74 / 284
第11章 イオニディア・ゼロ
第72話
しおりを挟む『マスター、敵性反応、残り”三”、二名ほどが建物内に逃げ込んだ模様です。周囲は残り一つを除いて全て沈黙、中庭の制圧はほぼ完了しました 』
『了解、アイ。”救出対象”は問題無いな?』
『イエス、マスター。個体数三十六で変化ありません。三十三が三グループに分けられ一箇所に、二名がそれぞれ建物内二階の個室に、残る一名が…… 』
『ああ、分かってる。「秀真の國」でマーキングしたままの奴と一緒だな、確認してるよ。……さて、捕まってる子達が可哀想だし、とっとと終わらせるか 』
悪党共が「誰だ!?」「何だ!?」と喚き散らして煩かったが、どうせ全員始末するので会話などしてやる必要もなく、こうしてアイとだけ会話しながら連中を処理していた訳だが…。
実を言えば〈気配察知〉と〈索敵〉を組み合わせ、更にアイがマップ表示してくれた反応に対して、誘導式の《魔弾》を一斉射して、全員の頭を一遍に撃ち抜きでもすれば、もっと早く状況は終了したし、簡単に事は足りた。
だが、俺はそんな簡単に死なせてやるつもりなどさらさら無かった。そして、何故わざわざこんな風に城壁をブチ破って派手な真似をしたかと言えば、こいつらに自分達の”罪”を、仕出かした事の”報い”を、思い知らせてやりたかったからだ。
爺さん子飼いの【影疾】や、婆さん独自のギルドの密偵、ジオン王の諜報員は非常に優秀で、既に相当数の違法な人身売買の証拠を集めている。今回の手入れで押収した資料や契約書を元に、追える限り、出来る限り、正規の交渉から政治圧力、果ては脅迫紛いまで、正攻法から裏技まで裏表併せた有りとあらゆる方法を用いて奴隷に堕とされた人々を救い出す予定だと言う。
だが、買い取ったのはロゼルダ商国家連合の奴隷商だ。当然、その目的は更に高値を付けて売却する事であり、顧客はおそらく主に他国の富豪や貴族達だろう。いくらレアで高価な品物であろうと、眠らせたままでは利益は出ない。「商国家連合」と名が付くならば、嘗て地球に居た頃に籍のあった『企業連合国家”大和”』と同じく利益至上主義の筈、つまりは”儲けてナンボ”だろう。ならば、同じ様な考えの商人ばかりである同国内に居る可能性は低く、今まで攫われた者のほとんどが、既に諸外国へと売られてしまっているとみて間違いない。
ヒギンズとかいうクソ親父は、それと分かる範囲でもおよそ五年程前から違法奴隷の売買に関わっていたらしいし、ロードベルク王国と直接交流のある国ならばともかく、更にその先となると、どこまで消息を掴めるかは正直分からないだろう。生還率は良くて三割、ヘタをすれば二割も行かないかもしれない。
だが、それでもジオン王や婆さんは『救える者は徹底して救う』と決意している。二人のこの思いが嬉しく、好ましかった俺は、この件に関しては、俺も積極的に関与するし、それこそ”無償で構わない”と婆さんに伝えたところ、「馬鹿だねぇ、アンタも……。でも、ありがとうよ…… 」と、苦笑しながらも婆さんは嬉しそうだった。
しかし、犠牲となった者たちを、無事に親や家族の元へと取り戻したとしても、その心には治し難い深い傷を負っている事だろう。ましてや喪われた者は二度と戻らないのだから……。
だから、俺は犠牲となった者達の痛みを、苦しみを、絶望を、千分…いや、万分の一でもこいつらに味あわせなければ気が済まなかったのだ。例えそれが俺の自己満足に過ぎなかったとしても……。
「……さて……、そろそろいいだろう?出て来いよ『マーシャス・フェルンド』」
大鎌を肩へと担ぎ直し、開いたままになっているアジトの出入り口の扉へと顔を向ける。本人は息を殺し、上手く隠れているつもりだろうが、感度を上げた聴覚デバイスには、しっかりと二人分の鼓動が聞こえている。息を止める事は出来ても、さすがに心臓までは止める事は出来ない。
まあ、それ以前に秀真での”大宴会”の時にマーキングして、とっくに枝付きにしてあるから、何処に居ようと居場所はバレバレなんだが。
一瞬鼓動が跳ね上がった後、自分を落ち着けるように息を吐くのが聞こえる。どうやら思った通り小心者らしいな?
扉の陰から、マーシャスがゆっくりと出て来るが、一人じゃない。もう一人、ダークエルフの少女の首に腕を回して羽交い締めにし、その首に刀まで押し当てて、少女を盾にしてその陰に隠れるようにしてだ。
何と言うか、ホントにゲス野郎だなコイツ。
「……何者だ? ロードベルク王国、ジオン王の手の者か?」
「……答えてやる必要は無いんだがな?まあ、そんなところだ。どちらかと言えば最高ギルド長の方だけどな 」
「……くっ!? 【炎禍の魔女】、セイレンか……っ!? 」
何とか平静を装っているつもりだろうが、動揺しているのが手に取るように分かる。あーあー、必死に大物ぶろうとしてるくせに、もうボロが出てやがる。
「お前には”違法奴隷売買”や秀真の國を壊滅させようとした罪、それらを始めとする数々の”国家反逆罪”でロードベルク王の名の下に捕縛命令が出ている。最高ギルド長から、貴様の捕縛の指名依頼を受けて俺が来た。ちなみに条件は『生死を問わず』だ。抵抗しても構わんが、結果は変わらんぞ?」
声に抑揚を付けず、淡々としたトーンで宣告してやると、小さくビクッ!ビクッ!と反応している。裏から色々手を回して黒幕を気取ってはいるが、その実、やっぱり気が小さい男のようだ。
そうそう、ちなみに今の俺の声はいつもの俺の声では無く、アイのメモリにあるデータから、ある人物の声を選んで音声サンプリングで再生、変更している。
誰の声かと言えば、【零】の時の副隊長「アラン大尉」の声だ。常に沈着冷静、”冷酷”と言われる程の状況判断、”冷徹”な機械の如き作戦指揮に、付いた二つ名が【アイスマン】。
実際、俺と相棒である大輔の作戦成功率は高かったものの、作戦途中での行動や言動等は全てモニターされ記録されている。大輔のバカがよく突っかかって来た所為で、作戦行動中だってのに、しょっちゅう喧嘩になっていたもんだった。おかげで作戦終了後には作戦の成否に関わらず、作戦中の俺達の会話ログや記録映像を繰り返し見せられながら、アラン大尉からありがた~い”御指導”と言う名の説教を延々とされ続け、無傷なのに疲労困憊、満身創痍、「HPはゼロよ!?」な状態での帰還ばかりだった。
あれなら親父にど突かれてる方が数倍マシだったなぁ……。
そんな訳で、〈ランクSS〉冒険者『零』の声として、俺が選んだのは「聞いてるだけで威圧感を感じる声」ナンバーワン(俺比)のアラン大尉の声だった。どーだぁっ!聞いてるだけでガリガリと気力ゲージが減って行くだろう!ふはははははははははっ!
うーむ…?しかし、自分自身が発している声ながら、過去のトラウマがチクチクと刺激されて俺自身の気力ゲージまで減っていってるような…?
あれ…?もしかして一番ダメージ受けてるのって俺!? これって失敗じゃね!?
どう見ても、声を出してる自分自身の方がダメージがありそうな事に、今更ながらに気付いて内心冷や汗が流れるが……、ま、まあ、今は”狼骨の仮面”も着けてるし、どれほど微妙な顔をしていても表情は読まれないだろう。
ーー(次からはアラン大尉の声真似は絶対にやめよう!)ーーと、秘めたる決意をする俺だったが、さすがは【アイスマン】の声と言うべきか、低く硬質な冷たい感じの声は確実にマーシャスを威圧し、動揺を増幅したようだ。
「く…っ!? うぅっ……!」
「どうする?抵抗しようがしまいが、どっちでも構わんが?」
「まっ!?待て!セイレンの手の者ならば、冒険者だろう!どうだ、私と”取り引き”しないか!? 」
おや?切羽詰まった挙句、”取り引き”と来たか。よくあるパターンと言えばパターンだが、多分テンプレな事を言い出すんだろうなぁ……?
「取り引き?面白い事を言う……。まあいい、言ってみろ。聞くだけは聞いてやろう 」
どんな事を言い出すのか、ほんの少しだけ興味を持ってそう言ってやると、交渉の余地を見付けたと思い込んだようで、勢い込んでマーシャスが喋り出した。
「どうだ、私と組まないか?さっきの連中を始末した腕前から見て高ランクの冒険者なんだろうが、私ならば、ギルドの報酬よりもはるかに高額の報酬を約束しよう!それだけじゃ無い、ありとあらゆる贅を愉しみたくはないか?女はどうだ? そうだ!? 手始めにこの女をやろう!些か使い古しだが、滅多に手に入らないダークエルフだぞ?なに、飽きたら売ればいい、どうだ、抱きたくはないか!? 」
……何と言うか……、ここまでパターン通りのセリフを宣うとは……。もしかして”お約束の神”なんてのも居るんじゃないか?と思ってしまうな?
「同じダークエルフだろう?同種族なのに、仲間を売るのか?」
「はっ!仲間?私に仲間などいない!この世界では「強者」である事が全て!そして、その「強者」すら、”金の力”の前に膝を屈する。ならばーー『金こそが力』ーーなのだ! どうだ?私と来れば、今までとは比べ物にならない金が手に入るぞ!? 」
「……下らん 」
「は?」
「『下らん』と言ったんだ。その辺りの事には充分満足しているんでな 」
そう言って、ゆっくりとマーシャスの方へと歩を進める。
「ま、待てっ! 何でも望みを叶えてやる!それならいいだろう!? 」
「”望み”…か?俺の望みは、貴様等のような人を喰い物にする屑共に、相応の報いを与えてやる事さ 」
ゆっくり、ゆっくりとマーシャスの奴に近付いてやる。この男が少しでも多く恐怖する様に。少しでも深く絶望する様に。
「く…っ!? 来るなっ!こ、この娘がどうなってもいいのか!? 」
交渉の余地無しと見るや、今度は羽交い締めにした少女の首に刀を押し当てて、姑息な手段でその命を盾に取りこの場を切り抜けようとするマーシャス。
「……馬鹿か、貴様は…?所詮、縁も所縁も無い初対面の小娘ひとり、この俺に対して人質になる筈が無いだろう?」
「ひぃっ…っ!? 」
ゆっくりと、歩みを止めないままそう言い切ってやる。せいぜい怖がれ。
まあ、「人質にならない~」は当然ハッタリだ。マーシャスのバカが焦って本当に少女の首を傷付けないか冷や冷やモノだ。
『アイ、あのバカが本当に女の子を傷付け無い様に、いつでも《魔弾》を撃てる様にしておいてくれ。トリガーは任せる 』
『イエス、マイマスター。照準はヘッドショットですか?』
『いや、爺さん達は”生け捕り”を望んでいる。両手足にしておいてくれ。万が一に備えて、俺も糸を伸ばして奴の刀に巻き付けておく』
『イエス、マイマスター、《魔弾》発射準備完了、ターゲットロックしました』
『ん、ありがとうアイ。ああ、一応《治癒》の準備もしておいてくれ』
『イエス、マイマスター、《治癒》の魔法回路も起動しておきます』
これで備えは万端。もしもマーシャスが彼女を傷付けたとしても、即座に治療が可能だ。
しかし、その時だった。意外な人物の、その口から思ってもみなかった言葉が飛び出したのは。
「……殺して………」
「なに…?」
それは、マーシャスの人質となって羽交い締めにされているダークエルフの少女の口から出た一言だった。
抵抗する素振りすら見せなかったダークエルフの少女は、ここで初めて口を開いた。
少女は、ついさっきまで無理矢理陵辱されていたのだろう、素肌の上に薄手のシャツを羽織らされただけの姿で、前のボタンすら留めていない。その為に、その滑らかな腹や、その下の淡い草叢までが夜気に晒されていた。
だが、少女はそんな自分自身の姿を恥じらう事も無く、隠そうともせずに、ただマーシャスのされるがままになっていた。よほど非道い扱いを受けていたのだろうか? エルフ族の特徴でもある整った顔だちに表情は無く、その瞳は絶望に暗く染まり切っていた。
そんな彼女が、初めて感情らしいモノを見せ、今まで焦点の定まらなかった瞳が色を持ち始め、俺を見詰める双眸から涙が溢れる。
「お願い……、コイツごと、私を殺して……! 」
「……っ!? だ、黙れっ!! 何をふざけた事をっ!? 」
「あぐ……っ!?」
【隷属の首輪】の効果なのか、マーシャスの言葉に反応して、苦痛の表情に顔を歪める少女。だが……、
「……お願い…、私…、女としてだけじゃ…ない、人間として、こんなに…、こんな、に、穢されてしまった……っ!……もう、もう家族の所になん…て、帰れない…。こんな首輪の所為…で、死ぬ事も出来ない!…お願い、殺して!コイツごと私も殺してえぇぇぇぇぇぇっ!! 」
体を苛む苦痛に苦しみ、滂沱と涙を流しながらも、ダークエルフの少女は慟哭の叫びを上げたのだった………。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
さようなら竜生、こんにちは人生
永島ひろあき
ファンタジー
最強最古の竜が、あまりにも長く生き過ぎた為に生きる事に飽き、自分を討伐しに来た勇者たちに討たれて死んだ。
竜はそのまま冥府で永劫の眠りにつくはずであったが、気づいた時、人間の赤子へと生まれ変わっていた。
竜から人間に生まれ変わり、生きる事への活力を取り戻した竜は、人間として生きてゆくことを選ぶ。
辺境の農民の子供として生を受けた竜は、魂の有する莫大な力を隠して生きてきたが、のちにラミアの少女、黒薔薇の妖精との出会いを経て魔法の力を見いだされて魔法学院へと入学する。
かつて竜であったその人間は、魔法学院で過ごす日々の中、美しく強い学友達やかつての友である大地母神や吸血鬼の女王、龍の女皇達との出会いを経て生きる事の喜びと幸福を知ってゆく。
※お陰様をもちまして2015年3月に書籍化いたしました。書籍化該当箇所はダイジェストと差し替えております。
このダイジェスト化は書籍の出版をしてくださっているアルファポリスさんとの契約に基づくものです。ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
※2016年9月より、ハーメルン様でも合わせて投稿させていただいております。
※2019年10月28日、完結いたしました。ありがとうございました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる