114 / 117
- 腐敗した王国と傀儡の王 -
『過去の遺恨と - 枯れた涙 - 』
『死は始まりに過ぎない。思い知るがいい、僕を、俺を追いつめたことを。思い知るがいい。永遠に死なぬことが出来ないその苦しみに、永遠に彷徨い続ければいい…
───君たちにそう告げたあの日のことを今も鮮明に覚えているよ』
『──…どうして、キミはあの日、俺を… ぐっ、』
眠るプーモの首に手をかけたとき、ぐらぐらと目眩がした。一度目を閉じて、再び開ける。
『今はまだ… 時期早々というわけか。死は等しく平等に訪れる… ジークウォン、君は前にそう言っていた。ならば、万物のその流れを変えた俺をさぞ恨んでるのだろうな…』
『フラミー… 俺はキミを信じていた。ずっと… なのに、なぜあの日…』
裏切った?そう問いかけるも、彼からは何も言葉は返ってこない。
『どうして、信じていたのに。信頼の置ける友だと思っていたのに、それは俺だけだったのか…。』
その金色の瞳に、微かな悲しみと殺意が混じる。かつての友の首に手を置くけれど、それ以上のことは…出来なかった。ぐっと握りしめる拳、もうすっかり枯れてしまった涙はいくら悲観しようと出てくることもなく、乾いた笑いだけが零れ落ちる───。
『僕は…俺は、もう転生したくはなかった。生まれたくなかった…!どうして、またこの苦しみを抱いていかなければいけない?俺は… っ俺達が何をしたと言うんだ?父上が何をした?母上が何をした…?ただ、そこにある日常を送っていただけだったのに… なぜ、殺されなければいけなかったのか。どうして俺があんな目に合わなければいけなかったのか。
───だから、呪いをかけた。それがお前たち生ける者たちへの… 』
『味方だと思っていたのに、裏切ったお前たちを決して許さない』
それは万物の生ける者たちへの… 怨みつらみの言葉だった。
───君たちにそう告げたあの日のことを今も鮮明に覚えているよ』
『──…どうして、キミはあの日、俺を… ぐっ、』
眠るプーモの首に手をかけたとき、ぐらぐらと目眩がした。一度目を閉じて、再び開ける。
『今はまだ… 時期早々というわけか。死は等しく平等に訪れる… ジークウォン、君は前にそう言っていた。ならば、万物のその流れを変えた俺をさぞ恨んでるのだろうな…』
『フラミー… 俺はキミを信じていた。ずっと… なのに、なぜあの日…』
裏切った?そう問いかけるも、彼からは何も言葉は返ってこない。
『どうして、信じていたのに。信頼の置ける友だと思っていたのに、それは俺だけだったのか…。』
その金色の瞳に、微かな悲しみと殺意が混じる。かつての友の首に手を置くけれど、それ以上のことは…出来なかった。ぐっと握りしめる拳、もうすっかり枯れてしまった涙はいくら悲観しようと出てくることもなく、乾いた笑いだけが零れ落ちる───。
『僕は…俺は、もう転生したくはなかった。生まれたくなかった…!どうして、またこの苦しみを抱いていかなければいけない?俺は… っ俺達が何をしたと言うんだ?父上が何をした?母上が何をした…?ただ、そこにある日常を送っていただけだったのに… なぜ、殺されなければいけなかったのか。どうして俺があんな目に合わなければいけなかったのか。
───だから、呪いをかけた。それがお前たち生ける者たちへの… 』
『味方だと思っていたのに、裏切ったお前たちを決して許さない』
それは万物の生ける者たちへの… 怨みつらみの言葉だった。
あなたにおすすめの小説
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
事なかれ主義の回廊
由紀菜
BL
大学生の藤咲啓嗣は通学中に事故に遭い、知らない世界で転生する。大貴族の次男ランバート=アルフレイドとして初等部入学前から人生をやり直し、学園で出会う無愛想で大人顔負けの魔法の実力者であるヨアゼルン=フィアラルドと親友になるが、彼に隠された力に翻弄され次々と襲ってくる災難に巻き込まれる。終いには、国家の存続を揺るがす大事件にまで発展することに・・・
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
異世界転生してひっそり薬草売りをしていたのに、チート能力のせいでみんなから溺愛されてます
ひと息
BL
突然の過労死。そして転生。
休む間もなく働き、あっけなく死んでしまった廉(れん)は、気が付くと神を名乗る男と出会う。
転生するなら?そんなの、のんびりした暮らしに決まってる。
そして転生した先では、廉の思い描いたスローライフが待っていた・・・はずだったのに・・・
知らぬ間にチート能力を授けられ、知らぬ間に噂が広まりみんなから溺愛されてしまって・・・!?
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼不定期連載となりました。
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
僕、天使に転生したようです!
神代天音
BL
トラックに轢かれそうだった猫……ではなく鳥を助けたら、転生をしていたアンジュ。新しい家族は最低で、世話は最低限。そんなある日、自分が売られることを知って……。
天使のような羽を持って生まれてしまったアンジュが、周りのみんなに愛されるお話です。
拾った異世界の子どもがどタイプ男子に育つなんて聞いてない。
おまめ
BL
召喚に巻き込まれ異世界から来た少年、ハルを成り行きで引き取ることになった男、ソラ。立派に親代わりを務めようとしていたのに、一緒に暮らしていくうちに少年がどタイプ男子になっちゃって困ってます。
✻✻✻
2026/01/10 『1.出会い』を分割し、後半部分を『2.引き取ります。』として公開しました。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年の乙女ゲー転生BLです。