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77話 シャーリー
◆ ◆ ◇ ◇ シャーリー
『シャーリー、オズワルドにたまには会いに行ってはくれないだろうか?』
リオはわたしがオズワルドに向き合わないで友人達と会い出したことに対して度々苦言を言う。
何度となく言われたこの言葉。
『忙しいシャーリーに母親としての自覚を持ってほしい』
その言葉にカチンと来た。
だってわたしだって向き合おうと努力はしている。
何度もオズワルドが寝ている時に会いにいってる。寝顔はとても可愛い。
だけど起きているオズワルドがぐずったり泣き出すとどうしていいのかわからない。
乳母が面倒を見てくれるのだからいいじゃない。
『リオ、わたしは貴族よ?子育ては乳母や侍女達に任せるのが一番よ。オズワルドのことはもちろん可愛いと思っているわ。だけどわたしも色々と忙しいの』
『しかし出かける前に少しだけでも会うくらいは出来るはずだろう?』
『さっきも言ったわ、わたしは忙しいのよ』
どうしてわかってもらえないのかしら?オズワルドと一緒にいると精神的に辛くなるの。それにリオはオズワルドのことばかり。わたしのことはもう愛していないの?
『もういいよ』
『リオもたまにはわたしとお出かけしましょうよ』
『やめてくれ、俺はまだ山ほどの仕事が机に置かれているんだ。君のように遊んで回る暇なんてないんだ』
『リオったら酷いわ。わたしが遊んで回っていると言うの?わたしは大切な社交を貴方の代わりにしているのよ?』
『そうは見えないが?』
『貴方は記憶をなくしてるから社交をするにしても知らない人たちばかりでしょう?だからわたしが代わりに頑張っているのよ』
わたしはリオに言い訳ばかりしている。
そんなある日街中の視察中、わたしが友人たち男性数人と歩く姿をリオが見ていたらしい。
執事に屋敷に帰ると言われ夜リオがわたしと話し合いをしようと待っていた。
『リオどうしたの?』
疲れて眠たい中私たちの部屋にきた。
『ふふ、今夜もリオに抱かれたいわ」
わたしはいつものようにリオに妖艶な笑顔で誘う。
『君は昼間なにをしているんだ?社交とは男達とベタベタしながら歩くものなのか?』
『ヤキモチ?今日はみんなで新しくできたレストランで食事をしただけよ、あと私に似合うネックレスをプレゼントしてもらったの』
「『男達と遊んで?』
『嫌な言い方ね?リオが忙しくて構ってくれないから仕方がないでしょう?』
『そういう問題ではないだろう?』
『もうそんなくだらない話はやめて!それよりも時間がもったいないわ、ねっ?』
わたしは彼の言葉を塞ぎ誤魔化すようにキスをした。
なのに『もう寝るから』と言って初めてリオから誘いを断られた。
それからふとリオを見るといつも何か物思いに耽っている。
仕事も手につかないようだし、オズワルドと遊んでいる時もどこか様子がおかしいらしい。
乳母がそんな話をしてくれた。
『リオ?』と声をかけても『うん?』と気のない返事が返ってくる。
なんとなく気になってリオの様子を窺いながら、そっとオズワルドのもとへも通うようになった。
わたしにとってリオは夫というよりいつまでも恋人のような気分で過ごしていた。
リオが昼間忙しく仕事をしていることが寂しくて、外に出て誰かと会ったり話したりして寂しさを紛らわしていた。
『それは甘えではないのか?』
『言い訳だろう?』
何度となくリオに言われた。
もし、わたしがこんな妻だからとリオに捨てられたら?
我儘で遊んで回る嫁なんて要らないわよね?
そう思うと怖くなった。
リオを失いたくない。オズワルドに対しても少しずつ前ほどイライラしたり心が落ち着かなくなったりしなくなった。
オズワルドが泣く声を受け入れられる。
わたしは変われるのだろうか?
ーーー今なら間に合う?
『シャーリー、オズワルドにたまには会いに行ってはくれないだろうか?』
リオはわたしがオズワルドに向き合わないで友人達と会い出したことに対して度々苦言を言う。
何度となく言われたこの言葉。
『忙しいシャーリーに母親としての自覚を持ってほしい』
その言葉にカチンと来た。
だってわたしだって向き合おうと努力はしている。
何度もオズワルドが寝ている時に会いにいってる。寝顔はとても可愛い。
だけど起きているオズワルドがぐずったり泣き出すとどうしていいのかわからない。
乳母が面倒を見てくれるのだからいいじゃない。
『リオ、わたしは貴族よ?子育ては乳母や侍女達に任せるのが一番よ。オズワルドのことはもちろん可愛いと思っているわ。だけどわたしも色々と忙しいの』
『しかし出かける前に少しだけでも会うくらいは出来るはずだろう?』
『さっきも言ったわ、わたしは忙しいのよ』
どうしてわかってもらえないのかしら?オズワルドと一緒にいると精神的に辛くなるの。それにリオはオズワルドのことばかり。わたしのことはもう愛していないの?
『もういいよ』
『リオもたまにはわたしとお出かけしましょうよ』
『やめてくれ、俺はまだ山ほどの仕事が机に置かれているんだ。君のように遊んで回る暇なんてないんだ』
『リオったら酷いわ。わたしが遊んで回っていると言うの?わたしは大切な社交を貴方の代わりにしているのよ?』
『そうは見えないが?』
『貴方は記憶をなくしてるから社交をするにしても知らない人たちばかりでしょう?だからわたしが代わりに頑張っているのよ』
わたしはリオに言い訳ばかりしている。
そんなある日街中の視察中、わたしが友人たち男性数人と歩く姿をリオが見ていたらしい。
執事に屋敷に帰ると言われ夜リオがわたしと話し合いをしようと待っていた。
『リオどうしたの?』
疲れて眠たい中私たちの部屋にきた。
『ふふ、今夜もリオに抱かれたいわ」
わたしはいつものようにリオに妖艶な笑顔で誘う。
『君は昼間なにをしているんだ?社交とは男達とベタベタしながら歩くものなのか?』
『ヤキモチ?今日はみんなで新しくできたレストランで食事をしただけよ、あと私に似合うネックレスをプレゼントしてもらったの』
「『男達と遊んで?』
『嫌な言い方ね?リオが忙しくて構ってくれないから仕方がないでしょう?』
『そういう問題ではないだろう?』
『もうそんなくだらない話はやめて!それよりも時間がもったいないわ、ねっ?』
わたしは彼の言葉を塞ぎ誤魔化すようにキスをした。
なのに『もう寝るから』と言って初めてリオから誘いを断られた。
それからふとリオを見るといつも何か物思いに耽っている。
仕事も手につかないようだし、オズワルドと遊んでいる時もどこか様子がおかしいらしい。
乳母がそんな話をしてくれた。
『リオ?』と声をかけても『うん?』と気のない返事が返ってくる。
なんとなく気になってリオの様子を窺いながら、そっとオズワルドのもとへも通うようになった。
わたしにとってリオは夫というよりいつまでも恋人のような気分で過ごしていた。
リオが昼間忙しく仕事をしていることが寂しくて、外に出て誰かと会ったり話したりして寂しさを紛らわしていた。
『それは甘えではないのか?』
『言い訳だろう?』
何度となくリオに言われた。
もし、わたしがこんな妻だからとリオに捨てられたら?
我儘で遊んで回る嫁なんて要らないわよね?
そう思うと怖くなった。
リオを失いたくない。オズワルドに対しても少しずつ前ほどイライラしたり心が落ち着かなくなったりしなくなった。
オズワルドが泣く声を受け入れられる。
わたしは変われるのだろうか?
ーーー今なら間に合う?
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