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第17章 強制レベルアップ祭り in 魔の森
第117話
しおりを挟む「どうして!何故”参加禁止”なんですかヒロト様ぁっ!? 」
前から企画していた秀真の國の北にある【魔の森】でのレベルアップの為の特別(強制)合宿。
初めの内はソニア達【蒼い疾風】だけを強化の為に連れて行くつもりだったのだが、あれよあれよと言う間に参加人数がどんどん増えて、ソニア達四人に加えてスケールにカークス、シイラにロードベルク王国の【宮殿近衛騎士団】(+ゼルド)、さらにはセイリアの専属”護衛”侍女である銀狼族の美少女メイドラーナちゃん、一応俺の専属侍女で、将来的には俺が開く予定の『喫茶店』を任せようと思っている狐人族のキムチェ(当然美人)と、およそ五十人くらい?随分な参加人数になってしまった。
これは俺一人では面倒は見切れない……。う~む?こりゃ俺以外にもコーチというか、監督役が要るな。人選は……?っと、そんな事より合宿への参加禁止と聞いて、涙目になったセイリアが詰め寄って来た。
前々から言っていたし、何より場所は彼女の故郷である”秀真の國”の側だ。当然参加出来るだろうと思っていただろうし、参加するつもりだったんだろうが……、可哀想だが今回は却下だ。
「私も皆と一緒に参加したいでずぅっ!」
「ダ~メ~だ。セイリアは今回は留守番だ 」
「どうしてなんですかぁっ!?」
「セイリアは少し前に”里帰り”の為に休学したばっかりなんだぞ?だいたい学院で副会長なんて人の上に立つ役職をやってる人間が、そうホイホイ休学していたら一般生徒達に示しがつかないだろう。おまけに今回は会長のゼルドが休学するんだし、会長、副会長共に不在は不味いんじゃないか?なあ、ゼルド?」
立つタイミングを失ったのか、未だ正座状態のままのゼルドに話を振ると、ちらっと申し訳無さそうにセイリアの方を見た後で話を始めるゼルド。
「セイリアには申し訳無いが、揃って不在は確かに不味いだろう。あと、あんな問題を起こした後だけに、余計に一般生徒達の模範となるようにしなければならないだろうと思う…… 」
チラッ、チラッっとセイリアの様子を伺うように話すゼルドだが、そんなゼルドの話を聞いている内にもセイリアの目に溜まった涙が盛り上がっていき……、
「ゼルドお兄様のばかあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 」
「ぐはあ…っ!? 」
諦めたとはいえ、まだまだ想いを残している相手からの”痛恨の一撃”に、悶絶するゼルド。うわぁ……、レイラ王妃にボコられた時よりダメージがデカそうだ。ピクピクしてるよ、ピクピク。
「ま、そうだろうな? ゼルドの言う通りだ。問題起こしたすぐ後に自分勝手に休んだりなんかしたら、信用ガタ落ちでこれから先誰も付いて来なくなるぞ? 」
「ぅう”うぅぅ…っ!? 分かりました…… 」
セイリアが渋々ながらも納得したところで、もう一度レイナルドに話しかける。
「レイナルド、五十人前後ともなると、さすがに俺一人では面倒を見切れない。悪いが監督役が出来る人間が何人か欲しい。何人か見繕っておいてくれるか?」
「御意にございます 」
それまでの表情とは一変、いつもの穏やかな笑みに戻って……いや、片目を瞑っているから、ま~た何か企んでやがるな? まあいいか…、恭しく一礼するレイナルドに頷きを返し、この話は一旦終了することにしたのだった。
さて、今日はチェヂミを連れて来てやったはいいが、結局砂糖の件で相談してばかりでちっとも構ってやれなかった。それでも初めての大都会は目にするモノ全てが珍しかったようで、相当はしゃいでいた、と聞いている。
楽しんでくれているのは大変結構なのだが、途中途中で『ヒロ兄ちゃんは?』と聞いていたそうなので、明日はしっかり遊んでやらないとな?
