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異世界の軍隊で無双してたら死神と恐れるようになった件

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異世界の軍隊で無双してたら死神と恐れられるようになった件
プロローグ
時は、2050年。ある新感覚ゲームが開発された。そのゲームとは、耳にはめて眠ると夢の中で体験型ゲームができるというものだった。CFRという名前で発売され爆発的な人気を誇り売り上げ総数2億560万台を突破した。開発されて早くも5年たったある日。ごく普通の中学生姉妹、月光零と月光雫の家の玄関にダンボール箱が置かれていた。ダンボール箱を零は、家の中に持ち込み箱を開けた。その中にあったのは、中の服を着て、機械を耳にはめて姉妹二人手を繋いで寝ろ。と書かれた。紙とCFRのような物が2つずつ入っていた。「なにこれ。ぴったりだよ姉さん寝ようよ。」とCFRモドキを付けて雫が言ってきたため、零は、「わかったよ。だけど少しだけね。」と言って零も服を着て、CFRモドキを付けてベットに入ると雫と手を繋いで目を閉じた。するとすぐに何かに頭がぶつかるような感じ目を開けた。そこには、船が空を飛びまわる見知らぬ世界が広がっていた。

「なっ、何、どこなのここは。」と気づかないうちに言葉を発していた。「しっ!雫!」と大声を出して雫を起こした。すると雫は、目を覚まし、声を発した。「なっ、どこなのここは、お姉ちゃん。」「わからない、だけど一つ言えることは、別の世界だということね。」と答えた。零は、近くを通った人に「ここは、どこ何ですか?」と聞いた。「はぁ?何言ってんだ?ここは、ベイルスの都市、ルイーストンだ。」と返された。「ルイーストン!?」と叫んだ。しかし叫んでられないと考え直し一旦落ち着いた。生きていくためには働かなくては、いけない。幸いにも零は、軍隊のゲームをよくしていたため零は、「軍隊に入ろう。」という考えを雫に、出した。雫は、「わかったよお姉ちゃん。」と返事をしてくれた。私たち姉妹は、軍隊に入隊するために役所に向かった。役所に入ると二人は、戸籍登録をして軍隊入隊の仕方を聞いた。すると「軍隊に入隊するには、書類を書いて下士官から始めるか、軍学校に入って卒業し士官から始めるかの2つです。」と返された。「軍学校は、お金がかかりますか?」と続いて質問した。それについてのこたえは、はいだった。零と雫は、安心した。二人は、軍学校に入学した。軍学校では、三年間で指揮訓練、射撃訓練、格闘訓練、の3つの訓練をした。零は、指揮訓練1位、射撃訓練1位、格闘訓練1位という成績を納めて卒業した。雫も同じ年に卒業でき、雫は指揮訓練2位、射撃訓練2位、格闘訓練5位成績を納めていた。二人共軍学校エースとして卒業した。卒業後零と雫の階級は、中佐になった。二人とも同じレシリード軍基地に配属となり。零には、睡蓮型1番艦駆逐艦睡蓮が、雫には、駆逐艦睡蓮型二番艦駆逐艦鬼彗が支給された。どちらの艦も20年前の旧式で搭載武器は、12.7㎝3連装砲3基、7.7㎜機銃15基、ミサイル発射菅計21基のみで火力は、お世辞にも高いとは、言えない。26ノットが最高速度のエンジンを2つ装備している。最新鋭の艦は、魔法石を使ったエンジンを採用しているが睡蓮と鬼彗は、燃料を使用するエンジンを採用している。艦の内部は、最新の物になっている。また艦の外観は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の艦に似ている。睡蓮は駆逐艦島風に似ている。違うのは、中央甲板の魚雷発射菅のところにミサイル発射菅があること、そして艦艇のスクリュー部分がターボエンジンのようになっていること、弾が機銃に至るまでビームであることぐらいである。二人は、同じ第三艦隊に所属している。今は、艦隊が敵の宇宙基地に攻撃をかけるために進行していると敵の主力艦隊がワープアウトしてきた。