が忙しく動き回っているが、その顔には緊急感が漲り街中に浮わついた雰囲気など一切無い。
 当然だ、今度は本当の戦・・・・なのだから。
 正門からは、秀真各地の村々から避難して来た里人達が引っ切り無しに入ってくる。

 武士団でこそ無いが、腕に覚えのある男も女も、最後の防衛線である秀真の街の壁が破られた時の為に武器を取る。

 壁の外には、既に武士団約千名余が、押し寄せるはずの魔獣の大群を迎え討つべく集結をしていた。

ーーガァンガァンガァンッ!!ーー

 そして物見の櫓から、魔獣の襲来を告げる半鐘の音が、秀真の國中に鳴り響いた…………。


 その半刻(1時間)程前………。


 年寄り二人が過去の思い出と、今日の出来事を肴に酒盛りをしていた頃、ヒロトも一人、縁側に座りながら月を見上げていた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ヒロト様、お身体の具合は如何ですか? 」

 おずおず、といった感じでセイリアが話しかけてきた。

「ああ、セイリアか。どうしたんだ?そんなところで………ああ!もしかして、俺が落ち込んでると思ってるのか? 」
「いえ!? ………あの、その!………はい……… 」

 少し慌てた後、目を泳がせてから肯定の返事をするセイリア。まあ、一応負けた形だからなぁ…。

「心配かけてごめんな? 大丈夫。むしろ清々しい、と言うか嬉しくなった…と言うか、そんな感じなんだよ。だから落ち込んでる訳じゃない 」
「嬉しい……ですか? 」

 まだ信じられないのか、少し怪訝な顔をするセイリアに、こっちにおいでと手招きをすると、やっぱりおずおずとした感じだったが俺の横までやってきた。

「えーとな?確かに俺は腕に覚えはある。その辺の奴にだったらまず負けない自信もある。けど、自惚れてはいないつもりなんだ。俺なんてまだまだだよ、それが証拠に、師匠でもある親父には一度も勝てた事なんてなかったし 」
「あんなにお強いのにですか?正直、私はヒロト様がお祖父様とあれ程までに闘えるほどお強いとは思ってもみませんでした… 」

 セイリアはちょっとだけ申し訳なさそうに正直な気持ちを教えてくれた。

「ハハッ、だろうな。正直言って爺さんは強かった。だからかな?まだまだ敵わない相手が居る…ってのが嬉しかったんだよ。何となくだけど、うちの親父に雰囲気も似てるしな。悪ガキっぽい所なんて特に、だけどな? 」
「まあ…!? 」

 そう戯けて言うと、やっと笑顔になってクスクスと笑うセイリア。よかった、何だか気を遣わせちゃったみたいだからな。やっぱりセイリアは明るい表情の方がいい。

 そう思っていた時だった。ふいにアイが話しかけてきたのだ。

『マスター、お気付きですか?』
『ああ、”昼間の奴”か? 』
『はい。魔力波動はかなり抑えているようですが、間違いなく【精霊樹】でマーキングした反応が接近中です。どうされますか? 』

 アイが聞いているのは、迎撃態勢を取るかどうかだろう。

『そうだな?昼間もそうだったが敵意はなさそうだ。一応警戒はするが現状待機でいいだろう。もしもの時は、セイリアを優先で頼むな、アイ 』
『イエス、マスター 』

 アイの言う通り、自身の魔力を相当抑えているようだが、普通の「気配察知」とは訳が違う。アイの機能と組み合わせれば、個別に識別することなど造作も無い。
 反応は特に急ぐでもなく、少々速足な程度で接近してくる。何かあってもいけないし、一応セイリアにも伝えておいた方が良いだろう。

「セイリア、誰だかまだ分からないが、俺に”お客さん”みたいだ 」
「えっ!?ヒロト様、それはどういう… 」
「しっ!どうやらお出ましらしい。少し下がってくれ 」

 やがて、庭の繁みの中から”そいつ”が姿を現した。月光に照らし出されたその正体は………。

「えぇっ!?ま…、まさか………!? 」

 その姿を見たセイリアの呼吸が、あまりの驚きの為に一瞬止まってしまう。だが、それも仕方ない。何てったって、この俺だって驚いている。

 繁みの奥の暗闇より、月の光の元へと現れ出でたその姿は………、牛よりも更に巨大な体躯、月の光の下でさえ、その光すら吸い込んでしまいそうなフサフサとした漆黒の毛皮。知性を感じさせる黄金色の瞳。耳はダークエルフ達の様に大きくピンッと尖り、極め付けに両肩部から生えた長くしなやかな龍の髭の様な、優雅に波打つ二本の触手のようなモノ。

「お初にお目に掛かります。突然の訪問、平にご容赦願いたい。玖珂 大翔様。我は遥かなる太古の昔よりこの森とダークエルフ達を守護せし”クーガ一族・・”の者。此度こたびは貴方様にお願いがあり、無礼を承知で参上致しました。何卒、この願いをお聞き届け頂きたい  」
 
 そう、俺達の前に姿を現した”そいつ”とは、ダークエルフ達の【守護獣】にして、森の「夜」と「闇」を統べる者。闇の守護聖獣《クーガ》だった。



『マスター、この子も魔力が強いですが、食べたら美味しいんでしょうか………? 』



………いや!!   食べないからね、アイ………!?










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