〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第7章 強さの意味

第46話

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「ハァ…ハァ…やった……のか…?アタイ達……!? 」

 ”熊狼王グリズリー・ハウンドリーダー”が地に倒れ伏し、ピクリとも動かなくなっても、ソニア達【蒼い疾風ブルーソニック】の四人は、構えを解くことが出来なかった。

「よし、状況終了!良くやったぞ、お前等!! 」

 今だ立ち尽くす四人に近付いて、ワシャワシャと順番に頭を撫でて回る。四人は、まだ自分達が成した事が信じられないのか、呆然としてこちらを見ている。

「良くやった。終わり・・・だよ、お前達が七十匹もの格上の魔獣共を仕留めたんだよ、お前達の…勝ちだ!! 」

「俺達が…七十匹…も? 」
「ウソ…わたし…達、〈ランクE〉なのに……!?」
「ボク達……の、勝ち…!?」

「そうだ、〈ランクE〉のお前達【蒼い疾風ブルーソニック】が、七十匹もいた〈ランクC〉の【グリズリー・ハウンド】を喰い散らかして、〈ランクC〉上位の”グリズリー・ハウンドリーダー”までやっつけちまったんだよ 」

 呆然としていた顔に、徐々に歓喜が漲ってくる。

「うおおぉぉぉぉっっ!やった!?やったぞぉぉぉぉっ!! 」
「信じられないよ!? アーニャ、ボク達すごいコトやっちゃったよ!?」
「えぇ!えぇ!! スゴイ!?スゴイですよマーニャ!!」
「………………………………っ!?」

 口々に歓喜の雄叫びを上げるゴウナム達。ん?ソニアだけがエラく大人しいな、どうしたんだ? プルプル震えてるみたいだけど……?と思っていた次の瞬間!?

「兄貴ぃぃぃぃぃっ!!!!」

 いきなりソニアが飛びついて来た。

「兄貴、兄貴!兄貴兄貴兄貴兄貴兄貴兄貴兄貴ぃぃぃぃぃっ!! アタイやったよ!? 見てた!?見ててくれたかいっ!?」

 ギュウっと抱きついて、嬉しさもあるだろうが、一生懸命な”褒めて”アピールを開始する。
 しょうがないな、まあ、頑張ったからにはきちんと褒めてやらないとな?

「ああ、見てたよ、よく頑張った。スゴイぞ、ソニア 」
「……!? えへ、えへへへへへ… 」

 さっきまでの教導モードでは無く、優しく頭を撫でながら褒めてやると、そんな風に褒めてもらえるとは思っていなかったのか、フニャリ、と笑み崩れて嬉しそうに頭を擦り付けてくるソニア。

「ヒ、ヒロト兄ぃ!?ボクは!ボクはどうだった?ちゃんと出来てたでしょ!?」
「ヒロト兄さん!?私も頑張りましたよ?頑張ったんですよ!?」
「兄貴、兄貴!ちゃんと捌けてただろ!?俺ァやったぜ!?〈ランクC〉をぶっ倒したんだ!!」

 と、そこでそのソニアをナデナデしている姿を見ていた他の三人までが、何故か・・・俺の元に殺到して来た。
 いや、分かる・・・。つまりはこいつ等は褒めて欲しいのだ。期待にその目をキラキラとさせて、見るからにソワソワしている三人。

 仕方ない、信賞必罰、ちゃーんと上手に出来たら褒めてやるのは飼い主・・・の務めだな。
 ここは一発、二十世紀末前後に、実際に存在したという伝説のテイマー、【ムッシュ・ごろう】さんが開発したと言われる”技”をやってみよう!

「よ~~しよしよしよし! ん?ん?そうか、ここが良いか!よ~~しよしよし!!」

 
「(な、何コレッ!? ふにゃぁぁぁん!ヒロト兄ぃの手気持ちいいよぉ…!?)」
「(……っ!?ダ、ダメっ!! 何なの、このヒロト兄さんの手の感触は!? 堕ちちゃう!私、堕ちちゃうぅぅぅ!?)」
「(おっ?おっ?な、何だこりゃ!おぉぉぉぉぉぉっ!?)」
「(兄貴ぃぃ~~ん!もっと、もっとぉぉぉぉっ!!)」

 ーーゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロッッ!?!?ーー

 そう言いながら、耳の付け根や喉、頬や背中をワシャワシャ、サワサワと撫で回してやると、四人(匹?)は”うっとり”と目を閉じて一斉にゴロゴロと喉を鳴らし始めた。う~~ん、さすが伝説のテイマーの”技”、「効果はばつぐんだ!!」だな。

 なんと、驚いた事に【ムッシュ・ごろう】さんがこの”技”を使えば、熊やライオンの様な猛獣ですらたちどころに大人しくなり、まるで猫の様になってしまったのだと伝えられている。

 一説によると、【ムッシュ・ごろう】さんは更に動物達に親愛の情を表す為に、自らも動物達の顔を舐め回しながら・・・・・・・この技を行使したらしいが、さすがにそこまでは……ねぇ?
 
 ゴウナムにとか普通に出来んし!?

 本当に大きな猫の様になってしまったのが面白くなって、更にワシャワシャと撫でくり、撫でくりしていると……、ん?何か増えてるぞ? ひの、ふの、七つ頭がある。増えているのは、銀色の頭が二つに黒がひとつ。

「……何やってるんだ?セイリア、ラーナちゃん。あとノア 」

 ソニア達を撫でる手を止めないまま尋ねると、ビクッ!?っとしてからおずおずと頭を上げるセイリア達。

「い、いえ!? 後半ぐらいから私達も見ていましたが、ソニア達はとても良く頑張っていましたので激励に…… 」
「来たつもりが撫でられてるのを見て羨ましくなった……と? 」

 わたわたと視線を泳がせて狼狽えるセイリアだが、意を決した様に拳をぎゅっと握り締める。

「ヒ、ヒリョト様!わ、私も頑張りました!!」
あるじ!わ、我も奥方のサポートをしっかりと勤め切りました!!」
「わ、私は!…その、えぇと?仲間ハズレは嫌です!」

 三者三様に頑張ったアピールをするセイリア達。
 まあ、ついでだし、アピールする姿が可愛いからいいか?
 セイリア達の方にも手を伸ばし、撫でくり撫でくり。

「「「ふわわわわわわわわっっ!?
」」」

 顔を真っ赤にしながらプルプルし出す二人と一匹。ラーナちゃんなど、お尻の尻尾がちぎれそうなほどブンブンしている。 まあ、喜んでもらえて何よりだ。

 だが、いつまでたっても全員が離れようとしない。これではキリがないな?

「よし!もういいだろう?お終いだ!」
『『『ええぇぇぇぇぇぇっ!?』』』

 えーいっ!そんな切なそうな顔をするな!?

「ほらほら、また頑張ったらやってやるから、そんな顔するなよ 」

「ホント!?本当に頑張ったら、またナデナデしてくれるの!?」
「や、約束ですよ!?絶対ですよっ!?」

 マーニャとアーニャが物凄い勢いで食いついて来た。

「ああ、絶対だ。きちんと言う通りに出来たり、頑張って戦えたらまたやってやる。絶対だ 」

「本当か!? よっしゃあァァァァッ!? 兄貴、俺はやるぜ!絶対に兄貴に褒めてもらえる様な漢になるんだ!! 」
「アタイもだ!この気持ちは誰にも負けないよ!また褒めて貰えるように頑張るよ!! 」
「「「私も頑張ります!! 」」」

 拳を握り締め、決意も新たに気炎を上げる【蒼い疾風】の四人+二人と一匹。

「ちょっと待て!? おい、ソニアとゴウナム!お前等、目標と強くなる理由が変わっちまってるぞ……っ!?」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 と、まあそんな事があったのが数日前のお話。
 その翌日に最後の経由地である「ハマーン・マース 」の街に立ち寄った時にも、実はひと騒動あったのだが、それはまた今度話そう。

 ますます馬車は王都へと近付き、荒れ放題だった街道の様子とは違い、おそらく《土系魔法》を使ってきちんと整地してあるのだろう、ゴトゴトと響いていた馬車の車輪の音も、少し前からガラガラと静かな音で回っている。

 改めて馬車の車窓から王都を眺める。先程、遠くから見た時も壮観だったが、王都を取り囲む高く堅牢な防御壁がそびえ立つ姿はやはり相当な迫力がある。その長大な壁は本当に何処までも続いているかのようで、ここからではその端までは見渡せないほどだ。
 
 だが、他の街とは違い、ここロードベルク王国の首都である王都グランベルクには、本来王都を護るべく存在する壁の外にまで街並みが広がっている。
 聞けば、現在の王都の人口は約九十万人を超え、しかも更に増え続けているという。今も昔も、地球あっちでもイオニディアこっちでも、人々が夢を求めて大都会に集まってくるという図式は変わらないらしい。 人々はそれぞれがその胸に富を、栄誉を得る夢を抱いて集まって来るのだ。

