16 / 23
ほっと白菜もっとください。
しおりを挟む
最近では街の様子もだんだん落ち着いて来て、ケンと町を歩くことにした。
街では通貨が流通し始めて通貨がないと生活できないと気づいた住民達は仕事を探している。
ちゃんと雇用する側とされる側で別れるようになってきた。
狩りは元々やっている人たちの専売特許なので、別の人間が入ってきたら容赦しないんだそう。
主にエルフと獣人族の仕事だ。
あとは、人の手が足りてないのは野菜の売買になるのだがこれは元々村にいたエルフたちの仕事になる。
そのエルフが獣人とドワーフをそれぞれ雇って、屋台のような建物で売っている。
品揃えはじゃがいもと冬瓜はずっと販売されて、ナスとトマトは時々、果物は果物やさんが売っている。
まだ作っては無いのだが、ワイン用のぶどうは販売はされていない。
後でワインの作り方教えて仕事を増やしてあげよう。
と心で誓うがこれ日本でやってたらただの最低な上司じゃん。
「ねぇ、ケン?私みんなからの税金で、すごく潤っているからひとつ会社を作りたいんだけど。仕事溢れちゃってる人がいるんでしょう?」
「会社ってなんだ?食べ物なのか?」
「食べ物ではないかも。」
「とりあえず明日にでも木工が得意な人を紹介して欲しい。」
「わかったよ。で今日は新しい野菜を作るんだろ?」
「そう!よくぞ聞いてくれました!もうそろそろ寒くなるでしょ?寒くなった時の最高のお友達を作ろうと思ってさ。」
「おっ!いいなぁ!」
私は久しぶりに両手を合わせて目を閉じて「種子生成」と唱えると手のひらに小さな種が5粒ほど出た。
耕しておいた畑に畝を作り種を撒いていくと、指を組んで「祝福」をかける。
とりあえず20株くらい出来たらいいかな?
次の日畑の様子を見に行くとケンがすごく驚いた。
「何だこの葉っぱの山は!」
「すごいでしょ。これね外側の葉っぱは捨てて中のまるまった葉っぱを食べるんだ火を通したらトロトロで究極の絶品よ。味見しに行く?」
「いこう!俺ん家で!」
私はうなづいて収穫した白菜を両手に抱えているとエアロが変わりに持ってくれた。
途中で処理したお肉で脂の乗っていそうなイノシシのバラ肉が売っていたので買っていく。
少し大きいのをおまけされちゃったラッキーだね。
「そう言えば俺ん家初めてじゃないか?」
「最近家建てたって噂になってたよね。大人エルフの仲間入りだねすごいすごい。」
私が拍手するととても得意げに鼻を鳴らす。
エルフの住宅は日本のマンションタイプの住居の7畳くらいの大きさの家が多い。
これ以上エルフが増えるようならサルノコシカケを増やそうかなって検討してるんだけどさすがにいっぱいにはならないよね?
私はケンの家に着くと外に置いてある竈で白菜の美味しいやつを作り始めた。
白菜を4分の1に切り、間に薄く切った猪バラ肉を4枚ほど挟んで4cmほどに切って鍋に敷きつめ塩を振り火にかける。
残った猪バラ肉は塩漬けにして樹頭にお持ち帰り樹上ハーブで味をつけてベーコンにでもしよ。
鍋の蓋を開けたら鍋のあの食欲を出させる香りがした。
「おお!これが絶品って言うやつ?」
「白菜の重ね鍋だよ。超絶品だから魂抜けないように注意して。」
ケンが1口頬張ると目を輝かせて直ぐにもう一口頬張る。
エアロにもあげたら匂いを嗅いだら直ぐにかっこんだ。
私が1杯食べ切る間に鍋は空っぽになってしまった。
「美味くて全部食べちゃった…。」
「やっぱりね2人とも好きだと思ったんだよね。超絶品でしょ?」
「これはやばい…肉屋で猪肉が無くなるな。」
「白菜も人気の野菜になりますね。」
寒くなる前に沢山植えないとね。
白菜は保存できるし、調理もとっても簡単だしね!
白菜は蒸すだけでも美味しいし炒めても美味しいし、お母さん達の味方だよね!
