〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第5章 脅威襲来、そして王都へ

第28話

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 いつもの飄々とした態度ではなく、焦燥感を強めた表情の爺さん。その表情を見る限り、相当逼迫した事態らしい…。

「いかん…、奴の狙いは恐らく【精霊樹】で間違い無い。奴等は濃い魔素を好み捕食するのじゃ。何としてでも奴を止めねば、根刮ぎ【精霊樹】が喰われてしまう…っ!? 」

 普段なら、これほどの巨獣〈旅団級〉は魔素の濃い地域にしか生息できず、何か特別な条件でも無い限り、あまり人里に来ることなど無いのだという。今回はたまたま捕食の為に最奥部外縁に来ていた個体が〈邪釣餌イビルベイト〉によって普段の餌としている魔獣達が密集、大移動していた事、【精霊樹】が強い魔力波動を放ったことで呼び寄せてしまったらしい。

「ランドっ!! 地系魔法の使い手達に《土人形創造クリエイトゴーレム》をさせるのじゃっ!奴には生半可な攻撃など一切効かん、強力な魔法攻撃の為の時間を稼ぐのじゃっ!! 」
「委細承知しております。こちらに駆け付けた時より術者達に準備を命じてあります。 よし、《土人形創造クリエイトゴーレム》発動!何としてでも奴の足を止めろっ!! 」

 爺さんの指示に、現当主であるセイリアのお父さん、ランドさんが魔法発動の命令を下す。

「《土人形創造クリエイトゴーレム》? 」
「はい、現在のところ、巨獣相手の戦法の常套手段です。あの巨体に巡る魔力によって身体を強化した巨獣達は、通常では考えられない程の防御力を誇ります。その防御力を突破する為には、こちらも相応以上の攻撃をしなければなりませんが、強力な魔法ほど長い詠唱時間、その為の極度の集中を必要とします。その時間を稼ぐ為に、魔獣の進撃を止める「攻撃役兼盾役タンカー」として土人形ゴーレムを生み出し、力技でその進行を阻むのです 」

 初めて聞く魔法の事をセイリアに聞くと、丁寧にそう教えてくれた。
 ふむ…、《土人形創造クリエイトゴーレム》ね….?

 ーー〈物言わぬ路傍の石よ、命無き土塊つちくれよ、今、我が魔力を以って汝らに仮初めの生命を与えん。我が分け身を「核」とし大地より起ち上り我が命に従い我が力と成れ。《土人形創造クリエイトゴーレム》!! 〉ーー

 秀真武士団の中の魔法部隊の内、地系魔法の術者達の朗々とした詠唱の声が響く。そしてその手に持ち掲げていた”水晶”のような物を遠くに放り投げると…、

  ーーゴゴゴゴゴゴゴガガガガンッ!ズゥン…、ズゥン…、ズゥン…ーー

 放り投げられた水晶が空中にある内に、その周囲に土が、石が、泥が、岩塊が次々と吸い寄せられるように集まって行き、やがて十~十五メートル程の巨人の姿となる。

 そのどれもが鎧武者のような姿をしているが、何となく全体的にディテールが甘い。十五体いる中には数体、非常に詳細な部分まで再現出来ているのも居たが、その他は造りが粗く、”芸術家”と”美術部員”の作品程の差がある。

 さらには大きさもまちまちなのだが、これは大きさは術者の魔力量に、ゴーレムの出来は術の熟練度によるものだそうだ。うん、非常に納得出来る説明だな。

「なあ…、セイリア。この《土人形創造クリエイトゴーレム》って、俺にも使えないかな? 」

 大きさが”魔力量”に比例するなら、俺ならヘタをすればあの【黒殻龍蟲ドラゴ ブラックビートル】よりも巨大なゴーレムを生み出すことが出来るかもしれない。…まあ、正確にはアイが魔法を使うんだがな。

「そう…ですね、先程の「防御柵」を見ても、ヒロト様は地系魔法にも相当な才能をお持ちのようですし、いずれ・・・は使うことが出来ると思います 」

 少し言い辛そうにセイリアが質問に答える。ん?いずれ・・・は?

