〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第17章 強制レベルアップ祭り in 魔の森

第124話

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「お、俺は夢でも見てるのか……? 」
「心配するな……、俺も見えてる 」
「じゃあ、…は何なんだ?どうして〈ランクB〉のはずのクーガ教官が、【黒き武神】と【炎禍の魔女】の〈ランクS〉を二人も向こうに回して互角に戦っていられるんだ…っ!? 」
「知らん。俺に分かるのは、今彼処あそこで行われている戦いは、俺達ごときでは全く理解出来るレベルの戦いでは無い、という事だけだ…… 」

 ”驚愕”…、そして”戦慄”…。そんな表情でソコノッケとオゥンマがヒロト対ジェイーネ、セイレンの戦いを観ながら呟く。だが、こんな会話をしているのはこの二人だけでは無い。
 突然決定し、目の前で繰り広げられている模擬戦の様子を、【宮殿近衛騎士団テンプルナイツ】の誰も彼もが、信じられない思いで呆然として見詰めていた。

 彼等はロードベルク王国に於いて、国王直属として、他の追随を許さぬ程の直接戦闘のエリートである。魔獣は疎か巨獣とも戦い、其れ等を何度も退けてきた。そんな彼等が、歓声どころか殆んど声を出す事すら出来ず、硬い唾を飲み込みながら観ている事しか出来なかったのだ。
 対して、秀真武士団の方を見れば……、

「おぉっ!流石はレン様、先代様よ!何という攻めか!? 些かも動きは衰えておらぬどころか、益々磨きがかかっておられる!」
「何とっ!? セイレン様のあの一撃を受け止めるとは、流石ヒロト殿!」
「くぅ…っ!よもやまた、此れ程までのジェイ様の戦いを、再びこの目で見れる日が来ようとは…っ!? 見よや若侍共!あれこそが我が秀真の武の象徴【黒き武神】様ぞ!この一戦、一瞬たりとて目を離すではないぞっ!! 」

『『『『『 応っ!!!! 』』』』』

 ……と、まあ、何やら感極まっている者までいるが、ほぼ全員が感嘆の歓声を上げながら、ヒロト達の模擬戦を観戦している。

 だが、これは仕方ないだろう。秀真武士団は先の〈大襲来〉の際にヒロトと共に戦い、ヒロトがたったひとりで万を越す高ランク魔獣の群れを征伐しただけでなく、巨獣の中でも”伝説”と言われる【黒殻龍蟲ブラック ドラゴビートル】まで斃してしまった所を直接目撃している。対して騎士団の面々はと云えば、此処までの経緯で、誰もがヒロトが公表通りの〈ランクB〉冒険者では無い、とは確信していた。
 しかし、ここまで、此れ程までに隔絶した実力を持っていたなど、誰一人として想像し得なかったのだ。

 言わばこの差は、ヒロトの真の実力を知る者と知らなかった者との温度差そのままであったと言えよう。

 
 ーーー「へぶぅっ!!!? 」

『『『『『 ………………………… 』』』』』


 だがまあ、最後のあんまりと言えばあんまりな結末については、近衛騎士団、秀真武士団共に同じ温度、微妙~~~~な空気になっていたのは言うまでも無いだろう。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ痛たたたた……っ! こりゃ!何てことをしよるんじゃ、このクソ婆ァっ!! 」
「クソ婆ァとは何だい、このクソ爺ィ!何てことも何も、アンタが勝手に私の前に飛び出して来たんじゃないか!勝手な事ばっかり言ってんじゃ無いよっ!! 」
「何じゃとっ!」
「何だい、ヤルってぇなら相手になるよっ!! 」

「おい、アンタ等、夫婦喧嘩なら他所でやってくれ 」

 最後の一撃を婆さんに跳ね飛ばされて邪魔をされた爺さんが、婆さんに食ってかかる。だが、婆さんにしてみれば楽しく飛んでいた所に飛び出して来たのは爺さんの方だと取り合わない。そして始まる夫婦喧嘩………。

 爺さんも婆さんも、激突だの魔力枯渇寸前でそれなりに疲れているはずのクセしてよくやるよ、もう勝手にやってくれ。その代わり俺を巻き込むな!あ~~もう、疲れた……。

 あ~あ、秀真のサムライ達はどうしようもないが、せっかく騎士団の連中には本当の実力を隠してたのに、爺さん達の所為ですっかり台無しだよ… 。

 後からキチンと口止めしておかなきゃな……?

