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第17章 強制レベルアップ祭り in 魔の森
第123話
しおりを挟むあーだこーだと理由を付けてみたものの、すっかりヤル気のヤンチャな爺婆二人に通じる筈も無く……。
結局爺さん、婆さん二人を相手にニ対一の勝負をする事で押し切られてしまった。
爺さんも婆さんも、ロードベルク王国では老若男女を問わずその名を知らぬ者がいない程の英雄である。一対一で相手をするのも大変だと云うのに、それが順番では無くて二人同時、仕方が無いとはいえ、それなりの覚悟はしていたつもりだったが…? いざ戦い始めてみれば、まだまだまだまだ、色々と足りなかった様だ。
「強い」「上手い」そして「厄介」、何やら大昔の某有名牛丼チェーンのキャッチフレーズのようだが、こうとしか表情しようがないのだから仕方ない。
まず「強い」に関しては改めて説明する必要も無いだろうが、「上手い」については流石は夫婦と言う事だろうか?ただでさえ長年に渡りパーティとして共に戦って来た二人、その『阿吽の呼吸』とも言うべき連携は見事、いや”美事”の一言に尽きる。
爺さんが斬りかかって来れば婆さんは下がって背後から援護、またその逆と、前衛と後衛を巧みに入れ替え、こちらの反撃、追撃を許さない。ばかりか、特にアイコンタクト等の合図をしている訳でも無いのに、突如として反転して二人がかりで前に出て来るなど、一応捌き切れてはいるものの、正に変幻自在のコンビネーションに翻弄されっ放しである。
そして最も「厄介」な事は、二人の攻撃の”呼吸”が読み切れないという事だ。
達人同士の戦いになればなるほど、重要になってくるのが『見切り』と『読み』。相手の呼吸を掴み、相手の動きや考えなど先の展開をどれだけ読む事が出来るかが勝負の鍵となってくる訳だが、この爺婆は、巧い具合に外して来るのだ。
当然こちらも最初から【玖珂流魔闘術】〈壱乃牙 覚 〉から〈八乃牙 震 〉まで全開にして対応しているのだが、微妙なラインでタイミングをズラされてしまい、最も力を乗せれるポイントや、絶好の攻撃チャンスでの踏み込みを潰されてしまう。
これはどういう事かと言えば、俺の”読み”を爺さん達に逆手に取られてしまっているという事に他ならない。
つまりは俺はずっとこの二人にハメられている訳だ。
こういった”読み合い”とは、どれだけの経験を積み、修羅場を潜り抜けて来たかでまるで変わって来る。こればかりは、如何に俺の方がレベルが高かろうと敵わない。
素人は、単にレベルさえ高ければ強いと思っているだろう。だが、所詮レベルなど肉体強度やパワーなど、数値で表すことの出来る表面的な強さに過ぎない。
本当の”強さ”とは、決して数値などで計れる様なモノじゃない。熟成された酒のみが得も云われぬ薫りと味を持つように、じっくりと時間を掛けて少しずつ磨き上げられていく物だからだ。
実際、まだ地球にいた頃、親父に”武侠”の爺ちゃんや婆ちゃんの所に修業で連れて行かれた事がある。枯れ木の様な腕をしているにも関わらず、爺ちゃん達の凄まじい拳打の前に全く歯が立たずにボッコボコにされた。しかも爺ちゃん達は電脳化の手術ぐらいはしていたもののほぼ生身の状態のままだったのに、だ。全身義体のこの俺が。
パワーや身体の頑健さは”強さ”という物の重要なファクターではあるだろうが、一定レベル以上の”武”の前には、大した問題では無いと思い知らされた。
そういった意味ではこの二人の戦闘経験はおよそ八百年オーバー、其れ程の長い年月を掛け積み重ねられて来た数々の経験は伊達じゃ無い。悔しいが、爺さんも婆さんも、俺などより遥かに”格上”の兵法者なのだ。
そんなこんなで、ヤンチャなダークエルフの爺婆相手に模擬戦を開始してから約三十分 ーーーー 。
「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! 」
炎を纏った婆さんの拳が迫る。婆さんの必殺の技のひとつ《深(淵)炎》ーーーー 。
その技の威力は打撃による表面的なダメージなだけに留まらない。中国拳法でいう「浸透勁」の様に、魔力波動によって身体の内部に直接ダメージを与えて来るのだ。更に厄介なのが拳を包み燃え盛る炎だ。一見《火属性》を付与した魔法剣の拳版に見えるし、実際に火炎によるダメージもある。だがこの炎の恐ろしさはそれだけでは無い。もう一つ、相対した相手の魔力を吸い取り我が物にしてしまうという《吸魔炎》という嫌らしい特性を持っているのだ。
お陰で対戦した者は、例え攻撃をガードしたり逸らそうとも触れただけで魔力が奪われ続け、知らない内にどんどん消耗していってしまう。
だがまあ、手があるにはある。
『アイ、頼む!』
『イエス、マイマスター!《自在盾》!』
ーー ガアァァァァァァアンッ!! ーー
婆さんの拳と、一瞬の内に俺の前へと滑り込んだアイのオリジナル魔法《追加装備》のひとつ、《自在盾》が火花を散らし、派手な音を立てる。
《土属性》で造られたそれは、アイが”超圧縮”で固めている為、驚異的な強度を持っているはずなんだが、婆さんの拳の威力の前には砕けてしまいそうだ。
「チッ!鬱陶しい盾だねっ!?」
アイの魔法は俺の魔力を使って発動している為、結局は多少の魔力は婆さんに奪われてしまった訳だが、そこから繋がる連撃の頭を潰す事には成功した。ーーーーすかさず、
ーードンッ!ドンッ!ドゥンッ!ーー
左手に持った大型拳銃で、婆さんに向かって《魔弾》を発砲するが、さすがに読まれていたか、婆さんは跳び退り背を逸らし何度かのバク転で《魔弾》の反撃を躱してしまう。だが、追撃の手は打てない。何故なら ーーーー?
「疾ッ!」
暴風を纏い、入れ替わりに飛び込んで来た爺さんの鋭い一撃を右手に構えた【颶風】で弾き逸らすが、爺さんはあり得ない急制動からの反転で二撃め、三撃めを放ってくる。
「くっ!? この爺ィ、また俺のマネしやがったなっ!? 」
「ふはははっ!どうじゃっ!《魔力機動》じゃったか? 全くお主は面白い事を考えよる……いや、知っておる…か?」
「……!? 」
剣戟の手を緩めぬまま、俺の目を覗き込んでニヤリと笑う爺さん。
その表情と口振りは、俺の使う《魔力機動》が俺独自に考えついた物ではなく、地球における【強化外殻】のバーニアスラスターによる高速機動を魔法で擬似的に再現した物だと、まるで分かって言っている様だ。
「く……っ!?」
ーー シャリィィィィィンッ! ーー
「おおっと!? 何じゃ何じゃ、まだまだ修行が足らんのぉ?」
”颶風”を伸長し、〈鞭形態〉にして振るうが、一瞬とはいえ動揺が乗った攻撃など、この爺さんにはマグレでも通じない。あっさりと躱されてしまう。
「くっくっくっ!」
仕掛けた悪戯が成功した子供の様に、楽しそうに笑いながらそのまま右に左に、滑る様に蛇行しながら後退して行く。 チッ!ムカツクな~!元々《風属性》が得意だけあって、すっかり使いこなしてやがる。
「ヒロト、余所見はいけないねぇ? ほうら、《爆焔槍》!」
ーー キュバッ!ドゴォォォンッ!ズドォォン!ドゴォォォォォォンッ!! ーー
「なぁっ!? 容赦ねぇな婆さんっ!」
「アンタ相手にする訳ないだろう、そんなもの。 それより……、何だいヒロト、あの”面白そうな技”は!? アタシにも教えなよ!」
「……戦ってる最中に我儘な婆さんだなぁ? まあいいか、ありゃあなあ………… 」
で、婆さんに教えた結果 ーーーーーー 。
ーー ゴオォォォォォォォォォォォォッ!! ーー
「あははははははははははははははははははははははははははっっ!! 」
嬌声をあげて、楽しそうに大笑いしながら空中を飛び回る婆さん……。
婆さんの場合は《火属性》なので、本当のアフターバーナーのジェット噴射の様に炎を後方へと噴き出して、真っ赤な鎧を煌めかせて勝負そっちのけで轟音と共に自在に飛び回っている。
……アンタはいったいどこのアイ○ンマンだよ…………!
「随分楽しそうじゃの~、セイレンの奴は 」
ギュンギュンと飛び回る婆さんを見上げながら、やれやれといった感じで呟く爺さん。
「な~んか勢いが削がれちまったな?婆さんはあんなんだし、もうやめとくか、爺さん?」
「なに、元々はサシの勝負じゃったんじゃ、あの婆ァめは放っておけ 」
そう言うなり、爺さんの魔力波動が凄まじい勢いで膨れ上がっていったかと思うと、魔力を伴った小型の竜巻が二つ、爺さんの身体から分離してその左右で渦を巻く。そして ーーーー!
「な…っ! 爺さんが三人に増えた……っ!? 」
「どうじゃ? 我が奥義のひとつ、《重身》じゃ。もっと増やすことも出来るがの、御主相手では三人が限界じゃろう。 ちなみにコレはセイレンの〈分身〉とは違って、魔力で創り出した半”実体”じゃ。アレとは訳が違うぞ?」
「おいおい、デタラメだな……っ!? 」
「ククッ! 御主が言うでないわ。じゃが、この技も御主のお陰で更に昇華することが出来たのでな、礼代わりに存分に楽しんでもらうとするかの? そうら……、とくと見よっ!! 」
地を滑る様に散開した”爺さんズ”が、不規則な軌道を描きながら俺の周りに包囲網を形成する。
ーー「《爆砕嵐渦》!! (x3)」ーーー
螺旋を纏った空気の圧縮弾を爺さんズが撃ち放つ。触れれば圧縮を解除される仕掛けの空気弾は、たちまち体積を増して爆散する。それはまるで見えないバズーカのようだ。
しかも一斉に一箇所、では無く、避ける方向へと僅かにタイミングをズラしているのが嫌らしい。
普通なら見えないのだろうが、〈壱乃牙 覚〉を解放している俺には、空気のうねり、迫る魔力の高まりは全て見えている。
「舐めんなよ、爺さんっ!」
わざわざ当たってやる程酔狂では無い。左に構えた大型拳銃から《魔弾》を発射して次々と撃ち落としてやる。
「ふはははっ! やはりこの様な小手先の技などではお前には通じんの?ならば受けてみよ!〈豪嵐疾風連撃〉っ!! 」
爆風に舞う砂塵の向こうで、爺さんっの魔力波動がひとつに重なって行く。……いや?これは……っ!?
ーー ボッッ!!
「きえぇぇぇぇぇぇぇえっ!! 」
砂塵を突き破って現れた爺さんは、【魔力機動】による高速移動のまま大上段に振りかぶった得物を、裂帛の気合いと共に袈裟懸けに斬り下ろして来るが、流石にコレは読んでいる。つまりこの爺さんは囮だ。
紙一重の見切りで身体を回転させて避け、本命であろう残りの爺さんの気配を探す……いた!が、真後ろだとっ!?
「疾イィィィィィッ!! 」
横薙ぎに振り抜いて来た爺さん(その②)の一撃を、間一髪颶風で受ける事には成功したが、無理に受けた反動で、体勢を崩して大きく弾き飛ばされてしまった。そして、そこに迫る最後の爺さん(その③)。
「フッ、油断じゃなヒロトよ? そら、《爆砕嵐渦》っ!! 」
無様にも無防備な姿を晒してしまっている俺を見て、本当に楽しそうな顔で笑う爺さん。だが、その表情とは裏腹に、放たれたのは先程と同じ容赦の無い凶悪な威力の風の魔法。
ーードッゴオオォォォォォォォォォォォォンッッ!! ーーー
完全に必殺のタイミング、本来ならここで勝負あり!だったろう。ところがどっこい、俺には最高に頼れる相棒がいて、この勝負は最初から二対二だ。
『助かったよアイ 』
『いいえ、マスターを護る事が私の役目ですから 』
爺さんの魔法には先程よりも魔力が込められ威力が上がっていたようだが、俺には擦り傷ひとつついていなかった。着弾の瞬間にアイの《自在盾》が割り込み、直撃を防いでくれたのだ。
しかし、今の爺さんの技、三人が一直線になって強制的に”死角”を作って次々と連続攻撃して来るなんて、まるで某星に関係した異名を持つ黒い三人組の必殺技じゃないか。
『これはアレだな?ジェットストリー…… 』
『それ以上はいけませんマスター!』
はいはい、危ないワードだったね。けど、本当にそのまんまだよな? なら、”あの対処法”は俺が模倣させてもらおうかな?
俺への攻撃の後、散開してバラバラに距離を取っていた”爺さんズ”が、再び一箇所へと集結し一直線に並んだが、さっきとは違い一人ひとりが蛇行して攻撃の軌道を読まれない様に対処しながらこちらへと突っ込んで来た。
俺は待ち受ける素振りをして颶風を構えるが、爺さんと交錯する僅かに手前で………跳ぶ!
そして当然、一番手前の爺さんの肩を蹴って更に前に…飛ぶ!
「わ、儂を踏み台にしたぁっ!? 」
おぉっ!? まさかお約束のセリフまで言ってくれるとは!? 爺さん、グッジョブ!
「な…っ!何じゃと!? 」
驚愕している爺さん(その②)に、そのまま颶風を突き立てる!
「が…っ!」
まあ、あらかじめ魔力波動の波形から、分身体である事が分かっていたから容赦無くぶっ刺せたんだが……、じゃあ、”本物の”爺さんはどれかと言えば……?
「もらったぞヒロトォォォォォォォォッ!」
最後、三人目こそが本物の爺さんだ。爺さんは高く飛び上がり、上段に振り上げた刀を俺目掛けて振り下ろそうとするが……?
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!! 」
ーードッゴオオォォォォォォォォォォォォンッ!!!! ーーー
「へぶぅっ!? 」
運悪く?今だ大笑いしながら飛行する婆さんに、空中で轢かれて遥か遠くに飛ばされて行く爺さん…………。
『…………これは、模擬戦終了って事でいいのか?』
『そうですねぇ…、お爺さん、飛んでっちゃいましたし、終わりでいいんじゃないですか?』
『何と言うか……、締まらない最後だったなぁ……。観客の武士団や騎士団の連中も、物凄い微妙~な顔してるぞ?』
こうして、有耶無耶の内に始まった模擬戦は、やはり有耶無耶の内に終了したのだった…………。
それにしても………? まさか婆さんがミ○ア役をやってくれるとは予想外だったわ。
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは…はは……は…は…はぁ…………! 」
あ、落ちた。
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いつもお読み頂きありがとうございます。
今年も懲りずにファンタジー大賞にエントリーさせて頂きました。
よろしければ、是非また応援宜しくお願い致します。
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