「いや、自分で言うのも何だが、この前の《治癒ヒール》の時に見たろ?呪文はさっき聞いたから、多分使うことは出来ると思うんだが? 」
「ああ…いえ!? そうではないのです!ヒロト様の御力を疑っているのではなく、《土人形創造クリエイトゴーレム》にはその発動条件に触媒…と言うか、ある準備が要るのです 」

ーーゴガガガガンッ!!ーー

ーーキュラロロロロロロロロロロロッ!! ーー

 と、そこまで話していたところで、戦場に、硬い大質量を持った物同士がぶつかり合う重い音と、あの巨獣の啼き声らしきものが響き渡る。
 いよいよ巨獣との戦闘が始まったようだ。

「《土人形創造クリエイトゴーレム》は、ゴーレムへの魔力供給の為、また思い通りに操作する為に、さっき術者達が持っていた【魔晶石】を「核」とする必要があるのです 」

 そうか、さっきの水晶の様な物は【魔晶石】だったのか。【魔晶石】とは魔獣の体内で魔素が凝結して生成される物なんだが、これこそが普通の獣と魔獣の決定的な違いとなる。魔獣が強力なのは、この【魔晶石】が魔素を吸収して魔力へと変換する為、《身体強化》だけでなく種類によっては「魔術」まで行使出来るほど強くなる者までいるらしい。
 また、ランクが高く強力な魔獣からほど高純度の【魔晶石】が採取できるそうなんだが….?

「「核」にする為の高純度の【魔晶石】なら、さっき倒した魔獣達のがいっぱいころがってるぜ?アレじゃダメなのか? 」
「いえ、純度は申し分ありませんが、”思い通り”にゴーレムを操作する為には、普段から「核」たる【魔晶石】に術者の魔力を込めて慣らす必要があるのです。勿論、今この場で魔力を込める事は可能ですが、やはり急場凌ぎのモノは動きも鈍く、耐久性も低い為に酷く脆いのです。其れを補うには大量の魔力が必要になりますし、補ったところで満足な結果にはならないと思います。残念ですが… 」

 なるほどな、俺の魔力量、そして魔素の吸収能力なら出来ない事は無いだろうが、満足に動けないんじゃなぁ…。

 ………ん?だが待てよ?【魔晶石】の”「核」である理由”って何だ?魔素の吸収、魔力への変換?術者の意思を受け取り思い通りに操作する為の受信機?………それって………!?

 俺の中である「仮説」が出来上がる。…アイが見せた”ファ◯ネルモドキの操作…仮想強化外殻アームドスーツによる〈魔力機動〉…そして《土人形創造クリエイトゴーレム》……。この三つを組み合わせてみたら?魔法とはイメージだ、出来るかもしれない!?

『アイ、どうだ?今”俺がイメージしていたモノ”は実行可能か? 』
『イエス、マイマスター。面白いと思います。ーー《土人形創造クリエイトゴーレム》の読み込み……終了ーー魔法の高速、最適化の実行…終了ーー仮想起動による検証実行…終了ーー起動した際の問題処理の実行…終了ーーシュミレート終了しました。はい、マスター問題ありません。私の開発した《補助兵装オプション》と組み合わせれば、マスターのイメージされる通り…いえ、地球・・のソレより高性能なモノになると予想されます。制御に関しては全てお任せ下さい 』
『そうか!ありがとうアイ、じゃあさっそく行ってみようか! 』


「クッ、ククククッ!」
「ヒ、ヒロト様?いかがなさいました!? 」

 腕組みをしたまま黙り込んでいた俺が、急に楽しそうに笑い出したのに吃驚したセイリアが声をかけてきた。

「ああ…いや、何でもないよ、面白い事を考えついたんでさ、少し楽しくなったんだよ 」
「た、楽しい…ですか? 」

 嘗て、ひとつの王都を壊滅させたのと同じ種類の巨獣が迫っている状況で、まさか”楽しい”などと言い出すとは思ってなかったのだろう。面食らった表情をしているセイリアに続けて言う。

「ああ、ひとつ”画期的・・・”な魔法を思い付いたんだ。まあ、見ててくれよ 」
「”画期的”ですか? 」
「そうだ。ちょっと危ないかもしれないから、少しだけ離れてくれるか? 」

 前方では巨獣の進撃を止める為にゴーレム達がその巨体に群がっている。だが、巨獣の七十メートルを超す巨体の前に、少々、いやかなり旗色は悪いようだ。
 後方からは、そのゴーレム達が体を張って稼いでいる時間を使って、強力な攻撃魔法を放つ為に呪文を詠唱する声がいくつも重なって聞こえてくる。

