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発展途上国?いいえ!そんなことありません。
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「......なので!我が国の技術を貴殿の国の食料で買って......」
「お前このイチジュ共和国が発展途上国と言いたいのか?」
「いえ!決してそのような...。」
「うちの国は他の国に頼らずに進化していくからいいよ?帰っていいよ?」
「それでは困ります!」
「長老?後はよろしく。適当にあしらってて?」
「御意」
私が外に出ると、ケンに手を引かれた。
私が首を傾げてついて行くととある施設に着いた。
そうここは私の研究室。
「まさか。」
「そのまさか!」
「ついにやったんだね。このときを待っていたよ。」
中に入ると木のいい匂いがした。
久しぶりに入ると中にはアンビビ夫婦がせっせと働いていた。
アンさんが取れたぶどうを足で踏み、ビビさんが高いところになっているぶどうを手作業でつみ集める。
甘くジューシーなぶどうではなくて、皮が分厚い、種が大きいものばかり。
この国では誰も採取しないぶどうなので、この国の人が困ることは無い。
1回目作った物がちょうどいい感じらしいので味見しに来た。
「ケンは絶対だめ。」
「えーまたかよ!!!」
「今回もみつが入ってるから。」
「一口だけ!頼むよ!!!」
「.........一口だけだよ?」
私もひとくち飲む。
ん?ワインのような渋みがない?スッキリしたぶどうジュースがそのままお酒になったような...???
あの渋みが好きだったんだけどな?
もう一口飲むとやっぱりぶどうジュースだ。
あれ?おかしいな、壁がふわふわしてる?ありゃ???
気がつくと天井を見上げて寝ていた。
「ジュキ様お目覚めですか?」
「あれ?何が起きたんだろ?」
「酔っ払って寝ちゃってましたよ。」
「ここどこだっけ?」
「休憩室ですよ。」
「もう少し寝たい。」
「よしよし」
頭を撫でられて気持ちよくなりそのままアンの腰に抱きつき、すりすりする。
またウトウトし始めるとケンに叩き起されて手を引かれて研究所を出る。
聞いたら私が倒れて心配でお酒を飲めなかったみたいだ。
なんか申し訳ない。
「どこに行くの?」
「急ぎだ。」
連れていかけた場所は昨日私が逃げた他国との交渉の現場だった。
嫌な気がする。
お腹キリキリしちゃうよ。
「お前なんかと話していても埒が明かない王を連れてこい。」
「来たけど何?」
「ああ。やっと来られましたか。」
「ねえ?なんで上からなの?」
「は?」
「私たちのことを下に見ているってことで大丈夫かな???話は聞くけど何?」
「...だから昨日も説明したように、」
「君たちの技術なんでどうでもいいよ。私はいらないっていったじゃん?」
「分からないやつだな。」
「ごめんね分からなくて。とりあえず出ていってくれていいからね?あともう二度とここに立ち入れないようにしておくね?じゃあ元気でね!」
私が指パッチンすると、シュッと消えてしまう。
イチジュの外に放り投げておいた。
終わったので手をパッパっとはらうと、長老はすごく悲しそうな表情で私を見ていた。
後でケンに聞いたら私の手を煩わせてしまって申し訳ないって思っていたようだ。
気にしないでいいのにね?
とりあえず長老に完成したぶどう酒を振舞っておいた。
目が飛び出でるほどびっくりしていたが、「みんなには秘密のお酒だよ」と言うと静かにうなづいていた。
秘密のお酒を飲んでからか長老はとっても元気になったように思える。
私も長老が元気にしてくれる方が嬉しいし、何よりもケンがとても嬉しそうなのが嬉しい。
私もパパ好きだし!ケンもパパ好きだしね!
「なんか最近親父が妙に元気なんだけど何か知ってる」
「ワタシナニモシテナイヨ。」
「へぇ~。なんか隠してるよね?俺にはわかるんだよ?」
ケンにもぶどう酒を飲まれてしまった。
私が飲む分が無くなっちゃうじゃないか...。
「お前このイチジュ共和国が発展途上国と言いたいのか?」
「いえ!決してそのような...。」
「うちの国は他の国に頼らずに進化していくからいいよ?帰っていいよ?」
「それでは困ります!」
「長老?後はよろしく。適当にあしらってて?」
「御意」
私が外に出ると、ケンに手を引かれた。
私が首を傾げてついて行くととある施設に着いた。
そうここは私の研究室。
「まさか。」
「そのまさか!」
「ついにやったんだね。このときを待っていたよ。」
中に入ると木のいい匂いがした。
久しぶりに入ると中にはアンビビ夫婦がせっせと働いていた。
アンさんが取れたぶどうを足で踏み、ビビさんが高いところになっているぶどうを手作業でつみ集める。
甘くジューシーなぶどうではなくて、皮が分厚い、種が大きいものばかり。
この国では誰も採取しないぶどうなので、この国の人が困ることは無い。
1回目作った物がちょうどいい感じらしいので味見しに来た。
「ケンは絶対だめ。」
「えーまたかよ!!!」
「今回もみつが入ってるから。」
「一口だけ!頼むよ!!!」
「.........一口だけだよ?」
私もひとくち飲む。
ん?ワインのような渋みがない?スッキリしたぶどうジュースがそのままお酒になったような...???
あの渋みが好きだったんだけどな?
もう一口飲むとやっぱりぶどうジュースだ。
あれ?おかしいな、壁がふわふわしてる?ありゃ???
気がつくと天井を見上げて寝ていた。
「ジュキ様お目覚めですか?」
「あれ?何が起きたんだろ?」
「酔っ払って寝ちゃってましたよ。」
「ここどこだっけ?」
「休憩室ですよ。」
「もう少し寝たい。」
「よしよし」
頭を撫でられて気持ちよくなりそのままアンの腰に抱きつき、すりすりする。
またウトウトし始めるとケンに叩き起されて手を引かれて研究所を出る。
聞いたら私が倒れて心配でお酒を飲めなかったみたいだ。
なんか申し訳ない。
「どこに行くの?」
「急ぎだ。」
連れていかけた場所は昨日私が逃げた他国との交渉の現場だった。
嫌な気がする。
お腹キリキリしちゃうよ。
「お前なんかと話していても埒が明かない王を連れてこい。」
「来たけど何?」
「ああ。やっと来られましたか。」
「ねえ?なんで上からなの?」
「は?」
「私たちのことを下に見ているってことで大丈夫かな???話は聞くけど何?」
「...だから昨日も説明したように、」
「君たちの技術なんでどうでもいいよ。私はいらないっていったじゃん?」
「分からないやつだな。」
「ごめんね分からなくて。とりあえず出ていってくれていいからね?あともう二度とここに立ち入れないようにしておくね?じゃあ元気でね!」
私が指パッチンすると、シュッと消えてしまう。
イチジュの外に放り投げておいた。
終わったので手をパッパっとはらうと、長老はすごく悲しそうな表情で私を見ていた。
後でケンに聞いたら私の手を煩わせてしまって申し訳ないって思っていたようだ。
気にしないでいいのにね?
とりあえず長老に完成したぶどう酒を振舞っておいた。
目が飛び出でるほどびっくりしていたが、「みんなには秘密のお酒だよ」と言うと静かにうなづいていた。
秘密のお酒を飲んでからか長老はとっても元気になったように思える。
私も長老が元気にしてくれる方が嬉しいし、何よりもケンがとても嬉しそうなのが嬉しい。
私もパパ好きだし!ケンもパパ好きだしね!
「なんか最近親父が妙に元気なんだけど何か知ってる」
「ワタシナニモシテナイヨ。」
「へぇ~。なんか隠してるよね?俺にはわかるんだよ?」
ケンにもぶどう酒を飲まれてしまった。
私が飲む分が無くなっちゃうじゃないか...。
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