 それにしても、さっきの戦っている時の爺さんの口振りは、まるで俺が別の世界地球から来た事を知っているみたいだった。
 別に隠す必要も無いとは思うが、無用のトラブルを避ける為に一応内緒にしてただけなんだが、そんなに隠す様な事では無く、俺みたいに異世界から来た者は、実はそんなに珍しくはないんだろうか?

 まあいい、いずれセイリアや爺さん達には話すつもりはしてたんだし、近い内にキチンと打ち明けようか? やっぱりもちゃんと紹介したいしな。
 
「ヒロト様っ! 素晴らしい戦いでした!お祖父様とお祖母様の二人を相手に、あの様に戦われるとは!」

 感動に目をキラキラとさせたセイリアが、腕にノアを抱きかかえながら駆け寄って来た。

「凄い!凄いよ兄貴!アタイ惚れ直しちまったよっ!」
「流石は兄貴だっ!やっぱり滅茶苦茶強かったんだな!」
「凄すぎて逆にあんまり参考にならなかったけどね~~ 」
「そんな事ないでしょマーニャ?武神様と魔女様の連携は素晴らしかったわ 」

 セイリアの後に続くように、ソニア達四人も駆け寄って来て、ワイワイと今の戦いについて騒ぎ出す。ああ…、この感じ、なんか癒されるなぁ……。

 などと思いながら、ふと近衛騎士団の方を見れば、セイリア達とは対照的に、何故だか重~い空気を纏って”どよぉん”としている。はて?

「何だお前等、如何したんだ?」

 声をかければ、全員がバツの悪そうな顔でこちらを見ていたが、その内のひとりが前に出て来る。

 うん?ソコノッケ? 何だか思い詰めた表情だが、どうしたんだ? そう思っていると、突然ソコノッケが地面へとダイブ。

「クーガ教官……! 生意気言ってすいませんっしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 」
『『『『『 すいませんっしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!! 』』』』』

 続けて騎士団長、各分隊長以外の全員まで地面へとダイブして総土下座をされてしまった……っ!?

「……!? 何だこりゃ?どうなってんだバレル騎士団長?」
「あ~~、申し訳ありません、クーガ教官。実はこいつ等全員あなたの事をいたようでして……。今の教官の模擬戦を観て、今迄どれだけ失礼をしていたかを思い知ったようです。とはいえ、実はこの私も、陛下よりあなたが”強い”とはお聞きしていましたが、まさか此れ程までとは思っておりませんでした。本当に申し訳ございません…… 」

 ほら見ろ~~、爺さん! 騎士団の連中がすっかり恐縮しちまったじゃねえかよ! 
 俺の予定では、もっと騎士団をイジメ(シゴき)抜き、俺に対する反感で反骨精神を育てて、尚且つ俺自身を全員の設定させる事で連帯感もアップさせて行くつもりだったのだ。だが、この調子では畏怖はされても嫌悪感はもうあまり育たないだろう。

 サ○ダース軍曹ごっこもお終いだな、まあ仕方ない。基本方針を変えるつもりは無いが、少し軌道修正しなきゃならないだろうなぁ……。

「あ~~、まあ、取り敢えず立てよ。今回は武神様たっての希望だったから仕方ないが、対外的には俺はあくまで〈ランクB〉冒険者で、それも【蒼い疾風ブルーソニック】にしてランクを上げてるどっかの貴族のボンボン……ってな感じになってるみたいだから宜しく頼む。ちなみに、この件に関しては陛下も御存知で、一応扱いの事項になっているから他言は禁止だ。もし情報を漏らした場合、どうなるか……分かってるな?」

『『『『『 イ…ッ!? イエス、サーーッ!!!! 』』』』』

 ”国家機密”の一言に、全員の顔が強張り、直立不動の姿勢で返事を返してくる近衛騎士団。ま、脅すのはこれくらいにして……、

「良し、何だか予想外の事で野営の敷設が中断してしまったが、どうせだ、今のうちに通達しておく。明日からの【魔の森】での訓練は予定通り行う。あらかじめ言っておくが、明日からこそが特別強化訓練の本番、今迄の事などほんの準備運動に過ぎん。一度ひとたび【魔の森】に足を踏み入れれば、昼夜を問わず高位魔獣共が引っ切り無しに襲い掛かって来るだろう。少しでも油断すれば待っているのは即”死”だ。どうだ?引き返すなら今の内だぞ?」

『『『『『 ノー、サーー!! 』』』』』

「命の保証は無いぞ? それでもやるんだな?」

『『『『『 イエス、サーー!! 』』』』』

「良し、流石は馬鹿野郎共だ。明朝、【魔の森】に向け出発する。尚、今夜のみ夜間歩哨は秀真武士団が担ってくれる。マトモに眠る事が出来る最後の夜だ、各自しっかりと休息を取って明日からに備えろ。では、解散!! 」

『『『『『 イエス、サーーーーッ!!!! 』』』』』




 騎士団を解散させた後、俺はセイリアやソニア達を伴って、秀真の門を潜った。
 目的はもちろん、先に《空間転移》で『秀真の國』へとやって来ていたラーナちゃんやキムチェ、そして何よりシイラの様子を見る為だ。まだたくさんの男が居る場所では身体を強張らせてしまうシイラの事情の事もあって、離れた場所から隠れてではあるが、三人も先ほどの爺さん達との模擬戦は観ていたらしい。
 今日までの期間はだいぶシゴかれたようだが、三人共婆さんに指導を受けながら頑張っていたようだ。
 
 この三人も騎士団とは別口ではあるが、明日からの【魔の森】での訓練からは参加する為、事の次第を伝えた後にしばし雑談を楽しみ、その後、この三人のサポート+訓練の為に同行しているスケールとカークスにも同じように挨拶を交わしてから野営場所へと戻って来た。
 
 『秀真の國』付近を強化訓練の地に選んだ事で、先の一件の事もあってシイラの事が少し心配だったが、先行組は特に変わりは無く調子は良さそうだ。気になったといえば、何となくスケールの様子がおかしかったような気がしたんだが? 

 まあいいか、あの三人(+二人)は婆さんに監督してもらう。ここからは本当の危険地帯だ。間違っても犠牲者など出さないように、教官役の俺自身が一番気を引き締めないとな。

 

 ーーーー ってな事があったのが三日前の話、翌朝には『秀真の國』の北側に位置する【魔の森】へと俺達は出発した。
 
 出発前、整列した騎士団が、昨日までとは打って変わって妙にキラキラした目で俺を見て来るのは”何だかなぁ…”という感じだったけども。 ソコノッケなんか特に従順というか、良く躾られた大型犬みたいになっていて、その前日までと真逆の態度に、何とも調子が狂ってしまった。

 ーーーやっぱり爺さんと戦ったのは失敗だったなぁ………。


 閑話休題それはともかく……。


 ーーー ズドムッッ!! ーーー


 ズームにした視覚モニターに、今まさに騎士団の一人をその顎門に捕らえようとしていた双頭のワニ型魔獣の片方の頭が、《圧縮岩弾ロックバレット》によって弾け飛ぶ光景が映る。
 今喰われそうになっていたのは”オゥンマ”か? 若手の騎士達の中では最も冷静に戦う奴だったはずたが、元々仲の良いスズゥメとソコノッケの二人共がやられてしまった事で、少なからず動揺してしまったんだろう。

『アイ、《魔弾》に《治癒ヒール》を付与して、倒れてる連中を回復させてやってくれ 』
『イエス、マイマスター。〈魔術回路マギウス・サーキット〉起動、《魔弾》に〈回復術式付与〉…完了、〈オールターゲット・ロックオン〉、発射ファイア!』

 俺の周りに無数に浮かび上がった光の弾が、ミサイルランチャーの一斉射の様に次々と放たれて行く。出血や長時間の戦闘で溜まった疲労はどうしようもないが、割と強めに魔力は込めてやったので、裂傷や骨折程度ならほぼ完治するだろう。

 さて、手を貸してやるのはここまで。戦闘力も大きく奪ってやったんだ、頑張れよ【宮殿近衛騎士団テンプルナイツ】。








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