 そんな中、セイリアから離れて思いついた”画期的”な魔法の発動準備をする為にアイに声をかける。

『よし、アイ頼むぞ 』 
『イエス、マイマスター。行きます! 』

「『物言わぬ路傍の石よ、命無き土塊よ、今我が魔力を糧とし仮初めの命を与えん。”此の我が身”を「核」とし、結集せよ、凝結せよ!我が命に従い、我が力と成れ!《土人形”強化外殻”創造クリエイト”アームドスーツ”ゴーレム》!!』」

 アイの呪文詠唱終了と共に、俺を中心とした直径十メートル程の魔方陣が足元に展開し、高速で回転を始める。そして、その魔方陣に吸い寄せられるかのように無数の石や岩塊が周囲に集まって来る。それらは一旦二十メートル程の高さの小山となり、一気に六メートル程度にまで圧縮、凝結されていく。そして姿を顕したのは、さっきまでのゴーレムよりもひと回り小型、だが先程の岩を直接削り出した様な物とは違い、アイの超圧縮によって金属のような鈍い光沢すら湛えた異形のゴーレムだった。

 そう、俺が考えた画期的な魔法とは《土人形創造クリエイトゴーレム》の魔法を応用し、だが【魔晶石】を「核」とするのではなく、自分自身を「核」として遠隔操作型の無人機とでも言うべきゴーレムを有人搭乗型の【魔導強化外殻マギウス アームドスーツ】へと変貌させる事だったのだ。

 これならば、セイリアの言っていた”【魔晶石】の慣らし”は必要無い。更には俺の〈魔素吸収・魔力変換〉での強化や、アイの直接制御によって〈魔力機動〉による素早い動きも、更には魔法攻撃までが自由自在に出来る。

『マスター、魔法の発動状態のチェック全てオールグリーン、問題ありません。後はマスターに直接稼働してもらいながら随時修正となります。よろしいですか? 』
『ありがとう、アイ。こちらも壱から伍までの牙の強化は問題無く出来るようだ。じゃあ、機動制御と魔法攻撃は任せる。俺の武装は…そうだな、連射じゃなくて単発でいいから、《魔弾》を超圧縮した地属性の《岩魔弾ロックバレット》に変更。イメージしやすくする為にライフルも生成してくれ。それで、さっきの《補助兵装オプション》の時みたいに弾丸に〈超振動〉も乗せられるか? 』

 兵装についてのオーダーを言うと、視覚モニターの隅でアイがニッコリと笑う。

『イエス、マイマスター。問題ありません。ライフルだけでなく、ついでにナイフも生成しておきます 』
『完璧だ。ありがとう、アイ。じゃあそろそろ行こうか? 』
『イエス、マイマスター。何時でもどうぞ 』

 そこまでアイと打ち合わせを終えたところでセイリアの方を振り返る。セイリアは目を真ん丸にしてこちらを見上げていたが、驚きに声も出ないようだ。
 こんな顔をさせるのは今日何度目だろうな…?なんて、少し申し訳なく思いながら声をかける。

「じゃあセイリア、行ってくるよ 」
「ヒ、ヒロト様…その御姿は…っ!? 」
「ああ、見ての通りゴーレムを”着て・・”みた。これなら俺自身が直接「核」になるから慣らしも必要無いだろ?間接的にゴーレムに命令する必要も無いから、動きも良くなるだろうし。”画期的”だろ? 」

 そう悪戯っぽく言ったのだが、セイリアは驚いているだけで無く、ひどく真面目な表情でこちらを見ていた。

「ヒロト様…。「ゴーレムを着る」など、今まで誰も考え着きませんでした。”画期的”どころか、”革命的”な新魔法です!…いったいどこからこの様な発想を!? 」
「まあ、細かい事は後から話すよ。そろそろゴーレム達が全滅しそうだ。俺も出撃するよ 」

 と、その時だった。

撃ててぇぇぇぇぇぇぇっ!! 」

 戦場にランドさんの号令の声が響き渡り、見て分かる程の強力な魔力を込められた各属性の魔法弾が巨獣目掛けて放たれていく。

ーードッドオォォォォォォォォォォォォォンッ!!ーー

 それ等は一斉に巨獣へと襲い掛かり、眩い閃光と大気を震わせる程の轟音を響かせた。

 あまりの威力そして熱量に、まだ懸命にその巨体に縋り付き、少しでもその歩みを押し留めようとしていたゴーレム達までもが燃え上がり崩れていく。地獄から噴出したかの様な激烈な炎に大気までが歪んでしまったかのように陽炎を揺らめかせて何もかもが燃え上がる。

 ……しかし………、

 ーーズズンッ…ズズンッ…ズズンッ

 ーーキュロロロロロロロロロロロッ!!ーー

 業火の如き炎の中より、陽炎を纏ったままその黒い巨体は現れた。
 黒曜石の如き輝きは炎に炙られて燻み、堅牢な甲殻のあちこちには幾つもの罅割れも確認出来るものの、見る限り全体的なダメージは低い。

 超高温の炎に曝された為か、身体の其処彼処から煙がたなびき、赤熱化している箇所もあるよう……だ…っ?………そうかっ!?

「爺さん!水だ、水属性の使い手に、ありったけの水系魔法をヤツにぶっかけさせろ!! 氷魔法でもいい、ダメージを与える魔法じゃなくてもいい、大量の水をいっぺんにぶっかけてヤツの身体を冷やせっ!! 」
「何じゃヒロト、急に大声で…? って、おわっ!?な、何じゃそのゴーレムは!? 」
「いいから早くしろっ!説明は後だ、とにかく急いで冷やせっ!! 」

 ヤツの外殻は今、摂氏何千度という熱量に曝されて相当な高熱になっているはずだ。いくら魔力で強化していたとしても、衝撃や斬撃でなく、単純な物理反応・・・・なら!?

「分かった分かった、そう怒鳴るでないわ。ランド!ヒロトに妙案があるらしい、ありったけの水系魔法を撃たせるのじゃっ!! 」

『アイ!こちらも少し予定変更だ。ありったけの並列起動で《水矢ウォーターアロー》をヤツにぶち当てろ。三百六十度くまなく、全身にだ! 』
『イエス、マイマスター!《水矢》並列起動、全方位射出、発動!! 』

 一瞬のうちに【黒殻龍蟲】の周囲全体を、その姿が見えなくなるほどの《水矢》が取り囲み、三百六十度全てから叩きつける豪雨の様な勢いで巨獣に襲い掛かる。次いで一呼吸遅れで秀真武士団の魔法部隊からの水系、氷結系の魔法がダメ押しとばかりに追い討ちをかけていく。

 ーーボシュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!  ーーパキンッ!ベキベキッ!バギャァンッ!!ーー

 ーーキュロロロロロロロロロロロッ!?ーー

 無敵を誇った黒い甲殻が水蒸気を噴き上げながら罅割れ、崩れ落ちる。多数のゴーレムの打撃や爆裂魔法、業火の如き火系の魔法にもまるで怯まなかった巨獣が、初めて驚愕に満ちた苦悶の哭き声を上げてのたうち回る。

「何じゃ?何が起こったのじゃっ!?何故、彼奴の甲殻が砕けていくのじゃ!? 」  「すごい!あれ程の巨獣が苦しみ悶えているなんて!? 」  「おおぉっ!?やった!これならば倒せるぞ! 」

 わっ!!と、秀真武士団から喚声が湧き上がる。
 何でも”魔法”で片付いてしまうこの世界イオニディアでは、驚くほど物理現象について解明されていない。「火が燃える」という簡単な現象でさえ、「火の精霊」の仕業、くらいにしか考えていないのが、この世界の現状であり、爺さんのように、『高熱に熱せられて膨張した物体を急速に冷却すると、その物体は急激に縮小して劣化する』といった今の現象について理解出来ていないのだ。
 
「まだだ!まだヤツは死んじゃいない、爺さん、今こそ総攻撃だっ!! 」

 そう爺さん達に声をかけ、俺は〈魔導ブースター〉を全開にして巨獣目掛けて飛び出していく。

『アイ、ヤツが膨大な魔力で回復を始めてしまう前に”ケリ”をつける!最大戦速で突っ込むぞ!! 』
『イエス、マスター!全推力全開、目標【黒殻龍蟲ドラゴ ブラックビートル】突貫します!! 』

 本来なら緩慢な動きしか出来ないはずのゴーレムが、砂塵を巻き上げながら有り得ないほどの高速で駆けていく。いや、よく見れば僅かに地面より浮かび上がり、走るのでは無く滑るように移動しているのが分かるだろう。

「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! 」

 自慢の甲殻に大きなダメージを受けている今がチャンスだ。いや、今しか無い!ここで必ずヤツを潰す!!

 雄叫びを上げながら、最後の決着を決するべく、俺は〈魔導ブースター〉の出力を更に上げたのだった。








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