キムチェが淹れてくれたカーフを飲みつつそんな事を考えながら、久しぶりのセイリアやソニア達との時間をゆったりと過ごしたのだった。
ーー 数日後 ーー
サムゲータさんやチェヂミを歓待するなどして過ごしたこの数日だったが、昨夜アソノ村へと《空間転移》で送って行った。
アソノ村から王都に帰ると聞いた時には大泣きしてグズっていたチェヂミだったが、《空間転移》でいつでも会える事、またこの数日はたっぷりと遊んでやった事で満足したのか、少しだけ寂しげではあったが今度は特に我儘を言うこと無く、皆んなに手を振りながら、山の様なお土産と一緒にアソノ村へと帰って行った。
最後に俺の手を握りしめて、ーー 『ヒロ兄ちゃん、絶対また遊びに来てえか?絶対の絶対やよ!』ーー と、何度も念押しをして来る姿は非常に可愛いく、すっかり情の湧いた今では俺まで離れ難いものがあったが、まあ、今後もアソノ村へはどのみち砂糖とカーフの件でヨウロウ村に並びよく足を運ぶことになるだろうし、またすぐに会える。
ま、今はそんな事より ーーー、
「教官、【宮殿近衛騎士団】訓練参加者総勢五十三名、集合完了しました!」
「分かった。今行く 」
【宮殿近衛騎士団】とは、その名の通り宮殿、つまりロードベルク王城の警備や守護を担い、中でも彼等の最も重要とする任務は”国王及び王族”の護衛である。彼等【宮殿近衛騎士団】は、立場としては国軍における最上位としての位置付けになるのだが、実は国軍である一般の【国家騎士団】とは一線を画す。
【国家騎士団】がロードベルク王国という”国家”に対して忠誠を誓うのに対し、【宮殿近衛騎士団】が忠誠を誓うのはただ一人。国王であるジオン陛下ただ一人に対してのみ忠誠を誓う、言わば陛下の”私兵集団”なのだそうだ。
その為、求められるのはただ”実力”のみ。貴族、平民を問わず〈ランクC〉以上の実力者ばかりで構成されており、聞けば〈大戦乱〉での【英雄譚】に憧れ、わざわざ他国から士官して来た者まで居るらしい。
そんな名実共に最精鋭である【宮殿近衛騎士団】は、この国の騎士を志ざす者達にとっては正に憧れの存在であるのだが、精鋭中の精鋭という選りすぐりの一団であるだけにその入団試験は当然ながら非常に厳しく、国内外から集められたにも関わらず現在全部でも百三十八名しか居ないそうだ。
強化訓練の第一陣として、今回はその百三十八名の中からほぼ半数となる五十三名を鍛えることになった。
騎士団長に案内された騎士団の集合場所は、以前にも行った城の中庭にある修練場で、既に騎士団はフル装備で整列して俺達を待っていた。
その向こうには”特別枠”という形なのか、ソニア達もゼルドを先頭にして同じように縦列に並んでいるが、慣れていない所為か居心地が悪そうだ。
「近衛騎士団、教官殿に敬礼っ!! 」
ーー ザッッ!! ーー
一斉に胸に手を当て、こうした軍装時の略式敬礼の姿勢を取る騎士団一同。その一糸乱れぬ動きは、流石の練度の高さを窺わせる。
「直れっ!! …騎士団傾注っ! 教官殿に訓示を頂く!各自、心して拝聴せよ!」
……う~ん? 訓示とかそんな偉そうなモンじゃ無いんだが……?
集まっている面々を見ると、見知った顔が半数以上あった。それは前回、『ヒギンズ領強襲作戦』において、飛竜を使用してのヒギンズ男爵家への降下作戦の指導したメンバー達だった。
短時間で基本的な動きを仕込まなければならなかった為、相当厳しく教練したはずなのだが、彼等は”飛竜を使った部隊の直接降下”や”航空支援・警戒”、また降下後の”部隊展開”等、それまでとは全く概念の違う無駄の無い部隊運用に、相当の衝撃を受けたようだ。
それもそのはず、俺が教え込んだのは、銃器と剣や魔法の違いはあったが、現代の地球における特殊部隊の戦い方である。それまでは屋敷の外に飛竜を着地させ、一斉に突入していたそうだが、多方向からとはいえ結局地上からの突入では奇襲、夜襲の意味が無い。
ああいった作戦はとにかくスピードが第一だ。敵に抵抗する余裕を与える間も無く速やかに制圧し、目標の捕縛、もしくは排除を行う事が重要なのだ。
事実、あの時の作戦では当初騎士団側が予想していた、通常の作戦の半分以下の作戦行動時間で済み、殆んど抵抗らしい抵抗を受ける前に制圧が終了した為、多少の軽傷者は出したものの人的被害は皆無だったと聞いている。
それ等の結果があった為か、集まった騎士団の俺を見詰める目はどこかキラキラとした”尊敬”とか”期待”に満ちているような気がする。あの作戦には参加していなかった者まで同じような顔で俺を見ているのは、先に言った者達から強襲作戦について色々と聞いているのだろう。
【宮殿近衛騎士団】などという最精鋭のエリート集団だ、本来ならテンプレ通り ーー『なぜ近衛の栄誉を授かる私がこんな冒険者などに従わなければならない!」ーー などと言い出しそうなものだがそこはそれ、良くも悪くも身分など殆んど関係無い”実力第一主義”ということなんだろう。”だからこそ”逆に強くなる事に貪欲、という事か?
