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第7章 強さの意味
第42話
しおりを挟む「えぇっ!!マジかよっ!? 姐さんがあの伝説の【黒き武神】の孫だってっ!?」
馬車の中でセイリアと話していたソニアが素っ頓狂な声を上げる。
初めこそ俺を巡ってソニアと反目していたセイリアだったが、イ・ズモスの酒場での飲み会の中で打ち解けて、逆に意気投合までしてしまったようだ。いったいどんな話をして分かり合ったのかはサッパリ分からないが、もとより女同士の話だ。多分聞いたところできっと俺では分からないんだろうし、「藪をつついて蛇が出た」何て事にもなりかねない。仲良く出来るならその方が良いし、余計な口出しはしない方が得策だろう。
それで何故一緒の馬車に乗っているのか?と言うと、ソニアが俺(達)に付いて来たがった事と、元々【蒼い疾風】としても「一度は王都で仕事がしたい 」と思っていたそうで、それなら一緒に~と、セイリアの方から誘ったらしい。
馬車の中は、御者台に居るウッガを除いても元々の俺達が六人に、【蒼い疾風】の四人の計十名という結構な大所帯となってしまったが、馬車の中には充分な余裕があり、ともすれば全員が寝転がってもまだスペースがある程広い。
これは、この馬車自体に秘密があって、実はこの馬車そのものが空間魔法を応用した魔道具になるんだそうな。例えるなら俺の〈アイテムボックス〉と同じような物で馬車内の空間を拡張している為、外から見た実際の大きさの約四倍近い床面積がある。
それに、空間を拡張する際に馬車のキャビン部分をほんの少しだけだが切り離しているそうで、揺れも殆んど無く、高速で走っている馬車の車内とは思えないほどの快適さだ。
広い車内の中、皆んなはお喋りをしたり仮眠を取ったりと、思い思いの方法で寛いでいたのだが、どうやらソニア達の話題はセイリアの生い立ちについてだったみたいだな?
長命なエルフ族だからこそまだ存命しているが、本当ならば大戦乱自体が六百年も昔の話だ。
普通の寿命のヒト族ならば、もう十代以上は代替わりしている程の年月だろう。ソニア達にしてみれば、殆んどおとぎ話の中の登場人物だ。
きっとソニアやゴウナムも子供の頃に、大活躍した英雄の”おとぎ話”をワクワクしながら聞いていたに違いない。そんなおとぎ話の主人公の孫が突然目の前に現れたら、そりゃ吃驚もするわな。
一人大興奮しているソニアの声に気付いたゴウナムが、ソニア達の方へと声をかける。
「どうしたんだ姉貴、急に大きな声を出して? 」
「聞いてくれよ、ゴウナム!セイリアの姐さんて、あの【黒き武神】の孫なんだってよ!? 」
「何ぃっ!!それって、”刀の一振りで何十人もの兵士の首を飛ばした”とか、”剣術スキルと風魔法で一軍団丸ごと薙ぎ払った”って、子供の頃に寝床で親父が話してくれたおとぎ話のか!? 」
「そう!それだよ、スゲェだろ!? 」
彼等獣人族はこういった英雄譚が大好きだ。基本的に獣の特性に近い獣人族は力を尊ぶ傾向がある。その為か、強者に対して”へつらう”のでは無く、純粋に憧れたり尊敬の念を抱いたりするのだが、これはもう本能に基づくものなんだろう。
しかし……、子供を寝かしつける為のおとぎ話で、「首を飛ばす」話をすんなや父ちゃん…。
そういえば、本来ならエルフ族は獣人族ほど強者を好む性質では無いはずなのだが、「秀真の國」のサムライ達は、下手をすれば獣人族よりも力を尊ぶ脳筋揃いだった。だが、あれはもう【黒き武神】その人である爺さんの影響が非常に強い所為だろう。
まったく、エルフのくせに文化が和風で”御座る”言葉だわ、脳筋ばっかりだわで元々持っていたダークエルフのイメージがすっかりガタガタになってしまった。
しかし、秀真の國での大宴会の時、実はものすごくホッとした事がひとつだけあるのだ。
それは『ダークエルフ達のヘアースタイルが”ちょんまげ”じゃ無くて本当に良かった!?』という事である。
だってさ~、サムライだよ?御座るだよ!? あれでもし「大襲来」の時に、ダークエルフみたいな彫りの深いイケメン顔で頭に兜をかぶる為に”落武者カット”なんかにされていたら、俺の腹筋は崩壊して戦いどころじゃなかったと思う。まあ、タテワキのオッさんとかだったら似合うかもしれないけどな?
まあ、それはともかく。ソニアとゴウナムは予想外の展開に大喜びだ。何と言うか…、結構ミーハーだったんだなお前ら?
そんな大はしゃぎの姉弟に、ラーナちゃんはさらなる爆弾を投下する。
「それだけじゃありませんよ?そこにみえるレイナルド様は、何を隠そう、その大戦乱の時に【黒き武神】と共に戦った双翼のお一人、【微笑みの剣鬼】その人なんですから! 」
「…っ!? マジかよっ!?スゲェよ姉貴…、俺ァ感動して泣きそうだ!? 」
「分かるぜゴウナム!お前、【微笑みの剣鬼】の大ファンだったもんな! 」
「ああ、『まだ冒険者だった【微笑みの剣鬼】が、仲良くなった幼い姉弟を守る為に、村の入り口で仁王立ちして、迫り来る魔獣の群れから一歩も引かずに村を守り切った』俺はその話を親父から聞いて、冒険者になると決めたんだ…!」
チラッとレイナルドさんを見ると、少しだけ照れ臭そうな感じで笑っているところをみると、どうやら実話みたいだな?…つい最近、偶然にも”良く似た話”もあったような?
たぶんゴウナムは、この話の「幼い姉弟」に自分達姉弟の姿を重ねていたんだろう。そしてそんな英雄の姿に憧れ、やがて自分もそんな男になりたいと願い、今度はその背中へと自分自身を重ねていったんだろうな…。
「お前、いっつも親父にその話をねだっていたもんな~。でも、そうかぁ…そりゃあ姐さん強いはずだよなぁ、何てったって【黒き武神】の孫なんだもんなぁ…。ところでさ、雰囲気っつーか、もう感じで姐さんが強いってのは解るけど、実際姐さんってレベルはいくつなんだ?良かったら教えてくんねえか? 」
そうセイリアに尋ねるソニア。ほう…、Lv30代前半で、相手の強さが読めるとはなかなかだな?レベルアップによるステータス強化だけに頼らず、自らも努力している証拠だ。こいつらは鍛えれば”いい化け方”をするかもしれないな?
「えぇと、一応今のレベルはLv78なんだが…、実は二週間程前まではLv37だったんだ… 」
自分のレベルについて、正直に話すセイリアだが、それを聞いたソニア達は目を丸くして驚いていた。
「は…っ!? え?ちょっ、ちょっと待ってくれよ姐さん!Lv78!? け、桁が違うじゃねえか!しかも、二週間前まではLv37だった? 何だよそれ、訳が分かんねえよ!? 」
「そうだ、それが本当なら、たった二週間で倍のレベルアップをした事になるんだぜ?いくら何でもそれァ…!? 」
セイリアの告白に目を白黒とさせて驚いているソニアとゴウナム。何故そんな事が出来るのか?出来たのか、が全く理解出来ないんだろう。
「なぁ…、セイリアの姐さん。もし、もし良かったら…どうやって強くなったのか教えてもらえないか?オレ…いや、アタイは強くなりたいんだ!兄貴や姐さんに付いて行く為には、きっとアタイも強くならなきゃダメなんだ。頼むよ、教えてくれ姐さん!! 」
さっきまでの戯けた様子とは一転、ソニアの真剣な訴えを聞いたセイリアが俺の方を見る。セイリアのレベルアップの秘密を教えるには、秀真の國での魔獣の大襲来の事を話さなければならない。しかし、いずれは広まるかもしれないが、あの一件は巨獣の事も含めて一応、一切他言無用になっている。
何故か?その原因は俺にある。あの一件で、俺が余りにもやり過ぎてしまったからだ。
たった一人で万を超す高ランク魔獣を屠り、伝説と呼ばれる巨獣をも討ち果たした俺の戦闘力は一国の軍隊にも匹敵するらしい。
いつの時代、どこの国でも”富国強兵”策に忙しい。常にどこよりも強く、豊かに。これは国家という物の至上命題であり、果たせなければ滅びるしか無い。
だが、一国家だけで無く全体、”世界”という大きな枠組みで見た場合、ただ一国のみが”一人勝ち”しても、周りが衰退してしまっては結局はその世界自体が滅びてしまう。
では、一番大事なモノとは何か?実は『バランス』これが最も重要なのだ。
実際に、地球の歴史を紐解いても、平和な時代とは、このバランスが上手く取れている時に他ならない。例えそれが、実は危うい一本のロープの上に乗っかっているだけの状態であっても、だ。
パワーバランス、経済のバランス…、様々なバランスはあるが、これ等のどれかのバランスが崩れてしまった時に戦乱が巻き起こる。それも世界を捲き込むような大戦乱が。
今のこの世界は、比較的バランスの取れた平和な時代であるらしい。だが、たった一人でこのバランスを崩してしまいかねない、それが今の”俺”という存在らしい。まるで【核兵器】みたいだな?
