腐女子の妄想小説~R18添え~

鬼灯

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勇くん~泥酔/強引/エロ~

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1年前。妻と離婚した。
原因は子どもの死産だった。

子どもに問題はなく、
母体の問題だった。

妻は罪悪感を覚え、
俺と離婚したいと言った。

もちろん、俺は拒否したが、
妻は潰れかけてしまった。

俺の気持ちを待つ余裕などなく、
俺は離婚を承諾した。

それ以来、恋愛はしていない。

いや、恋愛ができなくなったのだ。

仕事をして、家に帰る毎日。
最近少し変わったのは、
アパートの隣に越してきた人と仲良くなったことだ。

普通の青年だが、物腰が柔らかくて優しい。
熊みたいだと言われる俺とは真逆だった。

その仲良くなった隣人が玄関の前で泥酔していた。

「あれ、南さん。こんばんわ。」

「こんばんわ。…ゆう大丈夫か?」

「大丈夫ですよー。ちょっと、飲みすぎちゃって。」

「ほら、立て。家の中に入るぞ。」

勇は鞄の中を探る。
鞄の中は普段綺麗に整えられているが、
今は鍵を探す行為でめちゃめちゃになっていた。

「それが、鍵がないんです。」

「はぁ?」

困ったようにあはは、っと笑う勇に
俺はため息をつく。30の男がなんてことだ。

「とにかく、俺の部屋に来い。散らかってるけどな。」

「ありがとう。南さん」

勇はフラフラと立ち上がると、
俺が開けた扉から中に入っていく。

「とりあえず、水飲め。」

冷蔵庫からペットボトルの水を渡す。
勇はお礼を言ってキャップを開けて水を飲む。
けれど、口から溢れてしまい、勇の服を濡らした。

「おいおい、どーしたんだよ、ほんと。」

俺はタオルを勇に渡す。渡したタオルで勇は
口元を拭いた。

「南さん…」

ガバッ

「うわ。」

勇は急に俺に抱きついてきた。

「南さん…僕、恋人に振られました。男同士は子どもできないからって。そんなの付き合ったときに分かってたじゃないですか、子どもだけが幸せじゃないでしょ、南さん。」

「飲みすぎだ…」

男同士の恋愛に偏見はない。しかし、子どもだけが幸せじゃないっていうのは妻に伝えられなかった俺の言葉だった。

「南さん、答えて下さい。答えてくれないなら、僕を抱いてください。」

「はぁ!?どうしてそうなるんだよ!」

「忘れたいんです。だから…」

「俺は子どもうんぬんには答えを持ってない。分からないんだ。」

「じゃあ、抱いてください。もう、南さんしかいないんです。」

勇は服を脱いでいく。露になった裸は少し赤みを帯びて妖艶だった。

「どうなっても知らないぞ。俺は男は久々なんだ。」

「それでいいです。」

俺は乳首を噛む。痛そうに顔を歪めるが、少し舐めると表情を変えた。

「い、あ、んんあ////」

「気持ち良さそうでなりよりだ。」

乳首への刺激は徐々に強くなる。舐めるのではなく、軽く噛む。

「いたい、もうだめ////」

「後悔しろって、だめって言われても辞めねぇよ。」

勇のペ◯スに手を伸ばす。先走りの液が出ている。

「ふぁ、あ、んあ///」

「ほら、へばんなよ。触るぞ。」

先走りを指ですくって、勇の後ろの穴に塗る。そのまま指を中にいれた。

「んはぁああ////」

「感度がいいな、よっぽど仕込まれてるらしい。」

ビクッビクッ

勇の体はビクビクとはね上がる。俺は男はズボンを下ろして、ペ◯スをあてがう。

「挿れるぞ。」

「う、ん////」

ゆっくり中に挿れていく。

「ん、あ、んぁ////」

「全部入ったな。動くぞ。」

ゆっくり抜いて一気に押し込む。

「んあああ////」

「大人しい顔してずいぶんと経験があるようだな。」

乱暴に動く俺に勇は喘ぐ頃で精一杯になっていた。

「んふぁ、んあ、いっちゃ、いっちゃう///」

「イっていいぜ。止めねえけどな。」

「んあああ、いっちゃ、いっちゃった///もうらめ、おわり、また、いぐ///」

「俺もイくぞ。中で良いんだよな?」

「み、なみさ、ん、なか////」

「拒否権ねぇけどな。」

「あ"あああんな////」

ビクッ

俺がイくと同時に勇も果てる。そのまま、気を失ってしまった。

「久しぶりでがっつきすぎたな…。」

俺は勇を姫抱っこで風呂場まで向かった。







※※※※








「南さん、申し訳ありませんでした。」

勇を風呂に入れたあとベットに寝かせていた。30分程で目が覚めたようで、ソファでテレビをみていた俺に気づき謝ってきた。

「記憶はあるみたいだな。」

「はい、本当にすいません…」

目を伏せて、罰の悪そうな顔をする。

「気にするな。俺も楽しんだ。良い感じによがってたじゃねぇか。」

「忘れてください//」

勇は恥ずかしそうに顔を両手の平で隠す。

「子どもは…」

「ん…?」

「子どもは欲しかった。だから、女と結婚した。でも、子どもが無事産まれることはなかった。妻はそれを病んで、俺と別れた。俺は言えなかった。子どもだけが幸せじゃないって。だから、俺には分からないんだ。子どもが居なくても幸せかどうかなんて。」

「僕、そんなこと知らず…。すいません。」

「いや、良いんだ。終わったことだ。」

俺はソファから立ち上がり、ベットに横になる。

「来いよ。寝ようぜ。」

勇は俺のそばまで来る。俺は勇の手をひっぱり布団の中に引きずり込む。後ろから抱き締めるように腕の中におさめる。

「え、あの///」

「黙って、寝ろ。」

俺は腕の中にある勇の温もりを感じながら、全てを忘れるように眠りについた。

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