〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第14章 冒険者な日々 1

第87話

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 俺を中心に渦を巻いた風が、轟々と唸りを上げて勢いを増し、巨大な竜巻となって”霧の結界”を上空へと吹き飛ばして行く。

「だぁーっはっはっはぁ……あ? 何だぁ、この風は!? 」

『アイ!《状態異常回復コンディショングリーン》だ!』
『イエス、マイマスター!〈魔術回路マギウスサーキット〉接続、《状態異常回復》(×10)!! 』

 アイの呪文詠唱と共に、ヴォトカ酔竜の身体全体が、清浄な淡い緑色の光に包まれていく。すると、酔いで濁っていたヴォトカの瞳に、理性の光が段々と戻っていくのが分かった。

「む……!? う…? なぜ急に酔いが醒めたの…………だ?」

 何故か急に酔いが醒めた事を訝しみ、目を瞬かせるヴォトカの問いへのは、その巨大な頭部を地面に叩きつけられる程の、途轍も無い衝撃だった。

 ーードッゴオォォォォォォォォォォォォンッ!! ーー

「グッボォォォォォォォォォォォアァァッ!?」

 〈壱乃牙  かく〉から〈伍乃牙  がい〉までを駆使し《身体強化》を自身に施した俺は、ヴォトカの頭部を見降ろす位置まで跳躍し、手加減抜きでその頭にを勢いよく叩きつけた。
 
 その衝撃に、長い首の上にあったヴォトカの頭部は、土砂を巻き上げながら地面へとぶち当たる。
 地面に横たわるヴォトカの顔の前へと着地した俺は、その鼻先を ガンッ!と足を掛けて踏み付けながら、いったい何が起きたか分かっていないであろうヴォトカに声をかける。

「どうだ、酔いは醒めたか?」
「き、貴様っ!誇り高き〈上位竜〉たる我の顔を足蹴にするとは何事かあぁっ!……むぐっ!ふんぐぐぐぐぐぐぐぐぐ………………っ!? 」

 激昂し、地面の上で踏み付けられている頭を起こそうと首や前脚に力を入れているようだが……上がらない。

「うんごっ!ふぐーーっ!むぐっ!うがあぁぁぁぁぁぁぁぁっ! フンぬぅっっ!? 」

 どれ程気合いを入れ、力を入れようとも、踏み付けた俺の足はピクリとも動かない。

「どうした〈上位竜〉? 【狂酔碧麟】だか何だか、御大層な名前だったが、その程度か?」
「ぶ、無礼者ぉ!言わせておけばっ!くおおおおおおおおおおおおおっ!」

 怒りの魔力波動を漲らせ、俺の足の下から抜け出さんと、雄叫びと共に更に全身に力を込めるヴォトカ。人間ならば、顔どころか全身が真っ赤になっている感じだろう。
 ”ニタリ”と、足に込めた力を緩めて、さも弾かれたように足を退かしてやると、急に拘束から解かれた反動でビンッ!っと仰け反ったような姿勢になる。

「……オォォォォッ!?  見たかぁっ!所詮は小さく非力なる人間よ! ちょっと本気になればぁ……ぐぼぁっ………っ!!!? 」

 ーー ズドムッッ!! ー

 漸く拘束から逃れることが出来たヴォトカは、大喜びでの勝利宣言を叫ぼうとするが、仰け反った状態など無防備な体勢を、俺が見逃す訳が無い。というか、わざとそうさせたのだしな。
 ヴォトカは土手っ腹に、俺の《身体強化》に加え、〈魔力機動〉による《魔導ブースター》の勢いを加算された強烈な蹴りの一撃を喰らい、と共にバキバキと樹木を薙ぎ倒しながら、二〇メートル程吹き飛んで行く。

「あ、兄貴いぃーーーーーーっ!! 」

『マスター、ソニアさん達の目が覚めたようです 』
『了解、ソニア達に《遠話》を頼む。すぐに反撃が来るぞ!いつでも最大戦速による全力機動に移れる様に準備してくれ!』
『〈魔力機動〉及び《魔導ブースター》はいつでも行けます。では、ソニアさんに《遠話》繋ぎます 』