 それが何の保証も無い、本当に”夢”だったとしても……。

 その為、防御壁に囲まれた本来の王都市街だけでは居住スペースがとても足りなくなり、壁の外にまでどんどん拡がっていったらしい。
 この流れは凡そ四百年ほど前から始まったようだ。初めは、流れの冒険者達が王都の中に拠点を作る事が出来ず、勝手に壁外で野営をし始めたのが最初らしい。そして、夜間の見張りなど、ひとつのパーティだけで野営するよりも幾つかのパーティで集まった方が安全で、パーティ毎の負担が減る等の理由で複数のパーティが集まり出した事で、”冒険者キャンプ”のような状態になっていった。
 
 すると、今度はそこに同じように大志は抱いて王都まできたものの、壁の中に「店」を構える事が出来なかった商人達の中から、冒険者相手に商売を始める者達が現れ出した。
 わざわざ壁の中の街まで行かなくても済む様になった事で、ますますキャンプの利便性が向上し、また、あくまでも”野営”である為宿代・・もかからない。するとまた冒険者達が集まって……、と、どんどん”冒険者キャンプ”の規模は拡がって行ったのだ。
 
 当初はテントやタープ等で寝泊まりしていた冒険者達だったが、その内に廃材などを利用した粗末ながらも”小屋”の様な物までが建ち始め、その数は日を追う毎に増えていった。やがて”冒険者キャンプ”は「冒険者」と呼ばれる様になり、その規模を広げる内に、壁の中を「旧市街」壁の外に新しく出来ていった街を「新市街」と、誰とも無く呼ぶ様にまでなっていた。
 
 しかし、ここで問題が立ち上がる。王国政府である。

 王国政府側は、初めはこの事に対しては特に何も言わなかった。もう何十年も前から首都である王都グランベルクの”人口過密”問題には頭を悩ませていたし、冒険者達が自分たちで場所を見つけて野営するのはいつもの事だ。

 だが、冒険者で無い者達までがどんどんと集まり出し、粗末ながらも住居の様な物まで建ち始めてはとても”キャンプ”とは呼べない。
 王国政府は、ここで漸く壁の外に住み着き出した者達に対しての対策に乗り出した。
 まあ、当然だろう。この街は王国政府主導による政策によって拡張された街ではない。
 考えてみてほしい、貴方の所有するマンションやアパートがあるとして、そこに入居出来ないからと言って、玄関先や庭などの私有地に、誰かが勝手に・・・テントや小屋を建てて生活し出したとしたら?それと同じ事なのだ。当然容認できる事じゃない。何せ彼等は家賃(税金)すら払っていないのだから。

 また、この街自体の成り立ちが”壁の中に住めなかった冒険者達”が野営をし始めた事に端を発する。そこに同じような者達がどんどんと集まって来た、という事柄からも分かるように、つまりは「冒険者村」とは、街で暮らせなかったあぶれ者・・・・達の集まりなのだ。
 地球でもそうだが、こういった場所は治安があまり良くなく、犯罪者の巣窟に成り易い。事実、「旧市街」での”シマ”争いに敗れた犯罪組織が「新市街」に新たな拠点を求めたり、王都の中で犯罪を犯した者達が、追手から逃れる為にもう何人も「新市街」へと逃げ込んでいる事が判明していたのだ。

 初めは「退去勧告」のみであったが、効果無しと判断した王国政府は兵士達を動員しての「強制退去」まで試みたが、既にこの時点で壁の外での生活者の数は一万人を超えるにまで膨れ上がっており、また、初めは王都正門前にしかなかった「冒険者村」も、壁沿いや王都周辺に幾つも出来上がっていたのだ。

 「新市街」に対する対策は遅々として進まず、また実際にもう一万人規模で人々が生活しているとあっては、あまり手荒な真似をすれば”内乱”状態に国が陥りかねない。

 最終的には王国政府は、それぞれの「新市街」で自然発生的に生まれた各自治体の代表達を招集し、彼等を正式な「街長」へと任命、壁の中に比べれば低額ではあるが、きちんと”納税”の義務を負わせるかわりに、彼等「新市街」の者達にも『グランベルク市民権』を発行する事で、この一連の出来事の収拾をつけたのだった。

 以来、高い壁に囲まれた「旧市街」には、貴族をはじめとする大商人や富豪、王国騎士など、中産階級より上の裕福層が、壁の外の「新市街」には一部が”貧困層”や犯罪者が寄り集まりスラム化してしまっている地区はあるものの、多くは下級兵士や一般人などの一般層が住まう様になって、上手く住み分けが出来るようになっていった。

 今では新市街の外周部にも、もともとの壁ほどでは無いが五メートル程の高さの防御壁や堀が造られ、王国政府の手が入るようになった事で治安は向上し、街の造成も王国主導で行われるようになった。数人の冒険者達から始まった”寄り合い所帯”は、今や本当の意味での「新市街」へと変わり、大陸でも有数の巨大都市として数十万人の人々が暮らしているという。