艦隊司令は、すぐに指令を出してきた。その事を通信班の加佐野妙高兵長が「艦長!艦隊司令から緊急通信!各艦敵艦を撃沈せよ!とのことです!」と伝えられた。すぐに零は、「面舵一杯!機関最大!主砲各砲塔撃ち方用意!各主砲、間隔を15㎝ごと開けろ!ミサイル発射菅、追尾ミサイル装填いそげ!撃ち方始め!」と大声で指示をした。駆逐艦睡蓮は、駆逐艦18隻、空母2隻、巡洋艦5隻を撃沈させ、戦艦2隻中破の大戦果上げた。駆逐艦18隻目を撃沈させたさいに艦隊司令から映像通信が入り艦隊司令が、メインモニターに写った。「本艦はしんがりを務める。本艦が撃沈されたら。零艦長の艦が臨時の旗艦になり零艦長が艦隊司令代理になり艦隊を撤退させてくれ。」と言われた。零は、「了解いたしました。艦隊司令。最後の指令完遂いたします。」と返し通信を閉じた。それと同時に旗艦は、敵艦隊に突入して行き自爆した。旗艦は、最新鋭の戦艦だったため自爆により敵艦隊には、大打撃を与えることが出来た。零は、敬礼をした。その後全艦に緊急通信をした。「艦隊司令が戦死された。艦隊司令代理は、私がする。全艦180度回頭!撤退する!」と言った。そして全艦が撤退を始めた。敵艦隊は、旗艦の自爆により発生したスモークで混乱していた。敵艦は、主砲を乱射している。そのせいで味方を撃ったりしている。流れ弾が撤退する艦隊の艦に当たったりして、何隻か撃沈している。駆逐艦睡蓮も左舷に被弾して速力が落ちていた。またもや流れ弾が駆逐艦睡蓮に向かって来た。その瞬間零は、死を覚悟した。後方から艦が飛び出してきた。そして、駆逐艦睡蓮を守った。その艦から、映像通信が入りメインモニターに写った。そこには、宇宙服を着た妹の姿があった。零は、「何でそこにいるんだ雫!」と言った。すると雫は、「零艦長、生きてくださ‥.」と言った所で通信が切れ駆逐艦鬼彗が爆発し宇宙のチリと化した。零は、涙をこらえ基地に撤退した。基地に撤退した零達は、1階級昇進し、大佐になった。零は、超弩級新造戦艦夜行型1番艦夜行の艦長になった。乗組員は、最新鋭艦ということもあり11人で足りた。そのため駆逐艦睡蓮クルーが戦艦夜行の乗組員になった。役割は、駆逐艦睡蓮と同じ役割にした。駆逐艦とは、操作系統が違うため1週間の訓練をした。戦艦夜行の武装は、主砲45口径46㎝3連装3基、副主砲15.3㎝連装2基、高角度砲12.5㎝連装12基、25.3㎜連装機機銃41基、13㎜連装機銃2基、ミサイル発射菅26基装備されており、新鋭のエンジン、宇宙圧爆エンジンを搭載している。このエンジンは、宇宙線を圧縮させ爆破し、その波動をエネルギーに返還させるエンジンである。最大速度45ノットである。駆逐艦睡蓮と同じで艦の内部、装甲板は、最新鋭のものであるが艦の外観は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の超弩級戦艦大和に似ている。スクリューの部分がターボエンジンのようになっていること、後部甲板の戦闘機を収納しているところにミサイル発射菅があること、弾が全て機銃に至るまでビームであること意外は、ほとんど同じである。1週間後から零は、単艦で敵艦を刈りまくっていた。戦艦夜行に攻撃与えようとした艦は、必ず撃沈されることから敵は、戦艦夜行を見たら「死神が来た。」と恐れるようになった。零が、敵艦を刈りまくっていた間に敵も最新鋭の戦艦夜月を実戦に投入してきた。戦艦夜月の艦長は妹と同じ白銀の髪で仮面を着けているルナアジェスト大佐だという戦艦夜月は、レシリード軍の第四艦隊を壊滅状態にしたことからルナアジェスト大佐は、レシリード軍の中では、死神と呼ばれるようになった。この知らせを知った零は、「180度回頭。機関最大。目標は、鈴音基地。」と言った。すると操舵者の滝野古鷹軍曹は、「了解しました。進路を鈴音基地に向けます。」と言って舵をとってくれた。鈴音基地に着くとすぐに基地司令に会った。基地司令に零は、「基地司令!我が艦を旗艦にし、敵本拠地攻撃艦隊の編成許可をだ下さい!」と直訴した。基地司令は、本土に連絡をとってくださったらしく本土は、艦隊の編成の許可を出した。艦隊の艦は、駆逐艦、空母、巡洋艦、戦艦を含む計300隻以上で編成された。レシリード軍の二分の一の艦を動かしてくれた。この艦隊の旗艦は、もちろん零の戦艦夜行である。敵本拠地に向けて出撃した。その直後零は、全艦に向け映像通信を放った。映像通信で零は、「私が敵本拠地攻撃艦隊の艦隊司令を務める月光零大佐だ。この艦隊は、300隻以上艦がいる。この中で何隻かは、撃沈されるかもしれない。だが今まで撃沈された艦の乗組員の死を無駄にするな。沈むなら敵も一緒に沈め!各艦の奮闘に期待する!ワープアウト後、各艦の砲撃開始しろ。全艦ワープ目標、敵本拠地!」と言って通信を切った。その後15分後にワープアウトした。すると全艦が砲撃を開始した。沈みそうになった艦は、敵艦に体当たりりて敵も道連れに沈んだ。戦艦夜行の前にルナアジェスト大佐の戦艦夜月が現れた。零は、戦艦夜月に映像通信を開いた。すると戦艦夜月のルナアジェスト大佐が応答した。「そちらは、月光零大佐か?」と質問してきた。零は、「あぁそうだ。私が月光零大佐である。私は、戦艦夜月
を倒す。」と言って通信を切った。通信を切るとすぐに零は、「攻撃来るぞ!機関最大!攻撃準備!攻撃目標、戦艦夜月!主砲、副砲撃ち方始め!」と指揮をとった。10分間もの戦闘ののち戦艦夜月は、大破し、あと13分で沈むほどになっている。戦艦夜行は、第二主砲塔、副主砲が大破した程度で済んだ。戦艦夜行を戦艦夜月の横によせて戦艦夜月に乗り込み艦橋に向かった。戦艦夜月の燃え上がる艦橋の中にルナアジェスト大佐が倒れていた。零は、戦っていた敵がどんな奴か気になりアジェスト大佐の仮面を取った。零は、言葉を無くした、なぜなら死んだはずの妹、雫がそこには、いたからだった。零は、アジェスト大佐が目を覚ますと「雫!よかった。生きてたんだね!」と言った。がアジェスト大佐は、「私は、リロールド軍第一艦隊、艦隊司令ルナアジェスト大佐だ! 」と言った。零は、「ちがう!雫は、雫だ!」と言い放った。するとアジェスト大佐は、頭を抱えて座り込んでしまった。零は、「雫!」と叫んで駆け寄った。アジェスト大佐は、「お姉ちゃん?」と言った。零は、雫を戦艦夜行の艦橋に連れ帰った。艦橋に入った瞬間、艦橋要員が目を丸くして「かっ、艦長!?その方は、ルナアジェスト大佐ですか?なぜ敵を」と全員が言ってきたため零は、「この人物は、月光雫、私の妹だ。」と返した。そして戦艦夜行と戦艦2隻を連れて敵要塞に突入した。戦艦3隻は、敵要塞の中心部に到達した。そこには、リロールド軍総督、ジンレイレイバルトがいた。彼は、心優しい13才の娘、レレイナレイバルトを連れていき次期総督にしてくれと頼まれた零は、その頼のみを受け変わりに敗北したと全艦に通達してして下さい。ジンレイレイバルト総督は、全艦に映像通信で「リロールド軍は、敗北した!全艦戦闘を止め武装放棄せよ。次期総督には、レレイナレイバルトがなる」と言って通信を切った。零達は、要塞から脱出してしばらく経つと要塞は、自爆した。ジンレイレイバルト総督が自爆したに違いないと零は、確信した。この行動に対し零は、敬意を表し敬礼をした。この戦闘でのレシリード軍の被害は、151隻だったという。
エピローグ 
この戦闘の後リロールド軍の新総督には、レレイナレイバルトが就任し、レシリード軍と同盟を結んだ。雫は、レシリード軍に戻り階級が少将となった。今では、第一艦隊死神姉妹司令として恐れられている。雫には、超弩級戦艦夜行型二番艦夜風吹が支給された。零と雫は、元いた世界よりもこの世界が好きになった。この先にある何が起こるかをを今わまだ誰も知らないが二人は、この世界を楽しんで行く。
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