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第16章 冒険者な日々〈ヒロトのいない日〉
第104話 side【蒼い疾風】
しおりを挟む「ソニア姉さーーん、ゴウナムーーーー! 」
ニコニコと笑いながら、マーニャとアーニャが森の向こうから駆けて来る。
「早かったね?そっちに向かった三匹はどうしたんだい?」
「全然問題なし! アーニャの匂いに”豚真っしぐら!”で、背後なんて全く見てないんだもん。二匹ばかり背後から サク、サクッ!てね~~、楽勝~♪ 」
「全く話にもなりませんでした。ワザと弱く射った事にも気付かずに、防御もしないで走って来るなんて……、バカばっかりなんでしょうか、オーク種って? 」
アーニャが囮として風上からワザと匂いを流し、興奮して駆け出した三匹だったが、末路は残ったワイルドオーク達よりもアッサリしたものだった。
アーニャも言っていたが、ワザと威力を抑えた矢の攻撃にまんまと引っかかり、防御も何も考えずに走って来たワイルドオークの一匹に、アーニャは今度は《身体強化》で強く引き絞った弓から放った矢に、更に《風属性魔法》の効果を付加をして撃ち放ったのだ。
”釣り”の攻撃の時とは威力もスピードも全く違う矢は、先頭の一匹がそれと知覚するよりも遥かに早く到達し、その眉間に突き立つどころか後頭部まで貫通し、一瞬にしてその脳を破壊した。
恐らく当の本人は何が起きたか何も知らないまま絶命した事だろう。
残りの二匹は、途中の茂みに隠れていたマーニャが、走るワイルドオーク達が通り過ぎてから気配を殺したまま追い付き、「必◯仕事人」よろしく、その後頭部、延髄に当たる部分に順番にダガーを刺し込んだだけである。
本来ならワイルドオークの頭骨は分厚くて硬く、ワイヤーのような剛毛と相まって相当な防御力を誇る。
どのくらい硬いのかと言えば、戦闘職でない”村人”の振り下ろした剣ならば余裕で撥ね返す程だ。Lv20~30程度、”半人前”と言われる〈ランクF~G〉辺りの攻撃がまともに当たっても致命傷にはならず、Lv30~以降の所謂”一人前”と呼ばれるくらいからしか、ダメージを与えられないくらいに硬いのだ。
一番最初の攻撃、アーニャは確実に数を減らす為に頭部を狙撃した訳だが、本当であれば、ワイルドオーク達は最初の二匹が倒された時点で、”襲撃者”にはその硬い頭骨を一撃で射貫ける実力がある、と気付くべきだった。
結果として、欲望に目が眩んだワイルドオーク達はアーニャの策にアッサリと嵌って全滅した訳だ。
その後、ソニア達はワイルドオーク達の恐怖から解放され、安堵のあまり中々泣き止まない女性達を何とか宥め、女冒険者達が負っていた怪我や骨折などに応急処置をして、一旦自分達が乗って来た馬車へと戻った。
だが、受けた依頼は『ワイルドオークの群れの討伐』である。
当初の作戦では、ワイルドオーク達の寝ぐらを急襲する予定だったのだが、到着するや否や、既に襲われていた隊商の無残な現場に遭遇し、女性が連れて行かれた痕跡を発見した為に、急遽作戦を変更したのだ。
しかし、ついさっき全滅させたのは恐らく群れの”実働部隊”、向かっていた先にこそ連中の本拠地である寝ぐらがあると推測される。
ここで見逃せば、この女性達の様な第二、第三の被害者が出るだろう。さて、どうしようか?と悩んでいたところで、王都に向かう別の隊商に遭遇、護衛をしていた冒険者達も”あの違法奴隷組織潰滅作戦”の時に共闘した信用の置けるパーティであった事から、女性達の保護を頼んだところ、隊商を率いる商人は『危険な旅路、こういう時はお互い様だ』と快く保護を引き受けてくれた。
女冒険者達はともかく、商人の妻や娘はソニア達と離れることを不安がったが、護衛の冒険者達は腕も立ち、信用出来る人達だから安心していい、と説得すると、漸く納得したのか、隊商の馬車の窓から手を振り、何度も何度も礼を言いながら離れていった。
ーーーー 数時間後 ーー
「よし、こんなモンかねぇ?」
「ああ、討ち漏らしは居ねえと思うぜ?」
「だね、どうだい、アーニャ?」
「そうね? …………うん、もう他に気配は感じないわ 」
「じゃあ、これで本当に依頼完了だね♪ 」
案の定、足跡の先にあった寝ぐらに到着したソニア達は、素早く残りのワイルドオーク達の数や、地形などを確認するとこれを急襲、残りは二十匹程だったが、内訳が族長の個体と年老いたモノ、まだ若い個体だけだった。
