159 / 284
第19章 ヒロト先生の新型ゴーレム開発日誌 1
第156話
しおりを挟む「ただいま~~!」
床の陰になった部分の陰影が急に真っ黒になって水面みたいに波打って盛り上がると、クーガ先生とセイリア副会長がいつも連れてる黒い猫ちゃんが影の中から現れた。
あの猫ちゃんが喋ることが出来るのも驚いたけど、実は高位の精霊で、《空間転移》の能力まで持っているって聞いてすごく吃驚してしまった。
あの日から、なんだか最近は吃驚してばかり。
学院のアイドルで副会長のセイリア先輩を始め、王族のゼルド会長やクローレシア先輩なんて、一般庶民で落ちこぼれの私では話をする機会すら無いだろうって思っていたのに、こんな風に仲良くしてもらえるなんて!
あの日、街で偶然会ったクーガ先生から「今まで食べたことのないお菓子を食べさせてやるから遊びに来ないか?」とご招待をされました。
友達の少ないこともあって、そんなホームパーティーみたいなものに誘われたのが初めてだった私は、「秀真の國」出身のセイリア先輩の王都での滞在先である「王都秀真屋敷」と呼ばれる、他の貴族様のお屋敷とは少しだけ趣きの違うお屋敷へ、ちょっとだけ緊張しながらも、ワクワクしながら訪れました。
招待状を門番の人に見せると、"試食会"は立食形式だそうで中庭へと案内されました。
すると、あたりはもうカーフの香りがフワリと漂います。味はすごく苦いので苦手だけど、匂いはいい香りなんですよね、アレ。嫌いじゃありません。
「おっ?よく来たなメイガネーノ、こっちだ。ここで好きな飲み物とお菓子を取ってテーブルに持って行ってくれ。食べ放題だからな?ゆっくり楽しんで、率直な意見を聞かせてくれ」
「お招きありがとうございます。はい、分かりました!」
私の姿を見つけたクーガ先生…いえ、あの時はまだヒロトさん、は、知らない人ばかりでちょっと恐縮していた私の元へすぐに来てくれて、笑顔で案内してくれました。
「ようこそいらっしゃいました。お飲み物は何になさいますか?」
飲み物を受け取る場所には、これまた綺麗な狐耳のメイドさん。ピンッと立った耳の先まで毛並みがツヤツヤな美人さんです。
私は苦いのは苦手ですが、なんと⁉︎お砂糖とミルクを入れたカーフがあると聞いたのと、何より「カーフのお店」に出すメニューの試食会なんだから…と、"カーフオレ"という物を淹れてもらいました。
「我慢して飲む必要はないので、試しに一口飲んでみて下さい」と言われて、立ったままで行儀は悪いですがその場で一口。口に含むとお砂糖の甘味とミルクのまろやかさの中に、カーフのほろ苦さが加わって、口の中いっぱいにカーフの良い香りが広がります。何と言うか、今まで飲んだことの無い大人の味?です。ですが、一発で気に入ってしまいました!
次はお茶受け用のお菓子を選ぶ番でしたが…、何ですかコレ!ヒロトさんが言っていた通り、見たこともないお菓子がテーブルいっぱいに乗っています。しかもどれも全部美味しそう⁉︎
…パッと見、美味しそうには見えない黒いような茶色いような焼き菓子もあって、最初は遠慮しようと思いましたが、ヒロトさんが「自信作だ。ちょっとだけ食べてみろ」と一欠片をフォークに刺して差し出してきます。
断ることも苦手な私は恐る恐る口に入れましたが…………………っ⁉︎
甘ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃいっ⁉︎
何コレ?なにこの美味しさ⁉︎ 口の中でホロホロと崩れて溶けていきます。……ああ…、幸せ……!
