TS異世界生活記

ポカリ

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物々交換と取引とライフライン

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「あんっ♡ あっ♡ はぁんっ♡」

 乳首を抓られ、おまんこを突かれ、お尻の穴を穿られ……一つ一つの挙動に快感を感じるボクの口から甘い声が溢れる。思考もぼやけて疲労困憊の状態だけど、ボクの体はセックスの快感には素直だ。

 もういったい、どれだけこうしているのだろうか? お便所として犯され続け、おちんぽを受け入れ続けて、どれくらいの時間が経ったのだろうか?  ずっと小屋の中で犯され続けているボクにははっきりとした答えはわからないが、間違いなくもう日は昇っているだろう。もしかしたら、昼前くらいの時間なのかもしれない。

 ボクの精液便所デビュー日は、ゲーテの人たちに熱烈な歓迎を受けることとなった。というより、なっている。現在進行形だ。
 犯されても犯されても、終わりが来ない。1回射精されて、おちんぽが抜けたと思った途端に次のおちんぽが挿入される。ボクには休む時間なんて与えられなくって、延々と犯され続ける暴力的なセックスの時間が長く続いていた。

 おまんこも、お尻も、もう精液でベトベトだ。ボクの下半身はこびり付いたザーメンでギトギトになっていて、狭い部屋の中にはその臭いが充満している。
 その臭いを一言で言うなら、酷い臭いだ。ともかく臭くて、鼻がもぎれるくらいの悪臭が漂う小屋の中、ボクはずっと男の人たちに犯されていた。

「あふっ♡ ふぅっ♡ はっ、はぁっ♡」

「くうっ! 良い、穴だ……! これで4回目だが、まだまだ飽きねえっ!」

「うひょ~! 乳首コリッコリだぁ……! この便所ちゃんも二穴セックス楽しんでんな!」

「んひっ♡ あうっ♡ あぁぁぁっ♡」

 ぎゅ~っ、と乳首を抓られて、そのまま指で潰され続ける。ジンジンと響く痛みを伴う快感が脳みそを痺れさせるくらいに気持ち良い。
 その状態でおまんこもお尻も犯されて、交互に奥を突かれているボクは、だらりと舌を垂らしただらしない表情で快楽を喘ぎ続けていた。

「へぇ、結構可愛いじゃねえか、この便所ちゃん。ケツだけドアップで見せられてたからとんだブッサイクだと思ってたんだがなぁ……」

「そうなのか? 俺は射精出来れば何でも良いから興味も良いんだけどよ」

「くはは! 4回もセックスしておいて顔すらすら知らねえとはな! ……でもま、便所なんだからそんなもんか。いちいちそんなことを気にするよりか、こうしてちんぽ突っ込んだ方が時間の有効活用ってもんだよなっ!」

「ひぅううっっ♡ あうっ♡ あぁぁあっっ♡ ぅうんっ♡ ふぅうんっっ♡」

 ラストスパートとばかりに互いに息を合わせ、同時にボクの穴の奥を突くおじさんたち。彼らの言う通り、この街の人たちはボクのことを何も知らない。ここに設置された新品の便所だということ以外、顔も名前も年齢も何も知らないし、興味を持つこともないのだろう。
 だって、ボクはお便所だから♡ ゲーテの男の人たちのおちんぽを気持ち良くするためだけの便器、それが今のボク♡ 皆は気持ち良くなって、溜めてるザーメンをボクの子宮や腸内にぶちまけられればそれで良い。ボクも気持ち良くなって、最高の気分なんだからっ♡

「あぁ……♡ い、ぐぅ……♡ だひ、てえ……♡ ボクのにゃか、だしてぇ……っ♡」

「ははっ! もう子宮もケツん中も精液で一杯だってのにまだ欲しいのか? 流石は精液便所だけあるぜ!」

「ザーメン詰まり知らずだな! そんなに欲しけりゃ、今くれてやるよっ!」

「ひぐうぅううぅうううぅうんんっっ♡♡♡」

 どんっ、と亀頭が子宮を叩く。ぐぷぷっ、と音がして、ボクのお尻の穴の深くまでおちんぽが突っ込まれる。
 熱くなって、硬くなって、膨らんで……この日の内に何度も経験した射精前のおちんぽの反応を感じているボクは、ニヘラと期待に染まる笑みを口元に浮かべて……思いっきり、叫んだ。

「あひぃっ♡♡♡ んひぃいいぃいぃいいぃいっ♡♡♡ あつ、いぃっ♡♡♡ ざーめんあちゅいいぃっ♡♡♡ あぁっ♡♡♡ いぐっ♡♡♡ いぐのとまんないっ♡♡♡ あっ、あぁああぁぁぅっっ♡♡♡」

 精液でたぷたぷになってる子宮に、どろどろとザーメンが溜まっているけつまんこに、また新しいおちんぽ汁が吐き出された。
 かあっと体が熱くなって、全身がビクビク跳ね回っちゃって、潮を噴いて、アクメ面を晒して、ボクは全力でイキまくる。アヘって、イって、アクメしまくる。
 このおじさんたちも今日だけで何回も射精しているせいか、射精の勢いはイマイチだ。でも、敏感になっているボクの体は、十分に種付けされることへの興奮を露にしていた。

「あうっ♡ あ~……♡ んぅ、さいこぉ……♡ おちんぽ、しゅきぃ……♡」

「へへへ……! ホント、良い体してんな。おっぱいもケツもデカくて柔らかい、最高の便所じゃねえの」

「あ~、俺が最初に見つけてりゃあなぁ……! 一生俺の専用オナホとして飼い続けてやったのによぉ!」

「あはっ♡ それも楽しそうですねぇ……♡ でも、お便所生活も悪くないですよ♡♡♡」

「くははっ! こいつ、どっかおかしいんじゃねえのか!? こんな生活を悪くないだなんてよ!」

「はいはい! 射精したんならさっさと出てけよ! もう1回やりたきゃ、金を払いな!」

 ボクの中にたっぷりと射精したおじさんたちは、ようやく満足したのか追加料金を支払うことなく小屋を後にした。
 ボクがおちんぽが抜けてぽっかりと開いてしまっているおまんことけつまんこから溢れる精液がぼたぼたと床に落ちる光景を見つめていると、急に拘束具である手錠と首輪が外されたではないか。

「ひゃうっ!?」

 予想外の出来事に反応出来なかったボクは、そのまま小屋の床におでこをごっつんこしてしまう。
 若干涙目になり、打った額を擦りながら顔を上げれば、ボクをここに連れて来た男の人たちがニヤニヤと笑いながら声をかけてきた。

「よう便所ちゃん、お疲れさん。今日の営業は終わりだぜ。ノンストップで疲れただろう?」

「あぅ、やっとですか……今、何時です?」

「大体10時ってところだな。昨日の夜から始めたんだから、半日以上はこうして犯され続けてたことになる」

 彼らの話を聞いて、ボクは自分がどれだけ過酷なセックスをしていたかを自覚した。
 ボクがゲーテに来て、捕まって、こうして拘束されたのが夕方過ぎ。そこからギライさんとの手打ちを済ませて本格的に便所生活を始めたのが恐らくは夜になり始めた頃だったから……時間で言えば、7時とかそのくらいだったのだろう。そして、そこから朝の10時になるまで犯され続けていたのだ。
 そりゃあ、体も疲れるしお腹も精液でたぷたぷにもなる。床には穴の中に収まり切らなかった精液がべっとりこびり付いているし、さっき言った通りに臭いだって凄い。それが半日以上にも渡るセックスの産物だと言われれば、納得出来た。

「疲れた~……お腹空いた~……体洗いた~い……」

 ドサリと、疲れ果てた体を床に横たえるボク。少しでも休憩を取りたいという思いからの行動だったのだが、男の人たちはそんなボクを無理矢理引き起こすと小屋の外へと蹴り出した。
 蹴られたお尻を摩り、またしても涙目になりながら立ち上がったボクは、乱暴な彼らに対して当然の講義の声を上げる。

「ちょっと! 何すんですか!?」

「今からこの小屋を掃除するんだよ。お前が寝っ転がってちゃ掃除出来ねえだろうが!」

「ザーメンの臭いも取んなきゃいけねぇんだから、時間を無駄に出来ねえんだよ!」

「じゃあボクはどうすれば良いんですか? 休みたいし、お腹も空いたし、体も洗いたいんですけど!」

「知るか! その辺は自分でどうにかしやがれ!」

「え~っ! 良いじゃないですか! ボクのお陰でたっぷり儲けられたんだから、少しくらいは還元して下さいよ! 便所のメンテナンスもおじさんたちの仕事でしょう!?」

 これはひどい。真横を見てみれば、便所屋の営業で稼いだと思われる貨幣や食料があるというのに、ボクには一切の還元をしてくれないと言うのか。そりゃあ、流石のボクだって不満を持ちますよ。淫乱でビッチで頭ゆるゆるだけど、労働にはそれに見合った報酬が欲しいと思うのは当然でしょう?
 でも、おじさんたちはそんなボクの要望を即座に却下すると鋭い目で睨みつけてきた。絶対に反抗は許さない……文句を言うなら、ここで躾けてやるとばかりの視線にボクも身震いする。

(うへぇ……ドMのボクもただ痛いのは嫌だよ。気持ち良くなれるならまだしも、痛めつけられるだけのプレイを誰が望むもんか!)

 こうなれば仕方がない。今日から2週間、このゲーテでの生活では彼らに頼らず自分の力でライフラインを作り出すしかない。最悪の場合はワープで家に戻ればいいだけの話なのだが、それはなんだか逃げるみたいで癪に障った。

 あのおじさんたちの態度、絶対にこう思っている。あんな小娘がこの街で1人で生活出来る訳がない。食事も満足に出来ずにヘロヘロになった所にちょっとした手助けをして恩を売ってやろう。そして、最終的には自分たちに盲目的に従う奴隷に仕上げてやるのだ、と……。
 残念ながらそうはいかない。最初から優しくしてくれたら一生便所生活も構わないと思っていたが、そっちがそのつもりならボクだって対抗してやる。
 今日から2週間、自分の力で生き抜いてやる。そして、期日が来たらここから出て行ってやるのだ。目論見が外れ、金の卵を産む鶏を逃がしたことを後悔すると良い。あの時、あのビッチに優しくしてやってればなあとずっと悔やめばいいのだ。

「わかりましたよ~だ! ボクはボクで好きにやらせてもらいますっ!」

「夕方には戻って来いよ! 逃げても無駄だぞ!」

「このゲーテからも、俺たちからも、絶対に逃げ出せないからな!」

 誰が逃げるもんか、絶対に戻って来てやる。最初に言った通り、2週間は便所としてあなたたちに利用されてあげるよ!
 そう心の中で毒づき、ぷんすこと怒りながら、ボクは目の前に見える暗い路地を進み、ゲーテの街へと歩んで行った。








 暫く歩いて、歩いて、歩き続けて……そうしていたら、いつの間にかボクは活気のある大通りに出ていた。とは言っても、セントブルグの様な大都市に比べたら人通りも少なく、せいぜい小さな町の商店街くらいの賑わいしかなかったのだが。
 で、全裸のボクが物珍し気にその通りを歩いているとだ、周囲の男の人たちはみんな同じ反応をする。遠くから近づく裸の女に興味津々と言ったばかりの視線を送り、ちょっかいを出してやろうと近づいたら噎せ返るほど酷い精液の臭いに顔をしかめ、そして離れていく、そんな感じ。お陰でボクの周囲にはバリアを張ったみたいに人が居なくて、ちょっぴり快適だと思ってしまった。

 でも、これは困る状況だ。ボクはこのゲーテのことを何も知らない。何処にどんな施設があって、買い物をするにはどうすれば良いのかもわからない。誰かに聞こうともこの臭いのせいで人は離れていくばかりで、話すこともままならなかった。
 流石にマズい、ヤバい。ボクが心の中で焦り、思案を重ねていると……

「お? 何だよ、便器ちゃんじゃねえか! どうした、こんな所で?」

「えっ!? ……あっ、さっきのおじさん!」

 唐突に声をかけられて振り返ってみれば、そこにはついさっきボクを抱いていた2人組のおじさんが居た。ボクが近づいても逃げないところを見るに、臭いのことは気にしていないのだろう。一番ひどい臭いを嗅ぎ続けて慣れているか、鼻が馬鹿になっているかのどちらかだ。
 このチャンスを逃す手はない。ボクは両手を合わせ、一生懸命に2人を拝みながら、必死になって彼らから情報を得ようと話しかける。

「ねえ、おじさん。ボク、今すっごく困ってるんだ! この街で体を洗える場所と、食べ物を買える場所、教えてくれない?」

「お? ……ああ、なるほど。大方、あいつらから分け前を貰えなくって途方に暮れてるってとこだな。あいつら、意地汚いからな」

「俺が捕まえてりゃあ、そんな目には遭わせなかったんだがなぁ。まあ、運の問題だし、今さら言っても仕方がない。ギライさんの後ろ盾がある以上、あいつらから便器ちゃんを奪うことも出来ないしな……」

「……ボク、出来たらあいつらを見返してやりたいんだよね。だからおじさんたち、ボクにこの街のことを色々と教えてくれない? 見ての通り、無一文の身ぐるみはがされた状態だけど……今度たっぷりお礼をするからさっ♡」

 上目遣いになって、可愛らしくウインク。大体の男の人はこれで堕ちてくれる。今回に至っては全裸で谷間どころか乳首まで丸出しのサービスショット付きなのだから、堕ちない方がおかしいだろう。
 その予想も正しく、おじさんたちは鼻の下をでろんでろんに伸ばすとうんうんと頷いてくれた。やっぱり性欲に正直なおじさんってちょろくて可愛くて大好き!

「で、だ……便器ちゃんが知りたいのは、体を洗える場所と飯の在処だな? なら、この中央街から東西南北にそれぞれ水汲み場と商店がある。そこを当たりな」

「ただし、水も飯もタダって訳にはいかねえ。水汲み場には番人が居て、そいつの許可が無きゃ水は使えない。商店に関しては説明は要らないな?」

「うん、わかった。でもボク、お金なんか持ってないんだけど……」

「安心しな、ゲーテには通貨よりも物々交換や労働を対価とした支払いの方が代表的だ。便器ちゃんもあいつらの稼いでた品の中に金以外の物を見ただろ?」

「双方が了解すれば、支払いは金じゃなくても良い。便器ちゃんなら、やり方は幾らでもあるはずだ」

「なるほど……! わかったよ、おじさん! 本当にありがとう!」

「気にすんな、今度たっぷりサービスしてもらうからさ」

「まず最初は体を洗った方が良いな。この通りを真っすぐ進めば、西の水汲み場に着く。そこの番人はスケベなオヤジだから、便器ちゃんならイチコロだと思うぜ」

「うん! じゃあ、行って来るね! また会おう、おじさんっ!」

 施設の場所も、支払い方法も、十分に理解出来た。肉体労働(意味深)で支払いが出来るならこっちのもんだ。この街で生きていくだけの算段はつく。
 有益な情報をくれたおじさんたちに感謝し、教えてくれた道を進む途中で投げキッスを彼らに送ってから、ボクはお尻とおっぱいを揺らして、西の水汲み場へと続く道をひた走っていく。そして、こじんまりとした井戸を発見し、そのすぐ近くに建っている少し豪華(この街にしてはの話だ)な家を発見して、ニンマリと笑みを浮かべ、その扉をノックした――。








「いや~、助かりました! ありがとうございます!」

 それから10分後、ボクは濡れた体を借りたタオルで拭きながらお礼を言っていた。相手は当然、この家の主である水汲み場のおじさんだ。
 ボクから不躾な訪問を受けたおじさんであったが、スケベと評判の彼が全裸の女の子が家の前で立っているという状況に鼻の下を伸ばさない訳がない。精液臭いボクが体を洗わせて欲しいと頼めば、ピノキオ鼻の下伸びてますバージョンみたいな表情のまま首を縦に振って頷いてくれた。

 まあ、彼が何を期待しているかなんて考えるまでもない。ボクもこうして良くしてくれたおじさんにお礼をするつもりもあるし、これから先の付き合いも良くしていきたいという思いもある。だから、こうしてにこやかに笑みを浮かべながら、楽しくお喋りをしているのだ。

「なに、最初は驚いたが、水を使わせてあげるなんて大したことのない頼みだからね。君の体が綺麗になってよかった」

「ホント、ひどい臭いでしたからね~! ガビガビの肌もつやつやになったし、おじさんのお陰ですよ!」

「ははははは! そう言ってもらえると嬉しいが……でも、明日からはこうはいかないんだよねぇ。他の奴らは代金を支払って水を使っているわけだし、今回は私の好意で使わせてあげたが、そう毎日となると皆の手前、示しがつかないと言うか……」

