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ダンとわたし
ウィリアム様が捕まってからダンは顔を出す事はがなくなった。
「もう2か月も経ったのよね」
わたしが呟くとロニーが言った。
「早かったような遅かったようななんとも言えない気分ですね」
ウィリアム様の刑罰が下された。
死刑であった。
違法薬物や偽薬の所為で身体を壊した者や亡くなった人もいて被害は我が国だけではなく近隣諸国にまで拡大していた。
ウィリアム様一人が首謀者ではなく各国にまだまだ捕らえられていない主犯格が何人もいるらしい。
ただウィリアム様からの事情は全て聞いたので、判決が下ったらしい。
死刑は一年後、事件が粗方片付いたら実行されるらしい。
アイリスは、精神に異常をきたしているので無罪になった。
ロニーの大怪我のことを考えると納得が出来ないが、アイリスは薬物中毒になっていて罪に問う事が出来ないと言っていた。
しかし国立病院に入院し隔離される。
一生病院から出る事なく暮らすことになると言っていた。
もう二度と出てくることはないらしい。
わたしは明後日、最後に彼女に会いに行くことになっている。
◇ ◇ ◇
ダンが久しぶりにやってきた。
今までは事件の関係で会っていたので、個人的に会うのは卒業して以来である。
久しぶりに会えるのでウキウキしているの。
なのにダンたら会っていきなり言った言葉は、
「ラウルと離縁したと聞いた。それは仕方がないかもしれないが、なぜ侯爵家を出たんだ?除籍しなくてもよかったんじゃないか?」
なんだか怒っているみたいだった。
「仕方ない?あら?ラウルの元に戻って支えてやれって言わなかったかしら?」
ダンが渋い顔をした。
「それは…ハア…」
少し沈黙があってから話し出した。
「シャノンがラウルをまだ愛していると思っていたからだ。やり直すことは出来ない、無理だと聞いたら戻れなんていうわけないだろう?」
ハア~……、また、ダンが溜息を吐いた。
「俺はお前が幼い頃からラウルが好きだったと親父に聞いたんだ。だから、ラウルの元に帰るのがお前にとって一番幸せなんだと思ったんだ」
「え?」
「中等部の時、親父がお前と俺の婚約を打診した時、シャノンの親父が、シャノンはずっとラウルが好きだからシャノンには好きな人と結婚させてあげたいからと断られたんだ。
だから、シャノンはそんな幼い頃から好きなラウルを忘れられないと思っていたんだ」
「侯爵の勘違いだわ。わたし、ラウルと幼い頃仲が良くて大好きだったらしいのだけど、わたしラウルの記憶などありません。むしろ政略結婚だと思っておりました」
「…嘘だろう?」
「ほんとよ。もちろん婚約してから少しずつ好きになっていきました。こんな穏やかな愛情もあるんだって思ったわ」
「お前の親父の勘違いでラウルと結婚したのか?」
「この前、除籍のことで話をした時に勘違いだとわかったの。だってわたしの初恋はロイズだったんだもん」
「ああー!やっぱりそうだったのか!
子どもの時、ロイズとシャノン、滅茶苦茶仲が良かった!俺、面白くなかったからシャノンにちょっかいかけてたらシャノンいつも怒ってたよな!」
「だって、ダンて人を揶揄ってばかりで意地悪なんだもん!その話だとダン、わたしのことが好きだったみたいじゃない!なんて………」
「え?ダン?」
ダンの顔が真っ赤になっていた。
「もう2か月も経ったのよね」
わたしが呟くとロニーが言った。
「早かったような遅かったようななんとも言えない気分ですね」
ウィリアム様の刑罰が下された。
死刑であった。
違法薬物や偽薬の所為で身体を壊した者や亡くなった人もいて被害は我が国だけではなく近隣諸国にまで拡大していた。
ウィリアム様一人が首謀者ではなく各国にまだまだ捕らえられていない主犯格が何人もいるらしい。
ただウィリアム様からの事情は全て聞いたので、判決が下ったらしい。
死刑は一年後、事件が粗方片付いたら実行されるらしい。
アイリスは、精神に異常をきたしているので無罪になった。
ロニーの大怪我のことを考えると納得が出来ないが、アイリスは薬物中毒になっていて罪に問う事が出来ないと言っていた。
しかし国立病院に入院し隔離される。
一生病院から出る事なく暮らすことになると言っていた。
もう二度と出てくることはないらしい。
わたしは明後日、最後に彼女に会いに行くことになっている。
◇ ◇ ◇
ダンが久しぶりにやってきた。
今までは事件の関係で会っていたので、個人的に会うのは卒業して以来である。
久しぶりに会えるのでウキウキしているの。
なのにダンたら会っていきなり言った言葉は、
「ラウルと離縁したと聞いた。それは仕方がないかもしれないが、なぜ侯爵家を出たんだ?除籍しなくてもよかったんじゃないか?」
なんだか怒っているみたいだった。
「仕方ない?あら?ラウルの元に戻って支えてやれって言わなかったかしら?」
ダンが渋い顔をした。
「それは…ハア…」
少し沈黙があってから話し出した。
「シャノンがラウルをまだ愛していると思っていたからだ。やり直すことは出来ない、無理だと聞いたら戻れなんていうわけないだろう?」
ハア~……、また、ダンが溜息を吐いた。
「俺はお前が幼い頃からラウルが好きだったと親父に聞いたんだ。だから、ラウルの元に帰るのがお前にとって一番幸せなんだと思ったんだ」
「え?」
「中等部の時、親父がお前と俺の婚約を打診した時、シャノンの親父が、シャノンはずっとラウルが好きだからシャノンには好きな人と結婚させてあげたいからと断られたんだ。
だから、シャノンはそんな幼い頃から好きなラウルを忘れられないと思っていたんだ」
「侯爵の勘違いだわ。わたし、ラウルと幼い頃仲が良くて大好きだったらしいのだけど、わたしラウルの記憶などありません。むしろ政略結婚だと思っておりました」
「…嘘だろう?」
「ほんとよ。もちろん婚約してから少しずつ好きになっていきました。こんな穏やかな愛情もあるんだって思ったわ」
「お前の親父の勘違いでラウルと結婚したのか?」
「この前、除籍のことで話をした時に勘違いだとわかったの。だってわたしの初恋はロイズだったんだもん」
「ああー!やっぱりそうだったのか!
子どもの時、ロイズとシャノン、滅茶苦茶仲が良かった!俺、面白くなかったからシャノンにちょっかいかけてたらシャノンいつも怒ってたよな!」
「だって、ダンて人を揶揄ってばかりで意地悪なんだもん!その話だとダン、わたしのことが好きだったみたいじゃない!なんて………」
「え?ダン?」
ダンの顔が真っ赤になっていた。
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