TS異世界魔法少女英雄譚

ポカリ

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『応援♡ブラック企業の社畜を救え!』

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「うぅわ、やっばぁ……! この会社、ヤバすぎるよ……!!」

 夜10時、よい子はぐっすりとお休みする時間だが、淫乱魔法少女のボクにとってはこれからお仕事が始まる時間だ。
 今日も今日とてアホ毛レーダーに従ってザイマの反応を探していたボクは、オフィス街に建つとあるビルの中に透明化魔法を使って潜入していた。

 この時間っていうのは、普通の会社ならばとっくに退勤時間になってるはずだ。
 だから、人の姿があるはずがないんだけど、この会社はちょっぴり事情が違ってた。

 1階、2階、そして3階……と、仕事場と思わしき場所には、いっぱいの人が集まってる。
 その人たちは全員が死んだ目をしていて、ただ黙々と自分の作業を行っていた。

 やばい。これ、間違いない。巷で噂のブラック企業って奴だ。
 ファンタジー世界での生活が長すぎて現代社会の情報をすっぽりと抜け落ちさせていたボクでも、この異様な雰囲気が普通の会社にあるものじゃないってことくらいはわかる。

 おそらくこれはサービス残業。しかも1回や2回の特別な事態ではなく、ほぼ毎日のように徹夜して仕事をこなしてるんだろう。
 タイムカードは定時で切らせて、その後に帰さずに仕事を続けさせる……典型的な人件費の削減を目的とした、違法行為じゃないか。

(そりゃあ、ザイマだって生まれちゃうだろうさ! こんな仕事場、ボクだったら絶対御免だよ!!)

 人生の周回を経験してるボクだって、こんな会社は嫌だ。
 ボクはMだけど、気持ち良くない苦しみは絶対に御免だ。そもそも、ボクが好きなのはイタキモであって、苦しい経験なんかじゃない。
 この人たちだって、次の仕事場さえ見つけることが出来ればすぐにこんな会社は辞めてやるって考えてるんだろう。
 でも、この不景気じゃ次の就職先なんてなかなか見つからないし、そもそも転職活動をする時間がないからずっとここにしがみつくしかないんだ。

 ここに生まれるザイマの種類は大体わかった。
 まずは睡眠欲。次に性欲。食欲に関していえば死なない程度には食べられてるだろうし、この人たちが食事を楽しもうという気持ちを失っているからそこまで強くはないと思う。
 そして最後に、最も強くて具体的な欲望として、この会社をぶっ壊したい! って欲望があるはずだ。
 こんな会社なくなれば、もう仕事なんてしなくて済む。そんな社員の皆さんの想いを受け取ったザイマが生まれることを予感したボクは、大急ぎでその出現場所を探す。

(急がなきゃ、急がなきゃ~! これ、かなりマズいよ~っ!!)

 アホ毛レーダーの感度最大。物音も気にせず、反応のする方へ猛ダッシュ!
 このザイマは絶対に他の魔法少女たちに見つけさせちゃダメだ。こいつを倒されたら、ボクにでもわかるくらいのデメリットが生み出されるに違いないんだから。

「あ、あった!! って、ヤバい~~っ!!」

「ウオォォォォォォッ!!」

 そうして大急ぎで反応の大本に向かったボクが見たのは、社長室の前に出来上がった黒い淀みの水溜まりとそこから這い出そうとしているスーツ姿のザイマだった。
 こいつはたった今、この場所で生み出されて、早速暴れようとしている。この会社を壊すべく、水溜まりから飛び出して暴れ始めようとしたそいつに向け、ボクは大慌てで魔法を発動した。

「『ボクのための世界マコト・ワールド』発動っ!!」

「ウオォォ……!? おぉぉぉぉっ!?」

 ザイマを巻き込み、『マコトワールド』の中に転移を完了させたボクは、大きく安堵の息を吐く。
 本当に危ないところだった……ギリギリだったとは思うけど、誕生して間もないザイマの反応は魔法少女たちにも気取られていないはずだ。

 取り敢えず、これで一安心とばかりに胸を撫で下ろしたボクだったけど、ザイマの方は活動を邪魔されたことに怒り心頭って感じだった。

「この能力、貴様、魔法少女だな!? この『社畜ザイマ』様の邪魔をするか! 貴様なんぞにこの会社をぶっ壊すという俺の野望を止めさせはせんぞ! 者ども、出合え、出合え~~っ!!」

「ヒョロロロロロロッ!!」

 社畜ザイマ(なんて悲しい名前だろう)が大層な叫びを上げてから手を振り上げると、彼の周囲に10体ほどの雑魚ザイマが出現した。
 どうやら彼は上位種のザイマらしい。TV番組で言えば、ヒーローに倒される1話こっきりの出番しかない怪人ってところだろうか?

 そんな社畜ザイマが雑魚兵を呼び寄せ、戦いの構えを取る。
 普通ならばここからボクの八面六臂の大活躍が始まって、雑魚を蹴散らしてから社畜ザイマとの一騎打ちが始まるんだろうけれど、今回は事情が別だ。

「わわわっ!? ちょっとタンマ! ボクは君と戦うつもりはないんだって~!」

「なにぃ? 見え透いた嘘をつくな! こんな能力を持った女なんだから、魔法少女に決まってるだろうが!」

「確かにボクは魔法少女だけど、君の敵じゃないの! むしろ味方! 魔法を発動したのも、他の魔法少女たちに君を見つけさせないためなの!!」

「なんだと? 魔法少女が、俺たちの味方をすると言うのか!?」

 自分たちザイマを倒そうと襲い掛かってくるはずの魔法少女が、一切戦うそぶりを見せない。
 ザイマの軍団を前にしても変身すらしないボクの様子に何か妙な感覚を覚えたであろう社畜ザイマは、部下たちを制止するとボクにその行動の真意を尋ねてきた。

「どういうつもりだ? どんな理由があって、俺たちの味方をする?」

「え? だって、今回の件に限っていえば、君たちの方が正しいじゃん!」

「……は?」

 会社を破壊しようとする自分たちの行動を正当化するボクの一言を受け、ザイマたちがポカンとした表情を浮かべた。(黒い覆面を被っているから顔は見えないけど、そんな感じだったということだ)

 そんな彼らに対して、ボクは人差し指を立てながら自分の行動の理由を詳しく説明する。

「君たちはブラック企業に酷使されてる社員たちの苦しみから生み出されたザイマ、つまりは被害者なんだよ! 当たり前の扱いを望んでる人たちの真っ当な願いから生まれた君たちを倒すだなんてこと、ボクには出来ませんっ!!」

「お、おぉぉ……!? なんだか当たり前のことを言われてるのに、凄く感動したぞ!」

「こうして当たり前の人権を認められると嬉しいもんなんだな……俺たち、ザイマだけどさ」
 
「……貴様、名前は何という?」

「ボクはマコト! 淫乱魔法少女のマコトだよ!」

「いんっ!? ……ま、まあいい。マコトよ、貴様がザイマの味方をするというのなら、どうしてこんな空間に俺たちを閉じ込めた? 貴様が余計なことをしなければ、今頃はあの会社を破壊出来ていたはずだ」

「でも、そんなことをしたら、駆け付けた魔法少女に君が倒されちゃうよね? それはボクとしては困るんだよ」

 そう言いながらザイマたちに近づいたボクは、話し合いをしている間に用意しておいた新聞の記事をザイマたちに見せる。
 そこには、複数の会社で起きた過労死案件が書かれた記事が載っていた。

「ブラックコーポレーションで5人、黒岩商事で8人、こっちのノワール株式会社なんて、グループ全体で17人もの死者が出てるんだよ!? 酷くない!?」

「む、他人事とは思えない出来事だな……だが、これがお前の行動と何の関係性がある?」

「おおありだよ! あのね、この記事に乗ってる会社には、君と同じようなザイマが以前に出現していて、それが全部魔法少女たちに倒されちゃってるんだ。だから、こんなスーパーブラック企業になっちゃったの!!」

 そう、これがボクの危惧している問題だ。社畜ザイマが倒されたら、この会社だって新聞に載っている会社たちと同じ末路を辿ってしまう。

 ザイマとは、人間の欲望の写し鏡。あれがしたい、これが欲しいって欲望が元になって生み出される、願望の化物。
 それが倒されると、ザイマを生み出した人間の中からその欲望が完全に消え去ってしまうことは前にも話したはずだ。
 では、今回の件にこの情報を当てはめて考えてみると、どうなるだろうか?

