リトル君の魔法学園生活

鬼灯

文字の大きさ
80 / 102

80_合宿前夜

しおりを挟む


「合宿って何が居るんだ?」

合宿前にみんなでお泊まりをしようと言うことになってみんなは俺の部屋に集まっていた。


「服があれば良いだろ?」

ヒルエがそう言ったが、いや、もっと必要なものがある。

「お菓子も要るだろ。」

服とお菓子を鞄に積めていく。

「お菓子の量多くないか」

「ギル達も一緒に食べるだろう」

「リトル、虫歯になっちゃうよ」

「そう言う、ギルとセルトは何持っていってるんだ?」

俺はお菓子を大量に積めて行く。
備えあれば憂いなしだから。

「俺は…絆創膏と消毒と服と裁縫道具と…」

「お母さんの荷物だ…怪我したら俺が治すぞ」

「ありがとう、今までは自分で処置するしかなかったから…」

苦労してるんだな…。
備えあれば憂いなしはギルのためにある言葉なんだな。

「セルトは?」

ドンッ

荷物からすさまじい音がする。
何が入ってれば、そんな音になるんだ。荷物も大きいし。

「セルト、旅に出るの…?」

「え、何言ってるの合宿だよ。中身はね…、ダンベルと…」

セルトの鞄の中からは大量の鍛える道具が入っている。セルトだけ方向が違う。いや、戦闘訓練の合宿だから合ってはいるのか…?凄いストイックだな。

「あはは…、朝練あるから」

遠い目をするセルト。合宿まで特別メニューなんだな…。

「ヒルエの荷物が僕は一番謎なんだけど?」

「ん…」

ヒルエはセルトに荷物を渡す。凄い小さい荷物…。その中をセルトは覗く。連れて俺とギルも覗く。

「少な…!」

財布やケータイ、ハンカチ、街に行く時の荷物しか入ってない。

「タオルとか服とか要らないの?」

「あっちに入ってる」

ヒルエが指差したのは俺の荷物だった。

「そういえば、なんか服多いなって思った…」

「気づかないところがリトルだよね」

気づかないよ。だって、いつもの事と言ったらいつもの事何だもん。

「それより、ゲームしようぜ」

ヒルエは俺にゲームを渡す。準備するのは俺なのね。

「よし、1位の人はリトルと寝る券ね」

「またやるのそれ!」

「じゃあ、負けられないな」

「俺に勝てる訳ねぇだろ。リトルと寝る券は要らねぇけど」

いや、皆さん、それ俺に何のメリットもないからね。







######









「んで、やっぱりこうなるよな」

「当たり前だろ」

ヒルエは俺のベットに寝転んで、アイスを食べている。

「ん…」

もうアイスは要らないんだろう。俺に手渡してくる。俺はそれをありがたく頂く。お腹のキャパ的にちょうど良い。


「食べたら寝るぞ」

ヒルエは電気を消そうとする。アイス食べ終わるの待つ気がないじゃないか。まぁ、もう食べたけど。


「戦闘訓練かぁ…」

「緊張してんのか?安心してろ、どうせ役には立たないだろうぜ。怪我人の手当てしてろ」

「それが一番良いな」

戦闘じゃ何も役には立たないことは重々承知してるので、否定しない。俺はヒルエの隣に寝転ぶ。ヒルエはそのまま抱きついてくる。

「おい//」

「うるせぇ、抱き枕が居るんだよ。部屋から持ってくるのだるい」


だるいって、なんか前もこんな感じで寝た気がする。俺は諦めて寝る体制に入る。

「おやすみ、ヒルエ」

「ああ、おやすみ。良い夢見ろよ」





せめて、今だけでもー…。








しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

そんなの聞いていませんが

みけねこ
BL
お二人の門出を祝う気満々だったのに、婚約破棄とはどういうことですか?

オオカミ様に抱かれたい!

万里
BL
ISB(異種共生対策局)のバディ、ルカとガルドは、性格も属性も正反対で、顔を合わせれば喧嘩ばかり。ある満月の夜、ルカは凶暴な変異体に出会い、絶体絶命のピンチに。 その時、ルカを救ったのは、美しく気高い「人狼」だった。ふかふかの毛並みに抱き寄せられ、命懸けで守られたルカは、その正体が目の前の嫌いな相棒・ガルドだとは露知らず、狼の姿に「運命」を感じて一目惚れ。 ■ 登場人物 ルカ(Ω / オメガ) 属性・立場: ISBの捜査官。非常に珍しく、かつ社会的に守られるべき存在のΩ。 性格: 潔癖、真面目、融通が利かない。Ωであることを弱みと思わず、抑制剤で属性を隠して強気に振る舞っている。 現在: ガルドを「野蛮で不潔な男」と嫌っているが、自分を救った「銀狼」を神のように崇拝し、恋に落ちている。 ガルド(α / アルファ) 属性・立場: ルカのバディ。強大な力を持つα。実は希少種である「人狼(ビースト)」だが、迫害を避けるため周囲には隠している。 性格: ガサツ、直感的、ぶっきらぼう。満月の夜だけは人狼の姿を制御できなくなる。 現在: 実は以前からルカを大切に思っているが、ルカが自分の「人狼の姿」に一目惚れしたせいで、正体を明かせないまま自分の悪口を聞かされる羽目に。

目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた

木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。 自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。 しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。 ユエ×フォラン (ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)

彼は当て馬だから

藤木みを
BL
BLです。現代設定です。 主人公(受け):ユキ 攻め:ハルト

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

幼馴染がいじめるのは俺だ!

むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに... 「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」 「はっ...ぁ??」 好きな奴って俺じゃないの___!? ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子 ーーーーーー 主人公 いじめられっ子 小鳥遊洸人 タカナシ ヒロト 小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。 姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。 高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、 脳破壊。 千透星への恋心を自覚する。 幼馴染 いじめっ子 神宮寺 千透星 ジングウジ チトセ 小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。 美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている) 転校生の須藤千尋が初恋である

処理中です...