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第15章 冒険者な日々 2
第97話
しおりを挟むーードッゴオォォォォォオンッ!! ーー
いっそ緩慢とすら言える動作で右腕を振り上げ、こちらに向かって拳を振り下ろして来るゴーレム。だが、どれほど不恰好であろうと、その巨大さ、ゴーレムを構成している土砂の質量は侮れない。 何しろ拳の先から肘までが、四トントラック程もあるのだ、当たったらタダでは済まないどころか、ペシャンコである。
俺は拳の当たる直前に〈魔力機動〉によって機体を左方向に滑らせるとすぐ様反転、派手に土砂を巻き上げ地面へと打ち付けられた右腕の外方向から、肘に当たる部分へと勢いのまま蹴りを入れる。
ーーボグンッ!ーー
すると、呆気なく腕の半場からゴーレムの右腕は砕け散った。
「な、な、何やアレはっ!? ヒロト様がトンデモない鳴き声の魔獣を召喚したと思ったら、小さなゴーレムになってまったぞっ!? 」
信じられない光景に、作戦も忘れて呆然とするサムゲータ達。無理も無い、”鉄の馬”らしき魔獣に跨がり凄まじい勢いで飛び出していったはずなのに、いつの間にか相手のゴーレムの半分くらいの大きさの ツルリとした質感のゴーレム(らしき)の姿に変わっていたのだ。驚くな、と言う方が無理だろう。
しかも本来はパワーこそ凄まじいものの、その動作は至って緩慢なはずのゴーレムにあるまじき機動性、敏捷性。
今も二倍近い大きさのゴーレムの巨腕の攻撃を楽々と回避し、尚且つ流れるような動きで逆に反撃を入れ、その右腕半場からへし折ってしまった。
「あ、あれはゴーレムなんか? 何でゴーレムがあんな速く動けるんや…っ!? 」
サムゲータは、信じられぬとばかりに、未だ呆然と目の前で繰り広げられる戦いを見詰めていたが、不意に彼を現実へと引き戻す鋭い叱責の声がかかった。
「お父さん、何をボーっとしているのよ!ヒロト様の作戦を忘れたのっ!! 」
最初、キムチェはヒロトから指示された通り、ヒロトがゴーレムと激突した辺りで、術者の確保に動こうとしていたのだが、サムゲータを始めとする村の男達が衝撃の為に呆然としたまま、まったく動こうとしないので慌てて声をかけたのだ。
キムチェ自身も驚いていない訳では無かったが、専属としていつもヒロトの身の回りの世話をしている都合上、ヒロトの破天荒さは見慣れている。おまけにキムチェ自身もあのバイクに乗って帰って来たのだ、今さら特に驚く程では無かった。
……まあ、さすがに”人型”にまでなるとは思ってもいなかったが…。
キムチェの声に、ハッとした顔で正気に返ったサムゲータ達一同は、すぐに自分達の仕事を思い出した。
「そうやった! 行くぞ、お前等っ!」
『『『『『おおおおおおおおおおおおォォォォォォォォォォォォっ!!!!』』』』』
手に手に持った得物を振り上げて、堰を切ったように駆け出す男達。
この後、自分達の自信の源であったゴーレムが翻弄される姿に、同じように呆然となり棒立ちとなっていた誘拐犯達は、怒りに燃え突撃して来たサムゲータ達に、半殺し一歩手前までボコボコにされるのであった。
『やっぱり、思った通り脆いゴーレムだな 』
『はい、中型クラスの大きさですから、それなりに魔力量はあるようですが、”練度”がまるで足りていません。巨大にすることに魔力を傾重するあまり、破損した箇所の修復どころか、体表面の硬質化すら満足に出来ていないようです 』
『だよなぁ… 』
秀真で見たゴーレムの印象から、破片が飛び散って思わぬ事故に繋がらないように直接打撃で攻撃してみたが、破片が飛び散るどころか、こいつは正に《土人形》で、そのまま地面の土を蹴ったかのようだった。
『よし、アイ。コレなら破片が飛び散る事も無いだろ、武装を〈ショットガン〉で出してくれ 』
『イエス、マイマスター。弾種は”スラグ弾”でよろしいですか?』
『ああ、打撃力があった方が良いだろう、それで頼む 』
アイと試作した自作の銃型魔道具をアイテムボックスから取り出す。
と、言っても実はまだコレはショットガンの形をした、ただの筒、ハリボテでしかない。
じゃあいつものヤツと変わらないんじゃないか?と思うだろうが、今回は弾丸を撃ち出す方式が違うのだ。
いつものやり方は、アイの魔法を行使する際に、アイが照準と射撃を俺のタイミングに合わせる為にあの方式を取っている。つまりは結局アイの魔法を使っているに過ぎないのだが、今回は弾丸の生成を《地属性》魔法で、火薬の代用に威力を調整した《火属性》魔法の《爆発》を使って《岩弾》を撃ち出そうというのだ。
