〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第5章 脅威襲来、そして王都へ

第32話

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「じゃあ、爺さん達者でな 」
「うむ、お前さんもな。王都での面倒なアレコレは、全てレイナルドに任せておけば良い。セイリアの事、宜しく頼んだぞ 」

 魔獣の大襲来より一週間、俺達の姿は「朱門」前にあった。

 流石に『大祝勝会』の翌日は皆がデロンデロンになっていて役立たずだったが、大戦おおいくさの興奮も冷めやり、徐々に秀真の里の雰囲気も落ち着きを取り戻していった。

 俺達は手分けして残りの魔獣を解体したり、巨獣のブレス攻撃の余波で崩れた壁の修繕を手伝ったりしながらのんびりと過ごし、それぞれが思い思いにゆっくりと今回の戦いの疲れを癒したのだった。

 しかし、いつまでもノンビリとしてもいられない。今回この「秀真の國」を訪れたのは、セイリアの帰郷に纏わるハプニングに端を発している訳で、そろそろ本当に王都の魔術学校に戻らなければいけないからだ。

 そこで、俺もセイリアの魔術学校復学に合わせて同行し、護衛をしながら一緒に王都に行くことにしたのだ。

 今、「朱門」前には、俺、セイリア、レイナルドさんにラーナちゃん、カークスとスケールの王都に向かう六人の他、爺さんを始めとしたランドさん達キサラギ家の人達に加え、タテワキのおっさんら秀真武士団の面々や、おもちゃを作ってやった子供達など、沢山の人が見送りに来てくれていた。

「ひめさまー、いってらっしゃーい!」「うえぇぇぇん!ひめさまー、いっちゃヤダー!」「ヒロト兄ちゃん!また来てねー! 」

 色々な人達が、口々に別れの言葉をセイリアに告げる。子供達の中には、セイリアと離れたくなくて泣き出してしまった子もいるみたいだ。嬉しい事に、俺にまで声をかけてくれる人や子供達まで居た。

「しかしヒロトよ、本当にお前さんの取り分はアレだけで構わんのか?北側の魔獣はほぼお前さん一人で始末したんじゃから、全部持って行っても構わんのじゃぞ? 」

 爺さんが言っているのは、魔獣達から獲れた素材の事だ。前に、”予想以上の大戦果”と言っていたのを覚えているだろうか?
 今回の大襲撃で、秀真の國は大ピンチに陥った訳だが、その分見返りは充分以上にあった。膨大な数の貴重な素材に上等な魔獣食材、高ランクの【魔晶石】などなど……。
 剥ぎ取った後の素材を並べて計上してみると、概算で「秀真の國」の年間予算のおよそ十年分を超えるほどの計上利益になるらしい。
 未だこの世界の経済や貨幣価値はよく分からないが、とにかく素晴らしいほどの利益を隠れ里にもたらしたらしかった。

 一応、こうした素材は「依頼として仕留めた」以外は仕留めた者に権利があるそうだが、流石に数千を超える魔獣の素材(一部アイの魔法で焼失して跡形もない)、いくらアイテムボックスが有るといってもそんなに欲張ってもしょうがないし、取り敢えず巨獣【黒殻龍蟲】の素材だけは全て貰ったものの、後は特に高ランクの魔獣千匹くらいのツノや甲殻、ウロコや骨などの素材に食材、【魔晶石】等を取り分として貰うに留め、あとの権利は全てランドさんに譲渡したのだ。

 まあ、”一番大事なモノ”を貰っちゃった訳だしね、本来なら比べ物にもならない。仮に、『結納』代わりに全て譲渡しろ…と言われたとしても、本当にそうするだろう。
 セイリアと比べれば、どれほど貴重な素材だろうと全然惜しくはない。

 ちなみに、今回獲れた数々の素材と肉や果実の類いの魔獣食材は、王都で換金する為に「依頼」という形で俺が預かって持って行く事になった。

 と、いうのは、俺の(アイの)アイテムボックスを当てにされての事だ。
 俺のアイテムボックスは駄女神アフィーに貰った特別製の為、普通では有り得ない〈無限収納〉となっているし、アイによるフォルダ管理のお陰で欲しい物が直ぐに取り出すことが出来る。
 おまけにボックス内は時間経過が無い為、本来なら移送の際に傷んだり腐らせてしまう肉や果実でも、全く問題無く新鮮なまま運ぶことが出来るからだ。

 こっちの世界には冷凍庫は疎か冷蔵庫も無い訳だから、食材を新鮮なまま大量に運べるというのは大きなアドバンテージになる。冒険者になって碌な依頼が無い時は、商人相手にそんな商売をするのもいいかもしれない。

「いいさ、言ったろ? 俺は今まで山奥にいたせいで、物の価値とかはまったく分からないんだ。それでもセイリアに聞いたら貰った分だけでも数年は遊んで暮らせる程の価値になるんだろ?だったら充分だよ。後は里の皆んなの為に使ってくれ 」
「やれやれ…、欲の無いやつじゃのう?まあ良い、ならば有り難く頂くとするわい。素材の買取りは冒険者ギルドでやってくれる。基本はレイナルドに任せておけば良いが、一応ギルド長とは旧知の仲なのでな、儂の方からも紹介状をしたためておいた。何しろ数が数なのでな、ロードベルクの市場が混乱してしまう恐れがあるのでそのまま流通させる訳にはいかんのじゃ 」
「なるほどね、分かったよ。じゃあ、俺の貰った素材とかの買取りもギルドに任せた方が良いかな? 」
「うむ、お前さんには申し訳無いが、そうして貰えると有り難い。宜しく頼むぞ 」

 まあ貴重な素材といっても量が量だからな、そんなにいっぺんに出したら値崩れとかを起こして大変な事になるだろう。………それよりも……?

 さっき爺さんが「ギルド長とは旧知の仲」と言った時にランドさんやレイナルドさん、重臣のサムライ達が微妙な表情で苦笑いをしていた事の方が気になるんだが……。もしかして爺さんとその”ギルド長”とやらは仲が悪いのか? う~~ん…………?

「それでは、お祖父様、父上、母上、兄上、それから皆の者も、見送り本当にありがとう。行って参ります 」 

 名残は惜しく、話はいつまでも尽きないが、いつまでもこうしてる訳にもいかない。
 王都に向かう六人の中で一応最も身分の高いセイリアが、この一団のリーダーとなる為、代表して別れの言葉を切り出した。

「うむ、しっかり勉強してくるのだぞ?セイリア 」
「今やお前も相当なレベルじゃからの、おまけに今度はヒロトもおる。実力的には全く心配はしておらんが、それでも油断は禁物じゃ、気をつけて行くんじゃぞ? 」

 爺さんのセリフが気になった人もいるだろう。セイリアは今回の大襲来でのレべリングの結果、Lv37からLv78にまで上がった。

 レベルは、魔獣等を倒した時、どういった条件があるのかはまだ分からないが、最も多くの経験値を得るのはトドメを刺した人間だ。それぞれの働き如何にもよるが、それでもやっぱり一番多くの経験値は最後にトドメを刺した人間に入るみたいだ。

 これはこの世界イオニディアのレベルシステムの良い点でもあり、逆に問題点でもあると感じている。
 
 レベルの低い者がレベルの高い者を仕留めた時の方が、より多くの経験値が入る為、今回、俺は大襲来の際にワザと高レベルの魔獣を手負いの状態にしてからセイリアに流してトドメを刺させた時のように、狙ってパワーレべリングが出来る…のは良い点だと思うが、逆に言えば、どんな卑怯な手を使っても・・・・・・・・・・・・トドメさえ刺せれば多くの経験値が獲得出来る、という事になる訳で、それは努力や鍛錬等の本当の意味での経験値に裏打ちされていない、あの「墓場の風グレイブ ウィンド」の頬傷の男のようなレべリングのみによって得た”仮初めの強さ”しか持たない薄っぺらな強者を生み出してしまうことに繋がってしまうからだ。

 この世界はまだまだ未成熟で、それを補う為のレベルシステムというのは分かるんだが、一律に全て同じにするしかないんだろうが、色々まだ問題が多いというのが素直な感想だ。
 しかし、その一部分だけを直す為には、きっとシステム全体の見直しをしなければならないだろうし、既に深くこの世界全体に根付いてしまっている以上、簡単な事ではないのだろう。

 地球にあったネット型のゲームのように、そういう部分も段々とアップデートされて行けばいいんだが……。

 その内アフィーにでも相談してみるかな?

 ーー閑話休題ーー

 そこら辺の話はまた今度にでもして、皆がそれぞれ思い思いに別れの言葉をセイリアに告げている。その一言一言全てに思いが詰まっているようで、どれほどセイリアが皆んなに愛されているかが分かる。

 後ろ髪を引かれる思いをしながらも、俺たちは見送りに来てくれた人達に今度こそ別れを告げて、王都への一歩を踏み出した。皆んな、俺たちの姿が見えなくなるまで見送ってくれて、子供達なんか最後まで小さな手を一生懸命に振りながら、大きな声でセイリアに”さよなら”を言っていた。

 涙ぐむセイリアの肩をポンと叩き、目線だけで励ますと、まず最初の中継地点である「デイジマ」村を目指して森の中へと分け入っていった。

 デイジマ村へは約半日の行程との事だが、途中では一回小休止をしただけだった。これは種族がエルフ族だったり獣人族だったりと、森の中では精霊の加護が加わって身体能力にプラス補正がかかっている事、さらにはサムライとして日々鍛えているからこその”半日”であって、普通は冒険者でもない常人ならば何度も休憩を取り、更には見通しのきかない森の中を常に警戒しながらの移動になる為、どうしても速度を出すことが出来ず、本当なら一日近くかかる行程なのだそうだ。

 おまけに森の中には多くの魔獣が闊歩している為、そもそも普通の一般人では森の奥へは入って行く事すら出来ないらしい。

 一応、何があるか分からないので周辺警戒を怠ることは無かったが、さすがにあの大襲来の後、遠巻きに普通の獣の気配があるだけで、一匹も姿を現わすことは無かった。

 やがて森の木々はまばらとなり、森が開けると、この世界に来て初めての草原の景色が目の前に広がる。

 爽やかな風が何処までも広がっているような緑の草原の上を吹き抜けていく。その吹き渡る風に合わせるかのように流れ、うねるように揺れる草原は、まるで緑の海を見ているかのようだった。

 目指すデイジマ村は、魔獣の襲撃を警戒しての為だろうか?森からは三キロほど離れた緑海を貫く街道沿いの向こうにあった。
 村に近付くと、その全容が段々と見えてくるようになった。村の周囲は開拓されていて木製の柵が広く村の周りを取り囲み、広大な畑や牧草地のようになっていて、あちらこちらに草を食む羊や牛に良く似た家畜らしきものの姿が見える。
 また、村の周りには「秀真の國」の壁ほどではないが、高さ三メートルほどの丸太製の簡素だが頑丈そうな塀が取り囲み、ここからでは中の様子は窺い知ることは出来ない。
 
 さらに道を進み、村の入り口になっている門らしき場所に到達する。これまた木製ではあるが、大きく頑丈そうな門で、門の開閉は秀真の國の様な左右に押し開ける、所謂”観音開き”ではなく、門に繋がった鎖を引く事で門の上部を基点として、外側に向かって門扉の部分が持ち上がって開いていくという造りの様だ。
 門扉の部分は相当の重量がありそうで、開閉にはかなりの労力が要るんじゃないか?と思ったが、そういえばここ・・は”剣と魔法”の世界、きっとそこら辺は何か便利な魔法の動力でもあるんだろう。

 後から聞いた事だが、辺境にある村の多くがこのデイジマ村と同じ様な造りをしているそうだ。何故か?と言えば、ここは地球と違い、普通に”魔獣”というモンスターが存在する世界。そうでなくても野盗や盗賊などの類いも、規模が大きくなれば百人を超え小さな軍隊並みになるらしい。
 あの吊り上げる門の仕組みも、不意に襲撃を受けても繋いでいる鎖やロープを断ち切れば、即座に門を閉じて侵入を防ぐ事が出来る為に、多くの街や村はこの方式の門を採用しているそうだ。

 朝、日の出と共に門を上げ、日没と共に門を下ろす。魔獣や野盗の徘徊する夜間は基本的に閉じたまま、もし夜間に旅人が村に辿り着いたとしても、出入り口はこれ一つしか無く、よほどの事がない限り開かれる事は無いそうだ。

 地球あちらでも、野盗化したゲリラの襲撃で被害を受け、苦しめられている村を見た事がある。可哀想にも感じるが、王都など大きな都市ならいざ知らず、地球の様な治安機構が無い世界だ、自分達の身は自分達で守らなければならない。地球に比べ、”死”というものが日常の中でずっと身近にあるこの世界では、これが当たり前で、そうするしかないんだろう。

 門の所には警備の門番らしき人物が二人、左右に別れて立ってこちらを見ていた。

 カークスとスケールが先に立ち、通行証らしきものを提示するが、ここはダークエルフの里からの第一中継地点、既に何度も面識のある顔見知りなんだろう、二人の門番は始めからニコニコとして笑顔でこちらを見ていたしな。

 俺達もカークスとスケールに続いてデイジマ村へと入るべく門番の男性達の方へと歩を進めるのだった。


『マスター、第二の村ですね!どんな村なのかワクワクします! 』

ーー新しい場所とあってテンション高いな~。でも…、うん、俺も楽しみだ!何か”テンプレ”展開とかもあるかもな~~!ーー

 
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