 ……ほら、来た。なんやかんやで理由をつけて、見返りを求める。そんなの予想の範疇で、こうなることはボクも想像してた。
 だから、彼が求めている見返りをこっちから提示してあげる。今、一番、彼が欲しいもの。求めているもの。自分の目の前にある、最高に美味しそうなご馳走を、自ら差し出すために口にした。
 
「あ~、そうですよね……それじゃあ、こうしませんか? ボクが水汲み場を使う代わりに、おじさんはボクの体を好きにしていい……♡ この条件じゃ、不服です?」

「おほっ……!」

 甘く、蠱惑的に、体にしな垂れかかって……彼の耳元で、ボクは囁く。さながらサキュバスの様な仕草で男を翻弄しながら、ボクはなおも魅力的な提案を彼に続けた。

「悪くない取引でしょう? 綺麗になったばっかりの新品おまんこもけつまんこも使いたい放題♡ 便所屋ではやってないフェラ抜きもしてあげますし、おっぱいだって揉み放題です♡ この街で、おじさんだけの特権♡ ただ水汲み場を使わせてくれるだけで、それが手に入るんですよ……♡」

「う、うぅむ……それは、そうだが……」

「あ、もしかして射精は1回限りだとかの心配してます? そんなわけないじゃないですかぁ♡ 1日水汲み場を自由に使わせてもらう代わり、おじさんが満足するまでボクのことを好きにしていいですよ♡ 洗った体がまたザーメン臭くなるまで犯し尽くして、精液ぶっかけて、飽きるまで抱いてくれて良いんですっ♡」

「ほ、ほほぉ……?」

 身を乗り出してボクの話を聞くおじさんの姿を見れば、この取引が上手くいくことに疑いなんて持たない。たった2週間の付き合いだが、この人は悪い人ではなさそうだし、良い関係を築けるだろう。
 ボクは最後のトドメとばかりにおじさんの耳に唇を落とし、可愛くキスをすると……甘く淫らな声色で、殺し文句を口にしてあげた。

「ね、おじさんはいいですね……♡ 他のみんながお金やら食べ物やらをあの3人組に渡して、長い間待ってから他の男の人たちに汚されたボクのことを抱いてありがたがるのに……おじさんは、な~んにもしなくていいんですよ♡ ただここで待って、普段通りの生活をしてればいいだけなんです♡ それだけで、向こうからぴかぴかおまんこがやって来て、ボクを使って下さいってお願いするんです♡ おじさんのおちんぽ、気持ち良くさせて下さいって言いに来るんですよ……♡」

「へ、へへ……! 確かに、なぁ……!」

「そうですよぉ♡ 待ち時間は0♡ 1回射精しても並び直す必要も無しで連戦可能っ♡ お金を幾ら払ってもお店じゃ出来ないプレイも喜んでやらせてもらいます♡ こんなに可愛くて抱き心地抜群の精液便所が、水汲み場を解放するだけで使いたい放題だなんて、とってもお得じゃありません?」

「ああ、そうだ。その通りだ。まったく、便器ちゃんは取引が上手だなぁ! こんなに良い話は滅多にやって来ないよ!」

「あはっ♡ それじゃあ、OKしてくれるんですね? 2週間の水汲み場解放、ボクの体の使用権と引き換えに♡」

「勿論さ! じゃあ、早速お願いしちゃおうかな?」

 言うが早いが粗末なズボンを脱ぎ捨てたおじさんは、見事に勃起したおちんぽをボクの前に曝け出す。
 水汲み場の番人だからか、毎日しっかり洗ってあるおちんぽは他の人たちと比べてかなり綺麗だ。でも、きっつい雄の臭いはぷんぷんと漂っている。

「便器ちゃん、その大きなおっぱいで俺のちんぽを挟んでくれよ!」

「ふふふ……♡ パイズリ奉仕をご所望ですね? わっかりました~……♡」

 おじさんの前に跪いて、涎をしっかりと胸に垂らす。滑りを良くして、おちんぽを迎え入れる準備を整えたボクは、左右の胸の谷間に勃起したおじさんの滾りを挟み込んだ。

「う、おおっ! こりゃ、良い乳だ……! 柔らかくて、圧もある! 最高の乳まんこだぜっ!」

「お褒めに預かり光栄で~す……♡ おじさんのおちんぽ、大きいのにびくびく震えてて可愛い……♡ そんなにボクのおっぱいが気持ち良いんですか?」

「ああ……っ! そこらの商売女とは比べものにならんっ! この便器おっぱいを使い放題だってのか!? 最高の取引じゃないか!」

「そうですよ~♡ おっぱいだけじゃなくて、ふわふわおまんこもキツキツけつまんこもですっ♡ おじさんは賢くて優しい人だから、こんな美味しい話が降って来るんです♡ これからもボクに優しくしてくれれば、もっともっとイイ目に遭わせてあげますから、ね……♡」

 挟んだおちんぽを胸で擦り、乳首を重ねてちょいちょいと触れ合わせる。左右に交互に動かして刺激したり、谷間から飛び出した亀頭をペロペロと舐めてあげたり、ボクの奉仕はねっとりじっくりと続けられた。
 おじさんのおちんぽはとっても素直で、気持ち良くなると暴れるみたいに激しく震えてくれる。それが可愛くって、もっともっと気持ち良くしてあげたくなっちゃう。一生懸命ご奉仕するなら、こんなおちんぽが良い。楽しいし、ボクも気持ち良くなれるからね。

「はぁぁ……♡ おじさん、おちんぽ素敵です♡ 可愛くって、逞しくって、とっても熱い……♡ 好きに射精して良いですからね♡ ぶっかけても、おっぱいまんこにぶちまけても、ボクは一向に構いませんから♡」

 何回でも射精すればいい、何回でも気持ち良くなればいい……それがボクの悦びであり、幸福なのだから。ボクのことを喜ばせてくれる彼が味わえる快楽、当たり前の権利なのだから。
 何度でも、どんなことをしてでも、彼にはこの快感を味わう権利がある。おじさんを喜ばせる義務がボクにはある。胸も尻も膣も、彼のために使うことが幸せなのだ。

「お、おっ! 咥えろ、便器っ! 口に射精するぞっ!」

「はぁいっ♡ はぁむっっ♡♡♡」

 命令にだってノータイムで従って、ぱんぱんに膨らんでいる亀頭を思いっきり口の中に含んじゃう♡ そのまま、思いっきり口を窄めておちんぽを吸ってみれば、我慢の限界を超えたおじさんは勢い良く口内にザーメンをぶちまけてくれた。

「んぼっ♡♡♡ んむぐぅ……っ♡♡♡」

 びゅっ、と口の中に吐き出されるザーメン。量も濃さも正直微妙だが、きっと昨日ボクを抱いたせいなのだろう。であるならば、まあしょうがないことだ。
 丁寧に丁寧にそれを味わい、尿道に残っているザーメンをも吸い上げて、全て飲み干す。喉を鳴らして自分の精液を飲み干したボクを見つめるおじさんの目には、ギラギラとした欲望の炎が灯っていた。

「……おじさんのおちんぽ、すぐに綺麗にしますね。はぁむ♡ むぐっ♡ んじゅるる……っ♡♡♡」

「おうっっ!?」

 精液で汚れているおじさんのおちんぽを喉の奥まで咥え込み、舌を這わせてしっかりと綺麗にする。裏筋も、亀頭も、カリも、全部丁寧に舐め上げて、ぴかぴかのおちんぽにしてあげた。
 ボクにとってはこんなの序の口だ。でも、おじさんはこんなにも丁寧な奉仕を受けたのは初めてなんだろう。嬉しそうに目を細める彼に向け、ボクはやや強めの口調で命令にも近しい言葉を発する。

「おじさん、明日からおちんぽ洗わないでくださいね? 臭くなって、汚れたまんまのおじさんのおちんぽ、ボクが口で綺麗にするんですから♡♡♡ 飛び跳ねてこびり付いたおしっこも、洗わないせいで堪っちゃったチンカスも、ボクがなめなめしてごっくんするんですっ♡♡♡ だ~か~ら~……♡ おちんぽ、洗っちゃダメですよ?」

 舌で舐め、自分の涎だらけにしたおじさんのおちんぽが愛らしくて堪らないとばかりに頬擦りするボク。おじさんは、そんなボクのことを抱え上げると、とても強い力で抱き締めてきた。

「はうんっ……♡」

「おお、よしよし……! お前はなんて可愛い便器だ! 世界一の便器娘だな……!」

「あふっ♡ ふ、ふふっ♡ おじさん、まだまだおちんぽ元気だね……♡ いっぱいセックスしよっ♡ ボクの体、おじさんのおちんぽを気持ちよくするために使ってね……♡」

 おじさんの下半身にはギンギンに存在を主張するおちんぽの姿がある。まだまだ、お相手をしなければならないだろう。
 胸の高鳴りと悦びを感じつつ、ボクはニヤリと笑ってから火照る体を彼に預け、楽しいセックスへと身を投じたのであった。








 ――それから数時間後、ボクはゲーテ西の商店に来ていた。
 お店の中はやや汚れているが、この街にしては綺麗だ。数人のお客さんがいる店を進み、店主の姿を見つけたボクは、彼に向けて話しかける。

「ねえ、おじさん! ちょっと話があるんだけど――」

「こっちはない、帰りな」

 ボクの呼びかけに対して一瞥をくれただけで、この店のオーナーさんは短い拒絶の言葉を返してくる。もう少し良い反応が欲しいなと思いながらも、ボクはめげずに彼に声をかけ続けた。

「そんな冷たいこと言わないでくださいよ。ボクはあなたと取引したいだけなんですから」

「だから、こっちにはそのつもりは無いって言ってるだろ。精液便所ちゃん」

「……ふ~ん、ボクが何者なのかは知ってるんですね。流石は商人、ってところかな?」

「当たり前だろ。ゲーテの情報は逐一俺の耳に入って来るようになってる。だから、お前が何を言いに来たのかもわかるんだよ。大方、自分の体と引き換えに食料を恵んでくれって所だろ?」

 ガサガサと品を漁り、興味なさげに話し続けるオーナーさんの姿を見ながら、取り敢えずボクは彼の話を聞き続けることにした。

「悪いが、こっちにはそのつもりは無い。俺にはお前を抱くことのメリットはほぼ存在して無いんだからな。なにせ、俺はこのゲーテの中で4つしかない商店の主だ。つまり、ゲーテ外部とも関わりがある人間ってこった。その気になれば外で幾らでも好きな女を指名出来る。金はかかるが、自分の趣味に合った女を抱けるんだから納得も出来るさ。だがな――」

 そうして、ようやくボクのことをしっかりと見たオーナーさんは、上から下まで品定めでもするかのようにして視線を動かした後、はぁと溜息をついて言った。

「……お前みたいなロリっ子は趣味じゃねえんだ。俺は、大人の色香が漂う女が好きなんだよ。胸や尻はなかなかのもんだと認めるが……商品を提供してでも抱きたい女だとは思えない。そもそも、ここでお前に飯を奢るか、便所屋であいつらに金を支払うかの違い程度なら、俺はどうだって良いんだからな」

「ははぁ、なるほどね……納得の理由です」

 世の中の男性には趣味がある。ボクは、どうやらオーナーさんのお眼鏡には叶わなかったようだ。さっきの水汲み場のおじさんみたいに女の人に飢えまくってる人ならまだしも、この人のようにある程度女に不自由してない人には選ぶ権利と言うものがある。そして、ボクはその権利を行使されてしまったということだろう。

「残念だったな、便器ちゃん。どうだ、俺に物乞いするかい? 好き勝手に射精させてくれたら、一食くらいはどうにかしてやるぜ?」

「なら俺にしろよ! とびきり優しく犯してやるからさ!」

 背後から店のお客さんたちの嘲笑が聞こえる。お尻に突き刺さる視線から察するに、上手いこと言葉巧みにボクを操って、犯してやろうとしているみたいだ。
 当然、ボクはそんな誘いには乗らない。口約束なんてなんの役にも立たないことはわかってる。やるだけやってポイ、なんて行為を屁とも思わない人たちが集まるのがこのゲーテだということもだ。
 それに……ボクの交渉はまだ終わっていない。オーナーさんの話を聞いたボクは、笑みを浮かべた表情のままに彼に問いかけた。

「オーナーさん、何か勘違いしてませんか? ボクは確かにあなたに食料を恵んで貰おうと思ってますけど、対価として差し出すのはボクの体じゃありませんよ」

「……何? どういうことだ? 見ての通り、その体以外に何も持ってないお前が、俺に何を提供できるって言うんだよ?」

「それはですね――」

 意味深に微笑みながら、ボクは近くでお酒を飲んでいたおじさんから空のジョッキを取り上げた。それを胸に押し当て、乳首がすっぽりと嵌るようにした後、オーナーさんを見つめながら思い切りおっぱいを揉む。

「ふぅんっ……♡」

「おおっ!?」

 びゅっ、とボクの乳首から白い液体が噴き出した瞬間、お店の中にどよめきが走った。その声を耳にしながら気分よくセルフ搾乳を続けたボクは、ミルクポーションが一杯に溜まったジョッキをオーナーさんに差し出して言う。

「さ、飲んでみてください。これがボクの提供する商品です」

「……お前さん、産経婦か? いや、そうじゃねえな……あんな勢いで噴き出す母乳なんざありえねえ。お前は一体……?」

「ああ、これですか? これ、ミルクポーションって言う物で、母乳とは別物です。甘くて美味しい栄養剤とでも思ってくれれば良いですよ」

 ボクの手からジョッキを受け取ろうとしないオーナーさんの前にそれを置いて、ボクは振り返る。そして、固まっている数名のお客さんたちにウインクをすると、おっぱいを揺らしながらサービスをしてあげた。

「ささ、ラッキーなみなさんにもボクはサービスしちゃいますよ~っ♡ 容器をくれれば、無料でボクのミルクを試飲させてあげます! 美味しくてほっぺが落ちること、間違いなしなんですからねっ♡」

「お、おぉ! なんだか良くわからないが、便器ちゃんみたいな若い娘の母乳を飲める機会なんざこの先無さそうだし……頂くとするか!」

「だから、ミルクポーションであって母乳じゃないんですってば……でも、飲みたいなら飲ませてあげましょうっ♡」

 差し出される容器におっぱいを突っ込んで、びゅ~びゅ~と射乳してあげれば、数秒も経たないうちに一杯になった。物珍しそうにそれを眺め、次いでボクの顔とおっぱいを交互に見比べた後、ミルクポーションを求めたお客さんは一息にそれを飲み干して――

「う、美味いっ! なんだこりゃあっ!?」

 ――と、とてもいい反応を見せてくれた。
 彼の叫びを皮切りにして、危ないものではなく、むしろ美味しいものだと知ったお客さんたちは、次々にボクにミルクポーションをせがんで来る。その要望に応え、おっぱいを差し出したボクは、彼ら全員にミルクポーションを振舞って、満足させてあげた。

「おわっ! 確かにうんまっ! 甘くて、のど越しが良くって、飲んだら活力が漲ってきたぜ!」

「便器ちゃん、マジで何者なんだ? こんな特技があるなんて只者じゃあねえだろ?」

「ふふっ♡ そんなのはどうでも良いじゃないですかぁ……♡ 大事なのはぁ……これをどうするか、ですよね?」

 再度、ボクは振り返る。お客さんたちからオーナーさんの方へ向き直り、彼の前においてあったジョッキの中身が空っぽになっていることを見て取って、ボクは再びニヤリと笑う。
 1歩、2歩……カウンターへ、オーナーさんの元へと進み、その距離を詰めながら、ボクはボクの差し出す対価を説明し始めた。

「ボクにご飯を奢ってくれるのなら、このミルクポーションをオーナーさんの望むままに提供します。味も滋養効果も、ご自身の体で体験したでしょう? このお店に置く商品として、相応しくないですか?」

「……いや、十分だ。こいつは美味い、この店に置いたら飛ぶように売れるのはそいつらの反応を見ても明らかだ。値段にもよるが、仕入れ値がほぼ0ならば無茶な値段を付けなくても良いんだからな」

「んふっ♡ オーナーさんは賢いですねぇ……♡ それに加えて、2週間という期間限定商品であることも明記しておきましょうか。この機会にしか味わえない商品なら、多少は高値にしても売れちゃうんじゃありません?」

「確かにな……だが、本当に良いのか? お前さんに飯を奢るとしても、高々1食か2食程度……そんなんで、お前さんは搾乳っていう厳しい行為をしなきゃなんねえ。そんなんで釣り合いが取れるのかよ?」

「ああ、それなら問題ありませんよ。実を言うと、おじさんの店に来る前に他のお店にも立ち寄ってるんです。で、色々と条件を引き出して来ました。どうせならボクのおっぱいを一番評価して、ボクに良い思いをさせてくれる人の所に商品を納めたいじゃないですか」

「……お前、頭緩いと思わせといて、とんだ切れ者じゃねえか。飯を食うだけじゃなくて、それ以上を求めやがって……」

 感心したような、驚いたような、そんなオーナーさんの声色。こんなすっぽんぽんのお馬鹿丸出し娘がここまで賢く立ち回るなんて考えもしてなかったとその声が語っている。
 でも、当然でしょう? 彼に取引を断る権利があるように、ボクにだってより良い条件を得る権利だってある。選ぶ権利があるのは向こうだけじゃないってことがこれで理解してもらえたはずだ。

「……で、ちなみにこれまでで一番良い条件はどんなだ?」

「むふふ……教えませ~ん♡ 自分の頭で考えて、ボクのおっぱいに見合ってると思う条件を答えてくださ~い♡」

「ちっ……! 取引の目安は何も無しって訳か……! 安く買い叩かれるのが嫌だって思惑が丸見えじゃねえかよ」

「ん、違いますよ? さっきも言った通り、ボクはボクのことを一番評価してくれる人にこのミルクポーションを差し上げたいだけです。オーナーさんは、これをどう評価します? あなたの目利きを見せてくださいよ」

 いつの間にか……ボクと彼の立場は逆転していた。選ぶのはボクで、選ばれるのは彼。金の成る木もとい、ボクのミルクポーションを巡っての争いに参加した彼は、暫くの間ずっと空のジョッキを見つめていたが――

「……この容器3つ分、満杯にそのミルクポーションを納めてくれたら……毎日の飯を3食と店の仮眠室を自由に使う権利をくれてやる。これが俺の出す条件だ」

「……わぉ♡ とびきり良い条件ですね♡ というより、ボクが一番欲しがってる物をよく理解してる。今までで一番素敵な条件ですよ……♡」

 コロン、と音を立てて差し出された金属の容器。頑張れば30分程度で3つを満杯に出来る大きさのそれを見て、オーナーさんの条件を顧みたボクは、ニッコリと笑って答える。
 この人は実に賢い。ボクが欲しいのは食事だけじゃなく、ゆっくりと体を休める場所だってことも見抜いた。今まで行ったお店のオーナーさんたちは気が付かなかったそれに考えを巡らせた分、ボクの評価は彼らよりも上だ。

「こんなに良い条件なら、ボクも断る理由がありません。あと、食事は3食も要らないと思いますよ。せいぜい2食、基本は1食で十分です」

「わかってるよ。でも、出来る限り良い条件に見せかけるためにはそう言った方が良いだろう?」

「ふふっ……♡ オーナーさんも中々に抜け目がないじゃないですか♡ ボク、益々好きになっちゃいそうです……♡」

「よせよ、お互いビジネスライクにいこう。お嬢ちゃんは俺にブツを納める。俺はお嬢ちゃんに飯と寝床を提供する。それだけの関係だ」

「は~い♡ ……じゃあ、早速ご飯を頂けます? お腹いっぱいの時に搾った方が、ボクのおっぱいは美味しくなるんですよ♡」

「……本当は代金の先払いってのは嫌だが、そういうことならしょうがねえ。待ってろ、今、用意してやる……」

 カウンターから出て、食料品売り場へと向かうオーナーさん。彼の後姿を見ていたボクであったが、再びお尻と後ろから見えるボクのおっぱいに視線を注がれていることに気が付き、三度後ろへと振り返る。
 そこには、ボクのミルクポーションを飲んでその味に病み付きになったお客さんたちの姿があり……彼らは皆、何かを期待した目でボクのことを見つめていた。

「なあ、便器ちゃん。君のおっぱい、おかわりしても良いか?」

「だめで~すっ♡ 飲みたかったらこのお店で買ってくださ~いっ♡」

「くっ、だよなぁ……! しゃあねえ、多少の出費は覚悟すっか……」

「うう……便器ちゃんを抱くために金が飛んで、便器ちゃんの乳を飲むためにまた金が飛ぶ……!」

「ん、ふふ……っ♡ 可愛いなあ、おじさんたち……♡ ボクのこと、そんな風に思ってくれるの、嬉しいですよ……♡」

 とん、とん、と歩み寄って、ほっぺに、唇に、思い思いの場所にキスをしてあげる。欲情って言うのは、男の人から見た正直な女の人への評価だとボクは思ってる。元男のボクだからこそ、そんな感覚を持っているのだとは思うが……でも、間違ってはいないでしょう?
 抱きたい、自分のモノにしたい、そんな想いを抱いた上で、その女の子のことを大事にしてあげる。そんな風に扱ってもらえるなら、ボクはその人に忠実に尽くそう。見た目なんて関係ない。大事なのは、ボクを想う気持ちなのだから。

 ……その点で言うならあの3人はダメだね。ボクのこと、これっぽっちも大事にしてくれない。抱いてもくれないし、利用するだけ利用して後は放置だし……うん、あのおじさんたちに良い思いをさせてあげたいとは思えないな。
 ま、便所生活を送らせてもらったという義理があるから暫くは付き合ってあげるけど、それも2週間までだ。それ以上は何もしてあげない。き~めたっ!

「あ、そうだ! おじさんたち、ボクのお仕事を手伝ってくれません? 自分で自分のおっぱいを搾るのって大変なんですよ……♡ おじさんたちさえよければ、ミルク搾り体験、してみません? 大したお礼は出来ないですけどね……♡」

「おおっ! やるやるっ! 便器ちゃんのおっぱい揉み放題なんだろ? やらせてもらうぜっ!」

「あはぁ♡ それじゃあ、ご飯を食べたら早速始めましょうか? ボクのこと、気持ち良~くしてくださいね……♡」

 やっぱり正直に反応を見せてくれる人は本当に可愛い。わいわいと騒ぐおじさんたちの姿を見てそんな感想を抱きながら、ボクは上機嫌で奢ってもらえるご飯を待ち続けたのであった。









 で、夕方。ボクは言われた通りにあの小屋の前に戻って来た。
 3人組のおじさんたちはもうとっくに掃除を終えてるみたいで、今は豪華なディナーの真っ最中だ。あれも全部ボクのお陰で手に入れた物なんだろうと考えたら、少しぐらいはボクにも還元して欲しいって思っちゃう。あの人たちにはそんなつもりは毛頭ないみたいだけどね。

「お、帰って来たか。どうだ? この街は女が1人で生きていくには大変だろう?」

「ん? そうですね~……ま、そういうことにしておきましょうか」

「ははっ! 強がりやがって……! お前が媚びへつらって俺たちに土下座するなら、ちったあ良い目に遭わせてやるよ。楽に暮らしたきゃ、よく考えて行動するこったな」

 言われなくても、ボクは十分に考えて行動してる。それに、ボクは楽に生活したいんじゃない。そのつもりなら、こんな街になんか来るわけないじゃないか。
 ボクは、『楽しくて気持ち良い生活』がしたいんだ。例え大変でも、そこに充実感と快感があればそれで良い。男の人に媚びへつらうなら、気持ち良くなるためにそうしたい。ボクは、そういう人間なんだ。そういう生き方がしたいんだ。
 だから……まあ、彼らとは気が合わないってことだけはよくわかった。彼らがボクのことをそこまで大事に思ってくれてないってことも十分に理解した。この人たちがもう少し脳がある人間だったなら、精液便所人生も悪くないって思えたんだけどなぁ……。

「おい便所、こっち来い」

「なんです? ……んげっ!?」

 そんなことを考えてたら急におじさんたちに呼ばれた。何事かと思って近づいたら……勢い良く、首筋に注射針を突き立てられてしまった。
 ドクドク、ドクドクと注射器の中の薬がボクの中に入って来る……ていうか、あんな乱暴にして上手く血管に刺せるもんなのかな? それとも、勝手に血管に狙いを定めてくれるマジックアイテムとか?

(……ああ、これって危ないお薬か。逆らえないように薬漬けにするってのは、世界を跨いでも悪人の常套手段なんだね)

 ああ、うん、よくわかった。この人たちがボクのことを本当の意味で道具としか思ってないこともよ~くわかった。【薬効調整】のスキルがあるから、ボクはこのお薬の効果を理解して、それを操ることが出来る。作用も副作用も全部捜査して、中毒性も無しにすることも可能だ。
 だから、薬の成分を調査した時、その中に当然の如く強烈な中毒作用と脳を委縮させる作用、そして寿命を縮める効果を見つけて、心底がっかりした。この人たちはボクのことを欠片も大事にしてくれてないんだなってことがこの行動でわかってしまったからだ。

 死んでも良い、自由なんて与えない。コイツは道具で、何をしても構わない対象だってこの人たちは思ってる。圧倒的にボクのことを下に見ている。
 ……うん、嫌いだ。ボク、この人たちの事が大嫌いだ。昔、クリスさんを脅すための道具として男の人たちに使われそうになったけど、この人たちにはその時と同じくらいの不愉快さを感じる。

 本当なら今すぐにでもここを出て行きたいけど、義理は義理だ。2週間はこの人たちのために働いてやろう。それ以上は本当に知らない。絶対に知らないからね。

「いったぁ……! いきなりは止めてくださいよ……!」

「気持ち良くなれて、元気も出るお薬をくれてやったんだ。俺たちしか知らない特別な品だからな、感謝しろよ」

 知ってるよ、だってもう調べたから。【薬効調整】でその効果をほぼ0にして、中毒性も気分の高揚も疲労回復もなんの効果も無い水みたいにしちゃったけど、それを教える必要は無い。ついでに、今度同じ薬を投与されても自動で同じ調整をするように設定もしておいた。これで、ボクがお薬漬けにされるエンディングは避けられるはずだ。

「……今日もお便所やるんでしょ? 先、準備してますから」

「へへっ! 随分と素直じゃねえか……! さては嵌ったな、お前!」

「そうですよ。ボクはセックスは好きなんで……それじゃ、小屋で待ってますね」

 セックスは好き、の部分に力を籠め、あなたたちは嫌いだと暗に示してみせた。でも、おじさんたちは何にも気が付かないみたい。ボクが素直に小屋に入ったのも、薬が効いて体が火照り始めてるからだとでも考えているんだろう。
 あ~あ、本当に残念だ。ボクは、この街の人たちの中でも最低に分類される人たちに捕まってしまったみたい。考え無しに行動するって、こういう失敗もあるからダメだなと反省するしかないだろう。

 ……ま、気を取り直していこうか。ボクがやることは変わらない。ボクは、楽しくこのゲーテの男の人たちとセックスするだけだ。見返りなんか気にせず、自由に生きて、セックスして、お便所になる。ただそれだけで構わない。お便所になってる最中はこの最低の3人組のことも忘れられるしね。

「早く営業時間にならないかなぁ……? また、みんなのおちんぽにご奉仕するのが待ち遠しいよ……♡」

 ころんと狭い小屋の中で寝転がってそう呟いたボクは、営業時間までの短い時間を精液の臭いが残るこの部屋の中で待ち続けたのでありました。
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