「気に入ってくれたみたいだな?ほかにもまだまだ沢山あるからな、色々食べて感想を聞かせてくれよな 」
私はよっぽど蕩けた顔をしていたのでしょうか?くっくっと、悪戯っ子のような顔で笑うヒロトさん。すっごく恥ずかしくなりましたが、こんなお菓子や飲み物がタダで楽しめるなんて、なんて素晴らしい日なんだろうっ!と、心の中でヒロトさんと女神様に感謝を送りました。
………その時までは……。
何種類かのお菓子をお皿に乗せてからテーブルに案内されると、
「お帰りなさいませヒロト様!やあ!よく来たねドージッコ二回生、歓迎するよ!」
と、またまた笑顔で迎えて下さったのはわが【王立高等魔術学院】のアイドルであり、統制会副会長でもあるセイリア先輩。(本当は同学年なんだけど、私は落第したので先輩)
ヒロトさんは貴族としても辺境伯御令嬢のセイリア先輩の婚約者だそうで、この前私がお手伝いしている【御宝屋】に、今先輩が着けている〈エルフ族の婚約の証〉であるピアスを、ベゼルの親方さんに造ってもらいに来ていました。
うわぁ~~、セイリア先輩、すっごいデレデレ…。学院に居る時と全然違う⁉︎ 学院ではすっごく凛々しくて、全然恋愛に興味はなさそうだったのに…。ヒロトさん、セイリア副会長とどうやって知り合ったんだろう?
…と、私がまだ普通でいられたのはそこまででした。
なぜ?何でっ⁉︎ ゼルド会長やクローレシア様はまだしも、なんで同じテーブルにジオン国王陛下やレイラ王妃様が居るのっっ⁉︎
さらにその側にはロイヤルファミリーだけじゃなくて、我が学院のイラヤ学院長様や、伝説の英雄、【黒の武神】様や【炎禍の魔女】様までいらっしゃるっっ‼︎⁉︎
もう、もう!超重要人物ばっかりです!国王陛下とか王妃様なんて、お祭りの時に遠~~~~い所からお姿を見たことがあったくらいだし、イラヤ学院長様は学院の集会で壇上のお姿を見る程度。セイリア副会長がお孫様なのは知っていましたが、小さい頃に絵本で読んだことしかないような伝説の英雄のお二人が、こんなすぐそばで座って一緒にお茶を飲んでいるとか、いったい何の冗談ですか…っ⁉︎
……おかげで緊張し過ぎて、初めのうちは料理の味なんてサッパリ分からなくなってしまいました……。
しかも、しかもですよ?ヒロトさんったら陛下に向かって"おッさん"呼ばわり…。いったい何者なんですかヒロトさん⁉︎
え…?ただの田舎者のいち冒険者?
絶対ウソです………っ‼︎
そんな感じでクーガ先生と知り合ってから、もうこれ以上驚くことはないだろうな~~、なんて思っていたら、さらにその上を行くような出来事ばっかり。
でも一番驚いたのは………、
貶され、笑われ、自分でも失敗作だと思っていた私の魔道具を、ヒロトさん、いえクーガ先生が「凄い」と褒めてくれたこと………。
最初は、"直角に折れ曲がる短剣"を面白い、天才だ、と言われ、また笑い者にされる為に呼ばれたのか!と思って、悔しくて悔しくて、我慢出来ずに涙が出てしまいました。
いつも、いつもそうだった。…こうした方がいいんじゃないかな?と思って〈魔術回路〉に手を加えると、何故か必ず変な効果が付いて失敗してしまう。
お父さんやお兄ちゃん達は腕のいい魔道具職人なのに、私だけはいつも皆んなから能無し、役立たず、落ちこぼれと言われて、とうとう学院でも落第してしまった…。
家族は「気にするな」と言ってくれたけど、少しでも腕を上げたくて、魔道具作りに通じると思って、お父さんの知り合いのベゼルの親方さんに無理を言って見習いとして働かせてもらうことにもした。
なのに、こんな、こんな国王陛下達の居る前でまで笑われ、恥をかかされる為だけに呼ばれたのか⁉︎って。でも……、
「ああっ⁉︎ 待て待てメイガネーノ!違う違う、本当にこの"短剣"は凄いんだって!」
と、クーガ先生は慌ててそうじゃないことを私に訴え、作った私本人ですら思いもしなかった、新しい可能性を示してくれたんです。
私の魔道具に対して、クーガ先生の考えた有用性、その発展形。話を聞くうちに少し怖くもなりましたが、本当に…、本当に嬉しかった………!