『クスクスッ! マスター、大人気ですね~!』
『揶揄うなよアイ、”新人教育”や、出向で国防軍の”部隊教練”に行った事はあっても、本来はこんな大人数を指導するのは性に合わないんだ』
『大丈夫ですよ、マスターなら。サポート役の皆さんも凄い人ばかりですしね?クスクスッ!』
『あいつ等なぁ……、忙しい様に見えて、実は暇人ばっかりなのか?』
「訓示」と言われれば仕方ない、内側でアイと会話しながらも集まった騎士団に対して口を開く。
「諸君おはよう。今回諸君等の”特別訓練”の指導をするヒロト・クーガだ。前回の作戦に参加した者は分かるかも知れないが、一旦引き受けた以上、俺は中途半端な事はしない。そんな事をすれば、勘違いした馬鹿者がこれ以後の戦いの場で命を落とすことになるからだ。やるからには徹底的に、諸君等が「あの時やめておけば良かった!?」と全員が根を上げるほど扱くからそのつもりでいろ。もしその覚悟の無い者が居るのなら、今のうちに辞退を申し出ろ。今ならまだ間に合うぞ? 」
厳しい教練によって微動だにしない直立不動の姿勢を取っていたはずの騎士団の姿勢が僅かに乱れ、顔を青くして呼吸も早くなっていた。
実は話を始める前から少しずつ、〈威圧〉をかけ続けていたのだ。既にそのレベルは相当なモノで、一般人であればとっくに気を失っているほどのはずなのだが、さすがに日夜鍛えている騎士団である。僅かにたじろいでいるだけで気絶をする者など一人もいない。ついでに言えば、俺の”辞退しろ”との言葉にも逆に瞳に決意の炎を燃やすばかりで、辞退者は一人も出なかった。
「……居ないのか? 良し、ではたった今、貴様等は”地獄行き”のチケットを自ら手に入れた。だが、それでも歯を食い縛り耐え抜いた者には、今よりも一段階も二段階も遥かに高い”強者の景色”を見せてやる。覚悟はいいかっ!! 」
『『『『『雄応おおおおぉぉぉぉぉっっ!!!! 』』』』』
拳を突き上げて、一斉に雄叫びを上げる騎士団。うむうむ、その意気や良し。やっぱり兵士ってのはこうでなくっちゃな!
「良しっ!各分隊に別れて飛竜に騎乗!急げっ!! 」
頃合いを見計らって騎士団長が出発準備の命令を下す。盛り上がった士気のまま、それぞれが分乗する飛竜の元へと元気一杯に走って行く騎士達。……まあ、いつまでその元気が持つかは知らないがな?クククク……ッ!
『マスター? すっごく悪い顔してますよ?』
『はっはっはっ! どうせコイツ等全員、ゴリゴリに鍛え虐められて喜ぶドMばっかりさ、望み通り血反吐の海で海水浴させてやろう♪ 』
『う…っ? そう言えば『零』の皆さんも、厳しい訓練の後の方が揃って良い笑顔だったような……!? 』
『好き好んで軍人やってるマッチョなんて、皆んなそんなもんさ。まあ、それでもアイ、全員のバイタルやら何やらのチェックは頼むな 』
『イエス、マイマスター、お任せ下さい 』
今回は秀真の國がある森までの全行程の半分にある街まで飛竜で一気に向かい、その後はソニア達の時もやったが”行軍”という名のランニングだ。しかも全身鎧というフル装備で。そのキツさはソニア達の時の比では無いだろう。
……当然伝えてはいないが。言ったろ?ーー『あの時やめておけば良かった!?』って全員が根を上げるほど扱くーー って。
俺はゼルドやソニア達四人と共に割り当てられた飛竜に乗り込み、騎士団長へと出立の合図を送る。
「良し、出発ぁーーーっ!! 」
騎士団長の合図と共に〈操竜士〉達が飛竜の首元を踵で叩き、順番に翼を広げた飛竜達が飛び立っていく。何頭もの巨大な飛竜が飛び立つという、これぞファンタジー~な光景を見ながらひとり口許に嗤いを浮かべる。
さぁて、根性見せろよ?【宮殿近衛騎士団】共。 たぁ~のし~みだなぁ~~!
『マスター?ソニアさん達が引いてますよ?』
『大丈夫!今さらだ。気にしない気にしない 』
ーー さあ、出発だっ!!
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