 レイナルドさんの、そんな「新市街」の成り立ちの話を聞いているうちに、俺達の乗った馬車はその「新市街」の大通りを走っていた。
 大通りの道幅は大型の馬車が三台は並んで走れるほどに広く、両端には元は粗末な小屋だったとは思えないぐらいの家々が建ち並び、事故を防ぐためだろうか?きちんと車道と歩道に別れていた。
 
 「新市街」の大通りを暫く進んで行くと、高さが十四メートルはあるだろうか?今では「新市街」と「旧市街」を隔てる大壁がそびえ立ち、大通りに面した場所は広場になっていた。
 広場の向こうは天然の川を利用した堀になっていて、大きく立派な”跳ね橋が架かっている。そしてその橋の向こう、正面の壁面には、壮麗な彫刻を施されたこれまた巨大なかっての正門が設置してあり、大勢の兵士達が警備をしているのが見えた。

 この先は「旧市街」、ロードベルク王国の象徴であり政治の中枢、そしてこの国を統べる”国王陛下”の住まう【グランベルク城】がある為、しっかりとした身分証明書が無ければ入る事は許されないらしい。

 ウッガは馬車のスピードを更に落とし、やがて跳ね橋の脇に建てられている警備兵の詰め所前へと停車した。
 
「それではセイリアお嬢様・・・、ヒロト様、私は「旧市街」に入る為の手続きをして参りますので、暫くお待ち下さい 」

 いつもの胸に手を当てる礼を取りながら、にこやかに笑うレイナルドさん。

「うむ、頼んだぞレイナルド 」
「お任せ下さい。カークス、行きますよ 」
「は!」

 カークスを供に連れ、馬車を降りて行くレイナルドさん。

 う~ん、フットワーク軽いなぁ…!?実際にはレイナルドさん自身も「伯爵位」を持つ貴族だ。いや、家督は既に後継者に譲っているから”元”か?
 だが、その優雅さと気品だけを残し、今は「家令」役に徹している。まるで本当の執事のようだ。

 セイリアが「王立高等魔術学院」へと就学するに当たり、既に隠居の身であったレイナルドさんを護衛(あとお目付役・・・・)として爺さんが任命した訳だが、考えてみればこれほどの適任者は居なかっただろうと思う。その剣の腕前もさる事ながら、あの振る舞いや知識、王都における人脈など、いざという時・・・・・・にこれほど頼りになる人選は無かっただろう。確かにレイナルドさんが居るならば、「秀真の國」から遠く離れた王都でも安心して送り出せる。

 まあ、さすがに「魔術学院」に通う子供達は知らないだろうが、偶にその親や祖父母など、本当の・・・レイナルドさんを知る人達と会った時には吃驚されるらしいが、どうやらもともとレイナルドさん自身も”悪戯”好きの様だし、そういった部分も含めて楽しんで”執事役”をやっているようである。

 ああ、あと、さっきレイナルドさんがセイリアの事を”お嬢様”と呼んでいたのにも訳がある。
 一応「魔術学院」では、才能さえあれば一般人でも通う事が出来る為、そこに通う間は”身分の差は不問”というか、身分の差をひけらかして上下関係を作る事を禁止しているかららしい。

 セイリア曰わく「理念を解らない馬鹿が多くて困る」らしく、あまり守られていないようではあるが。

 もうひとつ、ここは”王都”である。王都で「姫」と呼称される身分の存在は一種類・・・しか居ないからだ。つまり”王族”である。
 現在の「魔術学院」にも、王族のお姫様が一人在籍しているらしいが、聞くところによると、品性も性格も王族らしく立派な人格者ではあるものの、少々変わり者・・・・であるらしい。
 どんな人物かは知らないが、出来ればあまり会いたく無いのが正直なところだ。あまり関わり合うとまた”厄介事”に巻き込まれそうな気がするんだよなぁ……?

 そんなことを考えている内に、手続きを済ませたレイナルドさんが戻って来た。

「お待たせ致しました。滞り無く手続きは済みましたので、まずは御屋敷の方へと参りましょう。ウッガ、お願いします 」
「へい!」

 ーーパシンッ!ーーと手綱の鳴る音と共に、またゆっくりと馬車が動き出す。そして馬車は跳ね橋を越え、壮麗で巨大な門を潜り抜けて「旧市街」の中へと入って行く。


『すごく大きな門ですね~?以前にマスターがプレイしていたゲームより、規模が大きいです。ここにはどんな美味しい物・・・・・があるんでしょう!? ”ワクワク”しますね、マスター!』


 ーー何だかアイの”ワクワク”が、「いろんな所へ行って、色々なモノを見たい」から「美味しい物」一択になってしまっているような!? ……本当に《消化》の魔法を探さないと不味いかもしれない……!?ーー








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