そして今日は「私の作った魔道具が見たい」とのクーガ先生の要望で、私の工房にクーガ先生やセイリア副会長、ゼルド会長にクローレシア様をお招きしましたが、私の作品を見たクーガ先生は、担任の先生が「役に立たない」「意味が無い」と評価がもらえなかった魔道具に対して、その評価を次々と否定、これにはこんな使い道が…と、また新しい可能性を教えてくれました。
そしてひとつの魔道具、それを見た時から先生の様子がおかしくなって…、あれ?いきなり猫ちゃんを呼び出した?
え?この魔道具の部品を取り替えるんですか?はい、すぐに出来ますけど?
渡された素材は見たこともないような高品質の魔獣の翅と魔晶石。
えっ!こ、これ、わ、〈ワスプ・レックス〉の翅なんですか⁉︎ それからこっちが?〈スパイク・ウルフ〉の魔晶石ぃ⁉︎ …そんな高ランク魔獣の素材どうやって…。え?普通に狩っただけ?…普通にって……っ⁉︎
どうやらクーガ先生は表向きは〈ランクB〉の冒険者ということにしてあるそうですが、実はもっと強い冒険者らしい?です。
〈ランクB〉よりも強い、ということは、〈ランクA〉?まさか…〈ランクS〉⁉︎ ………いやいやいや、それは…さすがに…。いやでもまさか?……いやいやいや。……いやいやいやいやっ‼︎⁉︎
「メイガネーノ、これから俺が何回かこちらからこの魔道具を使ってみるから、どんな感じだったか全部記録しておいてくれ 」
そう言い残すと、クーガ先生は一瞬で全身を影に包まれると、足下影にトプンッと沈むように消えてしまいました。
「痛ぅ~~!って、何が「おたんちん!」なんだよ⁉︎ まったく教官は、今度はいったい何がしたいんだ⁉︎ 」
「分かりません…。ですが、ヒロト様のこと、ドージッコ二回生の魔道具を見て、また何か私達では及びもつかないような画期的な利用法を考え付かれたのではないでしょうか?」
ゼルド会長が、クーガ先生にいきなり叩かれた頭をさすりながらセイリア副会長とそんな会話をしているのを聞いていると、ーーー ビイィィン…ッ!ーーー 手に持った魔道具が小さく振動をし始めた。どうやら先生が一回目の"実験"を始める様子。
ーーー『ビィン…ぁー、あ…、…ステス。聞こぇ…るか、ビィ…メイガネ…ノ?』ーーー
すごい!やっぱりさっきまでよりハッキリ聞こえる!
「はい!聞こえますよ~!」
そう返事を返したものの、いったい先生はどこに行ったんだろう?工房の裏かな?
何度か"実験"を繰り返すと、だんだんと聞こえ辛くなってきて、そのうちに魔道具の翅部分が小さくビリビリいうだけで、先生の声は聞こえなくなってしまいました。暫くすると「ただいま~」の挨拶と共に、先生と猫ちゃんが戻ってきて、冒頭の場面に戻ります。
「どうだった、メイガネーノ?」
「あ、はい!一応先生が言われた通り、全部記録してありますけど…?」
「そうか、ありがとう、見せてくれるか?」
「これです 」
「ふむふむ、なるほどな…。よしノア、行くぞ !」
「御意に御座います 」
私が渡した記録用紙を見てふむふむと頷いていたクーガ先生は、何かについて得心がいったらしく、猫ちゃんに命令すると少しもゆっくりする事もなく、慌ただしくまた何処かへ消えてしまいました。
「 ンだよっ、説明も無しかよ!今度はいったい何処へ行ったんだっつーの!」
意味も分からず頭を叩かれたゼルド会長にすれば、せめて"なぜ?"くらいの説明が聞きたかったのでしょうが、既に先生が何処かへ行ってしまった以上、どうしようもありません。
ーー そしてまた暫く、三十分ほど待ってると ーー、部屋の中に影が盛り上がり、先生が帰って来ました。…が、先生の他にあと…二人?
「こ、これは…っ!へ、陛下…っ⁉︎ 」
「聞きてぇことは分かるが、今は取り敢えず黙っとけ。いいか?このことは誰にも話すんじゃねえぞ?準国家機密扱いだと思え。誰かに喋ったりしたら…分かるよな?」
「ぎょ、御意に御座います…!」
クーガ先生と一緒に現れたのは、まさかのジオン国王陛下!と、あれは…?