まさか自分達が奇襲を受けるとは思っていなかったのか、慌てふためき、混乱するワイルドオーク達。族長である【ワイルドオーク・リーダー】にはほんの僅か手古摺ったものの、襲撃開始からほんの二十分程で、特に苦も無くワイルドオークの群れは全滅したのだった。
幸運だったのは、「まだ居るかもしれない」と、半端覚悟していた被害者女性の存在だったが、先の女性達の他にはそうした存在は無く、手加減無しに暴れられた事だろう。
また、現代日本と違い、奪われた物資の類いは、所有者証明が出来無い為に”発見者”が自由にして良い決まりとなっている。
食料品の類いはどうしようも無いが、武器や防具、金品の類いなどもそれなりにあった為、討伐証明の牙や、ワイルドオークの素材、物資の運搬と、嬉しいながらも何度も馬車と森を往復して地味に苦労するハメになった。
「さて、そろそろ引き揚げるとしようかね?」
「だね~♪ ソニア姉、ボクお腹空いちゃったよぉ 」
「分かってるよ、マーニャ。馬車に戻ったら食事にしよう。それまでコレでも囓ってな 」
「やったーー!干し肉だぁっ!ん~、美味ち~~~~♪」
空腹を訴える妹分に、苦笑しながら取り出した干し肉を渡すソニア。
本来なら「保存食」である干し肉は、硬く、ただただ塩っ辛いモノである為、そのまま茹でてスープの具財にするなどして食べるのが普通だ。
歯や顎の丈夫な獣人族であっても、緊急時や非常時以外では、そのまま齧る事はあまり無い。
だが、ソニアの取り出した”ソレ”は、干し肉ではあるが「保存食」では無い。
一般の干し肉は塩漬け肉を干し、水気を抜いて乾燥させただけであるのに対し、”コレ”は、”ヒロト謹製”である。
”醤油”や香辛料、ハーブなどで作ったタレに漬け込んで味付けした肉を《氷属性魔法》で冷やして寝かせ、《水属性魔法》で生成した綺麗な水で塩抜きしてから、同じく《水属性》の〈流体操作〉を使い、硬くなりすぎない程度のギリギリまで水分を飛ばし、最後に”燻製”までするという、実に手間ひまがかかっている代物だ。
つまりこれは「保存食」用の”干し肉”では無く、”ビールのお供”としてヒロトが作った「おつまみ」用の”ジャーキー”なのだ。その為現代の”ビーフジャーキー”と比べても食感に遜色は無く、逆に魔獣である【ソードボア】の肉を使用している為、肉の”旨み”が遥かに素晴らしい一品となっている。
マーニャがニコニコ顔になるのも当然の事だった。
「さっすが『アニキのジャーキー』!美味しい~~♪……んだけど、こんなの食べるとヒロト兄ィの御飯が食べたくなっちゃう……!」
「あっ!? 馬っ鹿、マーニャ! そんな事言ったら俺まで食いたくなるだろーが!」
「だってだって~~!御屋敷の御飯も美味しいけど、やっぱりボク、ヒロト兄ィの作ってくれる”カラアゲ”や”じぇらーと”が食べたいの~~~~っ!! 」
だが、そんな普通では食べられない程美味であるジャーキーだったが、却ってヒロトの料理の味を思い出してしまったマーニャが、”言ってはいけない一言”を言ってしまい、同じくその味を思い出してしまったゴウナムがマーニャに非難の声を上げてギャーギャーと口喧嘩を始め出す。
つくづく弟分、妹分達の胃袋をガッチリと掴んでしまっているヒロトだった。
まあ、ヒロトに言わせれば、「そんなつもりじゃ無い!?特に男の胃袋なんて!」と、反論するだろうが。
「シッ!! 二人共、ちょっと静かに!」
「ん?どうしたの、アー……にゃっ!? 」
ピンッ!と耳を立てて、一斉に同じ方向を向く四人 。
「ソニア姉さん!? 」
「ああ、この先で戦闘してるね?”ひとつの大きな魔力波動”と、それを取り囲む複数の小さな魔力波動、だが、追い込んでる……様じゃないね?悲鳴が聞こえる…し、血の匂いがするよ 」
微かに聞こえてくる戦闘の音と、風に混じる僅かな血の匂い、ワイルドオーク達程では無いにせよ、獣人族であるソニア達も、ヒト族に比べれば遥かに鋭敏な聴覚、嗅覚をもっている。
「こりゃあ…? 姉貴、アイツ等じゃねえか?」
「その様だね。でも大分旗色が悪そうだ。仕方ないねえ……? 行くよっ!! 」
「「「応っ!! 」」」
”仕方ない”と言いつつ、ニヤリと笑って言うソニアに、三人の返事が重なる。
遠くに聞こえる”戦闘音”に向け、放たれた矢の如くソニア達は駆け出すのだった ーーーーーーーー。