 社畜ザイマは、ブラック企業に苦しむ社員たちの正しい欲望が元となって生み出されたザイマ。彼は暴力的な手段に訴えて、この会社を壊そうとしている。
 それが社員の総意なのは間違いないのだろうが、破壊行為を黙って見ているほど、魔法少女たちは甘くない。即刻、彼は排除されてしまうだろう。

 そうなった場合、上記のルールに当てはめて考えるのならば……この会社の社員たちからは、正しい人権を認めてほしいという欲望がすっかりなくなってしまうのだ。

 定時に上がりたい。残業代を出してほしい。週休二日制を認めてほしい。仕事の量に見合った給料を得たい。
 そんな、人として生きるために必要な当たり前の欲望が、全部消え去る……そうした欲が消え去った結果に残るのは、ブラック企業に適合してしまった完全なる社畜たちの完成だ。

 残業代も欲しがらない。休みなんて返上して幾らでも仕事をする。家に帰れなくったって、楽しいことがなくったって、平気でずっと仕事をし続ける。
 仕事に情熱を持って臨んでいるのなら構わない。でも、彼らは違う。普通の生活を送りたいという欲望がないから、空っぽの心でロボットのように仕事をしているだけなんだ。

 新聞に載っていた会社では、そういった正しい欲望を持つザイマが魔法少女たちによって倒されてしまっていた。
 そして、正しい欲望を失った人間たちが死ぬまで仕事を続け……過労死してしまったというわけだ。

 そんなのって酷い、あんまり過ぎる。
 そうなって得をする人間は、会社の上層部だけだ。社員たちの命を糧に甘い汁を啜って、私腹を肥やして、問題が起きた後にしおらしく謝って、また同じことの繰り返し……ザイマ以上の悪魔が、そこにはいる。

 そんなの絶対にダメだ。許しちゃおけない。
 人間には人生を謳歌する権利があるはずだ。頭もお尻も羽のように軽いボクが毎日を好き勝手に生きているように、頑張って仕事をしている人たちにもいいことがなきゃダメに決まってる。

 だから、ボクがそのおかしい部分を正す。
 全部の企業は無理かもしれないけど、目の前で苦しんでる人たちの欲望から生み出された正しい思いだけは、守ってあげたかった。

「君たちの欲望は間違ってないよ。でも、やり方は間違ってる。何かを壊してスッキリしようだなんて真似はしちゃあいけないんだ。君たちが正しいなら、尚更ね」

「……なら、どうすればいい? 俺たちザイマには欲望を発散することしか出来ない。この会社を破壊する以外に、俺たちに出来ることなんて……」

「ううん、あるよ! 君たちザイマが正しい会社の壊し方を理解すればいいんだよ!」

「正しい会社の壊し方、だと……?」

「うんっ! 具体的に言っちゃえば……この会社の社長さんを追い出しちゃえばいいの! 正当な手段を行使してね!」

 ザイマとそれを生み出した人間の心は密接にリンクしている。
 性欲が元となって生み出されたザイマとセックスをするとその大本となった人間も性欲が解消された気分になるのは、この心の繋がりが原因だとボクは思っている。

 だから、今回の件もそれと一緒。このザイマたちがブラック企業の社長を正当な方法で追い出すことを決意すれば、社員のみんなも同じような想いを抱くはずだ。
 詳しい方法がわかってるわけじゃない。でも、ボクなんかよりもこの世界の法律だとか社会の仕組みに詳しい大人たちが10人以上集まっているのだから、絶対に良い案が見つかるはず。

 今日のボクのお仕事は、このザイマたちにその決意を固めさせること。
 そして、その仕事にうってつけの力を、ボクはつい最近手に入れていた。

「ではでは! 頑張って戦おうとしているみんなを元気付けるために、ボクも人肌脱いじゃうぞ~~っ! マコト・フォームチェ~ンジっ!!」

 胸の辺りで手を重ね、パンパンッと手拍子。
 そうすれば、ボクの体を不思議な光が包んで、着ている服が溶けるようにして消え去っていった。

 残念ながら、ボクのえっちな裸はお見せ出来ていないんだけど……謎の光に包まれるボクのボディラインだけはザイマたちにも丸見えだ。
 おっちゃい体に反してボインと膨れたおっぱいも、ぷりっぷりのお尻の形もまるわかり……これはこれで興奮するなと思いながら、ボクは最近手に入れたばかりの魔法のコスプレ衣装を装備していった。

 上着は、爽やかな晴れ空を思わせる青と白のトレーナータイプのユニフォーム。
 くびれたウエストはしっかりと丸出しにして、キュートなおへそもしっかりとサービスで見せちゃいます。
 胸元も大胆に開けて、谷間がばっちり見えるようなデザインに。低身長のボクは上から見られることが多いから、胸の谷間も丸見えだよね。

 上着に合わせて、下の服装もプリーツタイプのスカートにチェンジ。ひらひらと舞い上がるミニスカートの下には、見せパンよろしく青のアンダースコートを着用する。
 こちらもぷりぷりしているお尻の形がしっかりとわかるデザインに仕上がっていて、チラリズムを意識した微妙なエロスを感じさせる代物になっております。

 最後に、髪型を黒のショートボブから鮮やかな金髪のツインテールへと変更。
 両手に髪色とよく似た黄色いポンポンを持ったボクは、星が出てきそうなウィンクをザイマたちに飛ばすと、満面の笑みを浮かべて新たな自分の姿をお披露目してみせた。

「じゃじゃ~ん! 本邦初公開のマコトちゃんの新フォーム! みんなに元気になってもらうために、ボク、一生懸命応援しちゃうぞっ! マコト・チアフルフォームっ!!」

「お、おぉぉ……! か、可愛い……!!」

 ザイマたちがそんな素の反応を見せてしまうほど、ボクの今の姿には破壊力があるみたいだ。
 レベルアップのご褒美として開放された『天界ショップ』の新商品『コスプレ魔法用商品』の1つ、『チアリーダー衣装』を用いての変身は、抜群の効果を発揮している。

 初回購入の特典で何でも1つタダで貰えるって聞いた時はちょっと悩んだんだけど、色んな衣装の中でも汎用性が広そうな効果だからこれを選んだんだよね。
 ……後はまあ、露出度が多いことも理由なんだけど……今はそんなことより、このチアフルフォームの力を使う番だ!

「フレッ、フレッ! ザイマ! がんばれ、がんばれ! ザイマ! ブラック社長をやっつけろ! 君なら出来るぞ、ふぁいおー!!」

「うおぉぉぉ……!? な、なんだ!? 体に力が湧き上がってくる!!」

 ポンポンを振ったり、ぴょんぴょん飛び跳ねておっぱいを揺らしたり、脚を大きく上げてアンダースコートを見せつけてみたり、そんな見よう見まねでボクがザイマたちを応援してあげると、彼らの体に不思議な力が湧き上がってきたみたいだ。
 これこそ、このチアフルフォームの能力。直接的な戦闘能力は低いけど、誰かを応援することで対象を元気にすることが出来るんだ。

 自分たちが勤めている会社の社長という、強大な相手に立ち向かおうとしているザイマたちを応援して、やる気を出してもらう。
 この状況にぴったりの新能力でしょう?

「が~んばれ、ほいっ! が~んばれ、えいっ! マコトちゃんは、みんなの味方っ! ふれふれがんばれザ~イ~マ~! やぁっ!」

 結構頑張って応援してるから、ボクの動きもかなり激しい。
 おっぱいもお尻もゆさゆさぷるぷるしちゃって、脚を惜しげもなく大開脚しちゃってるからアンダースコート越しにおまんこも見られちゃってる。
 色んな意味でザイマたちを元気・・にしながら、ボクは彼らがこの会社の社長に立ち向かえるように、精一杯の応援をし続けた。

「がんばれっ! が~んばれっ!! 悪徳社長をやっつけろ~!!」

「うおぉぉぉっ!! なんか、やる気が出てきたーーっ!!」

「やってやる! やってやるぞ!! 明るい未来を俺たちの手で掴むんだ!!」

 チアフルフォームの応援効果によって、気力と精神力を充実させたザイマたちが拳を握り締めて叫ぶ。
 今の彼らはやる気満タン、元気100%のMAXパワー状態だ。このやる気が社員のみんなに還元されれば、この会社の打倒もそう遠くはない話だろう。
 ……と、ボクは思っていたんだけど――

「待て! お前たち、落ち着くんだ!」

 折角、やる気になっている雑魚ザイマたちに水を差したのは、彼らを呼び寄せた社畜ザイマだ。
 自分たちのリーダーの言葉に振り向き、彼へと視線を集めたザイマたちに向け、社畜ザイマはボクの応援にも負けない大きな声で言う。

「確かにマコトの言っていることは立派だが、それが上手くいく保証はない! 俺たちがいくらやる気を出そうとも、俺たちを生み出した人間にそれが還元されるとも限らないんだ! そもそも、敵である魔法少女を信用していいのか!?」

「……言われてみれば、確かに……」

「勢いに流されてマコトちゃんに言われるがままにしようとしてたけど、やっぱマズいような気がしてきたな……」

 ボスからの指摘を受けたザイマたちは、今までの勢いが嘘のようにズーンと沈んだ雰囲気を醸し出すようになってしまった。
 折角の応援が無駄になってしまったことを悲しむボクであったが、それ以上の問題を見つけ出したことでそれに関して頭を悩ませた後、ふぅと小さく息を吐いてから社畜ザイマへと声をかけた。

「ねえ、もしかしてなんだけどさ……君、ビビってるでしょ?」

「なっ!? 何っ!? い、いきなり何を言うんだ、貴様っ!?」

 この反応、間違いない。
 自分の危惧が現実のものとなっていることに再び溜息をついたボクは、改めて社畜ザイマに向き直るとその心の弱さを指摘してあげた。

「いや、気持ちはわかるよ? 社長への反撃が失敗したら、そのまま無職になっちゃうのが怖いんでしょ? ブラック企業勤めといっても、一応は正社員の立場がある……それを失うのが怖いんだよね?」

「な、な、な……!?」

「でも、このままだと消耗品として会社に使い潰されるだけだよ? 自分の健康と未来を引き換えにしても、今の正社員の座にしがみ付く理由ってあるの?」

「だ、黙れっ! 黙れっっ!!」

「怖い気持ちはわかるけど、ここで立ち上がろうよ! みんなで一緒に立ち向かえば、きっと上手くいくからさ!」

「う、うるさいっ! お前の言っていることは全部的外れだ! この社畜ザイマ様が、怯えているだなんてことがあるはずないだろうっ!!」

 そうヒステリックに叫ぶザイマの反応を見れば、ボクの言っていることが全て図星なのは丸わかりだ。
 彼は今、会社に反旗を翻すことのデメリットに怯え、決断出来ずにいるのだ。

 社員たちの欲望を受けて誕生した社畜ザイマには、彼らの感情や思考が色濃く反映されている。
 その中には、会社への恨みもあるが、同時に職を失うことへの恐怖も存在しているのだ。

 自分たちが会社に逆らって、それが上手くいかなかった時、当然、社長は自分たちを首にするだろう。
 そうすれば翌日から自分たちは無職……お給料も貰えず、次の就職先もすぐには見つからず、路頭に迷うことになる。
 その苦労を味わうのが自分1人だけならばまだ良い。だがもし、家族がいたら? 自分の収入を頼りにしてくれている奥さんや子供がいるとしたら、正社員の座を失うことに恐怖を抱いてしまうのも当たり前の話だ。

 社畜ザイマの心にはそんな社員たちの怖れが深く刻まれている。
 そんな彼から生み出された雑魚ザイマたちにも、その感情は反映されているはずだ。
 つまり、社畜ザイマからその恐怖を取り除かない限り、この会社の社員たちが立ち上がることはない……彼を奮起させ、会社との戦いを決意させない限り、ザイマたちにもこの会社の社員たちにも未来はないのである。

 でも、社畜ザイマは自分の感じている恐怖を認めようとはしない。部下たちの手前、そんな気弱な姿を見せるわけにはいかないというプライドもあるのだろう。

 こうなってくると、言葉を尽くした正攻法での説得は無理だ。
 どれだけ確信を突こうとも、相手がそれを否定して話し合いのテーブルに着いてくれなければ何の意味もない。

 となれば……ここからは、ボク流・・・のやり方でやらせてもらおう。
 最近、がっつりセックスしてないから欲求不満気味だし、丁度よかった。そう思いながら首を振ったボクは、呆れ果てたような表情を浮かべながら演技を始める。

「あ、そう。そうなんだね。じゃ、好きにすれば? ホント、無駄な時間を使っちゃったな~!」

「ぐ、ぬぬ……!」

「やっぱザイマに情けをかけたりするのが間違ってたんだよね~。折角ボクが良いプランを教えてあげたっていうのに、なんだかんだと理由をつけて尻込みしちゃうんだから。ビビりの社畜は消耗品らしく、使い潰されるのがお似合いっていうかさ~! ザイマはザイマらしく、魔法少女に負けとくべきだよね~!」

「な、なにおう!? 貴様、言わせておけば好き勝手に……!!」

「だってそうでしょ? 世の中、そうなってるんだって! どんなにブラックな会社でも社員たちが逆らえないように、悪~いザイマは正義の魔法少女には勝てないようになってるの! 弱い雑魚ザイマたちはボクたちにぷちぷち踏み潰されて、情けなくやられるのがお似合いの末路だよ!」

「この……! 調子に乗りやがって! クソガキがぁっ!!」

「あははっ! 怒った、怒った! でも、全然怖くないよ~っだ!」

「ゆ、許さんっ! お前だけは絶対に許さんぞっ!!」

「ん~? そこまで言うんだったらザイマとしての意地を見せてみなよ。ま、所詮は無駄な足掻きだと思うけどね!」

 ボロクソにザイマたちを貶し、ついでにこの会社の社員たちのことも軽くディスる。
 どちらもザイマたちのことを指しているわけだから、怒りは2倍になるってことだ。

 ボクの目論見通り、煽られて怒り心頭になったザイマたちは、メラメラと憤怒の炎を燃やしながらボクに詰め寄ってきた。
 そんな彼らに対して強気な姿勢を崩さないまま、ボクはこのチアフルフォームのもう1つの姿をお披露目するべく、再び魔法を使う。

(マコト・モードチェンジ! チアフルフォーム・エロティックモード♡)

 新たな魔法を行使したボクの体が光に包まれる。
 基本的な服装は変わらないが、ボクが纏う衣装はスケベに形を変え始めていた。

 分厚いトレーナータイプのユニフォームだった上着は一気にその布地を薄くして、丈も短くなっている。
 タンクトップ型の、ボクのおっぱいの半分も隠せていないエロい服に変化したそれは、ボクが少しでも動けば乳首が丸見えになっちゃうくらいには防御力が低い。
 微動だにしていない今の時点でもピンクの乳輪が見えちゃってるし、完全に誘っているよね!

 下の方はもっとひどい。
 プリーツタイプのミニスカートの丈は余裕でお尻が見えちゃうくらいにまで短くなってた。
 アンダースコートも消えちゃったから、ぷりっぷりの桃尻もつるつるのパイパンおまんこも全部丸見え。最高にえっちな状態だ。

 これこそ、ボクが得た新たな力のもう1つの形態【エロティックモード】。
 容姿フォームではなく形態モードを変えるこの魔法が何のために使われるかなんて、もう説明する必要もないよね♡

「ほらほら、がんばれ~♡♡♡ 無駄な努力だけど、がんばってボクをわからせてみれば~♡♡♡」

「く、くそっ! 男を誘うエロい格好しやがって……!!」

「メスガキが、俺たちがお前の立場ってモンをわからせてやるよ!!」

 ポンポンを振って、ぴょこぴょこ飛び跳ねて、おっぱいを弾ませ、お尻とおまんこをスカートからちらちらとお披露目したりして、色んな意味で挑発的な応援をしてあげれば、ザイマたちはおちんぽをいきり立たせて鼻息も荒くボクへと向かってきた。

 本当にわかりやすいというか、掌で操りやすいというか……まあ、ボクの思うがままになってくれてる分には、何の問題も無いんだけどね!

 そんな風に上手く彼らの性欲を刺激し、セックスまで持ち込むことに成功したボクに対して、興奮をより滾らせた1体のザイマが手を伸ばしてきた。

「このっ、ぷるんぷるんのデカ乳がぁっ! さっきからボインボイン跳ねて、エロいったらありゃしないんだよっ! ちっちぇえ体のくせしてこんなにエロく育ちやがったこのおっぱいは、こうしてやるっ!!」

「はぁぁ……っ♡ おっぱいでおちんぽを挟んでほしいんだ? いいよぉ♡ 頑張って腰をへこへこしてみせてよ♡ どうせ、無駄な努力だろうけどさ……♡♡♡」

「こいつぅ……! すぐにわからせてやるからなっ!!」

 ボクのロリ巨乳をがっしりと掴んで、おっぱいと平行になるように胸の谷間におちんぽを突っ込むザイマ。
 所謂、縦パイズリというプレイで腰を振り始めた彼に対して、ボクはニヤニヤと笑みを見せながら応援を続けてあげる。

「フレッフレッ、ザイマ♡ がんばれがんばれ、ちんぽ♡ おっぱいオナホでイっちゃえ、イっちゃえっ♡」

「ぐおぉぉぉぉっ! な、なんだこのエロ乳はぁっ!? 指もちんぽも肉に埋まって、しっとり肌が吸い付いてきやがる……! こ、こんな乳、初めてだぁっ!!」

「どうしたの~? 腰の動きが遅くなってきたよ~? ボクのことをわからせるんでしょ? ほら、頑張りなよ~♡」

「はぁっ、はぁっ! ちょ、調子に乗るなよ、マコト! お、大人の本気って奴を、み、みせて、や、うぐぅぅぅっ!!」

 ボクの挑発を受けて一生懸命に腰を振り直したザイマだったけど、やっぱり耐えるのは無理だったみたいだ。
 ぱつん、ぱつんと音が鳴るくらいの激しい腰振りに反して、彼の上半身はずっと仰け反ったまま。絶対にボクをわからせてやるという思いと、絶大な快感に負けて射精をしてはならないという思いがぶつかり合って、凄い事になっているんだろうね。

「あはぁ……♡ おちんぽ、ボクの胸の間でびくびくしてるぅ……♡ イっちゃうんだ? メスガキマコトのおっぱいまんこの中で、だらしなく射精してびゅ~びゅ~しちゃうんだ? ……いいよ♡ なっさけない君のイキ顔、ボクに見せてよ♡ ボクのおっぱいに負けて、ちんぽ汁出しちゃえ、出しちゃえ~っ♡」

「うおぉぉぉぉっ! だ、駄目だぁぁっっ!! うわぁぁぁぁっっ!!」

「あはっ♡ きたきたぁ♡ うわ、すっごい出てるよ……♡♡♡ そんなに気持ち良かったんだ? 最後の1滴まで、ちんぽ汁びゅ~びゅ~しちゃいましょうね~♡」

「う、ぐぐぐ……む、無念……ガクッ」

 ポンポンを振って射精するザイマを応援してあげれば、彼はちんぽからザーメンを全て搾り出した後で背後に倒れ、サラサラと砂と化して散ってしまった。
 仲間があっさりとボクのおっぱいまんこに負ける姿を見て取ったザイマたちは、ゴクリと息を飲むと気を取り直し、ボクの弱点と思わしき場所を責め始める。

「む、胸は無視しろっ! まんこだ、まんこを狙えっ!」

「あはぁ……♡ クソ雑魚ちんぽのザイマさんたちは、生ハメセックスをお望みですか~♡ いいよ、別に♡ 君たちの粗チンでボクをイかせることなんか出来ないと思うけど、特別におまんこ使わせてア♡ゲ♡ル♡」

「むっきぃぃぃっ!! このメスガキ魔法少女がぁっっ! 絶対に目にもの見せてやるからなっ!! オラっ! ちんぽくら、おぉおおおっっ!?」

「……うわ、はっや~い♡ ハメただけでもう射精しちゃったの? クッソ雑魚~っ♡♡♡」

 怒声を口にしていたザイマの様子が一気に情けなくなる。
 おまんこに挿れた瞬間、腰を跳ね上げて射精してしまった彼のことをクスクスと笑いながら、ボクはお尻を振ってザイマのちんぽを容赦なく責め立てた。

「フレッ♡ フレッ♡ ちんぽっ♡ がんばれがんばれザーメンっ♡ ほいっ♡ ほいっ♡ ほいっ♡ ほいっ♡♡♡」

「うおおおおっっ!? や、やめっ!! 今射精したばっかなのに、そんな激しく腰を振られたら……うおおっ!!」

「は~い、クソダサ2連射精~っ♡♡♡ マコトちゃんのぷりぷりお尻応援でまたイっちゃったね~♡ で? 誰に目にもの見せるんだっけ~?」

「ち、ちくしょう……グハッ……!」

 続けて2体目のザイマも撃破。凄く良いペースだ。
 おまんこに力を入れて、中のザーメンをひり出したボクは、突き出したお尻をふりふりと振って、ザイマたちに挑発的な言葉を投げかける。

「ほらほら~♡ お次は誰がボクとセックスするの? マコトの魔法少女まんこでザイマの弱々ちんぽをやっつけてやるから、どっからでもかかってこ~いっ♡♡♡」

「うぅぅぅ……っ! な、なんて強さだ……!」

「やっぱり俺たちはやられ役……魔法少女には勝てないのか……?」

「にゃははははっ♡♡♡ よゆ~よゆ~♡ おまんこでもおっぱいでもお尻でも、好きなだけおちんぽの相手してあげちゃうよ~んっ♡♡♡」

 既に負け犬ムードが漂っているザイマたちに向け、自分のむちむちお尻をぺちん♡
 お尻ぺんぺんで挑発されるという屈辱的な仕打ちを受けたザイマたちだが、仲間たちがあっさりとボクに倒される様を見ていたから迂闊に攻撃を仕掛けられないようだ。

 にまにま、ぷりぷりとエロガキボディを全開にして、ザイマたちを挑発するボク。
 ザイマたちももはやこれまでか? と思われたその時、社畜ザイマが仲間たちに向けて叫んだ。

「諦めるな! 単独ではなく、全員でかかるんだっ! 1対1では勝てなくとも、俺たちみんなが力を合わせれば、魔法少女にだって勝てるっ!!」

「り、リーダー……! よ、よしっ! 全員で仕掛けるぞっ!」

「役割分担だ! 俺はまんこを責める!」

「なら俺は口だっ! 誰か他の奴、ケツを責めてくれっ!」

 ザイマたちの雰囲気が変わった。今までのがむしゃらに攻めてくる攻撃方法から、連携を用いての攻めへと意識を切り替えた彼らは、人数差を活かしてボクの周囲を取り囲む。
 そのまま、じりじりと距離を詰め、背後から1体がボクを襲うと、おちんぽをハメられる用意が整っていたアナルへと一気に肉棒を突き刺してきた。