よって、そんな存在が全くのフリーな状態でいる事は無用な混乱を引き起こしかねないし、俺が(一緒に居るセイリアが)余計なトラブルに巻き込まれる危険性が出て来る為、そうした面倒事を避ける為にもきちんとした信頼できる”後ろ楯”が出来るまでは内緒にしておくべきだ、と爺さん達が判断した為である。
と、いう訳でおいそれと話をする訳にもいかず、判断に困ったセイリアが視線で助けを求めてきたんだが、う~ん、どうしたもんか?レイナルドさんに視線で問うと、少しだけ目を伏せ黙考すると小さく頷いた。
「ソニア、その話を聞くのなら絶対に他言しないと誓えるか?もう後戻り出来ないかもしれないぞ? 」
軽めの〈威圧〉を込めながら、ソニア達に聞いてみる。ビクッっと、一瞬だけ身を竦めたものの、その目に強い決意の光を込めて見つめ返してくるソニア。
「構わないさ。もとよりもう、兄貴から離れるつもりなんて無いよ。アタイは絶対に兄貴の番に成るって決めたんだ!酒場でセイリアの姐さんにはこの想いは認めてもらった。だけど、弱いままのアタイじゃきっと足手纏いになっちまう。絶対に誰にも言わない、だから教えてくれ!! 」
驚いた。いや、セイリアがもうソニアが”番になる事”に対して許可を出していたことにも驚いたが、それよりもソニアが強い意志力と気迫で、俺の〈威圧〉を跳ね返したからだ。野盗連中を脅したような出力ではなかったが、それでもLv30程度の者ならば、そう簡単には声が出せないくらいには圧力をかけたつもりだったのだ。現に、側にいたアーニャとマーニャは青い顔で唇を震わせるばかりで身動きも取れない。
だが、どうやら俺はソニアを、その気持ちの強さを舐めていたようだ。
「…そうか、分かった。じゃあセイリア、教えてやってくれ 」
「分かりました。じゃあ、ソニア…… 」
「待ってくれ兄貴!俺も…、俺にも聞かせてくれ!俺は、俺は【微笑みの剣鬼】みたいに強くなりたいんだ!俺は男だから、今ここで兄貴に絶対の忠誠を誓う。一生付いて行く。だから、だから俺にも教えてくれ!! 」
セイリアがソニアに話をしかけたところで、ゴウナムが割り込んできた。こいつも〈威圧〉を振り払ったか。【微笑みの剣鬼】を直接その目に見て、幼い頃に強く憧れた気持ちが昂ったんだろうな。”強くなりたい”という想いも。
そして、セイリアの急激なレベルアップの話を聞いて、強くなれるかもしれない糸口を掴んだ。そんな思いがゴウナムを突き動かしているんだろう…。
…………どうしよう!?「絶対の忠誠」とか「一生付いて行く」とか、何だかエラく大事になってきちゃったよ!? しまった…、ちょっと脅かし過ぎたかな?
要はこれ、全部俺の都合であって、そんな悲壮な決意をされる程のもんじゃ無いんだが……!?
『「絶対の忠誠を誓う」ですか?それって、ゴウナム君もマスターの”番”という事に?いえ、でもこの場合だと「男x男」になってしまいます……?有りなんですかマスター!? 』
ーー無いよっっ!?ダメだよアイちゃん!腐ったららめぇぇぇぇぇぇっ!?ーー
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