~~~~~~
ーーーゴッガァァァァンッ!ーーメキメキッ…ボギンッッ!! ーー
「キャァァァァァッ!? 」
「ぐっ!おおおおおおおおおっ!? 」
「いやぁぁぁぁぁっ!? ミーソ!キシーメ!! 」
大鬼の振り回した棍棒が、木に打ち当たるも関係無しに折り飛ばす。
オーガの攻撃を避ける為、木の陰に隠れた【剣狼】のメンバー二人が、その余波を食らって吹き飛ばされた。
「クッソォォォォッ! 木があってもお構い無しかよぉっ!? 」
ソニア達に『大型のオーガ(亜種)の討伐』の依頼を譲ってもらったヒーツとマブーシが率いる【劔の風】【剣狼】の冒険者パーティは、ソニア達【蒼い疾風】の助力を得る事は出来なかったものの、自分達で考え得る万全の”オーガ対策”の準備をしてから、依頼を果たす為に合同で森へと赴いていた。
森の中を探索する事数時間、目的であるオーガを発見したのだが、その威容に息を呑むハメになっていた。
「おいおい、”大型”とは聞いていたが何つうデカさだよ……っ!? 」
通常、オーガの体高はおよそ三ルグ(メートル)、だがこのオーガは一回り大きく四ルグはある。その上、青い体表面は鈍く輝き、まるで金属の様な光沢を放っていた。
「だ、大丈夫だ!普通より少しばかりデカいだけで、何回もやったオーガの討伐と変わらんさ!」
「そ、そうだぜ!幸いここは森の中、周りにある木の所為で、ヤツは満足に武器を振れないはずだ。いつも通りの手筈で行くぜ!」
いつも通りの手筈とは、動きの素早い者が囮となって撹乱し、周りの者が縄や鎖を投じて動きを封じるという戦法だ。
金属の様な光沢を放つ皮膚は硬く、非常に高い防御力を誇っていた。また、”身体が大きい”と言う事は、それだけパワーもある、という事。その点ではいつも以上に手古摺ったが、そこは〈ランクC〉に昇格間際の冒険者達、辺りに生える木を遮蔽物や障害物として巧みに使い、時間は掛かったが何とか倒すことに成功した。
地響きを立てて倒れ込むオーガの姿に、ーーーわぁっ!! ーっと歓声を上げる【劔の風】【剣狼】の両メンバー。
だが、お互いに肩を組んだり、ハイタッチをしたりで、お互いの健闘を讃え喜びあっていた時、誰にも予想出来なかった事態がヒーツやマブーシ達を襲ったのだ。
ーーーー「グオォォォォォォォォォォォォッ!! 」ーー
突如として森の中に響き渡ったもうひとつの咆哮。
森の木々を薙ぎ倒し、喜びあう【劔の風】と【剣狼】の前に現れたのは、たった今討伐したオーガよりも更に巨大で鋼鉄の如く黒光りする肌を持ったオーガだった…………。
「マブーシ! 拘束用の鎖と楔はっ!? 」
「ダメだっ! さっきのヤツにほぼ使い切って、動きを封じる程にはもう残ってない! どうするヒーツ!? 」
「くっ! 【劔の風】のウィロもテバサも負傷して動けねぇ!……ここで終わりなのか、俺達はっ!? 」
見渡せば、ヒーツの目に映るのは、まだ幸いにして息はあるものの血を流し倒れ伏す仲間達の姿。
今だ健在なタイワンラーとスパ・アンカッケが素早い動きで牽制してくれているものの、このままでは全滅するのも時間の問題だろう……。
全力を尽くして依頼に当たった。成功したはずだった……。
だが、予想外の事などいつでも起きるのが依頼の常だ。依頼に失敗し、仲間を失い涙に暮れる連中などいくらでも見て来た。しかし、ヒーツは『運があるか無いか』ただそれだけの事だ ーーーー。いつでもそう思って来た。
「ちくしょう、ちくしょう!! あと少しで、なのに……!? クッソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!! 」
『運が無かった』なんて思えない、掴みかけた夢が、指の間からスルリと逃げて、今度は自分達が骸を晒す番だなどと諦められるハズが無い。
「何だい、もう諦めちまうのかい?〈ランクC〉になるんだろ?だらしないねぇ、もう少し気張りなよ!」
無念の慟哭をヒーツが叫んだその時、揶揄いを含んだ笑みと共に強烈な魔力波動を孕んだ蒼い風が、ヒーツ達の悲憤を吹き払う”希望の風”となって、戦場に巻き起こった。
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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