「ジュキ作り方教えて」
「え、挟んで、切って、並べて、水入れて、火にかけるだけだよ。」
「挟んで切って、並べて、水入れて、火にかける。………よし覚えた!エアロ!今日の夜一緒に食おう!!!」
「喜んで!!!」
それほど美味しかったのだろう。
今日の夜は冷え込むし、とってもいいと思う。
街では通貨が流通し始めて通貨がないと生活できないと気づいた住民達は仕事を探している。
ちゃんと雇用する側とされる側で別れるようになってきた。
狩りは元々やっている人たちの専売特許なので、別の人間が入ってきたら容赦しないんだそう。
主にエルフと獣人族の仕事だ。
あとは、人の手が足りてないのは野菜の売買になるのだがこれは元々村にいたエルフたちの仕事になる。
そのエルフが獣人とドワーフをそれぞれ雇って、屋台のような建物で売っている。
品揃えはじゃがいもと冬瓜はずっと販売されて、ナスとトマトは時々、果物は果物やさんが売っている。
まだ作っては無いのだが、ワイン用のぶどうは販売はされていない。
後でワインの作り方教えて仕事を増やしてあげよう。
と心で誓うがこれ日本でやってたらただの最低な上司じゃん。
「ねぇ、ケン?私みんなからの税金で、すごく潤っているからひとつ会社を作りたいんだけど。仕事溢れちゃってる人がいるんでしょう?」
「会社ってなんだ?食べ物なのか?」
「食べ物ではないかも。」
「とりあえず明日にでも木工が得意な人を紹介して欲しい。」
「わかったよ。で今日は新しい野菜を作るんだろ?」
「そう!よくぞ聞いてくれました!もうそろそろ寒くなるでしょ?寒くなった時の最高のお友達を作ろうと思ってさ。」
「おっ!いいなぁ!」
私は久しぶりに両手を合わせて目を閉じて「種子生成」と唱えると手のひらに小さな種が5粒ほど出た。
耕しておいた畑に畝を作り種を撒いていくと、指を組んで「祝福」をかける。
とりあえず20株くらい出来たらいいかな?
次の日畑の様子を見に行くとケンがすごく驚いた。
「何だこの葉っぱの山は!」
「すごいでしょ。これね外側の葉っぱは捨てて中のまるまった葉っぱを食べるんだ火を通したらトロトロで究極の絶品よ。味見しに行く?」
「いこう!俺ん家で!」
私はうなづいて収穫した白菜を両手に抱えているとエアロが変わりに持ってくれた。
途中で処理したお肉で脂の乗っていそうなイノシシのバラ肉が売っていたので買っていく。
少し大きいのをおまけされちゃったラッキーだね。
「そう言えば俺ん家初めてじゃないか?」
「最近家建てたって噂になってたよね。大人エルフの仲間入りだねすごいすごい。」
私が拍手するととても得意げに鼻を鳴らす。
エルフの住宅は日本のマンションタイプの住居の7畳くらいの大きさの家が多い。
これ以上エルフが増えるようならサルノコシカケを増やそうかなって検討してるんだけどさすがにいっぱいにはならないよね?
私はケンの家に着くと外に置いてある竈で白菜の美味しいやつを作り始めた。
白菜を4分の1に切り、間に薄く切った猪バラ肉を4枚ほど挟んで4cmほどに切って鍋に敷きつめ塩を振り火にかける。
残った猪バラ肉は塩漬けにして樹頭にお持ち帰り樹上ハーブで味をつけてベーコンにでもしよ。
鍋の蓋を開けたら鍋のあの食欲を出させる香りがした。
「おお!これが絶品って言うやつ?」
「白菜の重ね鍋だよ。超絶品だから魂抜けないように注意して。」
ケンが1口頬張ると目を輝かせて直ぐにもう一口頬張る。
エアロにもあげたら匂いを嗅いだら直ぐにかっこんだ。
私が1杯食べ切る間に鍋は空っぽになってしまった。
「美味くて全部食べちゃった…。」
「やっぱりね2人とも好きだと思ったんだよね。超絶品でしょ?」
「これはやばい…肉屋で猪肉が無くなるな。」
「白菜も人気の野菜になりますね。」
寒くなる前に沢山植えないとね。
白菜は保存できるし、調理もとっても簡単だしね!
白菜は蒸すだけでも美味しいし炒めても美味しいし、お母さん達の味方だよね!
「ジュキ作り方教えて」
「え、挟んで、切って、並べて、水入れて、火にかけるだけだよ。」
「挟んで切って、並べて、水入れて、火にかける。………よし覚えた!エアロ!今日の夜一緒に食おう!!!」
「喜んで!!!」
それほど美味しかったのだろう。
今日の夜は冷え込むし、とってもいいと思う。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる