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世界樹の神秘
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寝る前に、世界樹のことを考えていた。
母が言う世界樹は「エルフの理想郷」。
父が言う世界樹は「空を覆う大きな木」。
長老が言う世界樹は「神秘の力に包まれた木」。
すぐには分からないけど、そのうちわかるかな?ハンモックから降りようとしたら、自分の部屋によく分からない丸い物体が出現していることがわかった。
私は目をパチくらされて頬を抓って見た。
多分だけど世界樹の事を考え過ぎちゃって、作り出してしまったものみたいだ。
この種って消せないから困るんだよね…。
立ち上がって種に寄りかかろうとしたら、種はすり抜けて種の中に入ってしまった。
出れるところはないかと種の内側の壁を全て触るが出れる場所はなさそうだった。
絶体絶命かも…しかも眠くなってきた。
私が目を覚ますと種が割れたのか背伸びする。
丸まって寝ていたから背中が痛い…。
朝かな?と部屋の窓を探すと、その部屋は私の知っている部屋ではなかった。
樹頭が私の部屋みたいになっている。
樹頭と言ってもその先は枝になっている。
体が妙に軽いので飛べそうだ。
ヘリから滑り降りることにした。
ヘリに座るとかなり高い…スカイツリーから見た東京を思い出すよ。
滑り降りようとしたらそのまま真っ逆さまに落ちてしまった。
私ってなんでこう死にたがりなんだろ…。
けど恐怖が一切ない。
魔力を背中に込めると体がふわっと浮いた。
背中を見ると美しい6枚のトンボのような透明な羽が生えていたのだ。
あー羽生えててよかった。
地上に降りると、長老や大人たちが体を震わしながら近づいて来た。
地上は酷いもので、エルフの村は損壊して簡易的な家屋がたっているだけだった。
「長老なんかごめん。怒っているよね?」
「エンシェントエルフ様ぁ!!!お待ちしておりました!!!」
「えっ?!なに?!急に!!!」
「失礼しました取り乱しました。」
「長老、私だからジュキだからそんな言葉遣いはやめてほしいな。」
「ジュキ……?」
「世界樹のことを考えていたら種ができてて触ったら閉じ込められちゃってさ、あ、昔の私と変わってないからね。それで、起きたら村が大変なことになってた…ごめんね長老。けどわざとじゃないからね?」
私の話を聞いて長老は唖然としていた。
まあ意味わかんないよね、私の説明で分かったら長老は天才だと思うよ。
「ジュキ、君は進化したんだ。」
「進化?まあ、羽生えたもんね。大きな進化だよね。」
「鏡を持ってこい!」
長老の家にあった村で唯一の鏡を大人が二人がかりで持ってきた。
私は鏡の前に立つとゾワゾワと鳥肌が立った。
これは私では無い。
顔は確かに私だけど、
髪が真っ白く髪の付け根から毛先に向かって時々波打つように光る、瞳が怪しく翡翠色に輝いて、指も頬もエルフ顔負けの白さだが、時々怪しく光る紋章のような柄、光マントのような羽。
わたしは発光体になってしまったのだ!
夜光るから虫がよってきそうで嫌だな。
あれだ、光キノコ。
だったら美しい女性になりたかったよ。
「なんかわたしキノコみたい」
「お美しゅうございます。」
「ねえ、長老?バカにしてるでしょ?ニョキってそのうち長老に寄生しちゃうよ?」
大人のエルフ達が私の周りに固まって居るせいでママとパパが見つからない。
それにケンも見当たらないし…。
「長老ケンとかママとかパパは?」
「その件ですが…。森が一気に拡がったのと隣国から使者が来ていて非常に失礼な奴らだったから狩猟を主にしている者達に対応してもらっている。」
「なんか久しぶりに起きた気がするしママとパパに会いたいんだけど。」
「そうですねざっと1年ほど寝ていましたね。」
「あ、寝過ぎちゃったね。ちょっとママのところに行ってくるね!」
こんな大人のエルフ達に囲まれているとなんか気持ち悪いし、逃げる方がいいよね!
なんとなく、この森のことならわかるどこに誰がいるのか、背中に集中して飛んでいるとパパとママを見つけて飛びつく。
「パパ!ママ!私お寝坊しちゃったみたい。」
「ジュキ!!!」
ママには抱きつかれてパパには頭を撫でられた。
見違えた私にママとパパは驚いているようで私の話をウンウンと全て聞いてくれた。
「キノコみたいになっちゃった」
「可愛いわね」
母が言う世界樹は「エルフの理想郷」。
父が言う世界樹は「空を覆う大きな木」。
長老が言う世界樹は「神秘の力に包まれた木」。
すぐには分からないけど、そのうちわかるかな?ハンモックから降りようとしたら、自分の部屋によく分からない丸い物体が出現していることがわかった。
私は目をパチくらされて頬を抓って見た。
多分だけど世界樹の事を考え過ぎちゃって、作り出してしまったものみたいだ。
この種って消せないから困るんだよね…。
立ち上がって種に寄りかかろうとしたら、種はすり抜けて種の中に入ってしまった。
出れるところはないかと種の内側の壁を全て触るが出れる場所はなさそうだった。
絶体絶命かも…しかも眠くなってきた。
私が目を覚ますと種が割れたのか背伸びする。
丸まって寝ていたから背中が痛い…。
朝かな?と部屋の窓を探すと、その部屋は私の知っている部屋ではなかった。
樹頭が私の部屋みたいになっている。
樹頭と言ってもその先は枝になっている。
体が妙に軽いので飛べそうだ。
ヘリから滑り降りることにした。
ヘリに座るとかなり高い…スカイツリーから見た東京を思い出すよ。
滑り降りようとしたらそのまま真っ逆さまに落ちてしまった。
私ってなんでこう死にたがりなんだろ…。
けど恐怖が一切ない。
魔力を背中に込めると体がふわっと浮いた。
背中を見ると美しい6枚のトンボのような透明な羽が生えていたのだ。
あー羽生えててよかった。
地上に降りると、長老や大人たちが体を震わしながら近づいて来た。
地上は酷いもので、エルフの村は損壊して簡易的な家屋がたっているだけだった。
「長老なんかごめん。怒っているよね?」
「エンシェントエルフ様ぁ!!!お待ちしておりました!!!」
「えっ?!なに?!急に!!!」
「失礼しました取り乱しました。」
「長老、私だからジュキだからそんな言葉遣いはやめてほしいな。」
「ジュキ……?」
「世界樹のことを考えていたら種ができてて触ったら閉じ込められちゃってさ、あ、昔の私と変わってないからね。それで、起きたら村が大変なことになってた…ごめんね長老。けどわざとじゃないからね?」
私の話を聞いて長老は唖然としていた。
まあ意味わかんないよね、私の説明で分かったら長老は天才だと思うよ。
「ジュキ、君は進化したんだ。」
「進化?まあ、羽生えたもんね。大きな進化だよね。」
「鏡を持ってこい!」
長老の家にあった村で唯一の鏡を大人が二人がかりで持ってきた。
私は鏡の前に立つとゾワゾワと鳥肌が立った。
これは私では無い。
顔は確かに私だけど、
髪が真っ白く髪の付け根から毛先に向かって時々波打つように光る、瞳が怪しく翡翠色に輝いて、指も頬もエルフ顔負けの白さだが、時々怪しく光る紋章のような柄、光マントのような羽。
わたしは発光体になってしまったのだ!
夜光るから虫がよってきそうで嫌だな。
あれだ、光キノコ。
だったら美しい女性になりたかったよ。
「なんかわたしキノコみたい」
「お美しゅうございます。」
「ねえ、長老?バカにしてるでしょ?ニョキってそのうち長老に寄生しちゃうよ?」
大人のエルフ達が私の周りに固まって居るせいでママとパパが見つからない。
それにケンも見当たらないし…。
「長老ケンとかママとかパパは?」
「その件ですが…。森が一気に拡がったのと隣国から使者が来ていて非常に失礼な奴らだったから狩猟を主にしている者達に対応してもらっている。」
「なんか久しぶりに起きた気がするしママとパパに会いたいんだけど。」
「そうですねざっと1年ほど寝ていましたね。」
「あ、寝過ぎちゃったね。ちょっとママのところに行ってくるね!」
こんな大人のエルフ達に囲まれているとなんか気持ち悪いし、逃げる方がいいよね!
なんとなく、この森のことならわかるどこに誰がいるのか、背中に集中して飛んでいるとパパとママを見つけて飛びつく。
「パパ!ママ!私お寝坊しちゃったみたい。」
「ジュキ!!!」
ママには抱きつかれてパパには頭を撫でられた。
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「キノコみたいになっちゃった」
「可愛いわね」
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