これが上手く実用に耐えるようならもっと小型化し、属性を付与した魔晶石をセットして、ソニア達【蒼い疾風】の面々のサイドアームズに、特に後方支援担当であるアーニャに装備させてみたいと思っている。
色々な物語の中で、生産チートで火薬や銃を再現、製造する事に対する問題や葛藤が描かれていた。
当然、それ等を再現する事によって発生する問題点や、危険性については俺も理解しているつもりだし、危惧もしているつもりだ。
しかし、四度にわたる”世界大戦”を経験した地球に於いて、止むに止まれぬ事情があったとはいえ兵士として鉄火の中で生きて来た俺の体験と、この世界の現状を踏まえた上で、再現してみる事に踏み切った。
何故?と思うだろう。泥沼の戦場を知っているのなら、逆に反対じゃないのか?と。
俺も色々考えたよ?やっぱり戦火を拡大してしまう可能性は、どうしたって否定出来ない。だが、この世界に来てセイリアやソニア達、色々な人々に出会い、様々な場所へ行き、そこで巻き起こった(巻き込まれた)事件の中で常に感じた事があった。
ーーレベルシステムには問題がある。
この世界では、本当に”一騎当千”の人物が存在し、リアルで無双が出来てしまう。
戦えば戦う程”経験値”によって強くなれるが、逆に言えば戦わなければ全く強くなれないのだ。
簡単に言えば、戦闘職と一般人では”人間一個人の性能”として、文字通り天と地ほどの差が出来てしまう。
更に問題なのは、魔獣ばかりでなく人間を殺しても経験値は手に入る為、それ程高くはないレベルであっても、野盗などの悪党連中に対しても普段戦わない一般市民や農民では殆んど太刀打ち出来ないのだ。
だが、『長篠の戦い』でも証明されたように、銃ならば唯の足軽でも精強な騎馬兵すら倒す事が可能になる。
例のロゼルダの件や旅の途中で、そうして滅んだ村や涙に暮れる人々を何人も見た。俺は、そうした普段戦わない、戦えない人々に”自衛手段”を用意してやりたいのだ。
対策としては、威力を中級魔法の低ランクに抑えたり、所有者認証システムや、一定範囲以外に出たり、分解して調べようとしたら自壊する、などの処置をする事で、悪党に奪われたり銃器の拡散はある程度抑える事は出来るだろう。完全に防ぐ事は出来ないかもしれないが。
まあ、そこら辺は陛下やレイナルド、爺さんや婆さん達とよく相談するつもりだ。それに、そもそも魔法自体の威力の方が遥かに高いので、あくまで低レベルの人々ぐらいにしか恩恵は無いはずだ。
すまん、話が相当ズレたな。
そんなことを考えながら誘拐犯共のゴーレムの攻撃を避け、時に打撃を入れて村からの距離を離していく。俺達にしてみればあまりにも緩慢な動きなので、何一つ危険はないが、万が一〈ショットガン〉の影響があるといけないからな。
『マスター、サムゲータさん達が、犯人達の制圧をほぼ終えたようです 』
『お、そうか。なら、こっちもそろそろ終いにするか? 安全に〈ショットガン〉を試せる所は……? 』
『マスター、渓谷側の斜面に追い落としてはどうですか?』
『なるほど!いいな、ソレ。よし、さっさと突き落としてケリを付けよう 』
腕を振り上げた瞬間を狙って、再度肩からのタックルを仕掛け斜面へと突き飛ばすと、足を踏み外したゴーレムは斜面を転げ落ちて行く。
すかさず《魔導ブースター》を噴かして追撃し、
ーーズドムッ!ズドッ!ズドンッ!! ーー
バレル内にライフリングを切っていなかった所為か、弾着がバラけたものの、三発目で”核”を砕く事が出来たらしく、仮初めの生命を失ったゴーレムは呆気なく崩れ去った…。
〈変型〉を解除し、バイク形態に戻していた所でキムチェが斜面を飛び跳ねる様に駆け下りて来た。
「ヒロト様っ!御無事ですかっ!? 」
結構な急斜面にも関わらず、その足取りに危うさは少しも無い。『戦闘メイド』の肩書きは伊達では無い様だ。
「ああ、大丈夫だ。キムチェ、上はもう片付いたのか?」
「はい、誘拐犯共は父達、村の男達によって全員取り押さえられました。ヒロト様が注意を引き付けて下さったお陰で、怪我人も無しです。私もお言い付け通り、ゴーレムの術者を確保致しました 」
「そうか、怪我人が出なくて何よりだ 」
既に日は殆んど暮れているため、渓谷は薄暗く、川が流れている為か空気は冷んやりとしている。
だが、俺の目は特別製、暗視機能も備えている為、渓流の岩場であってもまったく問題は無い。
水の流れるさらさらとした音が耳に心地良い。
「馬鹿共のお陰で要らない時間を潰したが、ここも良い感じだな…… 」
「はい、子供の頃、夏の暑い日などは皆んなで此処に降りてきて、泳いだり、涼んだりしていました。お魚も釣れるんですよ?」
「ホントか!? 」
見渡せば、既に夜闇を映して暗くなった水面は、暗視機能を通しても見透すことは難しいが、確かに薄っすらと魚影が視えた。
「渓流の魚かぁ……、良いな、美味そうだ。久し振りに釣りがしたくなったよ」
「ふふっ、もう暗いですし、夜ですから水温が低くなっていますので今日はもう難しいですよ?ですが、お魚でしたら、宴用に用意してあったはずですから、村に戻れば食べれますよ 」
「そうか、そりゃあ楽しみだ!」
「ふふっ!では、戻りましょう。誘拐犯達を捕らえた事で、『祝勝会やー!! 』って父達が盛り上がっていましたから、スゴい事になるかもしれませんが、…クスクスクスッ!」
サムゲータさん達の様子を思い出したのか、可笑しそうにキムチェが笑う。
「『ヒロト様の歓迎会+祝勝会』になってしまいましたからね、皆んなヒロト様に注ぎに来ると思いますよ?」
「う~~ん、酔っ払いの相手は勘弁してほしいんだがなぁ……!? 」
「まあ……!? クスクスクス……! 」
キムチェとたわい無い話で談笑しながらバイクをアイテムボックスに仕舞い、何の気無しに川の上流の方へと目を遣ると、橙色の実を「これでもか!」と実らせた木々が、川に沿ってズラリと並んでいた。
「キムチェ、 アレは何だ?」
「どれですか? ……ああ、ヒロト様、残念ですが、あの実は食べられませんよ? 」
「そうなのか? 見たところ”渋柿”みたいだから、干せば食べれるかと思ったんだが……?」
やや大振りだが、色といい、形といい、渋柿にそっくりだ。渋柿が渋いのは、”タンニン”という成分の所為なのだが、タンニンそれ自体は甘柿にも含まれていて渋味成分ではないらしいのだが、渋柿のそれは水に溶けやすく、唾液に溶けることで口内のタンパク質と反応して渋くなるらしい。
甘柿の場合は”アセトアルデヒド”という成分がタンニンと結合し、溶けにくくなる為に、甘味は感じるが渋味は感じにくくなるのだという。
ちなみに、熱を加える事でアセトアルデヒドは発生するらしいので、渋柿でも渋く無くなるそうだ。
一番代表的なのば、やはり水分を飛ばし、熟成させる”干し柿”なんだが、それでもダメなんだろうか?
「アレは【シーヴ柿】と言って、煮ても焼いても干しても凄く渋いままなんです。あまりに渋いので、悪食の猪系の魔獣すら食べません。どうせいっぱい生るなら、甘い【フィユ柿】だったら良かったんですけどね」
「煮ても焼いても、か……! そりゃダメだな、あんなにいっぱい生ってるんだから、甘けりゃ良かったのになぁ、勿体無い 」
見れば、ずーっと上流の方まで、柿の木の列は続いている。勿体無い無いなぁ…と、思いつつ、何の気無しに〈鑑定〉を使ってみたのだが……、
【シーヴ柿】
ほぼ一年中実をつける魔植物。非常に渋く、普通の調理では渋味は取れない。ただし、熱を加える際に魔力も一緒に流すことで渋味が変化を起こし……の原料となる。
俺は、驚愕の鑑定結果に目を瞠る。まさか、まさかここに来て、こんな物を見つけるとは……っ!?
「ヒロト様…?如何されたのですか…って、きゃあっ!? 」
「…ははっ!やったぞキムチェ!! 見つけた! とうとう見つけたぞっ!! 」
ついついハイテンションになってしまった俺は、喜びのあまりキムチェを抱き抱えてクルクルと回る。戸惑うキムチェを置き去りにして、ひとりお祭り気分ではしゃいでしまった。
「ひゃっ!ヒ、ヒロトしゃまっ!? な、何をっ!?」
「砂糖だ! 砂糖を見つけたんだよ!わははははははっ!」
さっき偶々〈鑑定〉をした時に、最後に表示された一文。
【シーヴ柿】
ほぼ一年中実をつける魔植物。非常に渋く、普通の調理では渋味は取れない。ただし、熱を加える際に魔力も一緒に流すことで渋味が変化を起こし、砂糖の原料となる。
ーーそう、俺はとうとう、念願の砂糖を見つけたのだった……!! ーー
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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