「ソニア、目は覚めたか?」
「えっ!? あれ? 兄貴はあそこにいるのに何で声が!? 」

 突然、俺の声が耳元で聞こえ、吃驚してキョロキョロと周りを見回しているソニア。ジオン国王やロゼルダでグソークの爺いに使った”鼓膜を直接振動させて声を伝える”方法だ。

「魔法だよ、ソニア。後で教えてやるから、今はそれで納得しとけ。それより、”スイ竜酔竜”はやっぱり〈上位竜〉だったよ、お前等じゃあ手も足も出ないから、取り敢えずそこで見物してな。 結界を張ってあるから、よっぽど大丈夫なはずだ 」
「……っ!? じょ、〈上位竜〉って!大丈夫なのかい、兄貴!? 」
「ああ…、ま、心配するな、あんまりにもマナーの悪い奴だったんで、ちょいとやろうと思ってな? まあいいから、そこで見てろ 」
「う、うん、分かったよ、でも…気を付けておくれよ、兄貴!」

 心配するソニアへ”大丈夫”という意味で片手を上げて応えていると、仰向けのまま首だけ起こし、カパリ、と開けたヴォトカの口に魔力波動が集まっていくのが分かった。

『マスター! 来ます!! 』

 ーーズッバアァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!! ーー

 アイの警告とほぼ同時に、薙ぎ倒した木々を切り裂きながら、ヴォトカの口から吐き出された白いレーザーの様な一筋の煌めきが迫り来る。
 さすがは水竜、魔力により超高圧力で打ち出されたは、その進行方向にある一切合切を総て寸断して森の中を一直線に走り抜けた。
 
「思い知ったか、この痴れ者がぁっ!身の程を知らぬから…!ーードゴンッ!!ーー …うごぁっ!?」
「…なかなかの威力だが、当たらなければ意味が無いなっ!」

 《魔導ブースター》を瞬時に全開にして攻撃を避けると同時、文字通りに一足飛びにヴォトカの真横へと移動した俺は、今度はその横っ面を殴り飛ばしたのだ。
 そして、そのまま追いかける様にして反対側へと回り込み、

 ーーゴガンッッ!! ーー

 オーバーヘッドキックの要領で、再度地面へと叩き落としてやった。

「…す、すげぇ…っ!? ヒロトの兄貴が強いのは知ってたけど、〈上位竜〉を手玉に取ってやがる…っ!? 」
「そ、そういえば、セイリア様が【黒殻龍蟲ブラック ドラゴビートル】を、倒した、って言ってたわよね!? 」
「スゴイよアーニャ!ヒロト兄ィが、風の魔法で飛んでるよ!? 魔法って、あんな事も出来るんだね!」

 ーーGUOAAAAAAAAAAA!! ーー

 派手な亀裂を地面に刻んでいたヴォトカが、土砂を振り払いながら、咆哮を上げて身を起こす。

「おのれ!おのれおのれおのれえぇぇぇぇぇぇっ! 何処まで我を愚弄するか、小僧ぉぉぉっ!! 」
「さすがは〈上位竜〉、頑丈だな?」

『………マスター、ちょっと宜しいですか?』
『ん?どうした、アイ? 』

 巨獣を除き、知性ある生物の頂点たる”竜種”のプライドをズタボロにされ、激怒するヴォトカに相対していると、アイが何だか話しかけて来た。

『このヴォトカさんは、相当に丈夫ですよね?それこそマスターが本気を出してもいいくらいには 』
『まあ、そうだろうな 』
『では、ソニアさん達も見ている事ですし、魔法を使、応用的な戦い方のレクチャーに”協力”してもらったらどうでしょう?』

 なるほど…!?  この世界の戦闘時における”補助的”な魔法は、《身体強化》くらいしか無く、逆に《属性魔法》と言えば、攻撃魔法としてしか存在しない…いや、認知されていないのだ。
 俺の〈魔力機動〉のように、例えば”風の魔法”を《魔導ブースター》として使用する、といった発想が無いのだ。
 次第で千変万化する。何も直接攻撃に使用するばかりが《属性魔法》では無い。
 今はまだソニア達の中ではアーニャくらいしか上手く魔法を発動させられないが、上手く憶えられれば、ソニア達の戦術の幅はグンッと広がるだろう。

『ナイスだアイ! どうせ、徹底的にボコって無条件で俺の言うことを聞くようにつもりだったし、良い考えだ! よし、ソニア達に、もう一度《遠話》を繋げてくれ!』
『イエス、マイマスター!』


「ソニア!今から、《属性魔法》を使った色々な戦い方を見せる。魔法の威力が弱くても、使い方次第でいくらでも戦い方に変化が付けられる所を見せてやる!良く見ておけよ!」
「兄貴!? そっか、分かったよ!聞こえたね皆んな!」
「おう!」「はい!」「うん!いっぱい見せて!ヒロト兄ィ!」

 四人が元気一杯に手を振りながら返事をしているのが見える。よっしゃ!ヴォトカにはちょいとかもしれないが、元はと言えばマナーが悪いお前が悪い。
 さぁて、んじゃ行きましょうかね?

 そこからは、《魔導ブースター》を《火属性》や《水属性》に切り替えて立体機動をして見せたり、横方向ばかりでなく、加速・減速による”縦方向”のタイミングのズラし方、”水や氷”を使った〈変り身〉に、《氷弾》を外したかに見せて、実はヴォトカの尻尾を氷漬けにして足留めしたり、《土属性》で”落とし穴”や”泥濘”にして足場を崩して見せたり。
 地面から伸びる《岩槍》に見せかけて、自分ごと飛んで行って攻撃する為の”カタパルト”替わりにしたり、またその逆をやって見せたり。
 とにかく思い付く限りの方法で、直接攻撃としてではなく、高速移動や目眩し、フェイントなど、次の本命の攻撃へ繋ぐ為の魔法の使い方をやって見せた。

 可哀想なのはヴォトカの方だ。その巨大な顎門も、凶悪なまでの膂力で振るわれる爪も、野太い尻尾での薙ぎ払いも、本来なら絶望するしか無いほど絶大な威力を誇るブレス攻撃ですら、ひらひらと躱され、逸らされ、避けられて、次の瞬間には有り得ないほどの衝撃と共に反撃の一撃が叩き込まれてしまう。

 ヴォトカは今、相当に混乱しているだろう。
 最初に遭遇した時の傲岸不遜な態度からも分かるように、本来なら”竜種”というとして生まれ、頂点に存在するはずの自分に恐れるものは無しと驕っていたはずだ。だが、己の攻撃は殆んど意味を成さず、「小さき者」と侮った人間ひとりにいい様に翻弄されている。
 …もうそろそろかもしれないな?

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおっ!! 忌々しい!小賢しい!この虫ケラめがあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!それほど死にたいのなら見せてやろう!我が竜族のみに伝えられし秘奥、《竜語魔法ドラゴン・ロア》を!我を愚弄し、ここまで激怒させた事!後悔しながら塵芥となるがいいっ!! 」

ーー《GYOOUMGIAANGUOAAAAAAAAAAA!!!!》ーー

 ヴォトカが、今までとは違った複雑な唸り声を発し、咆哮を上げる度に膨大な量の魔力波動が膨れ上がって行く。
 突如として周りの地面から勢い激しく水柱が何本も噴き上り、やがてその一本一本が高速で回転を始め、渦を巻き始めた。まるでそれは水で出来た龍が身を捻り暴れるが如くうねり、更に凄まじい勢いへと変わって行く。

『マスター、あの鳴き声の一音一音が、複雑な〈高速魔法式〉になっている様です』
『一音が?何か、旧世代のマシン語みたいだな、それ』
『はい、咆哮がそのまま複合式の〈高速多重呪文詠唱〉になっていて、一度に何百人もの魔法使いが詠唱しているのと同じですね、威力は桁違いだと予想されますが…。こうしている間にも〈多積層型魔法式〉がどんどん組み上がっていっています。』
『相当な《大魔法》みたいだな? ちょっと揶揄いすぎたかな?どうしようアイちゃん?』
『お任せ下さい。私に考えがありますので、魔力の全力供給と、【颶風ぐふう】を貸して頂けますか?』
『それは構わないが……、どうするんだ?』
『ふふっ!見てのお楽しみです。まあ、お任せ下さい 』

 アイに言われるままに【颶風】を抜き放ち、鋒をヴォトカへと向けながら意識を呼吸へと集中し、【玖珂流魔闘術】の呼吸法で、周囲に満ちる魔素をどんどんと吸収して行く。すると、《氷属性》と《雷属性》の〈魔術回路〉をアイが構築、発動したのを感じ、辺りの地面が一面霜に覆われ出して、【颶風】がバチバチとスパークを放ち始める。いったいアイは何をする気なんだろな?

 轟々と鳴り響く水の龍達の中心で、ヴォトカが叫ぶ。

「薄汚い虫ケラが!超水圧の渦に巻かれて塵すら残さず消え去るがいい!《水龍帝暴渦轟瀑布ヴォーテックス・メイルストローム》!! 」

 暴れ回る水の龍達が、軋みあげる様な音と共に、身を捩りながらひとつに纏まっていき、やがて一匹の巨大な龍と化した水の龍は、互いに異なる方向に渦巻く濁流、激流となって、その破壊の顎門を俺ただ一人へと向けた。
 その様子は、まるで大瀑布が迫ってくるかのようで、当に【水龍帝暴渦轟瀑布】の名に相応しい。
 
 『今です!〈魔術回路マギウスサーキット〉フルドライブ!《氷属性魔法》超超低温、《絶対零度》!【颶風】《雷属性魔法》出力最大!ーー《超伝導電磁加速砲リニアカタパルトカノン》!! 』

 【超伝導】….大和において交通機関にも使用されている技術でもあるのだが、アイは魔法のみで絶対零度の圏内を生成、そこに【颶風】によって巨大な電気の渦を放射、超高密度の電磁波を発生させたようだ。
 俺を噛み砕き磨り潰さんと迫り来た、濠と唸りを上げて横に流れる超高水圧の大瀑布の如き”水龍帝”であったが、俺を呑み込む直前で超高密度の電磁波に捕まってしまい、強制的にその向きを変えられ、そればかりか”レールガンの砲弾”として更に加速、斜め上の方向へと撃ち出されてしまった。
 その身に幾条もの稲妻のような放電を纏いつかせ、轟々と音を響かせながら空へと飛び去って行き……、空の彼方で粉々に弾け飛んだ。


『おおーーっ!? さすがアイ、まさか魔法だけで”レールガン”を再現、転用して、ヴォトカの水の龍をそのまま砲弾にしちまうとは!』
『えへへ、《魔弾》とかの実体の無いものは無理でしょうけど、実際の質量を持った”水”という物体なのであれば行けるかな?って。思っていたよりも上手に出来ました!』
『偉いえらい。良くやってくれたよ。避けるのは簡単だが、あれだけの水量だと、ソニア達まで巻き込みそうだったからなぁ…、助かったよ』
『えへへ、ありがとうございます、マスター!』


「……ばっ!? 馬鹿…な……っ!? 」

 飛び去った水の龍から視線を戻してみれば、そこには虚ろな目をして、呆然自失な状態になっているヴォトカがいた。

「…………おい?」
「ひっ!? 」

 声をかけた途端、ビクゥッ!っとして後退るヴォトカ。
 ”ニヤリ”と嗤い、わざと一歩一歩、近付いてやる。

「おやおや? ”小賢しく”て”薄汚い””虫ケラ”な俺は、”誇り高く”て”お強い””の【竜語魔法ドラゴン・ロア】を防ぎ切っちゃいましたが?次はでいいんですかね?」
「ひいぃぃぃぃぃぃぃいっ!? ご、ご、ご、ごめんなさいいぃぃぃぃっ!」

 誇り高き水竜が一竜【狂酔碧麟】の酔竜ヴォトカ、土下座。
 完全敗北の瞬間だった。

 さて…? 次はかな?まだまだ、きっっちりと!躾けてやるからな?

 巨大な躰を縮こまらせて涙目で震えるヴォトカを見降ろして、俺は ニタリ と嗤って見せるのだった。





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