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11話 カイザ編③
侍女長に何故その話をリサ達にしなかったのか聞いたら、
「わたしの前ではターナ様はとても良い子でアイシャ様に対してそんなことを言っているとは思っていませんでした。初めて知ったのです。
そのことをもちろんお二人にお伝えしようと思っていたのですが、旦那様が屋敷に来られてお二人と話されてさらに今朝わたしを呼び出したので、お二人にまだ話せておりません」
と言われた。
流石にそうだと思った。
アイシャが昨日退院したと思ったら家出して、居どころがわかったらわたしが屋敷を訪れて、さらに今朝呼び出されて朝早くからここに来たのだ。
二人に話す暇などあるわけがなかった。
「あの二人はアイシャのことを大事にしているし愛している。だがな、ターナのことはさらに溺愛して二人の関係をきちんとした目でみていない。
昨日のターナとアイシャのことは二人には伝えるな。あいつらは自分で知るべきだ。
幸い、アイシャはわたしが預かっているのでターナにこれ以上傷つけられない」
「……はい……でもよろしいのでしょうか?うちの使用人達も勝手にアイシャ様はもらい子だと思い込んでいる者も多いです。いくら否定しても、もらい子だから必死で隠しているように捉えられています」
「そのままにしておけ。そしてきちんと誰がそう思っているのか、アイシャに対してどういう態度をとっていたのか、古い者達なら調べられるだろう。古くからいる者達はアイシャが生まれた日のことを知っているからな、誰もアイシャがもらい子だなんて思っていないはずだからな」
「もちろんです!ただあまりにも誰にも似ていないアイシャ様だから、否定すればするほど嘘が本当になってしまっているんです。ターナ様も似ていないアイシャ様を嘲笑い馬鹿にしておりました」
「アイシャが似ていない理由は、昔の使用人達には伝えたが、今の使用人達には箝口令を強いているから知らないものばかりだ。難しいところだな」
「はい……転生はこの国では稀にありますが、わたしも初めてみました。でもアイシャ様は生まれた時から不思議な空気を纏った赤ん坊でした。
なんと言っていいのでしょうか……柔らかい光に包まれて抱っこしただけでほわっと心が落ち着くんです」
「そうだ、アイシャはこの国の聖女になり得る素質を持った娘だ。だがそんなこと気にせず普通の女の子として育って欲しい。
リサ達も二人の娘を平等に育てているつもりでも甘え上手で年下のターナについ構ってしまうのだろう。それが図に乗って我儘で他人を見下す娘になってしまっているんだろうな」
「……ターナ様は愛らしく甘え上手です。そしてずる賢いところがおありです。弱いものに対して意地の悪いことを見えないところですることが多々ありました。お嬢様だからとこちらも使用人達に我慢させておりました。でもまさか自分の姉にまでしているなんて思いましませんでした。
わたしが知ってしまうとリサ様達に告げ口されるのを分かっているのでわたしには隠れてしていたみたいです」
「すまない、リサ達が忙しいから侍女長に皺寄せがきているな。当主の娘を叱るのは難しい。それらもリサ達が知り、動くことなんだが。あれらは仕事にかまけて娘達が笑顔でいるから大丈夫だと思い込んでいる。
アイシャに付きそうロウトとメリッサはしっかり信頼関係が出来ているみたいだ。お互い思っていることも話せていて、アイシャも二人には心開いている」
「メリッサはずっとアイシャ様のお世話係で妹のように可愛がっております。ロウトもずっと護衛騎士としてアイシャ様付きで、アイシャ様を心からお守りしようと尽くしています」
「だから、ターナに何を言われても我慢できたのだろう、だが今回は辛かっのだろうな。ターナだけではなく使用人にまでそんな目で見られて。やはりアイシャには本当のことを伝えるしかないだろう。
知らずに苦しむより知って考えるほうがいいだろうう」
「そうですね」
「お前も知っていると思うが、キリアン・ハウザーが我がルビラ王国に医師を目指して留学でイルマナ医師の所に来ている。まだ会ってはいないがいつかはアイシャとキリアンが偶然会うこともあるだろう。
その時アイシャが前世を思い出して辛い思いをするかも知れない。子どものうちは出来るだけ会わせたくはないがどこで出会うかわからない。
だからしばらくロウトとメリッサはアイシャのそばにいて欲しい。二人がいれば何かあっても対処してくれるだろう。
悪いがこちらでしばらく雇わせて貰いたい、二人には事情を話すつもりだ」
「もちろんです。わたしが何も気づかなかったばかりにアイシャ様には辛い思いをさせました。どうかアイシャ様にはこちらで落ち着いてゆっくりと過ごして貰いたいです」
「ターナは、あれは、大人の前では天使のように愛らしい誰からも愛される子だ。だから大人達はアレの本性に気づけない。
わたしも同じだった。そしてリサとハイドは気づける今も気づこうとしない。真実から目を逸らしている。
アレらは痛い目に遭うべきだ」
「わたしの前ではターナ様はとても良い子でアイシャ様に対してそんなことを言っているとは思っていませんでした。初めて知ったのです。
そのことをもちろんお二人にお伝えしようと思っていたのですが、旦那様が屋敷に来られてお二人と話されてさらに今朝わたしを呼び出したので、お二人にまだ話せておりません」
と言われた。
流石にそうだと思った。
アイシャが昨日退院したと思ったら家出して、居どころがわかったらわたしが屋敷を訪れて、さらに今朝呼び出されて朝早くからここに来たのだ。
二人に話す暇などあるわけがなかった。
「あの二人はアイシャのことを大事にしているし愛している。だがな、ターナのことはさらに溺愛して二人の関係をきちんとした目でみていない。
昨日のターナとアイシャのことは二人には伝えるな。あいつらは自分で知るべきだ。
幸い、アイシャはわたしが預かっているのでターナにこれ以上傷つけられない」
「……はい……でもよろしいのでしょうか?うちの使用人達も勝手にアイシャ様はもらい子だと思い込んでいる者も多いです。いくら否定しても、もらい子だから必死で隠しているように捉えられています」
「そのままにしておけ。そしてきちんと誰がそう思っているのか、アイシャに対してどういう態度をとっていたのか、古い者達なら調べられるだろう。古くからいる者達はアイシャが生まれた日のことを知っているからな、誰もアイシャがもらい子だなんて思っていないはずだからな」
「もちろんです!ただあまりにも誰にも似ていないアイシャ様だから、否定すればするほど嘘が本当になってしまっているんです。ターナ様も似ていないアイシャ様を嘲笑い馬鹿にしておりました」
「アイシャが似ていない理由は、昔の使用人達には伝えたが、今の使用人達には箝口令を強いているから知らないものばかりだ。難しいところだな」
「はい……転生はこの国では稀にありますが、わたしも初めてみました。でもアイシャ様は生まれた時から不思議な空気を纏った赤ん坊でした。
なんと言っていいのでしょうか……柔らかい光に包まれて抱っこしただけでほわっと心が落ち着くんです」
「そうだ、アイシャはこの国の聖女になり得る素質を持った娘だ。だがそんなこと気にせず普通の女の子として育って欲しい。
リサ達も二人の娘を平等に育てているつもりでも甘え上手で年下のターナについ構ってしまうのだろう。それが図に乗って我儘で他人を見下す娘になってしまっているんだろうな」
「……ターナ様は愛らしく甘え上手です。そしてずる賢いところがおありです。弱いものに対して意地の悪いことを見えないところですることが多々ありました。お嬢様だからとこちらも使用人達に我慢させておりました。でもまさか自分の姉にまでしているなんて思いましませんでした。
わたしが知ってしまうとリサ様達に告げ口されるのを分かっているのでわたしには隠れてしていたみたいです」
「すまない、リサ達が忙しいから侍女長に皺寄せがきているな。当主の娘を叱るのは難しい。それらもリサ達が知り、動くことなんだが。あれらは仕事にかまけて娘達が笑顔でいるから大丈夫だと思い込んでいる。
アイシャに付きそうロウトとメリッサはしっかり信頼関係が出来ているみたいだ。お互い思っていることも話せていて、アイシャも二人には心開いている」
「メリッサはずっとアイシャ様のお世話係で妹のように可愛がっております。ロウトもずっと護衛騎士としてアイシャ様付きで、アイシャ様を心からお守りしようと尽くしています」
「だから、ターナに何を言われても我慢できたのだろう、だが今回は辛かっのだろうな。ターナだけではなく使用人にまでそんな目で見られて。やはりアイシャには本当のことを伝えるしかないだろう。
知らずに苦しむより知って考えるほうがいいだろうう」
「そうですね」
「お前も知っていると思うが、キリアン・ハウザーが我がルビラ王国に医師を目指して留学でイルマナ医師の所に来ている。まだ会ってはいないがいつかはアイシャとキリアンが偶然会うこともあるだろう。
その時アイシャが前世を思い出して辛い思いをするかも知れない。子どものうちは出来るだけ会わせたくはないがどこで出会うかわからない。
だからしばらくロウトとメリッサはアイシャのそばにいて欲しい。二人がいれば何かあっても対処してくれるだろう。
悪いがこちらでしばらく雇わせて貰いたい、二人には事情を話すつもりだ」
「もちろんです。わたしが何も気づかなかったばかりにアイシャ様には辛い思いをさせました。どうかアイシャ様にはこちらで落ち着いてゆっくりと過ごして貰いたいです」
「ターナは、あれは、大人の前では天使のように愛らしい誰からも愛される子だ。だから大人達はアレの本性に気づけない。
わたしも同じだった。そしてリサとハイドは気づける今も気づこうとしない。真実から目を逸らしている。
アレらは痛い目に遭うべきだ」
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