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王城にて②
ジャスティア殿下には前もって話はしていた。
「貴女には発言の許可はしていない。もし勝手に話したりすれば即、貴女の罪は決定されますので」
俺の言葉を聞いてジャスティア殿下は怒り出した。
「わたしは騙されてみんなに紹介しただけよ?それなのに違法薬物を売った人物にされて!キース、助けなさいよ!今までどれだけ目をかけてあげたと思うの」
「…ジャスティア……黙りなさい。本当はお前のことなど捨ててしまおうと思ったんだ。お前のせいでわたしの王としての真価を問われることになるのなら、例えお前が可愛くてもわたしはお前など要らぬ」
陛下はジャスティア殿下を見ることもなく冷たく言い捨てた。
「おと…う……さま」
ジャスティア殿下にとって陛下は常に自分の味方だったはず。その味方から今切り捨てられようとしているのを感じてショックで言葉が出ないようだ。
「ジャスティア、絶対に貴女を犯罪者などにはしないわ」
王妃様がジャスティア殿下に優しく話しかけた。
「お義母様…?あ、貴女がお父様に何か変なことを言ったんじゃないの?お父様はとても優しくてわたしをずっと愛してくれていたのに」
王妃に今にでも掴みかかろうとした目つきで睨みあげた。
王妃はジャスティア殿下の言葉を聞いてもショックを受けることなく優しく話しかけた。
「貴女はわたしの大切な娘なの。今回のことで恨んでもいいわ、だから今は黙ってその場にいて欲しいの」
「ふうん?やっぱりあんたの差し金ね?わたしを陥れて何が楽しいの?」
「貴方を助けたいだけよ」
「そんな優しいことを言って、聡明な女性だと言われているけど次はなんと言われたいの?義娘に愛情を向ける聖母?あんたの優しさや同情なんか要らないわ!」
大人になっているはずのジャスティア殿下が未だに義母に対してこの態度。
俺や団長は呆れてみていた。本当は一言何か言ってやりたかったが王妃様は殿下を助けたいと言う切実な気持ちなので、黙って見守るしかなかった。
この人が今回の断罪の時にその場にいてもらわなくては困る。
当事者であることもだが、自分がいかに愚かなことをしたのか自覚してもらわなければ、単に助けただけになり、本人は反省することも自分がどんなとんでもないことをしたかも自覚すらしなくて今まで通り過ごしてしまう。それだけは避けたかった。
それに優しい甘い父親は自分の地位が危ぶまれれば即座に捨てる人だと言うことも知って欲しかった。
陛下は普段優しい人だ。
だがそれは自分に害がないからだ。ジャスティア殿下の母親である妻が亡くなり不憫だからと甘くみていた。いや、多分娘が面倒で言うことさえ聞いていればうるさくないだろうと思っていただけのようだ。
娘に優しいふりをしたある意味無関心なんだと思う。
無関心だからこそ自分にとって邪魔ならば捨てるだけ。ジャスティア殿下は愛されていると思っているようだが本当に愛情をかけていたのは王妃様。
ジャスティア殿下の将来を思って厳しいことも言ったし甘やかさないようにもしていた。いつかは他国の王族か高位貴族のもとへ嫁ぐことになる殿下に少しでも良い嫁ぎ先をみつけてやりたい、幸せに暮らせるようにしてやりたいと言う母心だったのだと思う。
側から見れば優しい父、厳しい義母。
だけど俺たち護衛騎士から見れば、優しい目を向ける王妃の愛情が見てとれた。逆に陛下はニコニコと優しくジャスティア殿下にしているがそれだけ。どこにも愛情を感じることはない。
ジャスティア殿下に陛下は冷たく言い放った。
「もし一言でも許可なく発言すればお前は他国の王族の後妻として嫁がせる、わかったな?」
冷たい目でジャスティア殿下を一睨みして言った言葉にショックを受けて青い顔をしたジャスティア殿下はもう何も言い返さなかった。
「………はいお父様」
「貴女には発言の許可はしていない。もし勝手に話したりすれば即、貴女の罪は決定されますので」
俺の言葉を聞いてジャスティア殿下は怒り出した。
「わたしは騙されてみんなに紹介しただけよ?それなのに違法薬物を売った人物にされて!キース、助けなさいよ!今までどれだけ目をかけてあげたと思うの」
「…ジャスティア……黙りなさい。本当はお前のことなど捨ててしまおうと思ったんだ。お前のせいでわたしの王としての真価を問われることになるのなら、例えお前が可愛くてもわたしはお前など要らぬ」
陛下はジャスティア殿下を見ることもなく冷たく言い捨てた。
「おと…う……さま」
ジャスティア殿下にとって陛下は常に自分の味方だったはず。その味方から今切り捨てられようとしているのを感じてショックで言葉が出ないようだ。
「ジャスティア、絶対に貴女を犯罪者などにはしないわ」
王妃様がジャスティア殿下に優しく話しかけた。
「お義母様…?あ、貴女がお父様に何か変なことを言ったんじゃないの?お父様はとても優しくてわたしをずっと愛してくれていたのに」
王妃に今にでも掴みかかろうとした目つきで睨みあげた。
王妃はジャスティア殿下の言葉を聞いてもショックを受けることなく優しく話しかけた。
「貴女はわたしの大切な娘なの。今回のことで恨んでもいいわ、だから今は黙ってその場にいて欲しいの」
「ふうん?やっぱりあんたの差し金ね?わたしを陥れて何が楽しいの?」
「貴方を助けたいだけよ」
「そんな優しいことを言って、聡明な女性だと言われているけど次はなんと言われたいの?義娘に愛情を向ける聖母?あんたの優しさや同情なんか要らないわ!」
大人になっているはずのジャスティア殿下が未だに義母に対してこの態度。
俺や団長は呆れてみていた。本当は一言何か言ってやりたかったが王妃様は殿下を助けたいと言う切実な気持ちなので、黙って見守るしかなかった。
この人が今回の断罪の時にその場にいてもらわなくては困る。
当事者であることもだが、自分がいかに愚かなことをしたのか自覚してもらわなければ、単に助けただけになり、本人は反省することも自分がどんなとんでもないことをしたかも自覚すらしなくて今まで通り過ごしてしまう。それだけは避けたかった。
それに優しい甘い父親は自分の地位が危ぶまれれば即座に捨てる人だと言うことも知って欲しかった。
陛下は普段優しい人だ。
だがそれは自分に害がないからだ。ジャスティア殿下の母親である妻が亡くなり不憫だからと甘くみていた。いや、多分娘が面倒で言うことさえ聞いていればうるさくないだろうと思っていただけのようだ。
娘に優しいふりをしたある意味無関心なんだと思う。
無関心だからこそ自分にとって邪魔ならば捨てるだけ。ジャスティア殿下は愛されていると思っているようだが本当に愛情をかけていたのは王妃様。
ジャスティア殿下の将来を思って厳しいことも言ったし甘やかさないようにもしていた。いつかは他国の王族か高位貴族のもとへ嫁ぐことになる殿下に少しでも良い嫁ぎ先をみつけてやりたい、幸せに暮らせるようにしてやりたいと言う母心だったのだと思う。
側から見れば優しい父、厳しい義母。
だけど俺たち護衛騎士から見れば、優しい目を向ける王妃の愛情が見てとれた。逆に陛下はニコニコと優しくジャスティア殿下にしているがそれだけ。どこにも愛情を感じることはない。
ジャスティア殿下に陛下は冷たく言い放った。
「もし一言でも許可なく発言すればお前は他国の王族の後妻として嫁がせる、わかったな?」
冷たい目でジャスティア殿下を一睨みして言った言葉にショックを受けて青い顔をしたジャスティア殿下はもう何も言い返さなかった。
「………はいお父様」
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