「んおおぉおっ♡♡♡ んひ、いっっ♡♡♡ んぉ、おく、きてぇ……っ♡♡♡」

「よし、いけるぞっ! 畳みかけろっ!!」

「んへおおぉおおぉおおっ♡♡♡ ほぉおっっ♡♡♡ あっっ♡♡♡ んぶぅうううぅうううぅうっ♡♡♡」

 背後から羽交い絞めにされて、後ろに倒される。
 仰向けになったボクの体にはわっとザイマたちが群がってきて、色んな場所におちんぽを突き付けてきていた。

 大きく開いた脚の間に体を入れ込まれて、そのままおまんこに挿入。
 ずぷぷ~~っ♡ とぐちょ濡れおまんこを奥まで貫かれると、甘い声が出ちゃう。

 お腹の上にも座られたボクは、再びおっぱいをオナホールとして扱われていた。
 ビンビンに勃起しているおちんぽをがっしりと掴まれた乳房で挟む感覚に意識が蕩け、口の端が笑顔になっちゃう。

 ポンポンを掴んでいた手には、代わりに硬くて熱いおちんぽを握らされた。
 シコシコとそれを扱き、おちんぽの手触りと脈動を両手で感じながら、胸の高鳴りを激しくしていく。

 そして、喘ぎ声を上げる口にもおちんぽが突っ込まれた。
 喉の奥までを犯し、涎塗れになりながらボクの口まんこを穿つおちんぽ。その味にメロメロになっているボクは、自然と頬を窄めて、舌を這わせたフェラチオの動きをしていた。

「んぼぉおっ♡♡♡ んぶっっ♡♡♡ ぢゅぞっっ♡♡♡ じゅるるるっっ♡♡♡ んぐっ♡♡♡ んごぉおおぉおおっっ♡♡♡」

「効いてる! 効いてるぞっ! このまま責め続けろっ!」

「コイツ、スゲー感じてるぜ! まんこのビクつきが止まらねえよ!!」

「アナルもぎゅうぎゅう締まってやがる! 随分と敏感なんだな? お望み通り、奥まで穿ってやるよっ!!」

「んおぉおおおぉおおおっっ♡♡♡ おぉおおおぉおおぉおおぉおおおっっ♡♡♡」

 口の中いっぱいにおちんぽの生臭い味が広がる。
 両手に硬くて熱いおちんぽの震えが伝わってくる。
 乳首をぎゅうっと抓られて、お尻の穴を目一杯広げられて、子宮をぱこぱこ何回も何回もおちんぽでいじめられて……堪んないっ♡

(これこれっ♡ これだよぉ♡ やっぱりセックスは輪姦に限るよねっ♡)

 二穴だとか、串刺しセックスだとか、そんなんじゃあ物足りない。ボクの穴という穴、体の器官全てをおちんぽを扱くためのモノとして扱われる激しいセックスが、やっぱり一番だ。
 お前は絶対におちんぽには敵わないんだぞ、わかったか!? ってボクの体に教え込むような、そんな激しい動きでドMのボクのことをいじめ抜いて、気持ち良くしてほしいって願いが叶って、ボクは大満足だ♡

「んむうぅうっ♡♡♡ むぅうううぅうっ♡♡♡ んぢゅぅううっ♡♡♡ んん~~~~~~っっ♡♡♡」

 絶頂♡ 潮噴き♡ 本気ガチアクメ♡
 お口もおっぱいもお尻もおまんこも、ぜ~んぶイキっぱなし♡ おちんぽにじっくり躾けられて、降伏アクメ極めまくっちゃってる♡
 おまんこびくびく震えてて、子宮もちゅうちゅう亀頭に吸い付いてて、お尻の穴もぎゅ~~っと締まっておちんぽに媚び始めたボクの屈服は、ザイマたちにもよく伝わってるみたいだ。

「オラオラ、どうしたマコト!? さっきからずっとイキっぱなしじゃねえか!!」

「ちったあ我慢してみせろよ、正義の魔法少女さんよぉ!」

「んもももっ♡♡♡ んぐうぅっ♡♡♡ んも~~~~っっ♡♡♡」

「はははっ! やっぱ無理みたいだな。全身ちんぽで犯されて嬉しくって堪らないってよ!」

「さっきのお礼だ。今度は俺たちがお前を応援してやるぜ!」

 ごちゅん♡ ぼちゅう♡ とおまんこの奥が何度も激しく叩かれる。
 ギリギリまで引き抜かれたおちんぽが凄い勢いで最奥までを貫いて、降りてきている子宮を押し戻しながら被虐的な快感を生み出している。

 お尻の穴も、おっぱいも、口の中も……全部、ちんぽ塗れ。我慢汁のにがしょっぱい味が広がって、それを飲み込んだ体がかあっと熱くなってくる。

 締まる穴を、震える襞を、徹底的に蹂躙される快感。逞しいおちんぽにおまんこを犯されて、否応がなしに気持ち良くされる悦び。
 全身おまんこのボクにとって、体中をおちんぽを扱くためのモノにされる快感は最上級の喜びだ。こんなの、耐えられるはずがない♡

「んん~~っ♡♡♡ んぅぅううぅうううっっ♡♡♡ んっ、んっっ♡ んん~~~~~~~~~~っっ♡♡♡」

「頑張れよ、クソ雑魚まんこっ!! しっかり締めて、俺のちんぽを気持ちよくしな!!」

「ケツ穴にも気合入れろ! ちんぽの動きに合わせて、緩めたり締めたりするんだ!」

「んもぉおおおぉおおっっ♡♡♡ んんん~~~~~ッッ♡♡♡」

 イキっぱなしまんこを責められる。
 ザイマちんぽに襞を捲り上げられ、弱い場所を何回も突かれて、痙攣しっぱなしのおまんこを更に気持ち良くさせられちゃう。
 イってる最中に、またイかされる。アクメ中のまんこを激しく貫かれる。
 潮噴きの量がどんどん増えて、勢いも増していって、ボクの堕ちっぷりがそれだけでばっちり見て取れちゃってる。



 よわよわけつまんこもずっぽり奥まで穿ってもらう。
 うんちする時みたいに肛門を弾いておちんぽがひり出されたかと思ったら、すぐに奥までぐっと熱い肉の棒が押し込まれる。
 そこからまた引き抜かれて、押し戻されて……ずっとずっと、終わらない排泄快感にボクの理性は蕩けっぱなしだ。

「ちんぽ美味しいだろ~? もっとしっかりしゃぶれ、オラッ!!」

「ポンポンみたいに俺たちのちんぽも激しく扱いてくれよ、マコトちゃんよぉ!!」

「乳まんこもしっかりオナホとしての自覚を持てよ! この駄肉を使ってもらえることに感謝しな!!」

「んおぉぉぉぉ……っ♡♡♡ んぢゅるぅぅぅっ♡♡♡ んおぉおおぉおおおぉおっ♡♡♡」

 上半身の方も、ザイマたちに言われるがままにおちんぽへの奉仕を続ける。
 口をすぼめて無様なひょっとこ面になり、おちんぽに吸い付く。熱くて硬いおちんぽをしっかりと両手で握り、一生懸命に手を動かして扱き続ける。
 パイズリ穴として使われてるおっぱいにも意識を集中させ、胸を犯されているという自覚を強く持ったボクの体は、至る所で絶頂を繰り返し、完堕ち間近となっていた。

「んおぉっ♡♡♡ むおおおっ♡♡♡ んぅぅぅっっ♡♡♡ んおおぉおぉおおおぉおっっ♡♡♡」

「イけイけマコトっ! 無様にアヘれっ!!」

「ちんぽに負けろっ! ザイマに負けろっ!!」

「んむぅううぅううううぅううぅううぅううぅうっっ♡♡♡」

 ザイマたちの応援もとい、激しい罵詈雑言を浴びせられたボクの瞳にはハートマークが浮かび上がっていた。
 ボクってば、なんて正直者! こんな風に犯されて感じちゃうマゾだってことが一目でわかるようになってるドスケベさん♡

 ザイマたちも、そんなボクの堕ちっぷりに気を良くして、ゲラゲラとボクを嘲笑ってくれて……ああ、もう本当に、気持ちいいんだからっ♡

「さあ、喰らいなマコトっ!! 俺たちのザーメンで昇天させてやるぜっ!!」

「メスガキ魔法少女にザイマ汁で種付けだっ!! 思う存分、イキ狂っちまえっ!!」

「んぼぉおおおぉおおおおぉおぉおおっっ♡♡♡ おぼっっ♡♡♡ うぶっっ♡♡♡ んんん~~~~~~~~~~っっ♡♡♡」

 そうして、ボクを犯すザイマたちが叫びを上げると共に、彼らのおちんぽが規則正しい動きを見せる。
 強く、強く、何度かボクの感じる部分を叩いた後、完全に雌を屈服させるために最奥へ、一番弱い場所へとおちんぽを捻じ込み、そして……熱いザーメンが、なみなみとボクの全身に浴びせかけられた。

(ふああぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ 熱いっ♡♡♡ 凄いよぉおっっ♡♡♡ こってりザイマザーメンが体中にいっぱぁい……♡♡♡ 気持ち良くって、イクぅうぅっ♡♡♡)

 子宮で、お尻の穴で、胸の谷間で、口の中で、両手で……快感が大爆発を起こした。
 1つだけでも十分にイっちゃうくらいに気持ちいいのに、それが一気に全部爆発しちゃったんだからさあ大変。ボクは思考を放棄して、ただ雪崩のように襲い掛かる気持ちいいに悶えるだけの雌になっちゃった。

 びくびくとおまんこを痙攣させて、ぶしゅぶしゅと愛液を噴き出す。
 おまんこの中に入り切らなかった精液も潮噴きと一緒に噴き出しながら、体中をぷるぷる絶頂で震わせるボク。

 ザイマたちは、そんなボクの全身に快楽と服従精神を刷り込むようにしてザーメンを注ぎ込んでいく。
 お尻の穴を射精されながら穿られるのは本当に気持ちがよくって、ボクは何度も潮噴きしながらアヘりまくっちゃった。

 そうやって、長い時間をかけてたっぷりとボクを犯し尽くしたザイマたちが、ボクの全身からおちんぽを引き抜いていく。
 1人、また1人とその場を離れ、ニタニタと笑いながら今まで自分たちがいた場所を見下ろすようになった彼らの視線の先には、アヘ顔を浮かべながら悶え続ける、ザーメン塗れの無様なボクの姿があった。

「どうだ、マコト? 俺たちザイマの連携プレイならぬ、連携レイプのお味は? 気持ち良かっただろう?」

「んへ、おぉ……♡♡♡ んひ、ひひひひひ……っ♡♡♡」

「はははっ! 言葉にならないくらいよかったみたいだな? でも、まだ終わりじゃねえぞっ!!」

「んおぉおっ♡♡♡ ほへぇぇぇぇぇぇ……っっ♡♡♡」

 全身をくたくたにして、一切の抵抗が出来なくなっているボクのおまんこに、またおちんぽがぶち込まれた。
 他のザイマたちも第2ラウンドを開始すべく、ぞろぞろとボクへと群がってきており、終わりのない凌辱はここからが本番であることをボクに思い知らさせる。

「わからせてやるぜ、マコト。俺たちの恐ろしさと、お前の立場って奴をなぁ! 魔法少女になったからって粋がってると、こういう目に遭うんだよっ!」

「おんっっ♡♡♡ あぉぉおぉおんんっっ♡♡♡」

 パンパンパンッ♡ と素早い連打でおまんこをピストンされたボクは、呆気なくイってしまった。
 もはや1対1のセックスでもザイマたちに勝てなくなってしまったボクは、彼らのザーメンを注ぎ込まれるだけの器として、激しい輪姦セックスの中に身を沈ませていくのであった。














「おぉおおんっっ♡♡♡ んほぉおおんっっ♡♡♡ だめぇ♡♡♡ またきちゃううっ♡♡♡ お尻の穴で気持ち良くなってぇ♡♡♡ い、いぐぅうううぅううぅううっっ♡♡♡ あぁあああぁああああっっ♡♡♡ 熱いよぉおおぉおおぉおおっっ♡♡♡」

 ぶびゅるっ、と音を立ててアナルに注がれた精液は、まるでマグマのようにぐつぐつと煮立っているようだ。
 灼熱のザーメンをお尻の中に射精された悦びに身悶えし、土下座しているような体勢でガクガクと全身を痙攣させるボクの頭に、大量の精液が降り注いできた。

「あぁぁぁぁ……っ♡♡♡ 熱い、よぉ……っ♡ 全身、ザーメンだらけにされちゃってるよぉ……♡」

「ひひひっ! ケツの穴も髪の毛もちんぽ扱くための道具にされる気分はどうだよ?」

「お前の体は最高だぜ、マコト! 魔法少女なんて辞めて、俺たちの肉便器になれよ!」

「んひぃいっ♡♡♡ んあぁあああああぁっっ♡♡♡」

 お尻を思いっきり打たれた衝撃と快感で、おしっこが漏れる。おまんことお尻の穴からはたっぷりと射精された精液が音を立てて噴き出し、とても無様で滑稽な光景を作り出していた。

「ぎゃははははっ! ションベンもらしながら潮噴きとケツアクメか! 尻をぶっ叩かれてイクだなんて、流石はマコトだぜ!」

「もしかして、今のはお前の必殺技か? マコト・スリーホールスプラーッシュ! みたいな?」

「ハハハハハッ! かもしれねえなぁ……! そんじゃ、クソ雑魚魔法少女であるマコトちゃんに、少しは見せ場を作ってやるとするか!」

「ほひぃいいいっっ♡♡♡ ぶ、ぶたらいれぇっ♡♡♡ お尻ぺんぺんしちゃらめぇっ♡♡♡ い、イっちゃうからぁ♡♡♡ お尻ぶたれて気持ち良くなって、イクからぁああああああああぁあああっっ♡♡♡ んはぁあああああああああぁっっ♡♡♡」

 また、無様な三穴決壊が繰り広げられる。また、スパンキングでイかされてしまう。
 時間をかけて、たっぷりじっくりとザイマたちに躾けられてしまったボクは、すっかりおちんぽに負けて肉便器に成り下がっていた。

 おまんことけつまんこは勿論、おっぱいも口も両手もおちんぽを気持ち良くするための道具にされて、脇や太腿なんかのマニアックな場所にもたっぷりザーメンを射精されてしまった。
 金髪ツインテールの髪の毛もおちんぽを扱くために使われて、体中はザーメンで汚れたおちんぽを拭うためのシコティッシュにされる。
 今のボクの体には、ザーメンとちんぽが擦り付けられていない場所なんて一か所もない。ザイマたちの肉便器になったボクは、今もこうして彼らに好き勝手にイ化され続けているということだ。

「あうぅぅ……♡♡♡ あ、あぁ……っ♡♡♡ ひぐぅぅん……♡♡♡」

 スパンキングで沢山アクメさせられた後、ようやく解放されたボクは仰向けになってどさりと床に倒れ込む。
 叩かれ続けたお尻はジンジンと痛み、それが甘い痺れとなってボクの心を蕩けさせる。これまでにザイマたちから受けた仕打ちの全てが、快感となってボクを発情し切らせていた。

「はひ、い、あ、ぁ……っ♡♡♡」

「おお、こいつは……!?」

「変身が解除されたのか……?」

 やがて、気力を失ったボクは、光に包まれると共にチアフルフォーム・エロティックモードから、ただの全裸姿に変身する。
 金色の髪の毛も元の黒色に戻り、体中を汚していたザーメンが消え去った今のボクの姿を見て、社畜ザイマが自分の推察を口にした。

「いや、変身解除じゃあないな。精神に限界がきて、あのチアリーダー衣装を維持出来なくなっただけだ。まだ魔法少女としての力は発揮出来てるが……もう、堕ちる寸前だ」

「んひぃ……♡♡♡ は、ふぅ……っ♡♡♡」

 ぐちゅぐちゅとおまんこに指を突っ込み、そこを搔き回す社畜ザイマ。
 数秒前までそこを埋め尽くしていた精液の姿は無くなったが、代わりにそれを上回るくらいに分泌されたボクの愛液で指をいやらしくコーティングした彼は、どろどろと本気汁を垂れ流す発情まんこを見て、ニヤリと笑った。

「じゃあ、もう俺たちの勝利は目前ってことですか、リーダー!?」

「ああ、そうだ。このまんこを見ろ。こんなに白く濁った本気汁を噴き出して、ちんぽを待ってるみたいにぱくついてるだろう? この穴を犯してやれば、魔法少女マコトも一巻の終わりだ。こいつは快楽に堕ち、俺たちに敗北する!」

「おぉぉぉ……っ!! 遂に、俺たちザイマが魔法少女に勝つ日がやって来たんですね!」

「リーダー! マコトへのトドメは、あなたの手……いや、ちんぽで!!」

「わかった! 俺に任せろ! お前たちも援護を頼むぞ!」

「了解っ!!」

 ザイマたちの歓喜の声を聴いていたボクの脚が、大きく開かれた。
 とろとろに蕩けたおまんこを指で弄り、軽イキを何度か味わわせた後、社畜ザイマは己のいきり立つおちんぽをボクに見せつけながら、余裕の表情でボクに言う。

「さあ、トドメを刺してやるぞ。俺たち社畜を! ザイマを! 甘く見たことを後悔するがいいっ!!」

「んあぁああああああああぁああああああっっ♡♡♡ ああっっ♡♡♡ あはぁあああああああああぁああああっっ♡♡♡」

 ぱくぱくと口を開けておちんぽを欲しがっていたボクのおまんこは、社畜ザイマのそれをすんなりと咥え込み、奥まで迎え入れた。
 ずぶぶぶぶっ♡ とくぐもった水音がして、媚びたおまんこ肉があっさりとおちんぽの侵入を許す。
 子宮を亀頭で叩き、体の芯に響く快感でボクを悶えさせた社畜ザイマは、仰向けに寝転がっているボクのおっぱいに何度もビンタを繰り出して、被虐快感を味わわせてきた。

「んあぁあああっっ♡♡♡ りゃめぇぇっっ♡♡♡ おっぱいビンタしにゃいれぇっっ♡♡♡」

「何が駄目だ! エロ乳を引っ叩かれて感じてるんだろう? まんこの反応で丸わかりだぞ!!」

「んひゃぁあああああっっ♡♡♡ ちくびぃ、ぎゅぅってするのもらめぇ……♡♡♡ きもちよくって、おかひくなりゅぅ……♡♡♡」

「ふはははははっ! 正義の魔法少女様が乳を弄られてアヘ顔を浮かべるとは、とんだ醜態だな! マコト、もはやお前は我ら社畜の肉便器と化した! 今ここで、お前の魔法少女人生に幕を下ろしてくれるわ!」

「んあぁああっ♡♡♡ あぁあああっ♡♡♡ おちんぽ、しゅごいっ♡♡♡ ボクのおまんこっ♡♡♡ びくびくっ♡♡♡ よろこんで……はぁああぁぁあっっ♡♡♡」

 雑魚ザイマたちとのセックスで、ボクのおまんこにある弱い場所や好きな場所は調べ尽くされていた。
 社畜ザイマはそこを的確に狙い、ボクを喘がせ、執拗に責め立てる。
 これまでの輪姦で発情し切っていた体は、彼のテクニックによって最後の砦を崩壊させ、彼らに屈服しようとしていた。

「んはぁぁああっ♡♡♡ きもひ、いいよぉっ♡♡♡ ザイマのおちんぽで、ボクのおまんこイかされちゃってるよぉぉっ♡♡♡」

「どうだ? 俺たちのちんぽは良いだろう? 雑魚ちんぽという台詞、撤回するか?」

「うん、すりゅう♡♡♡ ザイマのちんぽはつよつよちんぽっ♡♡♡ ボクのおまんこがよわよわまんこっ♡♡♡ 馬鹿にしちゃって、ごめんなしゃいっ♡♡♡」

「くはははは……! いい子だ、マコト。さあ、もう自分の敗北が理解出来ただろう? お前の口から! はっきりと! 俺たちへの屈服を宣言するんだ!」

「はぃ……♡♡♡ わかり、まひたぁ……っ♡♡♡」

 おまんこを犯す社畜ザイマが、彼が生み出した雑魚ザイマが、床に寝そべるボクを見下ろしてくる。
 そんなザイマたちに媚びを売るように、淫靡に蕩けた満面の笑みを浮かべたボクは、呂律の回らない舌で彼らへの敗北を宣言した。

「ボクの、負けれしゅっ♡♡♡ 魔法少女マコトはぁ♡ 社畜ザイマしゃまたちにまけひゃいまひたっ♡ ボク、魔法少女やめましゅっ♡ 今日からみんにゃの肉便器になりゅのぉ……っ♡ 今までちょ~しにのってて、ごめんなひゃいっ♡ これからはみのほどをわきまえて、しっかりおまんこさせてもらいますっ♡」

 幸せいっぱい、アヘ顔満開で屈服宣言をしてみせれば、ボクを取り囲むザイマたちから大きな歓声が上がった。
 遂に、この生意気なメスガキを堕としてやったぞとばかりに大喜びする彼らの話し声が、ボクの耳にも届いてくる。

「やった! やったぞ! 俺たちザイマが、魔法少女に勝ったんだ!」

「ああ、これもみんなの協力のお陰だ! ……マコト、覚悟しろよ? 肉便器堕ちしたお前に、休む暇なんてないからな!」

「ふぁい……♡♡♡ ボク、みなしゃんのためにがんばりまふ……♡ 新米肉便器のマコトに、おちんぽでのご指導、よろしくお願いしますね……♡♡♡ ちゅっ♡ ちゅっ……♡」

「ははははっ! 可愛い奴だ! すっかりしおらしくなって、雌の顔になったじゃないか!」

 社畜ザイマに体を抱きかかえられたボクは、四肢で彼の体に絡み付くと、甘いキスで忠誠を示した。
 最初の頃と打って変わったボクの姿を見て、ザイマたちは大興奮している。
 この快楽に蕩けた幸せそうな顔を見れば、ボクが演技をしているようには見えないだろう。

 快感とちんぽとザイマに屈服し、肉便器としての生き方を受け入れたボクの尻を撫でる社畜ザイマ。
 彼の仲間たちは口々に彼を褒めちぎり、勝利の喜びを分かち合っている。

「リーダー! リーダーの指揮のお陰で、魔法少女に勝てましたよ!」

「いや、俺だけの力じゃない。全員が協力して、100%以上の力を発揮したからこそ、掴めた勝利だ。この勝利は俺たち全員の力が結集したからこそ、得られたものなんだよ」

「俺たち全員の力で……! 1人じゃあ魔法少女には敵わなくっても、俺たち全員なら勝てる! どんなに強い敵だって、全員で協力すれば!」

「そうさ! 俺たちは1人じゃない! どんな強大な敵だろうと、俺たちが力を合わせれ、ば……?」

「……? リーダー? どうかしたんですか?」

 仲間と笑顔で話していた社畜ザイマの表情が、わずかに曇った。
 何か、今の会話に思うところがあったような、そんな雰囲気で考え込んでいた彼は、はっと顔を上げるとボクの顔を見つめる。

「……俺たち1人1人はか弱い存在でも、力を合わせれば魔法少女という強大な敵にだって勝てる。団結し、協力すれば、予想も出来ない力が生まれるんだ」

「え、ええ、そうですとも! 実際、マコトを倒すことだって――」

「そうだ。俺たちは魔法少女マコトに勝った。全員で力を合わせて、マコトに勝ったんだ! なら……俺たちが力を合わせれば、この会社の未来も救えるんじゃないか? 会社自体を壊すことなく、社長だけを追い出すことも出来るんじゃあないのか?」

「り、リーダー……!?」

 少しずつ、彼の声に熱意が宿る。
 ボクを堕とそうとしていた時よりも強く、熱く、込み上げてくる彼の想いが反映されているかのように、その声が大きくなっていく。

「マコトの言う通りだ。俺は怖がっていた……社長への反逆を怖れ、職を失うことに恐怖し、仮初の平穏に縋ろうとしていた。だが、それでは駄目なんだ! 俺だけじゃない! 俺以外の仲間を救いたいと思うのなら、今、動かなきゃ駄目なんだ! 自分のため、仲間のため、家族のために……! 立ち上がり、戦う時は今なんだ!」

「リーダー……!! じゃあ、やるんですね! 正しいやり方で会社をぶっ壊す、社長への反撃を!!」

「ああ、やろう! 俺たちは魔法少女に勝つことが出来た。それは、ここにいる仲間たち全員で力を合わせた結果だ。俺たちが力を合わせれば、どんなことだって出来る……! 明るい未来を、俺たちの手で掴み取ろうぜ!!」

「おおーーーーっっ!!」

 社畜ザイマの熱気が、雑魚ザイマたちに伝播した。
 彼の熱い想い、仲間たちを想う心、そして協力することで発揮出来る凄まじい力に心を突き動かされたザイマたちが、社長との戦いを決意していく。

 やがて、その熱気が完全にザイマたちの間に広がった頃、ぎゅうっとだいしゅきホールドを続けるボクの頭を優しく撫でた社畜ザイマは、静かな声でこう問いかけてきた。

「マコト……お前はわざと、こんなことをしたんだな? 俺たちを挑発し、団結させることで結束の力を証明した。己の身を犠牲にしてでも俺たちを救いたいというお前の献身に、心からの感謝を贈らせてもらおう」

「ん~……♡ そんなに気にしなくていいよ♡ 半分は演技だけど、おちんぽに負けちゃったのは本当だし、何より凄く気持ち良かったからね♡」

「はははははっ! そうか、お前は確か淫乱魔法少女だったな。この状況すらも楽しんでしまうお前には、どうやら本当に敵わないようだ」

「えへへ~♡ そんなに褒められちゃうと照れちゃうな~……♡ さて、それじゃあ、改めてみんなのことを応援させてもらうね♡」

 長時間の輪姦セックスで体力も精神力も限界に近いけど、まだほんの少しだけ力は残ってる。
 搾りカスみたいなそれを搔き集めて、再びコスプレ魔法を使ったボクは、素裸の体はそのままに髪の色と髪型、そして両手にポンポンを持った超簡易的チアフルモードになると甘い声でザイマたちの応援を開始した。

「フレッ♡ フレッ♡ ザイマ♡ 勝てるぞ♡ 勝てるぞ♡ ザイマ♡ ボクをやっつけたみたいに♡ ブラック社長もやっつけろっ♡ 明るい未来はきっと来る♡ みんなで団結、ふぁいおーっ♡♡♡」

「むぐっ! うぉ、おぉぉぉぉぉ……!!」

 飛び跳ねる代わりに腰を振って、ハメられてるおちんぽをぎゅっと包み込んで……セックスしながらの応援で気持ち良くなってくれた社畜ザイマは、ボクの膣にたっぷりとザーメンを注ぎ込んでくれた。

 じわーっ、と染み込んでくるその快感と、いつ味わっても気持ちいい膣内射精ナカダシの悦びに恍惚とした笑みを浮かべながら、ボクは熱いキスを社畜ザイマに贈り、優しくその体を抱き締めた。

「大丈夫、みんななら絶対に出来るよ……♡ ボクはいつでも、みんなのことを応援してるからね……♡」

 お尻を撫でられ、体を強く抱き締められ、逞しい雄の腕の中でうっとりとした気分に包まれながら、ボクは女神のように微笑み、意欲に燃えるザイマたちへの応援の言葉を口にするのであった。















『……続いてのニュースです。ブラック企業、新生される。昨日、都内にある株式会社『黛インダストリアル』の社員たちが総辞職。倒産した会社を退職金で購入し、新会社を立ち上げました。社員や顧客、会社の設備等を失わずに社員を不当に酷使してきた経営者だけを排除したこのやり方に、多くの人たちから賞賛の声が寄せられています』

 数日後、ニュースを見ていたボクは、聞き覚えのある会社名を耳にしてそのニュースを注視する。
 テレビには件の会社の様子が映されており、そこで働く人たちの嬉しそうな姿を見たボクは、死んだ表情をしながら働いていた彼らの幸福を素直に喜んだ。

 そうして、笑顔を浮かべてニュースを見ていたボクは、コメンテーターが不思議そうな様子で話し始めたある話を聞き、苦笑する。

『ちなみになんですがね。この会社、新しく社名を変更したそうなんですよ。満場一致で、黛インダストリアルからマコト・・・インダストリアルって名前に。でも、社員にそんな名前の人間はいないから、どこからその名前が出たのかみんな不思議がってるそうです』

『それは不思議な話ですね……ですが、明るいニュースであることは間違いないでしょう。では、次のニュースを――』

「マコトインダストリアルって……ボクの名前じゃん! そこまでザイマたちの意思が反映されちゃったのか~……」

 どうやら、ザイマたちが感じたボクへの感謝が、あの会社の社員さんたちの心にも映ってしまったようだ。
 心の奥底にあったボクへの感謝を社名に取り入れるという形で示した彼らの行動に苦笑しつつ、自分の名前が会社の名前に採用されるという気恥ずかしさに頬を染めつつ、テレビの電源を落としたボクは、こほんと咳ばらいをして気を取り直す。

 まあ、今回のボクの魔法少女としてのお仕事は上手くいった。これ以上ないくらいの成果だろう。
 しかし、ボクはここで満足なんかしない。これからのお仕事を上手く回すためにも、今回の一件を利用させてもらうつもりだ。

 その為に必要な力は既に手に入れたし、話し合いも終えた。
 これからの活動はもう少し楽で刺激的なものになるなと思いながら、ボクは自分の右手を顔の高さにまで上げ、ぱちんと指を鳴らす。
 その瞬間、楽し気な笑みを浮かべたボクは……小さく、愉快な声で、その魔法の名を口ずさんだ。

「『新ボクのための世界マコト・ワールド2』、発動っ!!」









・本日の成果

ブラック企業『黛インダストリアル』の従業員たちの欲望から生まれたザイマたちを説得。
彼らの破壊行為を止めつつ、社員たちを救った!

1つの会社を救い、日本中に良いニュースを届けたことで、人々の心が明るくなった!


・現在のマコトの貢献度

今までの合計ポイント(62P)
ザイマの説得及び浄化(100P)
ザイマの発生抑制(一律で30P)

合計192P

レベルアップ! マコトの固有魔法『ボクのための世界』がパワーアップしました!

次のご褒美まで108P



おまけ

チアフルフォームの設定

装備 ()内はエロティックモード時のもの

上半身 
トレーナータイプのユニフォーム カラーリングは青と白
(極小のタンクトップ型ユニフォーム 下乳&乳輪が露出している)

下半身
プリーツタイプのミニスカートとアンダースコート カラーリングは上半身と同じ
(超ミニスカートにノーパン お尻と性器がほぼ丸見え)

髪型
金髪のツインテール
(通常時と同じ)

その他の装飾品
応援用のポンポン エロティックモード時も出て来る


能力

淫乱魔法少女マコトが魔法のチアリーダー衣装を纏ってフォームチェンジした姿。
直接的な戦闘能力は低いものの、誰かを応援することで対象となった人物の能力を向上させることが出来る。

装飾品であるポンポンは実は武器(物理用)。これを使って敵を殴ったりする。

必殺技はチアリーディングの動きに合わせて敵をボッコボコにする『チアフル・ハートフル・フルボッコ』と応援用の技として『チアフルダンス』がある。

エロティックモード時には男性の性欲を限界以上に引き出す応援効果があり、それによる激しいセックスを行うことが可能。

その状態での必殺技はポンポンを持ち、相手を応援しながらの騎乗位。
特に名前は無いが『マコトの応援セックス』と無難に名付けておこう。

トランジスタグラマーであるマコトの胸や尻が跳ね回る姿は圧巻の一言である。
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