「…⁉︎ 【国家錬金術師】筆頭の「エドワルド・ハーガネィ」様っ⁉︎ 」
す、すごい!ロードベルク王国の全錬金術師の憧れ、【奇跡の錬金術師】エドワルド様!な、生エドワルド様なんて、は、初めて見たっ⁉︎
何だか"国家機密"とか、私が聞いちゃいけない不穏な単語が聞こえたような気がするけど、聞こえなかったことにしよう。
あっ!いけない、いけない!陛下の御前だもの、跪かなくっちゃ!
予想もしてなかった陛下とエドワルド様の登場に呆気に取られていた私と違い、ゼルド会長やセイリア副会長を始めとした全員が跪いて頭を下げた姿勢を取っていることに気がついて、私も慌てて跪く。
………痛たたた…!慌てた所為で膝を打っちゃった…⁉︎
「おう!お前等久し振りだな、公の場じゃねえんだし、まあそう固くなるな。ほらほら立て立て!…何やってやがんだゼルド、クローレシア、お前等まで…、気持ち悪いぞ?」
「うるせえよっ!一応気を使ってやったんだろうが!」
「酷い…、お父様… 」
陛下やゼルド会長達の、とても王様と王子様とは思えないやり取り…。後から知ったけれど、これがこの人達の普通らしい。セイリア副会長から『王族らしくない』とは聞いていたし、気を使わないのはいいけれど、夢が壊れたようで何だかちょっと複雑……。
「さて、時間も無えことだし、ちゃっちゃっと用件を済ませるかよ。メイガネーノ・ドージッコ、試食会で会って以来だな、元気にしていたか?」
えっ!私?何で私に⁉︎
「は、はい!げ、元気にしておりまするでございまひゅっ⁉︎」
あわわわっ!しておりまするでございますってなに⁉︎ 慌てて変な言葉使いに!おまけに ひゅっ!って⁉︎ 大事なところで噛んじゃったし⁉︎
「わはは、まあそう緊張するな。ヒロトから、お前の開発した魔道具と、その実験結果を見せてもらった 」
ええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!先生ったら、よりにもよって陛下に見せたのおぉぉぉぉぉぉっ⁉︎
「はい」
「ありゃあスゲぇ、この俺だけじゃねえ、そこのエドワルドも吃驚だ。よく頑張ったな」
「本当に。素晴らしい魔道具です 」
「はい!お誉めに預かり光栄です!」
ひぇぇぇっ!陛下とエドワルド様に褒められてしまった⁉︎ でも、陛下のお話しにはまだまだ続きがありそうで?
「そこで、だ………………、メイガネーノ・ドージッコ、お前を【国家錬金術師】に任命する‼︎ 」
「………………………………はい?」
え?えっ?えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ‼︎⁉︎
………もう何が何だか………、クーガ先生と知り合ってから、吃驚することばっかりですぅ………っ⁉︎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
国家錬金術師のエドワルド・ハーガネィ。(笑)
別に片手片足が義手義足になってたりはしていません。(笑)
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
さようなら竜生、こんにちは人生
永島ひろあき
ファンタジー
最強最古の竜が、あまりにも長く生き過ぎた為に生きる事に飽き、自分を討伐しに来た勇者たちに討たれて死んだ。
竜はそのまま冥府で永劫の眠りにつくはずであったが、気づいた時、人間の赤子へと生まれ変わっていた。
竜から人間に生まれ変わり、生きる事への活力を取り戻した竜は、人間として生きてゆくことを選ぶ。
辺境の農民の子供として生を受けた竜は、魂の有する莫大な力を隠して生きてきたが、のちにラミアの少女、黒薔薇の妖精との出会いを経て魔法の力を見いだされて魔法学院へと入学する。
かつて竜であったその人間は、魔法学院で過ごす日々の中、美しく強い学友達やかつての友である大地母神や吸血鬼の女王、龍の女皇達との出会いを経て生きる事の喜びと幸福を知ってゆく。
※お陰様をもちまして2015年3月に書籍化いたしました。書籍化該当箇所はダイジェストと差し替えております。
このダイジェスト化は書籍の出版をしてくださっているアルファポリスさんとの契約に基づくものです。ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます。
※2016年9月より、ハーメルン様でも合わせて投稿させていただいております。
※2019年10月28日、完結いたしました。ありがとうございました!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる